背中は範囲が広いので、結婚式で背中の開いたドレスを着たり、海やプールなどで水着を着る際には人目に付きやすい部位です。
普段はあまり見えない部位なので、常にムダ毛のお手入れをしているという方は少なく、イベントの予定ができると慌てて処理をするという方が多いのではないでしょうか?
背中は自分で直接見えないうえに手が届きにくく、慌てて自己処理をするとお肌を傷つけてしまったり、剃り残してしまいがちです。自己処理が大変な背中は、脱毛することをおすすめします。
このページでは背中脱毛に必要な施術回数や、背中脱毛のメリット・デメリット、脱毛を受ける際のポイントについて詳しく解説していきます。
背中脱毛を検討しているという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
背中脱毛は何回施術する?
背中の脱毛は他の部位と比べると、必要な施術回数が多いことが特徴です。
また脱毛は成長期の毛にのみ効果を発揮するので、十分な脱毛の効果を実感するためには、毛周期にあわせて何回か繰り返し施術していく必要があります。
脱毛サロンとクリニックでは、違った脱毛方式を採用しています。そのため脱毛サロンに通うのか、クリニックに通うのかで、背中脱毛に必要な回数は異なります。
脱毛サロンでは光脱毛、クリニックでは医療レーザー脱毛を採用していることが多く、一般的にクリニックでの医療レーザー脱毛のほうが脱毛の効果が高いと言われています。そのため必要な施術回数も少ない傾向があります。
背中脱毛に必要な施術回数を詳しく解説していきます。
背中脱毛の効果を実感できる回数
毛質や毛の量には個人差があるため、背中脱毛に必要な施術回数も人によって異なります。平均すると脱毛サロンの光脱毛では5回程度、クリニックの医療レーザー脱毛では3回程度通うと背中脱毛の効果を実感できると言われています。
脱毛は毛周期に合わせて施術を受ける必要があり、2~3ヵ月に1回の頻度で通うことになります。そのため背中脱毛にかかる期間は、脱毛サロンでは約10ヵ月~1年3ヵ月、クリニックでは約6ヵ月~9ヵ月です。
ツルツルに仕上がる回数
背中のムダ毛を完全になくしてツルツルに仕上げたい場合は、脱毛サロンの光脱毛では8~12回程度、クリニックの医療レーザー脱毛では5~8回程度通う必要があると言われています。
背中脱毛にかかる期間は、脱毛サロンでは約1年4ヵ月~3年、クリニックでは約10ヵ月~2年です。
背中脱毛のメリット
背中に生えている毛は細く色素の薄い産毛が多いので、脱毛の施術時に感じる痛みが少なく、脱毛におすすめの部位です。
背中脱毛を受けることで次のようなメリットが得られます。それぞれのメリットについて詳しくご紹介していきます。
- 自己処理の手間が軽減される
- 肌トラブルのリスクが減る
- 背中ニキビが改善される
- 自信をもって背中を出せる
自己処理の手間が軽減される
背中を脱毛すると、徐々にムダ毛の量を減らしていくことができます。
とくに背中のムダ毛は自分で直接見ることができないうえ、手も届きづらく自己処理が難しい部位です。
家族や友人などに頼んで処理してもらうという方もいますが、なかなか人には頼みづらかったり、ムダ毛を見られるのが恥ずかしいという方は多いのではないでしょうか。また鏡を見ながら自分で処理するのは大変な作業で、背中は範囲が広いので手間がかかります。
背中脱毛を受ければ、人に頼むわずらわしさや自己処理の手間から解放されるというメリットがあります。
肌トラブルのリスクが減る
どれだけ気を付けて自己処理を行っても、肌トラブルが起きてしまう可能性があります。
とくに背中は見えづらく手が届きにくいため、自己処理が難しい厄介な部位です。
無理やり処理をしようとすると、カミソリで肌を傷つけてしまいかねません。背中は洗いにくい部位でもあるので雑菌や汚れが溜まりやすく、傷ができてしまうと炎症を引き起こし、回復に時間がかかることがあります。
またシェービング剤が十分に塗れていないまま自己処理すると、お肌にダメージを与えてしまい、肌トラブルを起こしてしまう原因にもなります。
背中脱毛を行うと自己処理の回数を減らすことができるので、自己処理による肌トラブルのリスクも減らすことができるのです。
背中ニキビが改善される
背中には汗腺や皮脂腺が多くあり、汗や皮脂が出やすいため、ニキビや炎症などの肌トラブルが起こりやすい部位です。
背中のムダ毛に汚れが絡むことで、ニキビや炎症ができるリスクが高くなります。不潔な状態で自己処理をし肌を傷つけてしまった場合、細菌が入ってしまうというリスクもあります。
背中脱毛を行い自己処理の回数を減らすことで、背中のニキビができにくくなるというメリットを得られるのです。
またシャワーの際に流しきれなかったシャンプーやトリートメント、ボディソープなどが、背中に残ってしまう場合があります。その成分が毛穴に詰まることも、背中にニキビができてしまう原因です。
背中を脱毛すると、毛が毛根から処理されるため、毛がなくなるだけではなく毛穴自体が小さくなるというメリットも得られます。毛穴が目立たないなめらかなお肌になるとともに、毛穴に皮脂や汚れが溜まりづらくなり、ニキビができにくくなります。
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自信をもって背中を出せる
背中の部分は目線の高さと同じくらいの場所なので視線に入りやすく、ムダ毛があると目につきやすくなります。
ムダ毛が気になって背中が開いたファッションに挑戦できないという方も多いのではないでしょうか。そんな方でも、背中脱毛をすれば自信をもってオシャレを楽しむことができます。
また背中の毛は細い場合が多いため、一見目立たないように思えますが、実は毛の本数は多い傾向があります。1本1本は目立たなくても、無数の毛が生えているため、背中全体を見たときにワントーン暗く見えてしまいます。
背中脱毛を行い背中の毛がなくなると、お肌のトーンが明るく見えます。また毛穴が小さくなるので、肌触りも滑らかになるでしょう。背中がキレイになると、水着やドレスなども自信をもって着ることができるというメリットがあります。
背中脱毛のデメリット
背中脱毛にはさまざまなメリットがありましたが、もちろんデメリットもあります。
脱毛を後悔しないためにも、これからご紹介するデメリットをしっかり理解したうえで脱毛をはじめましょう。
- 効果を実感するには時間が必要
- 脱毛の境目が気になる
- 毛嚢炎のリスクがある
- 硬毛化のリスクがある
効果を実感するには時間が必要
脱毛器から照射される光やレーザーは、毛の中に含まれる黒色のメラニン色素に反応し、毛根にダメージを与えることで脱毛します。
そのためムダ毛がより太く濃いほど脱毛の効果は高くなりますが、背中には細く色素の薄い産毛のような毛が多いので、脱毛の効果が出づらい傾向があります。
脱毛の効果を実感するまでに施術回数を重ねる必要があるため、効果を感じにくく、不安になる方が多いことがデメリットです。
毛の太さや量により個人差がありますが、背中脱毛の効果を感じるまでには時間がかかるということを覚えておいてください。
脱毛の境目が気になる
背中脱毛のみを受けた場合、背中がツルツルになると、脱毛していない部分の毛が気になってしまうというデメリットがあります。特にうなじや襟足などは普段から見えやすい部位なので、背中との境目が気になってしまう方が多いです。
背中の上部のみを部分的に脱毛した場合、背中下部との境目が気になってしまうこともあります。
背中を脱毛すると想像以上にお肌のトーンが明るくなり、脱毛していない部分との違いにがっかりしてしまうケースもあるようです。
全身脱毛ではなく背中脱毛のみを検討している場合は、注意しましょう。
毛嚢炎のリスクがある
ほかの部位の脱毛と比較すると、背中脱毛は「毛嚢炎」のリスクが高い傾向があると言われています。
毛嚢炎とは脱毛によってダメージを受けた皮膚に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌が入り込み、炎症が起きる疾患です。ニキビのような症状で、赤みやかゆみ、膿を伴います。
毛嚢炎は身体のいたるところに発症しますが、とくに汗をかきやすいところや、自己処理などで皮膚に傷ができた部分に生じやすい特徴があります。そのため汗腺が多く蒸れやすい部位である背中は、脱毛を行わなくても、もともと毛嚢炎が発症しやすい部位なのです。
脱毛を行うとお肌がダメージを受けるため、毛嚢炎が発症しやすい状態といえます。冷却や保湿などのアフターケアを必ず行い、清潔に保つように心がけましょう。
毛嚢炎は内服薬や外用薬による治療が可能です。背中にニキビのような症状があらわれた場合、毛嚢炎の可能性があるので、医療機関を受診しましょう。
硬毛化のリスクがある
「硬毛化」とは、光やレーザーを照射した部位の毛が脱毛前よりも太くなることをいいます。
硬毛化が起こる原因はまだ解明されておらず、詳しいことはわかりませんが、硬毛化は毛が細く色素が薄い産毛が多いところに起こりやすいと言われています。そのため産毛が多い背中は硬毛化が起こりやすい部位です。
脱毛器から照射される光やレーザーは産毛などの細い毛には効果を発揮しづらいため、発毛組織を破壊しきれず刺激として伝わってしまい、発毛を促進するのではないかと考えられています。
つまり光やレーザーの刺激によって毛の成長が促されたり、休止期にあった毛の成長が早まってしまった可能性があるのではないかということです。
硬毛化は原因が解明されていないので、残念ながら具体的な対策方法はありません。硬毛化は施術をしてから数ヶ月後に発生するケースが多いため、施術後は注意して脱毛部位を観察しましょう。
背中脱毛のポイント
背中脱毛には、気をつけるポイントがあります。
次のポイントを守って背中脱毛を受け、ツルツルのお肌を手に入れましょう。
日焼け対策を行う
脱毛の光やレーザーは、毛に含まれるメラニン色素に反応して照射します。日焼けをするとお肌が黒くなりますが、それはメラニン色素がお肌に沈着するためです。
日焼けしたお肌に照射すると光やレーザーが過剰に反応してしまい、照射時に強い痛みを感じたり、火傷や赤みなどの肌トラブルを起こす可能性があります。
そのため、日焼けしたお肌には脱毛の施術はできません。
スムーズに脱毛を進めていくために、脱毛期間中は日焼け止めを塗ったり、日傘をさすなどの日焼け対策をしっかり行いましょう。
保湿ケアを行う
脱毛の効果を十分に発揮するためには、普段から保湿を行うことが大切です。
脱毛によりダメージを受けてたお肌は、乾燥しやすい状態になっています。そのままにしておくと肌トラブルを引き起こす原因になってしまうので、脱毛後はとくに入念な保湿ケアを行いましょう。
背中は見えづらく手が届きづらいため保湿ケアがおろそかになりやすい部位ですが、化粧水やローションなどを使用して、しっかり保湿しましょう。
毛周期に合わせたペースで通う
脱毛は成長期にあたる毛のみに効果を発揮します。頻繫に通えば脱毛の効果が高くなるというわけではないので、毛周期に合わせて2~3ヵ月に1回程度のペースで通いましょう。
遅すぎるペースで通うと、脱毛完了までの期間が延びてしまいます。反対に早すぎるペースで通うと、お肌に余分な負担をかけてしまうことになります。
背中脱毛の効果を十分に発揮するためには、毛周期に合わせて適切なペースで通うことが大切です。
予定がある場合早めに脱毛をはじめる
背中脱毛を検討している方の中には海やプールで水着を着る予定がある、結婚式でウエディングドレスを着る予定があるなど、予定がある日に合わせて脱毛に通いたいという方が多いのではないでしょうか。
背中脱毛は効果を実感するまでに時間がかかる部位です。さらに突然の用事や生理などで施術の予約を変更して脱毛の期間が延びてしまったり、日焼けや肌トラブルなどで脱毛をしばらくお休みする必要がでてくる可能性もあります。
予定が決まっている場合は、できるだけ早めに背中脱毛をはじめることをおすすめします。
まとめ
- 背中脱毛の効果を実感するためには脱毛サロンの光脱毛では5回程度、クリニックの医療レーザー脱毛では3回程度通う必要がある。
- ツルツルに仕上げたい場合は、脱毛サロンの光脱毛では8~12回程度、クリニックの医療レーザー脱毛では5~8回程度通う必要がある。
- 背中脱毛にはメリットとデメリットがあるので、しっかり理解したうえで脱毛をはじめる
- 背中脱毛の期間中は日焼け対策や保湿ケアに気をつけ、毛周期に合わせて通う
- 背中脱毛は効果があらわれるまでに時間がかかるので、予定がある場合は早めに脱毛をスタートさせる
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