セルフで永久脱毛はできる?セルフでできるムダ毛のお手入れ方法

何度処理してもまた時間が経つと生えてくるムダ毛。繰り返しお手入れするのは大変ですよね。

永久脱毛したいけれど、脱毛サロンや脱毛クリニックに通うにはお金がかかるし、時間も拘束されてしまうのでなかなか通えないという方は多いのではないでしょうか。

もし自宅でセルフで永久脱毛できれば、思い立った時にいつでもすぐにお手入れすることができ便利です。セルフで永久脱毛ができたらいいなと思いませんか?

このページでは自宅でセルフで永久脱毛できるのか?またセルフでできるムダ毛のお手入れ方法について解説します。

永久脱毛について

永久脱毛って自宅でセルフでできる?

クリニックや脱毛サロンに通うには予約を取る必要ふぁあり、何度も通う手間もあるうえ、お金もかかります。もし自宅でセルフで簡単に永久脱毛ができれば、クリニックや脱毛サロンに通う必要がなくなり、時間も手間もお金も節約できるので嬉しいですよね。

しかし結論からいうと、自宅でセルフで永久脱毛することはできません。

永久脱毛を行えるのはレーザー脱毛を取り扱う医療クリニックや皮膚科のみです。毛根を刺激して行う永久脱毛は、強い痛みを伴うこともあるので、限られた専門の医師にしかできない特別な脱毛方法なのです。

永久脱毛は自宅でセルフでできる脱毛ではないので、永久脱毛を希望する方は、永久脱毛を施術してくれるクリニックや皮膚科などの医療機関を探してみましょう。

永久脱毛の定義って?

「永久脱毛」と聞くと、脱毛が完了したら一生毛が生えてこなくなるというイメージがありますが、「永久脱毛=毛が永久に生えてこない」ということではありません。

医学が進歩した現代でも残念ながら、永久に毛を生えなくする永久脱毛は実現されていません。永久脱毛の定義にはこのようなものがあります。

  • 最終脱毛から1カ月後の毛の再生率が20%以下である状態
  • 3回照射後、6ヶ月経過した時点で67%(3分の2)以上の毛が減っている状態

この永久脱毛の定義に関しては、日本の法令には定められておらず、米国電気脱毛協会や食品医薬品局(FDA)によって定義されています。

現在日本で永久脱毛とされているのは、医療レーザー脱毛とニードル脱毛だけです。

脱毛効果が高いといわれていますが永久に毛が生えないツルツルな状態を続ける永久脱毛は難しく、永久脱毛できるとされていても、また毛が生えてきてしまう可能性が高いです。

また医療レーザー脱毛やニードル脱毛は、脱毛の効果が高いぶん、施術時にかなりの痛みを伴います。長い期間の通院が必要になり、比較的高額な料金がかかってしまうことが多いです。

脱毛と除毛の違いとは?メリット・デメリットと自己処理方法!

セルフで永久脱毛のようなきれいな肌になるには?

自宅でセルフで行うお手入れでは、永久脱毛はできません。しかしそれでも自宅でセルフできれいにムダ毛を処理したいと考えている方は多いと思います。ここからは永久脱毛のようなきれいな肌を目指して、自宅でセルフでムダ毛をお手入れする方法や、それぞれの方法の特徴について詳しくご紹介していきます。

セルフでできるお手入れには、次の6つの方法があります。

①カミソリ

②電気シェーバー

③毛抜き

④脱毛ワックス

⑤除毛クリーム

⑥セルフ脱毛器

①カミソリ

カミソリは誰もが1度は使用したことがあるのではないでしょうか?カミソリは身近なドラッグストアなどで安価で販売されているので、手に入れやすく、急を要する際にも手軽にムダ毛を処理することができる便利なアイテムです。

カミソリでのセルフのお手入れ方法は、T字の刃を肌表面に当て、すべらせるように毛を剃っていきます。カミソリでのお手入れは、表面に生えている毛をそり落とす除毛という方法です。そのため、キレイな肌を保つことができるのは半日~1日程度で、またすぐにチクチクとした毛が生えてきてしまいます。

カミソリは肌を傷つけてしまう危険性もあるため、あまり良い方法とは言えません。カミソリの刃でムダ毛とともにわずかに肌の表面も削られてしまうため、肌が乾燥したり、毛穴が目立ちやすくなってしまうなど肌トラブルの原因になります。

また、毎日使用し続けることで毛が太くなってしまう場合もあるため、できるだけ避けたいお手入れ方法です。

泡立てた石鹸やボディーソープを付けてから剃るという方も多いですが、肌への刺激を軽減するためにはシェービング用のクリームを付けてから剃る方法が望ましいです。使用後は保湿クリームを塗るなど、肌の保湿ケアも忘れずに行うようにしましょう。

②電気シェーバー

電気シェーバーは刃が直接肌に触れることなく毛を剃り落とすことができるので、カミソリよりも肌に優しく、脱毛サロンやクリニックで脱毛を行う際に勧められることの多い自己処理方法です。

肌を痛める心配なくお手入れできますが、電池の交換が必要なことや壊れてしまう可能性があるため、カミソリでのお手入れに比べるとコストがかかります。また電気シェーバーでは細い毛の処理が難しいというデメリットもあります。

お手入れ後1~3日ほど経つと再び毛が生えてきますが、電気シェーバーは持ち運びできるものが多く、気になったときに簡単に処理できます。

脱毛サロンやクリニックでも剃り残しがあった場合には電気シェーバーで処理していることからも、自己処理で肌を痛めることが心配という方でも安心して行える、肌に優しいセルフのお手入れ方法と言えます。

③毛抜き

毛抜きは最もコストがかからないムダ毛のお手入れ方法です。カミソリや電気シェーバーとは違い毛根から抜くことができるので、毛抜きで抜くと2~3週間ほど長い期間毛がない状態をキープできるというメリットもあります。

しかしピンセットなどで生えている毛を無理やり抜くため、毛穴のトラブルを起こしやすい方法です。毛穴が傷むことで角質がたまりやすくなり毛穴が塞がってしまい、次に生えてくる毛が皮膚の中にたまってしまう「埋没毛」などのリスクが高くなります。

永久脱毛したようなキレイな肌になるためにムダ毛を処理しているのに、肌トラブルが起きてしまっては本末転倒です。

毛抜きによるセルフのお手入れは手軽で便利なうえ、毛を抜くことでツルツルな仕上がりにできるので実際に行っている方も多いかと思います。しかし肌に与える影響を考えると、カミソリと同じくなるべく避けたい自己処理方法です。

④脱毛ワックス

脱毛ワックスは別名ブラジリアンワックスとも呼ばれています。脱毛ワックスは毛を抜いて除毛していく方法です。ムダ毛を処理したい部分にワックスを塗り、しばらく置いてから剥がすというセルフで簡単にできるお手入れ方法です。

毛抜き同様ムダ毛を毛根から抜くことができるので、お手入れをすると2~3週間ほどムダ毛が生えてきません。

ツルツルの仕上がりなので、永久脱毛をしたようなキレイな肌が簡単に手に入ったように思いますが、脱毛しているわけではないのでしばらく経つとまたムダ毛が生えてきます。

脱毛ワックスは粘着力の強い液体を肌に塗り、剥がすと同時に毛を引き抜くという方法のため、お手入れの際は強い痛みを感じることが多いです。毛穴だけでなく肌に与えるダメージも大きいので、肌が敏感な方にはおすすめできない方法です。

また、脱毛ワックスでセルフでお手入れする際には毛を1cm以上生やしておく必要があるため、毛を生やしている期間は見た目も気になるというデメリットがあります。

⑤除毛クリーム

除毛クリームは、生えている毛をクリームで溶かして除毛していくセルフのお手入れ方法です。広い範囲を一気にお手入れすることができるうえ、カミソリでのお手入れよりも毛が生えてくるまでの日数が長いというメリットがあります。

除毛クリームは根元から毛を溶かすので毛穴が目立つこともなく、永久脱毛したようなすべすべな肌に仕上がり、個人差はありますが3日~1週間ほどはキレイな状態をキープできます。

見た目や肌触りは満足度が高いセルフのお手入れ方法ですが、除毛クリームには毛を溶かす強い成分が配合されているため、肌に刺激を感じる場合があります。

さまざまなタイプの除毛クリームが販売されているので、肌荒れ予防や保湿成分が含まれている、なるべく肌に優しい製品を選ぶようにしましょう。肌が強いという方でも、必ずパッチテストを行ってから使用してください。

また除毛クリームで全身をお手入れする場合、大量の除毛クリームが必要です。脱毛サロンに通う時間がない場合や、足やビキニラインなど一部の定期的なお手入れに使用することをおすすめします。

⑥セルフ脱毛器

自宅でセルフで永久脱毛を行うことはできませんが、セルフ脱毛器なら脱毛サロンやクリニックの脱毛方法に近いお手入れをセルフで行うことができます。

カミソリや電気シェーバー、除毛クリーム、除毛ワックスなどは市販でも購入できセルフで簡単にできるお手入れ方法ですが、脱毛サロンやクリニックで行う脱毛とはまったく異なります。お手入れしても数日~数週間ほどで新たな毛が生えてくるので、何度も繰り返しお手入れが必要になります。

セルフ脱毛器はカミソリや電動シェーバーなどに比べると価格が高くなってしまいますが、脱毛サロンやクリニックのように、フラッシュ脱毛方式やレーザー脱毛方式などの光を照射してお手入れできるというメリットがあります。

自宅で誰でも安全に使用できるように、脱毛サロンやクリニックの脱毛器に比べると出力が弱く設定されているため時間はかかりますが、何度か回数を重ねることで脱毛の効果が期待できます。

「脱毛したいけどスタッフにムダ毛の処理をしてもらうのが恥ずかしい」という人や、「仕事や学校で忙しくて、通う時間がない」という人に人気のお手入れ方法です。

セルフ脱毛器はこまめにお手入れすることで太い毛を徐々に細くしたり、ムダ毛の無いキレイな肌を保つなど、脱毛サロンのような脱毛効果を得ることができます。残念ながらセルフで永久脱毛はできませんが、自宅でセルフで脱毛したいと考えているなら、セルフ脱毛器を使用したお手入れ方法がおすすめです。

セルフ脱毛器の効果的な使い方

残念ながら、セルフで永久脱毛はできません。しかしセルフ脱毛器で効果的にお手入れを続けていくことで毛が生える速度を遅らせたり、生えてくる毛の量が少なくなるなどの効果が期待できます。

セルフ脱毛器は次のポイントを守って使用することで、より高い脱毛の効果が期待できます。

  • フラッシュ脱毛方式かレーザー脱毛方式を選ぶ
  • 使用頻度を守ってお手入れする
  • 保湿をする

フラッシュ脱毛方式かレーザー脱毛方式のセルフ脱毛器を選ぶ

セルフ脱毛器はさまざまなメーカーから数多くの機種が販売されています。

そのなかでも脱毛効果があるのは、脱毛サロンで採用されている「フラッシュ脱毛方式」やクリニックで採用されている「レーザー脱毛方式」のセルフ脱毛器です。

セルフ脱毛器は家庭用なので、誰でも安全にお手入れできるように、脱毛サロンやクリニックの脱毛器より照射の出力を抑えた作りになっています。

使用頻度を守ってお手入れする

フラッシュ脱毛方式やレーザー脱毛方式のセルフ脱毛器は、毛に含まれるメラニン色素に反応して光を照射し、毛根の毛を作るはたらきのある細胞にダメージを与えることで脱毛します。

セルフ脱毛器には機種ごとに適切な使用頻度が決められているので、はじめのうちは定められた頻度に合わせて使用していきましょう。ある程度お手入れの回数を重ねて毛が生える速度が遅くなってきたなと感じたら、毛が生えるタイミングに合わせて使用しましょう。

そうすることで徐々に毛が細く柔らかくなり、全体的に毛の量が減ってくるので、自己処理の頻度も減っていきます。

保湿をする

セルフ脱毛器は熱を照射して脱毛していくので、肌が乾燥しやすくなります。乾燥した状態の肌に照射してしまうと、痛みを感じやすくなるだけではなく、脱毛の効果も低くなってしまいます。

普段から保湿することが大切ですが、セルフ脱毛器を使用する場合は、いつもより念入りに肌の保湿を行ってください。

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まとめ

  • セルフで永久脱毛はできない
  • セルフでできるお手入れはカミソリ・電気シェーバー・毛抜き・脱毛ワックス・除毛クリーム・セルフ脱毛器
  • セルフ脱毛器はポイントを守って使用することで脱毛サロンのような脱毛の効果が期待できる

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