今となっては外出するときに着けることが当たり前になったものがマスクです。コロナ禍以前では不織布マスク以外を付けている方はほとんどいませんでした。
しかし最近では布マスクやポリウレタンマスクを使用している人も多くいます。布マスクやポリウレタンマスクは繰り返し使えることがメリットです。
しかし、繰り返し使うとマスクが黄ばんでしまいますよね。黄ばみがひどいマスクをそのまま使用するのは見た目も衛生的にも良くありません。
マスクの黄ばみをなくし、快適に使い続けるために黄ばみの原因や洗い方をご紹介します。普段から布マスクやポリウレタンマスクを使っている方は参考にしてみてください。
目次
なぜマスクが黄ばむのか?黄ばみの原因を解説
そもそもなぜマスクは繰り返し使用すると黄ばんでしまうのでしょうか。原因として以下の3点が挙げられます。
- 皮脂
- 化粧残り
- 紫外線
原因を知ることで対策を立てることができるようになります。一つずつ解説していきますので、参考にしてください。
皮脂
マスクの黄ばみの原因の一つは皮脂がマスクに付着することです。マスクを着用することで摩擦が起き、マスクをしていない時よりも多く皮脂が分泌されます。
そのためマスクに皮脂が多く付着し、黄ばみの原因になってしまいます。臭いの原因にもなるので、お手入れせずにマスクを使い続けることは控えましょう。
皮脂に対して、どういったイメージを持っていますか?あまり良いイメージを持っている方は少ないかもしれません。
しかし、皮脂にも大事な役割があります。それは肌の表面をコーティングして乾燥を防ぎ、細菌や刺激から肌を守ることです。
特に男性の肌は女性の肌よりも皮脂が多い傾向にあります。皮脂が多いため、女性よりも肌のケアに気を付けることでマスクの黄ばみを抑えることができます。余分な皮脂だけを取り除くイメージで肌のケアをしましょう。
化粧残り
ファンデーションやチークがマスクについてしまうことも汚れの原因の一つです。最近では女性だけでなく、化粧をする男性も増えてきました。日々の洗顔でしっかり化粧を落とすことでマスクへの化粧移りを防ぐことができます。
人と会うことが少ないのであれば、化粧をせずに外出することも対策の一つです。たまには肌にとってのオフの日を作ることも良いかもしれません。
紫外線
ポリウレタンマスクは紫外線や蛍光灯の光などによっても黄ばみが起こります。開封して1晩で変色し始めたということもあるようです。
光によってマスクが酸化を起こし、黄ばみが発生しています。ポリウレタンマスクの黄ばみは仕方のないことかもしれません。少しでも黄ばみを遅らせるためには保管するときは薄暗いところに置いておきましょう。
マスクの黄ばみを落とすには?
マスクを繰り返し使用している以上、黄ばんでしまうことは仕方ありません。マスクの黄ばみをきれいに取り除くことを意識しましょう。
- 中性洗剤
- クレンジング洗顔料
- 漂白剤
お手入れの際に使用するのは、以上の3点がオススメです。
間違ったお手入れをするとマスクを痛めてしまい、マスクの寿命が短くなります。マスクを長く使い続けるために、正しいお手入れ方法を実践しましょう。
中性洗剤を使ったお手入れ方法
基本的には中性洗剤を使ってマスクを洗ってください。
洗い方は、
- 中性洗剤を溶かしたお湯の中にマスクを浸ける
- 押し洗いをする
- すすぐ
- 脱水する
- 陰干しする
がおすすめです。
マスクを洗うとき
- 揉み洗いしない
- 洗濯機や乾燥機を使用しない
- 直射日光を避ける
以上の点に気を付けてください。マスクを痛めてしまい、寿命が短くなります。また、干すときは片方のひもに負荷がかからないように、両方のひもをフックなどに引っ掛けるようにしましょう。
参考 Q&APITTA MASK
ポリウレタンマスクを使用している方はこちらも参考にしてみてください。動画で確認することでより理解しやすいと思います。
クレンジング洗顔料を使ったお手入れ方法
メイクをする方は、マスクを洗う前にクレンジング洗顔料やメイク落としなどを使って汚れを落としてから洗うことをオススメします。この際にもクレンジング剤などを揉みこむのではなく、やさしくたたいて汚れを落としてください。
漂白剤を使ったお手入れ方法
押し洗いをしても汚れが気になってしまうときは漂白剤を使いましょう。ここで注意してほしいのはポリウレタンマスクには漂白剤は使用できないことです。
漂白剤を使用してまうと、逆に黄ばみや変色の原因に繋がってしまいます。ですので、漂白剤を使うのは布マスクだけにしておいてください。
漂白剤には酸素系と塩素系の2種類あります。単純に汚れを落として白くしたいなら塩素系の漂白剤を使うことをオススメします。
しかし、塩素系漂白剤を使用する場合は、ひも部分のゴムがゆるゆるになってしまう可能性があるため注意してください。柄物のマスクに塩素系漂白剤を使用すると色落ちの原因にもなるので酸素系漂白剤を使うことをおすすめします。
マスクの黄ばみを抑えるためには?
ハッキリ言ってマスクの黄ばみを完全に予防することはほぼ不可能です。先ほどお伝えしたように、皮脂はどうしてもついてしまいます。もう一つの黄ばみの原因でもある紫外線も外で使う以上、避けることは不可能です。
黄ばみを遅らせる方法はいくつかあるのでご紹介します。
- 肌のケアに力を入れる
- 真空状態で保管する
また、どうしても黄ばませたくないという方は少し話がずれますがマスクの選択を考えることも一つです。
- 黄ばみが目立たない色のマスクを使用する
- 不織布マスクを使用する
あまり難しい方法ではないので、マスクの黄ばみを遅らせたい方は実践してみてください。
肌のケアに力を入れる
余分な皮脂を取り除くために、肌のケアに一層力を入れることがおすすめです。洗顔をする前に蒸しタオルを顔に1分ほどかけて毛穴を開かせることでより洗顔の効果が高まります。
洗顔の後は肌が無防備な状態なので、また皮脂を大量に分泌してしまいます。保湿をすることで皮脂の大量な分泌を抑えることができるので化粧水も使いましょう。保湿をした後は肌にふたをするイメージで乳液やクリームを使用します。
男性で肌のケアを入念にしている人はまだ少ないかもしれません。しかし、肌のケアをした方が良いと考えている男性も増えています。
男性の方も一度化粧水や乳液を使ってみてはいかがでしょうか。マスクの黄ばみを抑えることもできるので一石二鳥です。
真空状態で保管する
ポリウレタンマスクは真空状態で保管することで黄ばみや変色を遅らせることができます。ポリウレタンマスクは酸化によっても黄ばみます。
ジップロックなど密閉性の高いものに保管しましょう。そうすることで黄ばみを遅らせることができます。
黄ばみが目立たない色のマスクを使用する
黄ばみが目立たない色のマスクを使用することで黄ばみを気にならなくするのも一つの方法です。一番黄ばみが目立たない色はベージュです。その他にもカーキやグレー、ピンクなども目立ちにくいためおすすめです。
コロナ禍以前は白いマスクをしている人以外はほとんど見なかったかもしれません。しかし今では色々な色のマスクが出ているので好きな色を探してみてください。
不織布マスクを使用する
どうしてもマスクの黄ばみが嫌だという方は使い捨ての不織布マスクを使用することをおすすめします。布マスクやポリウレタンマスクよりも目が細かいため、防塵や抗ウイルス効果も高いことも不織布マスクのメリットの一つです。
しかし、毎日交換するため、コストはかかってしまいます。マスク内が蒸れやすくもなってしまうので、人によっては肌荒れもしやすくなるかもしれません。メリットとデメリット両方あるので、自分に合ったマスクを選ぶようにしましょう。
まとめ
今回の記事では以下のことをご紹介しました。
- マスクの黄ばみの原因
- 皮脂
- 化粧残り
- 紫外線
- マスクのお手入れ方法
- 中性洗剤を使う
- クレンジング洗顔料を使う
- 漂白剤を使う
- マスクの黄ばみを遅らせる方法
- 肌のケアに力を入れる
- 真空状態で保管する
- 黄ばみが目立たない色のマスクを使用する
- 不織布マスクを使用する
布マスクやポリウレタンマスクなど、繰り返し使用するマスクだと、どうしても黄ばみは起きてしまいます。
しかし、デザイン性が高かったり、繰り返し使用できるなどのメリットがあることも事実です。
今回紹介した方法をぜひ実践してみてください。黄ばみを落としたり、黄ばみの進行を遅らせることで衛生的かつ快適にマスクを使用しましょう。
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