最近通う人が増えてきているセルフ脱毛サロン。
通常の脱毛サロンとはどこが違うの?セルフ脱毛サロンではどんな手順で脱毛するの?など、初めて脱毛する方には疑問に思うことがたくさんあるかと思います。
このページではセルフ脱毛サロンの特徴や、利用する際の来店前・施術・施術後の手順について、また脱毛したい部位別の照射の手順も詳しく解説しています。
「セルフ脱毛サロンに通ってみたい」と考えている方や、「現在セルフ脱毛サロンに通っているけどしっかりとした脱毛の手順が知りたい」という方は、是非参考にしていただければと思います。
セルフ脱毛サロンの施術は難しい?
セルフ脱毛サロンの施術は難しくありません。なぜなら、セルフ脱毛サロンは最初から自分1人で施術することを考えて作られているからです。
手ぶらで来店しても大丈夫なように、脱毛に必要な備品は全て取り揃えられています。また、施術の流れについてもマニュアルが設置されているため安心です。実際にセルフ脱毛を利用している方のほとんどは脱毛未経験者で、初心者の方でも簡単に脱毛することが可能です。
セルフ脱毛サロンの特徴
脱毛をしたことがない方のなかには、セルフ脱毛サロンと脱毛サロンの違いがわからないという方も多いかと思いますので、簡単に説明します。
一般的な脱毛サロンではお店に行けば受付のスタッフが案内してくれ、脱毛の施術からアフターケアまですべてスタッフに任せることができます。一方、セルフ脱毛サロンではスタッフが不在なので、施術の準備から脱毛、後片付けまですべて自身で行うという点が大きな違いです。
ここからは、セルフ脱毛サロンの特徴について詳しく解説していきます。セルフ脱毛サロンの主な特徴はこちらの5つです。
- 自分で機械を操作して脱毛する
- 脱毛範囲が自由
- 人に見られない
- 時間制の料金システム
- 脱毛回数の制限がない場合が多い
自分で機械を操作して脱毛する
セルフ脱毛サロンは自分で機械を操作し、脱毛を行う点が大きな特徴です。自分の好きなところにに照射できるので、重点的に脱毛したい部分にはしっかり照射したり、反対に毛を残したい部分は避けて照射したりと自分の思うように照射を調節することが可能です。
脱毛範囲が自由
一般的な脱毛サロンであれば全身の脱毛なら全身、VIOラインの脱毛ならVIOラインのみ、脇の脱毛なら脇のみと、初めの契約で脱毛する範囲がはっきりと決められています。
一方でセルフ脱毛サロンでは脱毛の時間は決まっているものの脱毛する範囲については決められていないので、脱毛範囲に縛られることなく気になった部分があればいつでも脱毛できるというのもポイントです。
人に見られない
脱毛サロンではスタッフに施術してもらう必要がありますが、セルフ脱毛サロンでは個室にて自分で照射を行うため、スタッフに体を見られることがありません。
そのため「脱毛をしたいけれど体を人に見られることに抵抗がある」という方や、「VIOラインや胸の脱毛をしたいけど人に見られるのが恥ずかしい」と感じて脱毛に踏み切れないという方にはセルフ脱毛サロンがおすすめです。
セルフ脱毛サロンによっては受付が無く、サロンに入ってから出るまで誰とも会うことがないというケースもあります。
時間制の料金システム
一般的な脱毛サロンでは脱毛部位と回数の組み合わせで、あらかじめいくつかのコースが設定されており、どのコースを選ぶかによって脱毛の料金が決まるというシステムになっています。
一方、セルフ脱毛サロンでは脱毛する部位は自由で、利用する時間と来店回数などによって料金が決まるというシステムになっています。そのため、セルフ脱毛サロンの場合は利用時間を短時間にすれば、そのぶん安い料金で脱毛を行うことができるという特徴があります。
一般的な脱毛サロン・・・脱毛部位×通う回数
セルフ脱毛サロン・・・利用時間×通う回数
来店前の手順
セルフ脱毛サロンで脱毛を始めるには、どんな手順が必要なのでしょうか。まずは来店前の手順からご紹介します。
①セルフ脱毛サロンを探し、来店予約
まずはセルフ脱毛サロンを探しましょう。脱毛は1度だけではなく何度か継続して通う必要があるので、自宅から通いやすい場所にあるセルフ脱毛サロンを選ぶのがポイントです。仕事の帰りや学校の帰りに立ち寄りやすい場所や、駅の近くなど、ライフスタイルに合った場所がおすすめです。
予約はインターネットから、24時間いつでも可能です。
②脱毛部位の毛を処理する
セルフ脱毛サロンで脱毛を行う場合、施術する部分の毛をカミソリや電気シェーバーなどで剃っておく必要があります。前日か当日に自己処理を行ってから来店しましょう。
万が一剃り残しがあった場合にはセルフ脱毛サロンに備え付けの道具で処理することもできますが、そのぶん脱毛にかけられる時間が減ってしまいます。
施術の手順
①同意書記入しタイマーセット
個室に入ったらまず同意書の注意事項を確認し、署名します。同意書は室内に設置してあるポストへ投函してください。
タイマーが置いてありますので、ご自身の使用時間に合わせてタイマーをセットします。必ず予約時間内に退出してください。
②マシンの消毒後電源を入れる
使用するマシンの消毒から行います。清掃用アルコールとペーパータオルが用意されているので、丁寧に消毒してください。特にマシンのガラス面に毛やゴミ(黒い点)などが付いていないか、よくチェックしてください。
消毒が終わったらマシンの電源を付け、出力のパワーや照射モードの設定などを行います。
③脱毛する部位の消毒
脱毛する部位を消毒していきます。肌専用消毒液とコットンが用意されていますので、やさしく消毒をおこなってください。
④ホクロをシールで保護する
光脱毛は黒い部分に反応します。そのため、ホクロなどの黒い箇所に反応してしまう可能性があります。保護用のシールが用意されていますので、脱毛する部位にあるホクロにシールを貼り、保護してください。1mm程度の薄いホクロはそのままでも大丈夫です。
傷やタトゥーがある部分や、5mm以上の毛が生えている部分は脱毛を行うことができませんので注意しましょう。
⑤脱毛用ジェルを塗る
脱毛する部位にジェルを塗っていきます。ジェルは照射の痛みや刺激から肌を守ってくれる役割があるので、必ず塗るようにしましょう。ジェルとカップ、ヘラが用意されていますのでそれを使用し、お肌に1mm程度の薄さに塗り伸ばしてください。
⑥サングラス・ハンドピースのバンドを装着
セルフ脱毛サロンの脱毛は、光の熱で毛を焼くことによりムダ毛なくしていきます。その際に発生する光は非常に強いものなので、専用のサングラスを装着してしっかりと目を保護しましょう。
また脱毛器のハンドピースを誤って落としてしまわないよう、付属のバンドを必ず装着しましょう。万が一落下等でハンドピースを破損してしまうと賠償責任が発生する場合があるので、取り扱いには注意が必要です。
⑦脱毛開始
いよいよ脱毛開始です。ハンドピースのガラス面を肌に密着させ、照射ボタンを押します。基本的に照射面は肌に強く押し付けるようにしてください。照射面と肌に隙間があると、痛みを強く感じやすくなる場合があります。
ヒゲ・VIOラインなど、脱毛する範囲が狭い部分は単発で照射していきます。ボタンをワンプッシュし、1ヶ所に1発ずつ照射しましょう。
腕・脚・背中など、脱毛する範囲が広い部分は連射で照射していきます。ボタンを長押しし、1秒間に3cmずつ滑らせるようにして照射していきましょう。
冷却モードにすると-14℃まで冷え、照射時の痛みや肌のダメージを軽減することができます。もしガラス面が凍ってしまった場合は、手で霜を溶かし氷をペーパータオルで拭き取って下さい。
⑧マシン終了
脱毛が終わったらマシンの電源をオフにして、脱毛の施術は終了です。
施術後の手順
脱毛が終了したらお肌のアフターケアを行い、使った備品の後片付けをしていきます。
①肌の保湿
脱毛した後のお肌は敏感で、乾燥しやすい状態になっています。備え付けの化粧水やクリームで保湿しましょう。肌に残ったクリームはやさしくすり込むようにし、丁寧にお肌に染みこませましょう。
②マシン消毒・清掃
清掃用アルコールとペーパータオルで使用したマシンをアルコール消毒していきます。特にジェルの拭き残しには注意しましょう。
使用した備品の向きや場所を元通りに整え、床はに落ちた髪の毛やジェルの飛散などは掃除機や床用ワイパーで清掃します。鏡を使用した場合はペーパータオルや清掃用アルコールで消毒しましょう。その他フキンや清掃用品も自由に使用できます。
使用した備品のゴミはゴミ箱に捨て、清掃完了です。
③退出
忘れ物がないか確認し、契約の時間内に退出しましょう。ドアは自動的にロックされます。
脱毛したい部位別!脱毛器の照射の手順!せ
ここからは脱毛したい部位別に、セルフ脱毛器の照射の手順や注意点について詳しく解説していきます。
顔
頬の脱毛の手順は、頬の上部分から下に向かって単発で隙間なく照射しましょう。目に近い部分のため、誤って目に照射してしまわないように注意しましょう。
鼻下の脱毛の手順は、単発で隙間なく照射しましょう。口元は照射漏れしやすい部分なので、特に隙間なくしっかりと施術していきましょう。
あごの脱毛の手順は、あご部分から首元にかけて単発で隙間なく照射しましょう。首元までの1列が完了したら、照射面を左右どちらかに1列ずらして、繰り返し施術していきます。
うなじ
うなじには「W型」「U型」「MW型」「直線型」など様々な形があり、自分がどの形なのか判断するのは難しいかと思います。判断方法としては、ヘアカットをした際に美容師さんに相談してみるのがおすすめです。
うなじの脱毛の手順は、理想のうなじの形に合わせて単発で隙間なく照射していきましょう。
脱毛器の光は黒い物質に反応して照射されるので、誤って髪の毛に照射してしまうと火傷する恐れがあり大変危険です。ヘアゴムや髪止めで必ず髪をまとめるようにし、さらに止めきれない髪の毛や産毛がある場合には手でしっかりと上げて、髪の毛に照射面が当たらないように注意しましょう。
VIOライン
Vラインはからだの正面の部分ですが、見えづらい場合には鏡を見ながら照射するのがポイントです。脱毛の手順は、照射面をVラインに当て、単発で隙間なく照射していきましょう。
Iラインは見えづらいため、Vラインより施術が難しくなります。脱毛の手順はVライン側から足の付け根あたりに照射面を当て、単発で隙間なく照射していきましょう。お尻の手前あたりまで施術できたら、反対側も同様に照射していきましょう。
Oラインの脱毛の手順は、お尻の穴の周りを単発で隙間なく施術していきましょう。
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脇
脇の脱毛の手順は、手を上げた状態で、二の腕側から身体側におりていくように連射でゆっくりと照射します。片側が完了したら、反対側の脇も同様に施術していきましょう。
腕と指
腕の脱毛手順は、腕を伸ばした状態で、肩から手のほうに向かって「連射でゆっくりと」照射しましょう。
指の脱毛手順は、1本ずつ「単発でゆっくりと」照射します。指の形は円柱で照射漏れが起こりやすいため、丁寧に照射していきましょう。
脚
脚の脱毛の手順は、太ももの付け根から足首にかけて連射でゆっくりと照射していきます。足首までの1列の照射が完了したら、照射面を少し横にずらし、太ももの付け根から再度照射を繰り返しましょう。
胸
胸の脱毛の手順は、照射面を鎖骨の下からバストの下へ連射でゆっくりと照射していきます。
基本的に脱毛器の光はメラニン色素という黒い物質に反応して照射されます。そのため乳輪を照射してしまうと、乳輪の色素に反応してしまい、火傷する可能性があるので注意が必要です。乳輪の色素が薄い方は乳輪の際まで脱毛しても問題ない場合もありますが、乳輪の色素が濃い方は、乳輪の外周から約1cm外側までの照射を心掛けましょう。
おなか
おなかの脱毛の手順は、肋骨の下からおへその下の高さまで連射でゆっくり照射面をおろしていきましょう。おへそは普通の皮膚よりもデリケートな部分なので、照射しないように気をつけてください。
おしり
おしりは自分では直接見ることができないので、脱毛の難易度が比較的高い部位です。ご自身でも照射することが可能ですが、はじめのうちや難しい場合は恋人や友人などと2人で脱毛の予約をし、手伝ってもらうのも良いかと思います。
お尻の脱毛の手順は、まず照射面を腰骨の上に当て、脚の付け根に向かって連射しながらゆっくりと下げていきます。足の付け根までの照射が終了したら、横にずらして、また腰骨の上のラインから施術していきましょう。それをおしりの反対側まで繰り返します。
背中
背中の脱毛は自分では手が届きづらく難しいため、恋人や友人などと一緒に脱毛の予約をし、手伝ってもらうことをおすすめします。うなじの下からお尻の上までを連射でゆっくりと照射しましょう。この流れを何度も繰り返して脱毛していきます。
まとめ
- セルフ脱毛サロンは初心者でも簡単に脱毛できる
- セルフ脱毛サロンの特徴
- 自分で機械を操作し脱毛
- 脱毛範囲が自由
- 人に見られない
- 時間制の料金システム
- 脱毛回数の制限がない場合が多い
- セルフ脱毛サロンの手順は予約→準備→施術→片付
- セルフ脱毛の施術は背中・おしり・うなじ・VIOラインの照射が難易度高め。
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