脱毛はサロンやクリニックでするのが常識でしたが、近年セルフ脱毛器の技術が高くなっていることをご存じでしょうか。
セルフ脱毛は好きなタイミングでできることから、その手軽さに魅了され手に取っている方は多いです。
しかし、実際に挑戦するとなるとセルフ脱の当て方や事前にしておきたい下準備など、まだまだ知らないことが多く躊躇してしまってはいませんか?
そこで今回は、セルフ脱毛を効果的に行うために必要なポイントや部位ごとの当て方、知っておきたい注意点などを紹介します。
セルフ脱毛で満足いく仕上がりにするために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
セルフ脱毛の当て方
家庭用脱毛器には3つの種類があり、フラッシュ式脱毛器、レーザー式脱毛器、ローラー式などに分けられます。
使い方に違いはないものの、共通して大事なのは、脱毛器はセルフで照射するので、当て方が重要ということです。
照射漏れやムラが心配な方は、説明書を読み込み、手順通りにすすめていけば、効果を実感することができます。
しかし、説明書を読み込まなかったり、なんとなくの感覚でやってしまうと効果があまり出ず、思ったような脱毛効果を感じられない可能性があります。
さらに、家庭用のセルフ脱毛器を使用する場合には、部位ごとに当て方を意識する必要があります。
お肌にただ当てる照射よりも、さらに効率よく脱毛効果を実感できるため、脱毛効果をUPさせるためにも、ぜひ試してみてください。
脱毛器の先端をお肌に密着させる
セルフで行える脱毛器の種類も多種多様になってきましたが、どんな脱毛器でも先端となるヘッド部分はお肌にしっかりと密着させるように脱毛を行ってください。
お肌にどれくらい触れるべきか悩んでしまう方も多いかと思いますが、肌と脱毛器の間に隙間が空いていると、しっかりとムダ毛にアプローチすることができません。
脱毛器から放たれる光が、施術したい部分よりも広範囲に拡散してしまい、ダメージを与えたいムダ毛に当たる量が減少してしまいます。
さらに、脱毛器の機種によっては、しっかりと肌に密着させないと、そもそも照射ボタンを押しても反応しないものもあります。
とはいっても、強く押しつける必要はないため、先端から光が漏れない程度で、お肌にしっかりと密着させることを意識し、照射するように注意してください。
また、照射するラインを予め引くと、満遍なく照射できるので、おすすめです。
ムダ毛に照射できているのか確認する
サロンやクリニックで研修を受けているわけではないため、照射漏れが発生してしまうのは仕方ないことです。
しかし、できる限り照射漏れを防ぐためにも、時間に余裕をもって、しっかりとムダ毛に照射できているのか確認しながらセルフ脱毛をすることをおすすめします。
特に、よくやってしまいがちなのが、照射ボタンを押してすぐに別の部位に脱毛器をスライドしてしまう行為です。
すぐにお肌から脱毛器を離すと、光が十分に当たり切らず、照射漏れの原因になってしまいます。
そのため、照射ボタンを押したからといって安心せず、ピカッと光ったのが落ち着いたのを確認してから、脱毛器をスライドさせて、次に部位の脱毛を行ってください。
連射モードもありますが、同様にお肌からすぐに離さないのがポイントになります。
ピカッと光ったことをしっかりと確認しながら、スライドさせてください。
連射モードの場合、同じ部位に何度も当ててしまい、肌トラブルを誘発してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
同じ部位に何度も照射しないように、なめらかに脱毛器をスライドするように意識することが大切です。
セルフ脱毛器の照射モードやレベルを確認する
市販で販売されているほとんどのセルフ脱毛器は、照射モードやレベルを細かく設定できるタイプになっています。
部位ごとに照射レベルを変更したり、お肌の色や状態に合わせて、照射モードを調整することが大切です。
どれくらいの照射レベルで当てるのか悩んでいる場合は、やや低めに設定するのがおすすめです。
施術をした部位を確認して、問題ない場合には徐々にレベルを上げていくと肌にダメージを与えすぎずに、適切なレベルを見つけやすいので、ぜひ試してみてください。
セルフ脱毛でも下準備が重要
サロンやクリニックで脱毛をする場合、自己処理を行って施術を行いますが、セルフ脱毛も下準備をしっかりしておくことで、ムダ毛に光が当たりやすく、効率よく脱毛を進めることができます。
その他にも、セルフ脱毛を行う上でやっておきたい下準備が幾つかあります。
ここでは、事前に知っておきたいセルフ脱毛の下準備について解説します。
自己処理しておく
セルフ脱毛で照射する前には、必ずムダ毛を自己処理するようにしてください。
脱毛をしている期間、新しいムダ毛が生えてきてしまい、どうしても気になってしまう方が多いのではないでしょうか。
脱毛効果を実感するまでには、時間がかかり、脱毛後すぐにむだ毛がなくなるわけではないです。
ムダ毛が長い状態のまま照射すると、光のエネルギーが毛全体に分散して毛根に届きにくくなるだけでなく、不衛生な肌にもなってしまいます。
気になる場合には、積極的に自己処理を行ってください。
ただし、注意点として脱毛直後は肌に負担がかかっているため、脱毛の施術後最低3日間は自己処理は控えてください。
また、毛抜きでの処理は避けてください。
毛を抜いてしまうと、次回施術をしたい毛を毛根ごと抜いてしまいます。
脱毛の施術では、毛にダメージを与える必要があるため、自己処理で毛根を抜いてしまうと例え脱毛を行っても全く効果を得られません。
自己処理する場合には、刺激が強いとされるカミソリや除毛クリーム、ワックスなどは避けて、肌への負担を最小限にできる電気シェーバーが特におすすめです。
ぜひ試してみてください。
乾燥肌に注意
脱毛後は、肌にダメージを与えたこともあり、お肌の水分が減って乾燥しやすい状態です。
万が一、保湿ケアを怠ってしまうと、肌のバリア機能が低下し赤みやかゆみなどの肌トラブルになるリスクが高まります。
また、一度乾燥肌になってしまうと、水分が十分な通常の肌に戻すまでに時間がかかる傾向にあります。
そのため、お肌の乾燥を防ぐために化粧水と保湿剤でしっかりと肌を保湿し、肌のバリア機能が低下しないように対策をしてください。
ちなみに、乾燥肌の状態で脱毛を行うのは避けてください。
肌へのダメージが大きく、毛嚢炎などの肌トラブルを引き起こしやすい可能性があります。
きちんと肌のケアを行い、満足いく綺麗な肌に仕上げていってください。
シミやほくろは保護する
サロンやクリニックで使用している脱毛器はセルフ脱毛器に比べると出力が強く、ムダ毛のメラニン色素にもしっかり反応しやすい仕組みとなっています。
セルフ脱毛も、家庭用のため出力はお店の物に比べると弱い物の、黒い色素に反応しやすいため、シミやほくろに光が集中しないためにも、保護シールなどで保護しておくことが大切です。
このちょっとした下準備を怠ると、ほくろやシミが濃くなったり、場合によっては光が強く反応してしまい火傷をしてしまう可能性があります。
リスクを回避するためにも、照射前に必ず保護を行ってください。
ハンドクリームや日焼け止めクリームは落としておく
お肌をケアするために、ハンドクリームや日焼け止めクリームを塗っている人は多いです。
しかし、セルフ脱毛を行う場合には、ハンドクリームや日焼け止めクリームが塗ってある状態は避けて、必ず事前に落としておいてください。
理由としては、セルフ脱毛器の光をムダ毛に届けたいはずが、ハンドクリームや日焼け止めクリームがあることで光が遮られて、アプローチしたい毛根に届きにくくなってしまうためです。
さらに、ハンドクリームや日焼け止めクリームがあることで、照射にムラができてしまう可能性も考えられます。
日頃肌のケアとして使用するのは問題ないですが、セルフ脱毛を行う時だけは、脱毛効果をUPさせるためにも、お肌に何も塗っていない状態で施術するようにしてください。
とはいえ、敏感肌で肌が刺激を受けやすい体質の方は、専用の脱毛ジェルを塗ってから照射するのもおすすめです。
照射が終わった後に拭き取る手間はありますが、お肌を保護しながら脱毛ができるため、検討してみてください。
脱毛したい部位ごとのポイント
家庭でセルフ脱毛器を使用して、効率よく脱毛する場合には、部位ごとのポイントを押さえておくことが重要です。
ここでは、知っておきたいポイントを部位別に紹介します。
顔
顔のムダ毛の特徴は、産毛のように柔らかく細い毛質で、皮膚は他に比べると薄いことがあげられます。
ご存知の通り、脱毛を行う場合日焼けは避けたいところですが、顔は日光が当たる部分になるので、日焼けをしやすい部位といえます。
日焼けをすることで、肌トラブルを招いたり、脱毛を中断せざるを得ないことになりかねないため、日焼け止めクリームを塗ったり、日傘などで物理的に対策を行ってください。
また、男性でヒゲを脱毛したい場合、フェイスラインを鏡越しで確認しながらの施術は難しいです。
そのため、予めラインを引くなど、照射すべき範囲が分かる状態にしておくと、混乱せずに脱毛できるのでおすすめです。
ワキ
脱毛部位の中でも、最もポピュラーで初めて脱毛を受ける方は多いワキは、毛が太くて目立ちやすく、濃く硬い毛が密集して生えているのが特徴です。
ワキの毛は、長くなりやすいため、脱毛前にはムダ毛を1~2ミリほど残すと、光が反応しやすくなります。
そのため、事前に電動シェーバーを使ってムダ毛を剃っておくと、脱毛効果をUPすることができるので、ぜひ試してみてください。
VIO
VIOラインは他の部位に比べて毛穴の数がとても多く、毛質は太くて硬いのが特徴ですが、脱毛することで、衛生的にデリケートな部分を保つことができます。
他と比べ、比較的敏感な部位のため、何か痛みを感じたときは出力を調整するなど、慎重にセルフ脱毛を行ってください。
また、VIOのセルフ脱毛は、自分の目で確認しながら照射することが難しい部位となります。
下記を参考に、対象部位を脱毛してみてください。
- Vラインは外側から内側に向かって照射すると痛みが出づらい
- Iラインは粘膜を保護するために、ショーツを使って照射するのがおすすめ
右側を照射するときはショーツを右に少し引っ張るなど、工夫が必要 - Oラインは鏡を床に置き、またがるようにのぞき込むと見えやすいのでおすすめ
VIOラインは見えづらいため、感覚や無理に照射は行わず、鏡をうまく使いこなしながら、脱毛を行ってください。
セルフ脱毛器を使うときの注意点
セルフ脱毛器は、好きな部位を自宅で好きなタイミングで脱毛できるという便利でメリットが多いアイテムです。
しかし、サロンやクリニックを利用していない分、正しく使いこなせていないと、綺麗な肌から遠ざかってしまいます。
そこで、注意したい点をまとめましたので、該当していることがないかチェックしてみてください。
使用頻度を守る
セルフ脱毛器は、使用頻度の目安が提示されており、だいたい1~2週間に1回という間隔が多いです。
自宅でいつでもできるからこそ、暇さえあれば照射したくなってしまいますが、そこはぐっとこらえてください。
というのも、たくさん照射しても脱毛効果は変わりません。
過度な照射は肌トラブルの原因となります。
メーカーが提示している使用頻度を必ず守って、適度に使用するようにしてください。
過度な出力UPに注意
出力が強い方が脱毛効果は上がるものの、その分お肌への負担も大きくなってしまいます。
ひどい場合には、赤みやかゆみだけでなく、火傷や腫れを引き起こしてしまう可能性があります。
お肌にダメージを与えないためにも、少しずつ調整しながら出力を調整することをおすすめします。
紫外線対策を行う
万が一日焼けしてしまった場合、黒い肌にレーザーが強く反応してしまい、火傷のリスクが上がるため、脱毛を中断せざるを得ない状況になったり、弱い出力で施術を行う可能性があります。
脱毛をしたい人は、脱毛部位が日焼けしないように紫外線から肌を守る対策を行ってください。
日焼け対策として、日焼け止めクリームがありますが、脱毛ジェルを使用する脱毛器もあるため、日焼け止めクリームが邪魔をしてレーザーの効果が発揮されなくなる可能性があります。
できれば、日焼け止めクリームは使用せず、帽子や日傘など物理的な日焼け対策がおすすめです。
生理中の脱毛は避ける
生理中は、ホルモンバランスが乱れ、思わぬ肌トラブルを招きやすく、脱毛するにはリスクがある状態ということを覚えておいてください。
お肌もいつもより敏感な状態になっています。
普段よりも痛みを感じやすくなったり、赤みが出やすいため、生理中は脱毛を控えクールダウンとしてしっかり肌をお休みさせてください。
生理はだいたい周期が同じため、生理期間と被らないように、挑戦してみてもいいかもしれません。
使用前に試し打ちする
肌トラブルを避けるためには、脱毛を始める前にまずテスト照射を行うことをおすすめします。
自己処理を済ませ、比較的弱い出力で肌に1回照射し、2〜3日の間は肌の状態に異常がないか確認をしてください。
肌に異常が見られた場合には、継続して使用するのにはリスクがあるため、返品をしたり、別のセルフ脱毛器を試してください。
脱毛後はシャワーのみ
脱毛当日に入浴しても問題ないのか気になっている方は多いですが、シャワーのみをおすすめします。
入浴をしてしまうと、体温が上昇し、血流もよくなり、肌トラブルになるリスクが高くになります。
肌のほてりや炎症を長引かせる原因になる可能性があるので、ぬるめのシャワーのみで済ませ、湯船には浸からないようにしてください。
また、ボディタオルで肌を強くこするのは、肌トラブルを起こす原因になるので注意が必要です。
身体を洗う際は、泡立てネットでふんわりした泡をつくり、手のひらでやさしく洗ってください。
お風呂上がりもタオルでごしごし拭くのではなく、そっと押し当てて水気を拭きとると肌にダメージを与えずに済むので、おすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- 照射漏れやムラを起こさないために、脱毛器の先端をお肌にしっかりと密着させる
- 脱毛効果をUPするには、ムダ毛を自己処理したり、保湿ケアすることが重要
- 顔、ワキ、VIOなど、部位別の毛質や特徴に合った脱毛を行うことが大切
- セルフ脱毛は肌トラブルを招きやすいため、使用頻度を守り、出力も上げ過ぎないように注意
ぜひ参考にしてみてください。
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