本当に効果あるの?家庭用脱毛器の基本とメリット・デメリットを紹介

あなたは自分の肌に自信を持てていますか?忙しい日々の中で丁寧なスキンケアを定期的に続けるのは面倒ですし時間もかかります。 

ムダ毛が生えていると顔がくすんで見えたり、化粧ノリが悪かったり、手触りが悪かったりと悩みは尽きないものです。

脱毛をしてみたいけど、サロンに行く時間が取れない。脱毛サロンに行くほどのお金がない。他人に身体を見られるのはやっぱり恥ずかしい。事情は様々でしょう。 

今回はそんな悩みを少しでも解消するべく、家庭用脱毛器の紹介をさせていただきます。

毛の構造と脱毛の仕組み

脱毛についてお話させていただく前に、まずは毛について予備知識を持ってください。
毛が生えて抜ける前での周期や、毛が成長するメカニズムを知ることで、脱毛がどんな技術で行われているのかが理解しやすくなりますし、脱毛を行う際にも施術するペースの参考にもなります。

毛ってどうやって生えているの?

身体表面から見えている毛は、実は皮膚の中に更に長く続いています。それは表面に出てきている長さを上回るほどです。
毛を引っこ抜いたことがある人はご存じかもしれませんが、毛の根元は丸く膨れた形をしています。

この肌表面にでている部分を毛幹(もうかん)、中に続いている部分を毛根(もうこん)、根元の膨らんだ部分を毛球(もうきゅう)と呼びます。

皮膚の内側には「毛母(もうぼ)細胞」という細胞があり、その細胞が分裂を起こすため膨らみます。その後、膨らんだ毛母細胞は毛球へと変化します。
毛球は毛乳頭(もうにゅうとう)と結びつきます。毛乳頭は運んできた栄養分をもとに細胞分裂を繰り返します。

繰り返し細胞分裂を起こすことで毛が成長していくのです。この時、毛母細胞の働きが活発に行われていると成長する毛は太く、丈夫な毛になります。

一覧を表にしましたのでご確認ください。

毛周期

成長期初期、成長期、退行期、休止期の4段階で行われます。体中に生えている毛がすべて同じタイミングで成長期初期になったり、退行期になったりするわけではありません。周期は4パターンですが、これらが1周するまでの期間は部位ごとに変わってくるのです。

左から「成長期初期」「成長期」「退行期」「休止期」

脱毛の光を照射することで脱毛効果が発揮するのは、毛周期サイクルの成長期の時です。
この成長期は毛根にメラニン色素を1番貯めこんでいる時期です。脱毛はこのメラニン色素に光を当て、毛根にあるたんぱく質を変化させて毛母細胞の破壊をすることで毛に栄養が行かなくなり、毛の成長を止めるものとなります。

メラニン色素がないと光を当てても効果が出ないので、身体に生えている毛の中で成長期の毛以外にはもちろん脱毛効果はありません。なのでそれぞれの毛が成長期になったタイミングで施術できるように定期的に施術を行う必要があるのです。

脱毛の過程(フラッシュ式脱毛器の例)

  • STEP.1
    毛に光を当てると、成長期にあたる毛の毛根にあるメラニン色素が反応し、毛根が発熱します。

  • STEP.2
    毛根のたんぱく質に熱によるダメージを与え、毛根に栄養が届きにくくなります。

  • STEP.3
    毛根が弱くなった毛は数日後にスルっと抜けます。

  • STEP.4
    この作業繰り返し行うことで、その時々に成長期に当たる毛が減っていき、最終的にすべすべの肌にたどり着くことができるのです。

家庭用脱毛器で、気軽にムダ毛ケア 

家庭用脱毛器とは、脱毛サロンや医療脱毛クリニックに行かなくても自分の部屋で脱毛や肌のお手入れが出来る機械です。サロンに通うよりはお財布に優しいですし、予約の必要がないから忙しい毎日のちょっとした空き時間に使用できるので時間に縛られることがありません。

ひとくちに家庭用脱毛器といっても、形状、値段、効果はそれぞれです。ひとつずつ見ていきましょう。

家庭用脱毛器って効果あるの?おススメする理由 

脱毛を検討した際、脱毛サロンや医療脱毛クリニックを検討すると同時に家庭用脱毛器も検討の範囲に入るんじゃないでしょうか。どんなメリットがあるのか、どんな効果が期待できるのか。ひとつずつ紹介していきます。

作業する場所と時間を選ばない 

家庭用脱毛器の魅力は、自分の部屋でお手入れできることです。気づいたらすぐに脱毛できるって嬉しいですよね。サロンで脱毛しようとなると、まず予約をして、お店との時間の兼ね合いを検討しなければなりませんし、お家からサロンまでの移動にも手間がかかります。

サロンにもよりますが、脱毛は一回だけで終わるわけではないので、定期的に通わなければなりません。その手間をすべてお部屋で気軽に行えるのは素敵なメリットではないでしょうか。 

お財布にも優しい 

家庭用脱毛器は1回購入すれば長く使い続けられるのも魅力です。(カートリッジ交換にはお金がかかることがあります。)脱毛サロンに通うとなると、高額な料金になってしまいます。1回の施術でも数万かかってしまうことがありますし、何回も通わなければならないのです。 

他人に身体を見られない  

脱毛サロンに行って施術してもらうと、もちろんサロンスタッフの方に自分の身体を見せることになりますよね。足や腕だけなら大丈夫でも、胸やVIOなど、恥ずかしいと思ってしまう人も多いんじゃないでしょうか。

家庭用脱毛器はひとりでお手入れできるので、他人に身体を見られることがありません。自分だけの空間で施術できますから、恥ずかしいことはありません。 

種類によっては美肌モードもついている  

家庭用脱毛器には脱毛効果だけでなく、美肌モードやニキビケアできるものもあります。これは家庭用脱毛器の種類によってなのでどれを買っても同じメリットがあるわけではないのですが、1台でいくつも効果があるのはちょっとお得な気がしませんか。 

1台買ってシェアできる 

家庭用脱毛器は一台あれば家族やパートナーとシェアして使うことが可能です。お互いにお金を出し合って買えば料金も安くなりますから、お財布にも優しいです。 

家庭用脱毛器を買う前に知っておいてほしいこと    

さて、家庭用脱毛器のメリットを紹介しましたが、次はデメリットについてもお知らせしなければなりません。購入する際には次のことも踏まえて検討してみてください。 

効果がでるまでの時間が長い 

家庭用脱毛器は、サロンなどで使われている機械と脱毛のメカニズムは同じですが、サロンで扱うものよりパワーの出力が抑えてあります。これは強いパワーで施術することで肌にトラブルが起きるのを避けるためです。ですから痛みは感じにくいものの1回ごとの効果は低くなるため、こまめにお手入れする必要があります。

面倒くさい

自分で全部やらなくてはならないので、場合によっては家庭用脱毛器は面倒で手間がかかる印象かもしれません。全身隅々まで行うとかなり時間がかかるんじゃないでしょうか。回数を重ねていくうちに毛の量が減ってきたり、生える速度が遅くなったり、手触りが変わったりと変化に気づけた時には楽しくなるかもしれません。

背中など手の届かないところは自分では作業しにくい 

ひとりで簡単にできることが魅力的な家庭用脱毛器ですが、弱点は「背面」です。気になるムダ毛の生えている箇所が手の届くところ、目の届くところだけであればいいのですが、背中やうなじなども気になる方は多いんじゃないでしょうか。鏡を使ったとしても背中をまんべんなく照射するのは難しいです。

施術しにくい背中は家族や友人にお願いするのもひとつの手かもしれません。 

自分に合うのはどっち?家庭用脱毛器の選択  

  家庭用脱毛器を選ぶ際、種類は様々ありますが、大きく分けてフラッシュ式もしくはレーザー式になるかと思います。この2つの機械の特徴を紹介していきます。 

 フラッシュ式 

フラッシュ式は毛根にアプローチして毛の生える速度を抑える効果があります。脱毛サロンで使われている機械はこちらのフラッシュ式になります。家庭用脱毛器はサロンよりはパワーが弱いため、即効で効果を感じたい人には向かないかもしれませんが、繰り返しお手入れすることにより毛の再生速度を遅らせることが可能です。 

光脱毛には主にIPL脱毛(Intense Pulse Lightインテンスパルスライト)、SSC脱毛(Smooth Skin Controlスムーススキンコントロール)、SHR脱毛(Super Hair Removalスーパーヘアリムーバル)の3種類があり、種類によって使用する機械や脱毛効果も変わってくるので、家庭用脱毛器や、サロンを選ぶ際には参考にしてみてください。

レーザー式 

レーザー式は毛を作る指令を送るとされている「毛乳頭」を破壊するアプローチをして、毛が作られなくなる効果があります。クリニックで使われている機械はこちらのレーザー脱毛になります。

やはり家庭用の脱毛器になりますと出力できるパワーは低く設定されているため、クリニックに行くよりは遅いですが、フラッシュ式同様、繰り返しお手入れすることにより毛の再生速度を遅らせることが見込めます。 

フラッシュ式のメリット 

家庭用脱毛器はサロンやクリニックの機械よりパワーが低いことを伝えてきましたが、メリットにもなります。それは肌への刺激が低いということです。

きれいになりたくて脱毛という選択をしたのに、脱毛器の光のせいで刺激を受けてしまい肌そのものに赤みやかゆみが出てしまっては元も子もありません。 

またフラッシュ式のメリットして,照射面積(1回ごとに肌に当てられる光の範囲)が大きめのため、お手入れで打つ光のショット回数が少なくなります。ショット数が少ないということは時間の節約にもなります。 

フラッシュ式のデメリット 

黒い色に反応して毛根へのアプローチをするので、肌が黒かったり、白髪ですと施術ができません。自分の身体との相性を踏まえながら検討してみましょう。 

レーザー式のメリット 

フラッシュ式より高い効果が期待できます。また長期間効果が続き、繰り返し使用することで毛が細くなり目立ちにくく手触りもよくなります。 照射する面積が小さいのでポイントで狙い撃ちしたい時にむいています。

レーザー式のデメリット 

肌に当てる面積が小さいため、フラッシュと比較するとより時間がかかります。高い効果が期待できるということは、肌への負担も大きくなります。家庭用脱毛器はパワーの設定を調整できるものがほとんどですので、まずは低いパワーで試してみて、少しずつ高くしていく方法をおススメします。 

家庭用脱毛器を選ぶ時に見るべきポイントは

照射面積の広さ 

先ほどフラッシュ式は照射面積が大きく、レーザー式は小さいとお話ししましたが、それぞれの機械でもメーカーや商品によって照射面積のサイズは様々です。身体に使いたいならなるべく照射面積は大きい方がショット数は少なく済みますし、顔など細かい調整をしたい場合は照射面積が小さいものを選ぶとピンポイントで狙い撃ちができます。

それぞれの特徴を理解したうえで自分がどこをお手入れしたいのか、使検討してみるといいですね。 今はネットでも購入できますが、お店で商品を直接見てみることも大切です。ボタンの押し具合なども好みがあるかもしれません。

照射できる箇所 

VIOや顔など、デリケートな部分への照射が可能かどうかのチェックです。特に顔は人に見られる箇所ですので、赤みやかゆみ、肌荒れしてしまうのは避けたいところです。値段だけ見て選んでしまうと、脱毛したい箇所が含まれていなかったり、指定外の個所に照射してトラブルが起きてしまいます。照射範囲の確認は必ず行いましょう。 

パワー調整

家庭用脱毛器はサロンやクリニックに比べると確かにパワーは低いです。しかし肌に刺激を与えることには変わりありません。まずは低いパワーで試し打ちしてみて、だんだん出力を変えていくようにしましょう。 肌の色や毛の太さに合わせて設定することは脱毛の効果にも反映されます。 自動でパワーの調整してくれる商品もあるそうです。

照射可能回数 

家庭用脱毛器には回数制限があります。1台買えばそれだけで一生使えるわけではないことは知っておいてください。似たような商品で同じ値段なのに、照射回数が少なかったりしたら損した気分になりますよね。自分が選ぶ家庭用脱毛器は何回打てるものなのか、きちんと確認をしておきましょう。 

またカートリッジ交換式の脱毛器は1度買うと使い切った後もカートリッジの料金だけで追加できるのでおススメです。 

家庭用脱毛器は効果が出るまでに時間がかかるので、できるだけ長く使い続けられる商品を選ぶことが大事です。

家庭用脱毛器の使い方 

 

  • STEP.1
    ムダ毛をシェービングをします。
    カミソリや電気シェーバーを使い脱毛したい箇所のシェービングをします。タイミングは脱毛をする直前ではなく、なるべく前日に行うようにしましょう。シェービング後のつるつるの状態より、少し毛先が出ている方が脱毛効果が高まるからです。シェービングの際は肌を傷付けないよう丁寧に行います。
  • STEP.2
    メイクや日焼け止めを落とします
    清潔な肌に照射するとともに、メイクをしたままの顔に照射してもライトの光が毛根(または毛乳頭)まで届かない可能性が出るからです。きちんと落として照射を始めます。 
  • STEP.3
    照射していきます
    脱毛したい箇所に照射面を密着させて照射していきます。照射できる面積を確認して、少しずつずらしながら一直線に打っていくとムラができないように照射できます。 

    使用頻度は、はじめの3か月ほどはうちは週2回程度のペースで、低いパワー設定で行い、毛の状態を確認しながらパワー設定を上げたり、施術頻度を下げていきます。 

    毎日行えば効果が上がるわけではありません。使用する機械についてる取扱説明書をよく確認してください。 

  • STEP.4
    照射箇所を冷やし、保湿をします
    脱毛の施術が終わった肌は光と熱により刺激をうけています。しっかりと患部を冷やし、保湿も怠らないようにします。 
  • STEP.4
    脱毛器をきれいにします
    脱毛の施術が終わったら使用した脱毛器もきれいに拭きあげます。照射窓が汚れていると次に使う時に充分な効果を発揮してくれません。 
 

家庭用脱毛器を使う際に気を付けること 

永久脱毛ではないことを理解する 

何度もお伝えしていますが、家庭用脱毛器はパワー設定がお店より低いため、毛根や毛乳頭まで届いても細胞を破壊するまでの力は期待できません。少しずつ効果は見込めますが、あくまでも毛を細くしたり、柔らかくしたりと見た目や手触りに違いを持たせてくれる商品です。きちんと理解したうえで家庭用脱毛器を検討してください。 

肌トラブルが起こる可能性もある

お店で使うものよりはパワーや刺激が弱いとはいえ、やはり肌に直接刺激を与えるものですから、肌トラブルが起きない保証はありません。生理中や、日焼けした後のように肌が敏感なタイミングを避けたり、極端に肌が乾燥しているときは家庭用脱毛器の使用は控えるようにしてください。 

取扱説明書をよく確認する 

フラッシュ式か、レーザー式か、どこの部分に施術をするのか、毛の太さや濃さ、肌の色など、どんなパワーで使用するかは商品によって違いますよね。例えばパワー設定が3段階しかないものと、10段階まである商品のそれぞれの2のパワー量は明らかに違います。

取扱説明書には設定パワーや使用頻度、注意点などその機械を効果的に使うための方法が記載されているので、必ず目を通すようにしてください。

もうひとつの選択肢   

家庭用脱毛器、脱毛サロン、医療脱毛クリニックと紹介してきました。それぞれにメリット、デメリットがありました。もうひとつ、ここで紹介したいお店があります。それがセルフ脱毛革命隊-CIRCUS-です。 

セルフ脱毛サロンってどんなところ?

こちらは”無人のセルフ脱毛サロン”なので家庭用脱毛器のメリットにある「人に身体を見られずに施術ができる」をかなえてくれます。 

お店の脱毛器を使える

置いてある機械は脱毛サロンと同じなので、家庭用脱毛器よりも高い効果が期待できます。(店舗の利用方法や内部などは脱毛サロン「ハイジ」と同じとなっています。)

定額制で安心

サブスク制で24時間、好きな時に通うことができます。大手脱毛サロンと同等の効果で安価に利用が出来ます。その理由は広告費を出来るだけかけず、直営店のみの運営のため、余計な経費が掛からないからです。 

初心者にも安心のマニュアル完備

無人ですが機械はセルフでも使いやすいようカスタマイズされていますし、マニュアルも完備してあるので初心者の方も安心です。 

どうして安く脱毛できるの?

同じセルフ脱毛のハイジの店舗はほとんどがフランチャイズ店舗のため、店舗側は店舗開設時にフランチャイズ料などを払っている(100万以上)ため価格設定にも影響してしまいますが、CIRCUSは全て直営のため、大手サロンやセルフ脱毛サロンと同じレベルなのにとにかく安いです。 

機器は大手脱毛サロンと同等のもので、競合のハイジではIPL方式とSHR方式のハイブリット方式だが、脱毛機器の性能は低いものとなっている。CIRCUSでは光脱毛より効果がありレーザー脱毛機に近い最新の「LED脱毛機」(ここ2年ほどで出てきた最新の脱毛方式)となって います。

まとめ

今回は家庭用脱毛器について紹介しました。脱毛サロン、医療脱毛クリニック、セルフ脱毛サロンなど、家庭用脱毛器以外にも脱毛できる場所は選べます。それぞれのメリット・デメリットの情報を踏まえ、自分に合った脱毛方法を検討してください。

毛の生え方や、脱毛のサイクルを理解しておけば脱毛サロンでお店の人に聞かなくても、自分で周期を踏まえたうえでより効果的に脱毛を行うことができます。家庭用脱毛器はペースはゆっくりですが、きちんと続けていれば効果は期待できます。

まずは脱毛サロンや医療脱毛クリニックに通い、脱毛のプロと話してさらに脱毛の知識を増やしたうえで、毛が薄くなったり量が減ったら残りは家庭用脱毛器やセルフ脱毛サロンでこまめにメンテナンスするという使い分けをおススメします。

 

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