若いころは心も身体もフレッシュで、いつまでも若くありたいと誰しもが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
しかし、老いを感じる時は突然やってきます。
なかなか受け入れがたいですが、以前に比べ身体が重く衰えを感じたり、シワやシミなどの老化現象はいろいろとあります。
中でも目立ってしまう老化現象の一つの白髪を気にしている人は多いです。
そこで今回は、気になる白髪の特徴や目立たなくするための脱毛効果、注意点などについて解説していきます。
目次
白髪の脱毛はできるの?
白髪が気になり、脱毛ができるのかどうかを検討している人は多いですが、結論としては、白髪でも脱毛することは可能です。
ただし、白髪を脱毛する場合には注意点があります。
一般的に黒く濃いむだ毛に含まれるメラニン色素に反応させてダメージを与える脱毛方法が主流で、毛質によって相性がいい脱毛器などを選択することができます。
その反面、白髪はすでにメラニン色素がなくなっている状態のため、白髪を脱毛する場合には、脱毛方法が限定的になります。
主流のメラニン色素に反応させる脱毛方法ではなく、メラニン色素の反応を利用しない脱毛方法を選択する必要があることを、覚えておいてください。
白髪が生える理由とは?
では、そもそもなぜ白髪が生えてくるのかメカニズムについても解説していきます。
白髪とメラニン色素の関係
人間の頭には、数え切れないほど無数の毛根が張り巡らされており、そこから髪が生えてきます。
髪の地色はさまざまですが、この髪の色味を帯びているのはメラニンとよばれる色素によるものです。
メラニンは、メラノサイトという毛根の中にある細胞から生まれます。
脱毛においてこのメラニンがとても重要で、髪を黒くしてくれる役割を担っています。
若いころはこのメラニンの生成が活発で真っ黒の髪色ですが、老いてくるとこのメラニンの生成が少なくなってしまいます。
髪が色素を失ってしまうため、白髪が生えてきてしまうと考えられているのです。
メラニンの生成が少なくなる理由①遺伝
では、なぜメラニンの生成は少なくなってしまうのでしょうか。
大きく分けて3つの理由が考えられます。
まず1つ目は、遺伝的な理由でメラニンが生成しづらい人がいます。
毛量などでもよく遺伝というワードをよく耳にしますが、白髪についても同じことがいえます。
先天性な理由ですが、親や先祖が白髪になりやすい遺伝子を持っていると、若いときから白髪が生えてきやすい体質である可能性があります。
メラニンの生成が少なくなる理由②加齢
2つ目は、加齢によってメラニンの生成が少なくなってしまう人です。
年をとると、白髪に限らず全身の細胞の新陳代謝を弱めてしまいます。
加齢による老化現象は、しわやシミ、身体の水分が減る、毛量が減るなど色々挙げられますが、白髪もその一つと考えられます。
以前はメラニンの生成が活発だったものの、後天的な理由になりますが、加齢によって白髪が生えてきてしまったという人がほとんどだと考えられています。
メラニンの生成が少なくなる理由③ストレス
最後は、ストレスによってメラニンの生成が少なくなるケースです。
普段何気なく日常を送っていても、過剰なストレスが身体にかかると自律神経など、思いがけない影響を及ぼします。
特に自律神経などは、細胞の新陳代謝をつかさどっている神経のため、過剰なストレスによって新陳代謝のサイクルに不調をきたしてしまいます。
結果、白髪という形でストレスが身体に現れてしまう原因になってしまうのです。
どの理由であっても、一度メラニンを生み出しにくくなった細胞を活性化させるには時間がかかってしまいます。
メラニンの生成を促すという治療法もあるものの、そもそも白髪をなくしてしまう脱毛もおすすめです。
白髪脱毛をする場合の注意点
白髪脱毛を検討している場合、どんな点に注意すべきか事前に知っておきたいポイントがいくつかあります。
ここでは、白髪脱毛をする場合の注意点を紹介します。
毛抜きは避ける
脱毛は安い金額ではできないイメージのため、自己処理として毛を抜いてしまえばいいと考えてしまうのはよくないです。
しかし、白髪が出てきても、毛抜きなどで抜く対処法は避けてください。
理由としては、白髪を抜いてしまうと、毛根に相当なダメージを与えてしまいます。
見た目ではあまり分からず、問題ないと感じても、皮膚が傷付き、毛根がダメージを受けて発毛機能自体が失われてしまう可能性があります。
白髪がなくなっても毛量が減ってしまうのは、望んでいないはずです。
白髪をどうにかしたいと考えている場合には、白髪脱毛専門のクリニックを受診し相談することをおすすめします。
痛みが強い
白髪脱毛をする上で事前に知っておきたいポイントとして、痛みが強いというデメリットがあげられます。
クリニックによっては、脱毛箇所に応じてオプションで痛みを軽減し皮膚を保護するクリームを塗ってくれたり、麻酔を準備してくれています。
痛みに弱い方や痛さが心配と不安を感じている人は、初回のカウンセリング時に、痛み対策について詳しく相談することをおすすめします。
料金が高い
一般的な医療脱毛でも高額というイメージがありますが、白髪脱毛の場合にはニードル脱毛が適しており、これもまた比較的高額な傾向にあります。
分割払いができるのかどうか、お得な割引制度が利用できるのかなど、事前に確認しておくとスムーズに白髪脱毛を始めることができます。
他クリニックで白髪脱毛が合わず、クリニックを変えたい場合には、乗り換え割りなどもあるため、気になる方はクリニックに問い合わせてください。
白髪脱毛と相性がいいニードル脱毛
脱毛というと、脱毛サロンが行っている光脱毛やレーザーでむだ毛にダメージを与える医療脱毛をイメージする方が多いのではないでしょうか。
しかし、脱毛方法として針脱毛もしくはニードル脱毛とよばれる脱毛方法も存在します。
ここでは、白髪脱毛と相性がいいニードル脱毛について解説します。
ニードル脱毛とは
ニードル脱毛とは、毛穴に針を刺して電流を流して毛根に刺激を与え、毛根を根絶する脱毛方法で、ほぼ永久脱毛が可能とされています。
電気脱毛とも呼ばれ、白髪に対して最も効果が高い脱毛効果を発揮する脱毛方法です。
光脱毛や医療レーザーとは異なり、毛穴一つ一つに針を刺して施術する仕組みとなっているのが特徴です。
刺した針には電気または高周波が流れるようになっており、しっかりと毛根を破壊することができます。
ニードル脱毛のメリット
メリットは、一本一本の毛穴に針を刺す方法なため、毛根を確実に破壊することができ、脱毛効果や脱毛の持続性が高いことです。
他の光脱毛やレーザー脱毛と比べて、効果がわかりやすいため即効性や効果を実感したい人にはおすすめです。
ちなみに、ニードル脱毛で一度施術を行えば、毛根からは、二度と毛は生えてこないといわれています。
また、高い効果を発揮しますが、医療レーザー脱毛と違って、レーザーを照射できないデリケートな部位にもアプローチすることができます。
もともとこのニードル脱毛は生まれつき毛色が薄い人のために開発された施術方法でした。
従来は黒い毛しか脱毛できなかったところに、この針脱毛が開発されたことで白髪脱毛も可能になったのです。
そのため、光脱毛では脱毛できなかった、メラニンが反応しにくいとされる白髪をはじめとして、細い毛や色素の薄い毛にも、ニードル脱毛は毛質に関係なく対応することができます。
ほくろや日焼け肌、色素沈着箇所があったとしても、一本一本の毛穴に針を刺すため、気にせず白髪脱毛ができるのは嬉しいポイントです。
光脱毛や医療レーザー脱毛のデメリットを補い、高い脱毛効果が見込めます。
ニードル脱毛のデメリット
デメリットは、3つの脱毛方式の中で最も痛みが強い点です。
先でも紹介したように、ニードル脱毛は直接毛穴に針を刺し、電気を流します。
そのため、肌が感じる刺激は非常に強く、効果の高さを期待して通うものの痛みに耐えられず、途中で施術を断念する人も多いようです。
白髪をニードル脱毛するなら、痛みを覚悟するか、オプションを利用して麻酔をしたり狭い範囲に限定するなど、工夫をすることも検討してみてください。
また、毛穴1つ1つに丁寧に針を指す必要があるため、他の脱毛方法に比べて時間がかかる傾向にあります。
1回あたりの施術時間が長いため、施術に時間をかけたくない人は避けた方がいいかもしれません。
また、時間と手間がかかっているため当然人件費もかかります。
そのため、施術完了までにかかる総費用も、最も高額な傾向にあります。
注意点として、ニードル脱毛を受ける場合には5ミリ〜1センチ程度の毛の長さが必要になります。
毛の状態を保ちながら、脱毛をしなければいけないため、手間と感じてしまう可能性もあるので注意が必要です。
髪に限らずVIOの白髪脱毛もおすすめ
白髪というと、どうしても目立ちやすい髪に生えてくるイメージがありますが、頭皮以外の場所にも白髪は生えてきます。
もちろん、毛根は全身にあるものです。
そして、頭皮以外で白髪に悩まされやすい部位としてVIOラインがあります。
ここでは、髪に限らずVIOの白髪脱毛がおすすめな理由について紹介します。
理由①リスクを軽減
白髪がVIOに生えてくると、目立つとともにショックを受けてしまう人が多いです。
どうにかしたいと自己処理で剃毛しますが、VIOラインは繊細な場所であるため、皮膚を傷つけてしまうリスクがあり、おすすめはできません。
また、例えうまく剃毛できたとしても、カミソリなどで自己処理しすぎると、色素が肌の中に埋め込まれてしまい、黒ずみの原因となってしまいます。
よく男性の口まわりがひげ剃りで青くなることがありますが、同じような肌の色になってしまう可能性があるため、注意してください。
白髪脱毛であれば、肌にダメージを与えずに綺麗に仕上げることができるので、リスクも避けられておすすめです。
理由②おしゃれ
2つ目の理由は、VIOラインのむだ毛を白髪脱毛することによって、水着などのオシャレが気兼ねなくできます。
VIOラインのむだ毛がはみ出てしまい、恥ずかしい思いをしてしまったという経験をしたことがある人は意外と多いです。
さらに、はみ出てしまったむだ毛が白髪なんてことは避けたいところです。
恥ずかしい思いをしないための防止策として、あらかじめVIOラインの白髪脱毛を行うのはおすすめです。
理由③介護
最後の理由は、今後必要となる介護を見据えて、白髪脱毛しておくと、やっておいてよかったとメリットを感じることが多いことが挙げられます。
介護はまだ先と考えてしまいがちですが、思いがけない病気やけがで入院した際に介護を受けるケースはあります。
妊娠出産したときにも、意外とVIOラインが気になってしまう方も多いです。
介護の際は排便の世話を受ける場合があり、VIOラインに毛があると、排泄物が毛にくっつき細菌が繁殖してしまうことがあります。
場合によっては、感染症にかかってしまうケースもあるため、介護を含めVIOラインの脱毛を試してみてください。
早めが肝心!40代~50代からの介護脱毛
介護脱毛という言葉を、初めて聞いた方は意外と多いのではないでしょうか。
40〜50代の人は介護はまだまだ先のことと思ってしまいがちですが、介護を受ける場合に備えてアンダーヘアを脱毛するのはおすすめです。
ここでは、介護脱毛について紹介します。
介護脱毛とは
そもそも介護脱毛とは、介護をされるかもしれない将来を想定して、予めアンダーヘアをVIO脱毛しておくことです。
介護に向けた準備として、まだまだ現役世代である40代〜50代の女性を中心に注目が集まっています。
対象となる脱毛エリアは、アンダーヘアであるVライン、Iライン、Oラインとなります。
介護脱毛によるメリット①自己処理不要
もちろんVIOの白髪を自己処理ですることも可能ですが、カミソリや毛抜きでのむだ毛処理はあくまでも除毛にすぎません。
時間が経てばまた生えてきてしまうため、介護を想定した脱毛とは異なります。
また、介護を受ける場合には自己処理をすること自体が難しい可能性があります。
自己処理の場合、肌を傷つけてしまう可能性もあります。
うまく身体を動かせなくなってしまったことも想定し、介護者が清拭や排泄後の拭き取りなどがしやすくなるようにしておくことはメリットといえます。
自己処理で皮膚を傷つける心配がなくなり、自己処理にかかっていた手間やお金、時間が省けるのも嬉しいポイントです。
介護脱毛によるメリット②清潔に保てる
また、デリケートゾーンを清潔に保つことができるのも大きなメリットです。
加齢により、デリケートゾーンに手が届きづらくなったり、むだ毛が邪魔をして、清潔にできずに細菌が繁殖してしまう可能性があります。
むだ毛があるだけで、汗や経血などの排泄物がムダ毛に絡みついて不衛生な状態になってしまうため、清潔に保つための対策はしておくべきです。
VIO脱毛を早いうちに始めて、VIOの毛を綺麗にすべて無くしたり、通常よりも毛量を減らせれば、デリケートゾーンを清潔に保つことができるのでおすすめです。
介護脱毛によるメリット③介護者の負担軽減
介護される側になると、トイレの介助をしてもらったり、オムツを替えてもらったりすることになります。
その際、むだ毛があることで排泄物がVIOのむだ毛に絡みつき、介護する側の手を煩わせてしまう可能性が考えられます。
また、介護オムツは最近快適なものが多くなったものの、中が蒸れやすく不衛生な状態になりやすい傾向にあります。
今のうちにVIO脱毛をしておけば、清潔を保ち、介護する側への負担も軽減することができるので、お金と時間がある方は早めにVIO脱毛を始めるのがおすすめです。
家庭用脱毛器での白髪脱毛は難しい
白髪脱毛をするメリットが分かったものの、家庭用脱毛機が家にあるから、それで白髪脱毛をしようと考えるのはやめてください。
先でも紹介したように、一般的な脱毛はむだ毛の黒いメラニン色素を反応させて毛にダメージを与えています。
家庭用脱毛器に関しても、自宅でできる手軽さゆえ、強い出力の物は使えないため、このメラニン色素に反応させる脱毛方式の物が多いです。
唯一、白髪脱毛に対応しているニードル脱毛は、自宅ではできないことを覚えておいてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- 白髪でも脱毛することは可能で、唯一ニードル脱毛が対応している
- 白髪が生えてくる原因には、遺伝や加齢、ストレスがある
- VIOの白髪脱毛をすることで、自己処理が不要になり、デリケートゾーンを清潔に保てる
- 介護をされるかもしれない将来を想定し、介護脱毛を行うと介護者の負担を減らすことができる
ぜひ参考にしてみてください。
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