ワキ毛を抜くとワキガになるって本当?
こんなこと聞いたことありませんか?
結論、ワキ毛を抜いてもワキガにはなりません。
ワキガになってしまう人は人によってそれぞれで、ワキ毛を抜いたからワキガになるという考えは違います。
そのためワキガになると心配してしまう必要はありません。
また、ワキガについて悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
本記事ではワキガの症状や原因、臭いを抑えるための正しい自己処理方法などを解説いたします。
ワキガかも…と悩んでいる人や臭いを抑えたいという人はぜひ参考にしてみてください。
目次
ワキ毛を抜くとワキガになる?
ワキ毛を抜くとワキガになる?
この答えは「いいえ。」
ワキ毛を抜くとワキガになることはありません。
そもそもワキガってどんな症状?ワキガになってしまう原因は?などの疑問に答えていきます。
ワキガのセルフチェックもありますので、ワキガか気になる人は参考にしてみてください。
ワキガの症状
ワキガの症状とは簡単に言うとワキから特有の臭いが出る症状です。
ワキからツーンとした酸っぱい臭いがします。この臭いは自分で気づくこともあれば周りから言われて気付くことがあります。そのため、自分ではワキガではないと思っていても実はワキガの可能性も。
ワキ毛が多いとワキガになりやすいと言われていますがこれは事実です。
後ほど紹介しますが「アポクリン汗腺」というものが関係しているからです。
逆にワキ毛が少ない人はならないのか?という話ですがそうとは限りません。
遺伝によってワキガ体質になってしまう人もいるので、ワキ毛が少なければワキガにならないということはありません。
ワキガはワキ毛の毛量を減らしたり、長さを短くすることによって臭いが抑えられることがあります。
ではワキガの原因はなんなのでしょうか?
ワキガの原因
原因は先程も少し触れた「アポクリン汗腺」というもの。
アポクリン汗腺とは毛穴の根元にあり、このアポクリン汗腺からワキの汗が分泌されます。
これによってワキガが発生するのです。
アポクリン汗腺の数が多ければ多いほどワキの臭いは強くなると言われています。
つまり、毛穴が多ければアポクリン汗腺は多くなるので、ワキ毛が多い人はワキガの可能性が高いと言われているのです。
アポクリン汗腺はワキの下だけでなく乳首や耳穴、唇や陰部にも存在します。
ワキガのセルフチェック
自分がワキガか分からない、気になる人はワキガチェックをしてみましょう。
- 1つの穴から2本の毛が生えている
- ワキ汗をかきやすい
- 親のどちらかがワキガである
- 他人からワキガと言われたことがある
- 毛深い
- 衣服のワキ部分に黄色いシミができたことがある
- 耳垢が湿っている
- ワキから白い塊が出ることがある
- ストレスが溜まりやすい
- 飲酒や喫煙をよくする
上記の項目で2~3個当てはまるものがある場合、ワキガである可能性が高いです。
自分では臭いに気付かなくても、周りには臭いを放っている可能性があります。
ワキガかもと思ったら適切なケアで臭いを予防することが大切です。
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ワキから白い塊…これは何?
アポクリン汗腺から出た物質が結晶化したもの
白い塊はアポクリン汗腺から出る結晶化した物質である可能性が高いです。アポクリン汗腺はたんぱく質や脂質など様々な物質が混ざっています。そのため、ベタベタしています。
汗などの水分が蒸発することで、物質が結晶化し白い塊が出現します。
ワキには「アポクリン汗腺」と「エクリン腺」2つある
ワキにはアポクリン汗腺だけでなく、エクリン腺という腺もあります。
エクリン腺はサラサラとした汗で身体全体の表皮に見られる腺です。身体の温度調節を行う役割があり、成分は水です。
エクリン腺から出る汗はほぼ無臭なので、多くの汗がエクリン腺から出ても強い臭いがすることはありません。
白い塊がある場合、ワキガの可能性が高い
白い塊がワキから出た場合アポクリン汗腺が多い可能性があります。アポクリン汗腺が多ければ多いほど白い塊が出やすいと言われています。
また、アポクリン汗腺が多いとワキガの可能性が高くなると解説したように、白い塊が出るということはアポクリン汗腺が多い可能性があるのでワキガの可能性も高くなります。
ワキガの臭い対策
ワキガの臭い対策はどうすれば良いのでしょうか。
対策方法は3つ。
- 生活習慣を整える
- 飲酒・喫煙を控える
- ワキ毛を自己処理して清潔に保つ
上記を意識するとワキガの臭いを軽減させることができます。
生活習慣を整える
普段から生活習慣を整えることが大切です。
食事では肉類や乳製品など高カロリー、高脂質のものを食べているとワキガになりやすいと言われています。
運動も重要です。運動をしないと身体に老廃物が溜まってしまうのでワキガになりやすくなります。
食事や運動など普段の生活習慣でワキガにも影響してしまうので、正しい生活習慣を整えることが大切です。そうすることでワキの臭いを抑えることができます。
飲酒・喫煙を控える
飲酒や喫煙もワキガに影響します。
アルコールやニコチンはアポクリン汗腺の動きが活発になる原因とも言われています。
そのため、飲酒や喫煙をするとワキガになりやすいのです。
ストレスを溜めることも良くありません。ストレスを溜めると暑くなくてもアポクリン汗腺から汗が出てしまい臭いが出やすくなります。
ワキ毛を自己処理して清潔に保つ
ワキを常に清潔にしましょう。ワキ毛が濃かったり、量が多いとワキが蒸れやすくなり菌が繁殖してしまいます。
そのため、自己処理を行いワキを清潔に保つと良いでしょう。自己処理をすることでアポクリン汗腺が多い方でも臭いを抑えることができます。
しかし、カミソリで自己処理を行うとアポクリン汗腺を刺激してしまい、臭いが強くなる可能性もあるので注意してください。
ワキガの臭いを抑えるためには正しい自己処理が大切です。では、正しい自己処理方法とは何でしょうか。次章で解説いたします。
ワキガを抑える正しい自己処理方法
ワキガを抑える正しい自己処理方法について解説いたします。
正しい自己処理のポイントは2つ。
- ワキ毛は無理に抜かない
- 自己処理には電気シェーバーを利用する
この2つを意識しましょう。1つずつ解説していきます。
ワキ毛は無理に抜かない
ワキ毛を無理に抜くことは禁物です。ワキ毛の根元にはアポクリン汗腺があると解説いたしました。毛を抜くことによってこのアポクリン汗腺が刺激され動きが活発になってしまいます。
これにより臭いが強くなってしまう可能性があります。
また、毛を無理に抜くと肌を傷つける原因になり、赤みや炎症に繋がってしまいます。
ワキガの人は臭いが気になるので制汗剤などを使う機会が多いのではないでしょうか。その時に肌が傷ついていると痛みを感じ適切なケアができなくなってしまうでしょう。
毛を抜くと肌の黒ずみにも繋がるので避けた方が良いです。
以上からワキ毛を抜くことはおすすめしません。
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自己処理には電気シェーバーを利用する
自己処理には電気シェーバーの使用がおすすめです。カミソリでも問題はないですが、電気シェーバーはカミソリよりも肌に優しいので肌を傷つける心配がありません。
ワキはデリケートな部分でもあるので優しく毛並みに剃って使用しましょう。
防水タイプのものを選ぶとお風呂などでも使用できるのでおすすめです。
自己処理をしたあとは肌がダメージを受けているので保湿をすることも忘れずに。
電気シェーバーやカミソリを使用した自己処理の方法
- STEP.1ワキを洗うボディーソープや石けんを使用してワキを洗います。
ゴシゴシ力を入れて洗うと刺激を与えてしまうので、優しく洗うようにしましょう。 - STEP.2シェービング剤やクリームをワキに塗るカミソリで自己処理を行う場合はシェービング剤やクリームをワキに塗ります。
カミソリは肌へ負担が大きいので、肌を傷つけないためにも必ず塗るようにしましょう。 - STEP.3毛の流れに沿って剃る毛の流れに沿って剃りましょう。
逆らって剃る方がきれいに剃ることができますが、肌を傷つけやすいので毛の流れに沿って剃ることがベストです。 - STEP.4洗い流すシェービング剤やクリームの流し残しがないようしっかり洗い流しましょう。
- STEP.5保湿をする自己処理後は肌乾燥しやすく、敏感です。必ず保湿を行いましょう。
針脱毛をすることで臭いが抑えられることも
針脱毛とは針を毛穴に1本1本刺し、針に電流や高周波を流して毛根を破壊させる脱毛方法です。1度針脱毛をすると毛が生えてこなくなります。
そのため、自己処理せずに済み清潔に保てることに加え、毛根を破壊できるのでワキガの症状が軽い人は臭いが気にならなくなるでしょう。
ただ、完全に臭いを止めることは難しいです。針脱毛は毛へのアプローチであり、アポクリン汗腺へのアプローチではないので完治はしません。
医療脱毛や光脱毛も同じで毛をなくしたり、減毛することは可能ですがワキガが治ることはありません。
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ワキ毛を処理することで臭いを抑えられる理由
なぜ、ワキ毛を処理すると臭いを抑えられるのでしょうか。
理由は5つあります。
- 雑菌の繁殖を抑えられる
- アポクリン汗腺機能が弱まる
- ワキ下の通気性が高まる
- 毛穴の詰まりを防げる
- 汗をかきにくくなる
1つずつ解説していきます。
雑菌の繁殖を抑えられる
ワキ毛があると蒸れから雑菌が繁殖しやすくなります。汗がワキ毛に残ってしまうことも良くありません。
雑菌は汗の成分を分解するときに臭いが発生するため雑菌を増やさないことが大切です。
また、自己処理をして毛がないと汗をふく際しっかりとふき取ることができるので、汗を残してしまうことが少ないでしょう。
こまめに汗を拭きとることも大切です。汗を大量にかいたまま放置してしまうとより雑菌が繁殖してしまいます。汗をかいたらなるべくすぐにふき取るようにしましょう。
ワキ下の通気性が高まる
ワキ毛があるとワキ下の通気性は悪くなります。そのため汗をかくたびに蒸れやすくなり雑菌が繁殖してしまう原因になります。
雑菌は湿度の高いところにで繁殖しやすいので、通気性を高めると繁殖を抑えることができます。
常にワキの下の通気性を良くしておくと臭いを抑えることができるでしょう。
ワキ毛を処理することで通気性が高まるので臭いが気になる人はワキ毛を処理することがおすすめです。
毛穴の詰まりを防げる
ワキ毛があると汗をかいたとき、汗が蒸発しても毛穴に汗の成分が残ってしまいます。そのため、汗が毛穴に詰まってしまい雑菌が繁殖しやすくなります。
先ほども解説したようにワキ毛がないことで汗をしっかり拭きとることができるので毛穴詰まりを防ぐことができます。
しっかり汗をふき取らないとワキ毛がなくても毛穴に詰まってしまうことがあるので、ワキをふき取る際は丁寧にふき取りましょう。
汗をかきにくくなる
ワキ毛があるとワキ毛がないときよりもワキ下の温度が高くなります。そのため、汗がかきやすくなります。
ワキ毛がないと通気性も良くなり温度が低くなるので汗をかきにくくなります。
そのため、臭いを抑えることが可能です。
ワキガはアポクリン汗腺の数が多いとワキガになる可能性が高くなりますが、こうした自己処理を行って臭いを防ぐことができます。
自分で完治はできませんが最大限の予防をすると良いでしょう。
ワキガを治す方法はある?
ワキガを自力で治すことは不可能と言えます。ワキガは遺伝的に発症することが多く、自然に治るものではありません。
中には本気で治したいという人もいるでしょう。
そんな人は専門のクリニックで治療を受けることがおすすめです。
自己処理などで軽減されない場合、これ以上臭いを抑えることができないまま日々を過ごすことになります。専門のクリニックで治療を受けることでワキガの根本的な原因にアプローチできるので、臭いから解放されるでしょう。
しかし、ワキガの治療を受けるには手術を受ける必要があります。手術痕が気になる方や、心配な方は一度クリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。
脱毛サロンやクリニックの検討もおすすめ
ワキガを治すことはできませんが、脱毛を行うことで毛をなくすことができます。
- 自己処理が楽になる
- 毛がなくなることで臭いを抑えることができる
脱毛サロンやクリニックに行くことで上記のようなメリットが挙げられます。
自己処理を行い毛をなくすことでワキガの臭いを抑えることができると紹介しました。
脱毛サロンやクリニックに通うことで毛がなくなるのでワキガの臭いを抑えることができるでしょう。
カミソリや電気シェーバーでの自己処理はすぐに毛が生えてきてしまい、頻繁に自己処理を行う必要があります。
自己処理を頻繁に行うと肌を傷つけつけてしまうのでおすすめできません。
しかし、脱毛を行えば毛をなくす、あるいは毛量を減らすことができるので自己処理を行わずに常にきれいな状態を保つことができます。
専門のクリニックに行くことが難しい方は脱毛を検討してみると良いでしょう。
まとめ
ワキ毛を抜いてもワキガになることはありません。
しかし、毛を抜く行為は肌を傷つける可能性があるので注意が必要です。
- ワキ毛を抜いてもワキガにはならない
- ワキガは毛の根元にある「アポクリン汗腺」が関係している
- ワキ毛の量が多い、濃い人はワキガの可能性が高い
- ワキガは自然に治すことはできないが、自己処理で臭いを抑えることができる
- 本気で治したい場合は専門のクリニックへ通うことがおすすめ
- 脱毛サロンやクリニックの検討もおすすめ
ワキガを自然に治すことは難しいです。
ただ、自己処理をして毛をなくしたり、脱毛を行うことで臭いを予防できることもあります。
もしも本気で治したいと考えている場合は専門のクリニックに相談をしてみましょう。
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