背中の脱毛方法や施術回数!メリット・デメリットや注意点はある?

背中のムダ毛は自分では直接見えないので、普段はあまり気にならないかもしれません。しかし背中は範囲が広いので、背中が開いた服を着た時や水着を着たときには人目につきやすい部分です。

背中は鏡ごしにしか見えないうえ手が届きづらいので、自己処理が難しく、剃り残しやケガをしてしまう可能性が高い部位です。また十分なスキンケアが行われていないケースが多いので、背中ニキビなどの肌トラブルを起こしやすい部位でもあります。

背中の脱毛を行うとムダ毛が無くなるだけではなく、背中ニキビや肌トラブルの予防にもなるため、美肌効果も期待できます。

このページでは背中の脱毛を行う方法やメリット・デメリットについて詳しく解説します。

「自己処理が大変で、背中の脱毛に興味がある」「背中のニキビが気になる」という方はぜひ参考にしてみてください。

背中の脱毛方法

背中の脱毛を行うには「医療脱毛」「サロン脱毛」「セルフ脱毛」の3つの方法があり、それぞれ脱毛の仕組みや特徴が違います。

自分に合った方法で背中の脱毛を行うためには、それぞれの脱毛方法の特徴を理解することが大切です。

まずは背中の脱毛方法について解説します。

医療脱毛

背中の脱毛を行う1つ目の方法は、医療脱毛です。

医療脱毛とは、皮膚科や医療脱毛を扱うクリニックで受けられる脱毛方法です。

医療用のレーザーを取り入れており、他の脱毛方法よりも照射の出力が強いため、脱毛の効果があらわれやすいという特徴があります。

そのため早い期間で脱毛を完了できるうえ、永久脱毛とも呼ばれる効果の高い脱毛を受けられます。

しかし出力が強く効果があらわれやすいぶん、脱毛時に強い痛みを感じやすいです。部位によっては耐えられないほどの痛みを伴う場合もあるため、医療脱毛では麻酔の使用も可能です。

また医療脱毛は医療従事者による施術が必須で、出力が高い機械を使用するため、ほかの脱毛方法と比較すると費用が高額になることがほとんどです。

医療脱毛は「費用が高くてもいいから早く背中の脱毛を完了させたい」「痛みに強い」という方に向いている方法です。

サロン脱毛

背中の脱毛を行う2つ目の方法は、サロン脱毛です。

サロン脱毛とは、主にエステサロンなどの場所で受けられる脱毛のことです。

医療用レーザーよりも出力が低い光脱毛の機械を使用するため、麻酔を使用するほどの痛みを感じることはなく、お肌への負担が少ないという特徴があります。

サロン脱毛は医療脱毛に比べると施術を受けられる場所が圧倒的に多いので、自身のライフスタイルに合わせて通いやすい店舗を選ぶことができます。また全国展開をしている脱毛サロンも多いので、万が一途中で引っ越すことになっても、引っ越し先の店舗で継続して通うことができます。

医療脱毛はサロンによっては割引サービスや期間限定のキャンペーンを行っていることも多く、医療脱毛よりも安く脱毛できるケースがほとんどです。

ただしサロン脱毛で受けられる光脱毛は抑毛効果が高いものになるので、脇やVIOラインなどの太く濃い毛は脱毛完了までに時間がかかる可能性があります。

「時間がかかってもいいから痛みが少なくお肌にやさしい脱毛を受けたい」「背中の脱毛にかかる費用を抑えたい」という方に向いている方法です。

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セルフ脱毛

背中の脱毛を行う3つ目の方法は、セルフ脱毛です。

セルフ脱毛とは、家庭用脱毛器を使用し、自分で機械を操作して背中の脱毛を行う方法です。

家庭用脱毛器は家電量販店や通販サイトなどで販売されているため気軽にはじめられ、予約も不要で自宅でいつでも脱毛できるという特徴があります。

誰でも安全に脱毛できるように照射の出力が抑えられているためあまり痛みを感じずに脱毛できますが、そのぶん脱毛完了までに長い期間が必要になります。

また背中の脱毛は直接見ることができないうえに手が届きづらく、セルフでのケアは難しい部位なので注意が必要です。

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背中の脱毛に必要な回数

背中の脱毛が完了するまでに必要な施術回数は、医療脱毛かサロン脱毛どちらに通うのかによって異なります。

背中の脱毛を行う際は自身のお肌や毛質はもちろん、背中の脱毛が完了するまでに必要な施術回数も考慮したうえで、どちらの施術を受けるのか選ぶことが大切です。

ここからは背中の脱毛に必要な施術回数について解説します。

医療脱毛

脱毛の効果の感じ方には個人差がありますが、一般的に医療脱毛の場合は3回程度の施術を受けると背中脱毛の効果を感じられ、5~8回程度の施術を受けると背中脱毛が完了するという方が多いです。

医療脱毛は出力の強いレーザーを使用するため効果を感じやすいという特徴がありますが、そのぶん強い痛みを伴います。

サロン脱毛

サロン脱毛の場合、平均5~6回程度の施術を受けることで背中の脱毛の効果を感じられるという方が多いです。

背中の脱毛が完了するまでには平均15~20回の施術が必要だと言われています。

サロン脱毛は完了するまでに多くの施術回数が必要ですが、そのぶん少ない痛みで脱毛を完了できます。

背中の脱毛を行うメリット

背中の脱毛を行うことでさまざまなメリットを得られます。

ここからは背中の脱毛を行うことで得られる次の3つのメリットについて解説します。

  1. 自己処理の手間から解放される
  2. 美肌効果が期待できる
  3. 背中の開いた服を着こなせる

自己処理の手間から解放される

背中の脱毛を行う1番のメリットは、面倒な自己処理から解放されることです。

背中は鏡越しにしか見ることができないうえに手が届きづらいので、ムダ毛処理の難易度が高い部位です。カミソリなどでお肌を傷つけてしまったり、剃り残してしまう可能性があり、キレイに処理することは難しいでしょう。

また範囲も広いため自己処理に時間がかかりますが、背中の脱毛を行うと最終的には自己処理がほとんどいらない状態にすることが可能です。日々のお手入れの手間がなくなり、ほかのことに時間を使えるというのは大きなメリットです。

美肌効果が期待できる

背中の脱毛を行い自己処理の回数が減ることで、自己処理によるお肌への負担が減り、肌トラブルが軽減されるというメリットがあります。

また脱毛を行うと汚れや皮脂が付きにくくなるため、背中ニキビなどの肌トラブルも改善され、美肌効果も期待できます。

ムダ毛に悩んでいる方だけではなく、肌トラブルに悩んでいるという方にも背中の脱毛がおすすめです。

背中の開いた服を着こなせる

背中の脱毛を行うと水着やドレス、背中の開いた服なども、自信をもって着こなせるというメリットがあります。

背中は自分では見えませんが、範囲が広いため、人の目には付きやすい部位です。「背中のムダ毛が気になって背中の開いた服に挑戦できない」という方も多いのではないでしょうか。

背中の脱毛を行うと、背中が開いた服や水着を着る直前に急いでムダ毛の処理をする必要がなく、剃り残しの心配もなくなります。

背中が見えるファッションでも、自信をもって楽しむことができるでしょう。

背中の脱毛を行うデメリット

背中の脱毛にはたくさんのメリットがありましたが、デメリットもあります。

脱毛してから後悔しないように、デメリットもしっかり確認したうえで背中の脱毛をスタートさせてください。

ここからは背中の脱毛を行うことで生じる、次の3つのデメリットについて解説します。

  1. 肌トラブルの可能性がある
  2. 硬毛化を起こす可能性がある
  3. 毛嚢炎(毛包炎)になる可能性がある

肌トラブルの可能性がある

背中の脱毛に限らず脱毛の施術を受ける際には、お肌に赤みが出たり火傷などの肌トラブルを起こす可能性があります。

医療脱毛のレーザー脱毛とサロン脱毛の光脱毛は、どちらも高温の熱により毛を生み出す細胞にアプローチするという仕組みで脱毛を行っています。

お肌に刺激を与えるため、お肌の状態などによっては施術後に赤みが生じたり、火傷などの肌トラブルが起きてしまうリスクがあります。しかし施術後に冷却や保湿ケアをしっかり行うことで、肌トラブルを軽減できるので安心してください。

硬毛化を起こす可能性がある

背中脱毛を行うと、施術後に硬毛化を起こす可能性があります。

硬毛化とは、レーザーで脱毛をした部分に新しい毛が生える際、硬い毛が生えてきてしまうという現象です。とくに産毛のような細く薄い毛が多く生えている部位に起きやすいと言われているため、背中の脱毛では硬毛化のリスクがあります。

硬毛化の原因など詳しいことはまだわかっていないため、具体的な予防策がありません。万が一硬毛化が起きてしまった場合には、無償で施術し直してくれるクリニックがほとんどなので、不安な方はあらかじめ相談や確認をしておくとよいでしょう。

毛嚢炎(毛包炎)になる可能性がある

背中の脱毛を行うことで、毛嚢炎(毛包炎)が起こる危険性があるというデメリットがあります。

毛嚢炎とは脱毛によりダメージを受けたお肌の毛穴から、ブドウ菌などの細菌が入り込むことで、炎症を起こしてしまう症状です。

見た目は背中ニキビとよく似ていますが皮膚炎のひとつなので、毛嚢炎を起こした際は、皮膚科を受診し診察を受ける必要があります。

万が一症状が出た場合は放っておかずに、施術を受けたクリニックや脱毛サロンに相談してみてください。

背中の脱毛の注意点

背中の脱毛を受ける際には注意すべき点があります。

注意点が守られていないと施術を受けられない可能性もあるので、あらかじめ注意点を知っておくことで、スムーズに背中の脱毛を完了させられるでしょう。

ここからは背中の脱毛を受ける際の注意点について解説します。

背中の脱毛前の自己処理について確認しておく

ほどんどのクリニックや脱毛サロンでは、脱毛を受ける際には脱毛部位の毛を事前処理しておく必要があります。

しかし背中の脱毛は自己処理が難しい部位なので、施術スタッフがシェービングを行ってくれる場合があります。シェービングが無料なのか有料なのかは、クリニックや脱毛サロンによって異なるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

うなじは背中の脱毛に含まれない

クリニックでも脱毛サロンでも、うなじは背中の脱毛の範囲に含まれないので注意が必要です。

背中だけではなくうなじも脱毛したい場合は、背中の脱毛とは別にうなじの脱毛も申し込みましょう。背中の脱毛とのお得なセットプランが用意されている店舗もあるので、あらかじめ確認しておいてください。

また背中の脱毛以外にも何か所か脱毛したい部位がある場合、全身脱毛を選んだほうが安くなる可能性もあるので、合わせて確認しておくことがおすすめです。

毛周期に合わせて通う

背中の脱毛を受ける際には、毛周期に合わせたペースで施術を受けることが大切です。

毛周期とは毛が生え変わるサイクルのことで、脱毛は成長期の毛に対して効果を発揮するため、周期がずれた状態で背中の脱毛を受けてもあまり効果が感じられません。

頻繁に施術を受けても効果が感じられないうえ、お肌に余計なダメージを与えてしまうことになるので、毛周期に合わせて2~3ヵ月に1回程度のペースで背中の脱毛に通うのがおすすめです。

クリニックや脱毛サロンのスタッフと相談のうえ、毛周期に合わせて効率的な背中の脱毛を行いましょう。

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背中の脱毛を受けた後は保湿ケアを行う

背中の脱毛後は、しっかりと保湿ケアを行うことが大切です。

脱毛の施術を受けた後のお肌は熱をもち、乾燥しやすい状態になっているため、そのままにしておくと炎症などの肌トラブルを起こす原因になります。次回の脱毛時に背中に肌トラブルが起きていたり乾燥が酷い場合には、施術を受けられない可能性があるので注意が必要です。

背中は手が届きづらいためスキンケアを怠りがちな部位ですが、スムーズに背中の脱毛を進めていくためにも、忘れずに保湿ケアを行いましょう。

クリニックや脱毛サロンによっては、背中の脱毛後に保湿トリートメントを行ってくれる場合もあるので、確認しておいてください。

まとめ

  • 平均的にサロン脱毛は5回程度、医療脱毛は3回程度で背中の脱毛の効果が感じられる
  • 平均的にサロン脱毛は15~20回程度、医療脱毛は5~8回程度で背中の脱毛が完了する
  • 背中の脱毛を行うとムダ毛がなくなるだけではなく、美肌効果も期待できる
  • 背中の脱毛には肌トラブルや硬毛化、毛嚢炎(毛包炎)を起こす可能性がある

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