「水2リットルで本当に美肌になるの?」「ダイエット効果はいつからあるのか知りたい!」と気になっている人が多いのではないでしょうか?
水を飲むだけという手軽な美容法であるためすぐに実践しやすいことがメリット。
しかし、水の飲み方を間違えると効果を実感できないばかりか、体調不良を引き起こす恐れも。
そこで本記事では、水分補給の正しいやり方や摂取量、他にも多くの人が疑問に感じている点について解説していきます。
水を飲むことで期待できる効果
赤ちゃんは体重の約80%が水といわれ、成人の場合体重の約55〜60%に減るものの、体の大部分は水分でできていることがわかります。
意識して水を飲むことにより、体にどのような影響があるかみていきましょう。
細胞活動が活発化し肌がキレイになる
適切な量の水を摂取することにより、血流がスムーズになるため細胞活動が活発化し、肌のターンオーバーの改善し正常な状態を保つことができるといわれています。
摂取した水は血液やリンパ液などの体液になりますが、水分が不足していると血流が滞りやすく老廃物もなかなか排出されなります。
水を飲むことで血流が良くなり、細胞に酸素や栄養が行き渡ることで肌にうるおいをもたらすなど効果が期待できるでしょう。
基礎代謝がアップしダイエットの助けになる
血流がスムーズになり細胞が正常に機能するようになると、基礎代謝アップが期待できます。
基礎代謝が上がることにより、普段の生活を送っているだけでもカロリーを消費しやすくなります。
適度な運動や食事制限と組み合わせると、よりダイエットに効果的でおすすめですよ。
便秘・むくみの解消により痩せることできる
水を摂取することで便秘やむくみが解消されやすいでしょう。
水分不足になると老廃物の排出が滞るため、むくみや便秘、体重増加の原因になります。
むくみによって脚などが太くなったり、輪郭がぼやけ顔が大きく見えたりと太って見えやすくなることも。
さらに、老廃物が排出されない状態が続くと便秘になり体重も増加してしまいます。
水を飲むことによる便秘・むくみの解消と基礎代謝アップにより、ダイエット効果が期待できます。
効果はいつから出る?
「水を飲む効果は分かったけど、どれくらいで体に効果が出始めるの?」と多くの人が疑問に思うことでしょう。
効果を実感し出すタイミングは、次のようにいわれています。
1カ月以上継続すると効果を実感しやすい
効果を実感するタイミングには個人差がありますが、1カ月以上継続して2リットル近くの水を飲むと効果を実感しやすい傾向があります。
人によっては1週間程度で肌荒れが改善した、お通じが良くなったと感じることもあるようです。
最初の頃は、水を飲んでも効果に実感が湧かないかもしれませんが、継続により体の変化を少しずつ感じることができ、次第に1つの健康習慣として生活に根付くようになるでしょう。
正しい水の飲み方
正しい水分補給の仕方について知り、体をうるおわせてキレイかつ健康に過ごしてくださいね。
のどが乾く前に少量ずつ水を飲む
こまめに水を飲むことにより、のどの乾きを予防できます。以下のようなタイミングで摂取すると良いでしょう。
- 起床後
- 食事前
- 運動前後
- 入浴前後
- 就寝前
長い睡眠の後で水分が枯渇している起床直後は、コップ1杯の水を飲むことをおすすめします。
運動や仕事など活動中も、のどが乾く前に水を摂取し、寝ている間に汗をかいて水分不足になりやすいため就寝前も水を飲むようにしましょう。
上記のタイミングにかぎらず、適宜水分補給することを心がけてくださいね。
常温水や白湯を飲む
水を飲むときは常温の水か、体が温まる白湯が良いでしょう。
暑いときはつい冷たい水を飲んでしまいますが、内臓まで冷やしてしまい代謝が悪くなる恐れがあります。
1日にコップ7〜8杯程度を少量ずつ、こまめに飲んでいくことをおすすめします。
NGな水の飲み方
水分補給の仕方を間違えると思うような効果が実感できず、体調不良になる可能性もあります。
下記のことに気をつけて適切に水を摂取していきましょう。
食事中にたくさん飲むと消化する力が弱くなる
食事中に水をたくさん飲んでしまうと、食べ物を消化する胃酸の働きを阻害することになります。
消化不良を起こす可能性があるため、食事中はコップ1杯程度の水で抑えておきましょう。
食事する30分〜1時間前に水を飲んでおけば、胃酸に影響しにくいためおすすめです。
お茶やコーヒーでは水分を排出しやすくなる
お茶やコーヒーにはカフェインが含まれており、利尿作用が働くことで水分を排出しやすくなります。
水を飲んで得ることができる効果は、他の飲み物では正常に作用しない可能性があります。
水分補給には適さないため、水かノンカフェインのハーブティーなどが良いでしょう。
水の過剰摂取は水中毒になる恐れがある
一気に水を大量摂取することにより、水中毒になるリスクが高くなります。
水中毒は、血液中のナトリウム濃度(塩分の濃度)が低下し低ナトリウム血症という状態になることをいいます。
主な症状としては以下の通りです。
- めまい
- 頭痛
- 頻尿
- 疲労感
- 下痢
上記の症状の他、さらに悪化すると嘔吐や錯乱、意識障害などを引き起こしてしまい生命の危機につながることも珍しくありません。
身体活動レベルに見合う1日の水分摂取量を目安に、飲みすぎないように注意しましょう。
水は2リットル必ず飲むべき?
普段水を飲まない人にとっては、水は味がなく量が多いため慣れるまで時間がかかることも。
そもそも、水を2リットル飲むべきなのかについてお伝えしていきます。
適切な水の摂取量は年齢や身体活動レベルなどによって異なる
結論として、全員が水を2リットル飲めばいいというわけではありません。
以下により、適切な水の摂取量は変わるといわれていますが、いまだに化学的根拠が示されていない部分があります。
- 年齢
- 体重
- 食事
- 運動
- 仕事のスタイル
日頃ウォーキングなど適度な運動をしているか、スポーツ選手として運動しているのかといった運動量によることも。
さらに、仕事がデスクワークなど静的活動中心か、外回りなど動的活動中心かという身体活動のレベルにより、適切な水分摂取量は人により変わってきます。
身体活動レベルが高い場合は2リットル以上必要になることもあるため、様子をみながら水の摂取量を増やしていくと良いかもしれません。
一般的に約1.2リットルの水を飲むことが必要といわれている
一般的な生活をする成人が排出する水は約2.5リットルといわれており、食事や体内で生成される水は約1.3リットルであるため、約1.2リットルの水分補給が必要です。
汗や呼吸、排尿によって体内から大量の水が出ていくため、活動量が多い人はさらに排出しているでしょう。
みそ汁など日本特有の和食は水分含有量が多いため、1日の3食の食事で約1リットルの水を摂取できているといわれています。
しかし、活動量や食事内容も個人差があるため、飲み物から1.2リットルを目安に飲む量を増減させることをおすすめします。
毎日水2リットル摂取をやってみた結果
実際に水2リットルを一定期間飲み続けた体験談を参考にして、正しい水分補給を心がけてくださいね。
2週間飲み続けた結果お通じは改善したが肌は目立った変化なし
約250ミリリットルのコップで8杯、合計2リットルの水を2週間飲み続けた結果、肌の状態に大きな変化はみられないものの、お通じの改善を実感したという人もいます。
最初はただただ味のない大量の水を飲み続けることに慣れず、中には苦痛に感じてしまう人も。
しかし自分に合った適切な水分量をこまめに飲むことで、徐々に水を飲むことへの抵抗が減り、慣れていく傾向があります。
続けることで変化を感じやすいため、最初は少量から始めるなど無理せず継続してみてはいかがでしょうか。
3カ月飲み続けた結果暴飲暴食が減り痩せた
水2リットルを3カ月飲み続けた結果、暴飲暴食が減り約5kg痩せたと報告する人もいます。
水を飲んだだけでは大幅な減量は難しいため、食事や運動に気をつけながら水を摂取するとよりダイエット効果を実感しやすいでしょう。
食事前にコップ1杯の水を飲むことで暴飲暴食の予防が期待できるため、意識して取り入れるのも良いかもしれません。
1年以上運動とともに続けた結果血液検査の数値に改善が見られた
1日5000歩程度歩くという軽い運動と、水2リットルを1年以上続けた結果、血液検査の結果が良くなったという人も。
毎日適量の水を飲むことで血液中にある老廃物が排出されやすく、血流がスムーズになるため血液成分の数値に改善が見られることも珍しくありません。
生活習慣を整えて過ごすことで、体内や見た目にも変化が生じやすいでしょう。
まとめ
- 適量の水を飲むと血流が良くなり美肌やダイエットにつながる
- 水2リットルを毎日飲むと1カ月以上で効果が出やすい
- 喉が乾く前に少量ずつ水を飲むことが大切
- 食事中ではなく食事30分以上前に水を飲むことがおすすめ
- お茶やコーヒーではカフェインが含まれており水分補給に不向き
- 水の過剰摂取は水中毒になる恐れがある
- 1日約1.2リットルを目安に活動量に応じて量を増減すると良い
- 水による効果の実感は個人差があるがお通じなど実感する人が多い
運動や食事に気をつけながら適切な水分補給をすることで、効果をより実感しやすいでしょう。体内から健康になり、見た目もさらにキレイになるためにも、正しい水の飲み方を継続し習慣にしてみてはいかがでしょうか。
コメントを残す