セルフ脱毛器を使った脱毛の正しいやり方!準備や注意点を解説

脱毛は、数十年前までは高いお金を出さないと施術できませんでした。しかし現在では脱毛サロンの料金設定が低価格になってきており、さらにセルフ脱毛器の種類も増えてきたことから、だれでも気軽に脱毛することが可能になりました。

セルフ脱毛器の種類はどんどん増え、最近では数十種類もの脱毛器が販売されています。家電量販店でも購入でき便利なセルフ脱毛器ですが、脱毛の効果を十分に発揮するためには正しいやり方で脱毛することが重要です。

そこでこのページでは、セルフ脱毛器を使った正しい脱毛のやり方や気をつけるポイント、脱毛の効果をより高める施術のやり方などを詳しく解説します。セルフ脱毛器での脱毛を始めたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

セルフ脱毛器で脱毛する準備

 

セルフ脱毛器は自宅でも簡単に脱毛ができる便利なアイテムです。しかし、セルフ脱毛器での脱毛を行う際は、あらかじめ次の3つの準備が必要です。

①ムダ毛を剃っておく

②ホクロやニキビに保護シールを貼っておく

③セルフ脱毛器の設定をしておく

①ムダ毛を剃っておく

セルフ脱毛器で脱毛を行う前に、ムダ毛の自己処理をしておく必要があります。毛が伸びた状態で脱毛を行うと、脱毛効果があらわれにくくなったり、肌にダメージを与えてしまう恐れがあるからです。

セルフ脱毛器は、毛穴の奥にある毛乳頭という部分に光やレーザーを照射しダメージを与えることで、毛が生える力自体を失わせ脱毛をするという仕組みになっています。

このとき照射される光やレーザーには、ムダ毛に含まれる黒色のメラニン色素に反応するという特徴があります。セルフ脱毛器を使用する前に自己処理を行わず、長く伸びたムダ毛にそのまま照射すると、毛乳頭のみではなく毛の伸びた部分にも光やレーザーが反応します。そのぶん光やレーザーのパワーが無駄に消費され、脱毛の効果があらわれにくくなってしまうのです。

また、長く伸びた毛に光やレーザーが過剰反応することで、ムダ毛に熱がこもって火傷を起こしてしまう恐れもあります。セルフ脱毛器で脱毛する場合は、必ずカミソリや電気シェーバーを使用してムダ毛を短く自己処理しておきましょう。

ムダ毛の自己処理は当日でも構いませんが、お肌を少し休ませてから照射した方が肌を傷つけるリスクを低くできるため、できれば前日に自己処理しておくことをおすすめします。

②ほくろやニキビや傷跡がある場合は保護シールを貼っておく

ほくろやニキビや傷跡がある部分には、照射することができません。強い痛みが出たり、肌トラブルが起きてしまうリスクが高いためです。

脱毛したい部位にほくろやニキビ、小さな傷跡がある場合は、照射を始める前に保護シールを貼っておきましょう。保護シールはインターネットショップでも販売されており、簡単に手に入れることができます。

③セルフ脱毛器の設定をしておく

セルフ脱毛器での脱毛を始める前に、セルフ脱毛器の照射モードや照射レベルの設定をしておく必要があります。備わっている機能や設定のやり方は機種によるので、説明書をよく確認してください。

たとえば機種によりますが、単発モードや連射モードなどが選べるセルフ脱毛器があります。指やVIOラインなど脱毛範囲が狭い部位を脱毛する際は単発モード、腕や脚など脱毛範囲が広い部位を脱毛する際は連射モードに設定しておくと照射しやすいです。

また照射レベルについては脱毛器の機種によって自動で調整してくれるものと、手動で調整する必要があるもので分かれます。手動での調整が必要なセルフ脱毛器の場合は、脱毛前にお肌やムダ毛の状態に合わせて照射レベルを設定しておきましょう。

照射レベルを低く設定するとお肌へのダメージや照射時の痛みを少なくすることができますが、そのぶん脱毛効果も弱くなります。しかし反対に脱毛効果を高めたいからといって照射レベルを高くしすぎると、照射時に強い痛みが出たり、肌トラブルを起こす原因にもなるので注意が必要です。

お肌に赤みやかゆみ、腫れなどの異常が生じないか確認するために、はじめて照射する部分には出力を一番低いレベルに設定して照射を行ってください。お肌に異常が見られない場合は、1段階ずつ照射レベルを上げていくというのが、安全でおすすめなやり方です。

セルフ脱毛器の正しい脱毛のやり方

セルフ脱毛器での脱毛効果を十分に発揮するためには、正しいやり方で施術していくことが重要です。また正しいやり方を知っておくと、安全に脱毛を進めていくことができます。

低い照射レベルから始める

はじめて照射する際はできるだけ低い照射レベルから始め、痛みの感じ方やお肌の状態を見ながら徐々に照射レベルを上げていくようにしましょう。

最初から高い出力に設定して照射を行うことはおすすめできません。高い出力で照射すれば高い脱毛効果を得られますが、そのぶん痛みや肌トラブルを起こす危険性も高くなってしまうからです。

一般的に、肌の色が薄い方より濃い方のほうが痛みを感じやすい傾向にあります。そのため、お肌の色に合わせて出力を自動で調整してくれる機能が備わったセルフ脱毛器もあります。

セルフ脱毛器の照射による痛みが怖い方や心配な方は、自動調整機能があるセルフ脱毛器を使用してみてください。

脱毛中は日焼けに注意

脱毛中はなるべく日焼けをしないように注意して過ごしましょう。

その理由は、セルフ脱毛器から照射される光やレーザーは、黒い色であるメラニン色素に反応するという特徴があるからです。日焼けしてお肌の色が暗くなると、光の影響を受けやすくなってしまいます。

そのため照射時に強い痛みを感じたり、いつもと同じ照射レベルで照射したにも関わらずヒリついたり赤みが出るなど、様々な肌トラブルを起こす原因になります。

生理中の脱毛は避ける

生理中は衛生上の理由によりVIOラインやおしりの脱毛はできません。しかし、その他の部位に関しては、絶対に脱毛してはいけないというわけではありません。

ただ生理中のお肌は、普段のお肌より敏感な状態です。そのためいつもと同じ照射レベルで脱毛を行った場合でも強い痛みを感じたり、赤みがでやすいなど、肌トラブルが起こりやすくなっています。

できれば、生理中の脱毛は避けることをおすすめします。

アフターケアを忘れない

セルフ脱毛器でのお手入れが完了したら、照射した部位のアフターケアを必ず行いましょう。アフターケアのポイントは2点あります。

  1. 冷やすこと
  2. 保湿すること

光やレーザーを照射したお肌には、熱がこもっています。そのままの状態で放っておくと、こもっている熱でお肌の水分が蒸発してしまうことにより乾燥肌になってしまったり、赤みが出るなどの肌トラブルの原因になります。

冷やす際のアフターケアのやり方としては、濡れタオルで冷やすことがおすすめです。保冷剤を使用すると刺激が強すぎることがあります。水で濡らしてよく絞ったタオルをお肌に当てるようにし、照射した部位を優しく冷やしましょう。

またお肌が乾燥してしまうとバリア機能が低下し、肌トラブルを起こしやすい状態になります。照射後はローションや保湿クリームによるアフターケアも忘れずに行いましょう。

脱毛の後だけではなく普段からも保湿を行い、お肌の常に良い状態に保っておくことも大切です。

セルフ脱毛器による脱毛の注意点

セルフ脱毛器は自宅で自分で気軽に脱毛できるとても便利なアイテムですが、使用する際に注意すべき点がいくつかあります。安心して脱毛を進めていくためにも、次のポイントは必ずチェックしておいてください。

セルフ脱毛器は永久脱毛ではない

永久脱毛と聞くと、一生ムダ毛が生えてこないことをイメージする方が多いかと思います。

日本では永久脱毛に関してはっきりとした定義はありませんが、米国FDAでは「3回の脱毛施術によって6ヶ月後、2/3(67%)以上減毛していること」という定義があります。

米国FDAでは永久脱毛の定義を満たせるものはニードル脱毛のみとしているため、残念ながらセルフ脱毛器では永久脱毛することはできません。

クリニックや脱毛サロンの施術よりも脱毛効果が低い

自宅で簡単に脱毛できるセルフ脱毛器は、誰でも安全に脱毛を行えるように、クリニックや脱毛サロンよりも照射の出力が弱くなっています。そのため、クリニックや脱毛サロンでの脱毛と比べると、脱毛の効果が低くなってしまう傾向にありますので注意しましょう。

クリニックや脱毛サロンよりも長い期間がかかりますが、セルフ脱毛器でも、何度も繰り返しお手入れすることによりムダ毛の量を確実に減らすことができます。気長にお手入れをしていきましょう。

出力レベルの設定を誤ると痛みを感じやすい

セルフ脱毛器は自分で照射していくので、出力レベルも自分で設定する必要があります。

出力レベルの設定はとても重要で、弱く設定しすぎると脱毛の効果があらわれにくくなり、反対に強く設定しすぎると痛みや肌トラブルが起こりやすくなります。

最初のうちは、部位ごとに適切な出力を見つける作業は難しいと感じるかもしれませんが、照射時の痛みの感じ方やお肌の状態を観察しながら、自分に合った出力レベルを見つけて脱毛していきましょう。

機種によっては脱毛できない部位がある

セルフ脱毛器の機種によっては、顔やVIOラインの脱毛には使用しないようにと注意書きされたものも多くあります。

セルフ脱毛器を購入する場合には、自分の希望の部位の脱毛に対応しているかを必ず確認しておきましょう。

使用頻度を守って脱毛する

セルフ脱毛器は頻繁に照射すればするほど効果が高まるわけではありません。短い期間に何度も照射することによりお肌に負担がかかり、肌トラブルを起こす原因になる可能性があります。

機種ごとに適切な使用頻度が定められているので、使用方法をよく確認してお手入れを行いましょう。

セルフ脱毛サロンで脱毛する

セルフ脱毛をしたいけれど効果もしっかり実感したいという方には、セルフ脱毛サロンでの脱毛がおすすめです。

セルフ脱毛サロンに通う頻度や回数は?期間はどれくらい?

脱毛サロンのような脱毛効果が期待できる

セルフ脱毛サロンには一般的な脱毛サロンやクリニックと違い、施術スタッフがいません。そのため、セルフ脱毛器を使用したお手入れと同じようなやり方で自分で脱毛できます。

そのうえセルフ脱毛サロンの脱毛器は家庭用のセルフ脱毛器とは違い出力が抑えられていないため、サロンと同じレベルの脱毛の効果が期待できます。

全身の脱毛が可能

家庭用脱毛器は機種によっては顔やVIOラインの脱毛に対応していないものがありますが、セルフ脱毛サロンの脱毛器は、脱毛サロンやクリニックと同じように顔やVIOラインの脱毛をすることもできます。

家庭用のセルフ脱毛器とは違い脱毛部位に制限がないため、全身の好きな部位を脱毛することができます。

脱毛部位を選べる

一般的な脱毛サロンやクリニックでは「全身脱毛なら全身」「VIOラインの脱毛ならVIOラインのみ」「脇の脱毛なら脇のみ」というように、契約の際に脱毛の範囲や回数が決めらる場合がほとんどです。一方セルフ脱毛サロンでは、脱毛の時間以外は決まりがないので、脱毛する範囲に縛られる心配がありません。

脱毛をはじめると「脱毛した部分としていない部分に差ができて気になってしまう」という方が多いですが、セルフ脱毛サロンならいつでも脱毛部位を選ぶことが可能です。

脱毛サロンやクリニックより低価格で脱毛できる

セルフ脱毛サロンではスタッフがおらず、人件費がかからないので、脱毛サロンやクリニックより低価格で脱毛することができます。また脱毛する部位ではなく時間によって料金が設定されており、短時間で施術をすればそのぶん安く脱毛することが可能です。

まとめ

  • セルフ脱毛器使用前の準備
    • ムダ毛を剃る
    • 脱毛器の設定をする
    • 保護シールを貼る
  • セルフ脱毛器の正しいやり方
    • 低い照射レベルから
    • 日焼けしない
    • 生理中の脱毛は避ける
    • アフターケアを忘れない
  • 脱毛器の注意点
    • 永久脱毛ではない
    • 脱毛サロンやクリニックより脱毛効果が低い
    • 設定を誤ると強い痛みを感じる
    • 脱毛できない部分がある
    • 使用頻度を守る
  • セルフ脱毛サロンなら脱毛効果が高く、全身を安く脱毛できる

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です