「妊娠中に脱毛しても大丈夫なの?」「妊娠に気づかず脱毛してたけど続けていいのかな…。」と心配になる人は結構多いです。
脱毛に通っている途中で妊娠がわかったとき、または妊活中に脱毛を検討しているときなど、ムダ毛をキレイにしたいけど赤ちゃんや母体への影響が気になりますよね。
そこで本記事では、妊娠中に脱毛しても大丈夫なのか、妊娠がわかった後にする自己処理の注意点とともにお伝えしていきます。
目次
妊娠中の脱毛を避けるべき理由
結論として、妊娠以降の脱毛はサロンでの光脱毛に限らず、クリニックでの医療脱毛でも基本的にNGであることがほとんどです。
なぜ妊娠中は脱毛を避けたほうがいいのか、理由をみていきましょう。
ホルモンバランスの変化で体にトラブルが起きやすい
妊娠してからはホルモンバランスが急激に変化するため、さまざまな体のトラブルが生じやすいです。
脱毛に関わる代表的なトラブルとしては、以下の4つが挙げられます。
肌が荒れやすい
個人差はありますが、日頃から使い慣れている低刺激の化粧品でも肌に合わなくなることもよくあるケースです。
肌が非常に不安定で乾燥しやすい状態の脱毛は、以下の症状を引き起こしやすいです。
- 乾燥の悪化
- 色素沈着
- 赤みやかゆみなどの炎症
- 湿疹
このように肌に負担がかかってしまうので、妊娠期の脱毛は控えたほうがいいでしょう。
施術による痛みをより感じやすくなる
ホルモンバランスが乱れ、妊娠前よりも脱毛のときに痛みを感じやすい状態になっています。
妊娠中の肌はかなり敏感になっているため、脱毛は避けたほうがいいでしょう。
無理に脱毛してしまうと黒ずみなど肌トラブルを引き起こしやすいので、肌のためにもやめておくことが大切です。
体調が悪くなりやすい
一般的に妊娠中は肌だけではなく、光やにおいなどで気分が悪くなるなど敏感に反応してしまうようになります。
脱毛では、主にジェルやクリームを塗って強い光を放つ脱毛機で照射していくため、一つ一つが刺激になりストレスになることもあるでしょう。
妊娠期は安静に過ごして、出産が終わって落ち着いてから脱毛するのもいいかもしれませんね。
脱毛の効果が実感しにくい
妊娠中のホルモンバランス変化により、毛周期が乱れやすいため期待した脱毛の効果が得られない場合があります。
毛周期が乱れると、脱毛した箇所に再び濃いムダ毛が生えているようにみえるなど、効果も実感しづらく脱毛が非効率になりやすいでしょう。
脱毛して期間があいても元の状態に戻るということはないため、妊娠期は肌を優しく労わる期間にしてみるのはいかがでしょうか。
処理中同じ体勢でいる必要がある
脱毛の施術を受けている間は、全身やパーツなど照射部位によりますが、長時間同じ体勢で過ごす必要があります。
無理して同じ体勢を続けてしまうと血行が悪くなり、むくみや疲労にもつながってしまいます。
サロンなどでの施術で妊娠期の女性に人気のVIO脱毛だと、O部分の脱毛のときにうつ伏せになることで呼吸がしづらくなるためおすすめできません。
出産のときのためにムダ毛を処理したいという人も多いです。
しかし妊娠中の脱毛は、肌トラブルのリスクや急な体調変化が生じやすいので、妊娠がわかったら脱毛は中断するようにしましょう。
妊娠がわかる前の脱毛による胎児への影響
もし脱毛に通っている途中に妊娠したことがわかったら、今までの施術が赤ちゃんに影響を与えていたらどうしようと不安になりますよね。
脱毛をすることで、体にどのような影響があるのか確認していきましょう。
脱毛では胎児に影響を及ぼさない
妊娠したことに気づかずにサロンやクリニックで脱毛していた場合でも、基本的には胎児や子宮へ直接の影響はないといわれています。
理由としては、主に肌の表面にある黒いメラニン色素に反応させるためです。体内へ影響は及びませんが、妊娠中の脱毛は体に負担がかかりやすいため、脱毛は途中でやめるようにしましょう。
脱毛による体内への影響がどうしても心配という人は、かかりつけの産婦人科医に相談することをおすすめします。
妊娠中にお腹の毛が濃くなる原因
「妊娠健診のときに、お腹の毛が前より濃くなったようにみえた。」「マタニティーフォトを撮るときにムダ毛が気になる…。」と妊娠してから気になり脱毛を検討する女性は多い様子。
お腹の毛など体毛が濃くなる原因は以下の通りです。
ホルモンバランスの乱れによるもの
妊娠してから体毛が濃くなる原因は、女性ホルモンのエストロゲンなど分泌量が増えることにより、メラニン色素の増加につながります。
そのため妊娠前は薄かった箇所の体毛が濃くなったり、今まで気にならなかったところに濃い毛が生えたりするでしょう。
毛が濃くなってしまい気になるかもしれませんが、妊娠期によく見受けられる一時的なものです。多くは出産してしばらく経つと、元の状態へ徐々に戻っていくので安心してくださいね。
とはいえ妊娠中にかぎらず「元から毛が濃いかも…。」「前より毛深くなっている気がする。」と悩む人も少なからずいるのではないでしょうか。
実はホルモンバランス以外にも原因があり、対処することで改善できる可能性があります。気になる人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
参考 毛深いという女性のお悩み解決!毛が濃くなる原因と対処方法を解説セルフ脱毛完全マニュアル脱毛中に妊娠がわかったときの対処は?
脱毛に通っているときに妊娠したことがわかった場合、対処しておくべきことについてお伝えしていきます。
休止に関わる制度を確認する
せっかく休止の制度などがあるなら、使わないともったいないですよね。
脱毛の回数コースを契約している場合、一定期間お休みできる制度を設けているサロンやクリニックがあります。
保証期間を延長してもらえるなど、妊娠で体調の変動で大変になったり、出産や子育てで忙しくなったりするときにも安心して過ごせます。
通っているサロンやクリニックのホームページなどに記載されていることが多いので確認してみましょう。
もし妊活前に脱毛したいと考えている場合は、通いたいサロンやクリニックの休止の制度について先にチェックしておいて検討するのがおすすめですよ。
サロンやクリニックに相談する
妊娠がわかったら、通っているサロンやクリニックに早めに連絡して相談しましょう。
通っている場所の契約しているコースや制度によって異なりますが、多くは休会という形で手続きに進みます。
休会ができない場合、解約になっても未施術分の返金サポートなどが受けられる場合があるので、一度問い合わせてみるのをおすすめします。
体調が不安定なとき、無理に脱毛を続けて契約期間や回数を消費してしまうよりも、休会して体調を整えてから再開するといいかもしれませんね。
妊娠中の自己処理には注意が必要
妊娠中の脱毛は控えるべきでも、ムダ毛は容赦なく生えてくるものです。自宅で自己処理をしたい人も多いですが、実際妊娠中の自己処理はどうするべきなのかをお伝えしていきますね。
妊娠中の自己処理は控えるのがおすすめ
妊娠期間中の自己処理を控えたほうがいい理由は以下の通りです。
- 肌が敏感になっているため肌への負担が大きい
- お腹が大きくなっていくため処理しづらい
- 体にも負担がかかる
自宅でも簡単にできる自己処理ですが、妊娠前のようにムダ毛のお手入れが手軽にはできづらくなります。
特にお腹が大きくなってきたときに、VIOなど処理部位によっては見えづらく力加減もしにくいでしょう。
同じ体勢を続ければ体調不良になることがあるので除毛は控えたほうがいいです。
もし自己処理をする場合は一気に処理せず、部分ごとに短時間でおこなうようにしましょう。
妊娠中の自己処理のコツ
電気シェーバーで処理する
妊娠中にカミソリを使って処理する人も多いですが、敏感になっている肌を傷つけてしまう恐れがあります。
電気シェーバーであれば直接肌に刃が当たらないので、肌に優しく処理することができるのでおすすめですよ。
毛抜きや脱毛ワックスなどによる自己処理方法は、埋没毛など肌トラブルへのリスクが高くなる傾向があるので、できるだけ電気シェーバーを使って処理しましょう。
脱毛再開のタイミングはいつ?
出産から1年以上経過してから脱毛を再開する人が多いですが、いち早く脱毛したい場合は、どのタイミングが適切なのか知りたいところですよね。
出産・授乳を終えてから生理が約2〜3回きたタイミング
サロンやクリニックにより脱毛再開の時期は異なりますが、中には授乳が終わったときや、生理が再び始まったタイミングなど実にさまざまです。
授乳期間や生理再開に要する期間は、1年以内の人もいれば2年以上と幅広く個人差があります。
通っているサロンやクリニックの再開時期をめどに、体調や生理周期が安定したタイミングに合わせて自分のペースで脱毛を再開していきましょう。
脱毛を再開したら前日に自己処理をすることになりますが、期間があいて久しぶりだと何に注意すべきか忘れがちですよね。
以下の記事では、脱毛前日の自己処理について詳しく解説していますので、通っている最中の人もチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考 脱毛前の自己処理方法を解説!除毛クリームはNG?適切な時期は?セルフ脱毛完全マニュアル脱毛当日のメイクやスキンケアについての記事も、脱毛の効果をしっかり実感するためにぜひ参考にしてみることをおすすめします。
参考 脱毛当日、化粧はして行っても大丈夫?施術当日のOKメイクやスキンケアについて徹底解説セルフ脱毛完全マニュアルまとめ
- 妊娠中の脱毛は多くのサロンやクリニックでNG
- ホルモンバランスの変化で肌トラブルや体毛が濃くなりやすい
- 脱毛による体内への直接的な影響はないといわれている
- 妊娠がわかったらサロンなどに相談して休止制度を検討する
- 避けるべき自己処理をどうしてもするなら電気シェーバーを使う
- 脱毛再開は通っているところによって生理再開時など変動がある
妊娠中の脱毛は、心身ともに負担がかかりやすいため控えたほうがいいでしょう。無理のないムダ毛処理を心がけて、妊娠期はできるだけ体に優しく過ごしてみてはいかがでしょうか。
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