パーソナルカラーって?似合いづらいカラーのコスメを取り入れる裏技

最近雑誌などで「パーソナルカラー」という言葉を見かけることが増えました。

肌や瞳、髪の色は人それぞれ違うため、似合う色も人によって違います。数あるコスメや洋服から自分に似合うものを選ぶのは難しいものですが、自分のパーソナルカラーを知ることで、自分に似合うものを選びやすくなります。

自分に合った色のコスメや洋服を身に着けることで、肌をより美しく見せたり、顔色を明るく見せてくれる効果が期待できますよ。

このページではパーソナルカラーを見分ける方法や、それぞれのパーソナルカラーに似合うコスメや洋服の色についてまとめました。また、パーソナルカラーでは苦手とされているカラーのコスメをうまく取り入れる裏技もご紹介しています。

「自分のパーソナルカラーが知りたい」「どんなカラーのコスメを選べばいいのかいつも迷ってしまう」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

パーソナルカラーって?

自分のパーソナルカラーをご存じですか?

パーソナルカラーを知ることで、自分に似合うコスメや洋服を選ぶ際に役立ちます。

まずは、パーソナルカラーとはどのようなものか、自分のパーソナルカラーの見分け方について解説していきます。

パーソナルカラーとは

パーソナルカラーとは、自分が生まれもった色素や顔立ちに調和する色のことです。その人の肌や髪、目や唇などの色や質感によって、似合う色を判断します。

パーソナルカラーでわかる似合う色というのは「このタイプの人は赤色は似合うけれど青色は似合わない」ということではありません。「どんな色の赤なら似合うのか、どんな色の青は似合わないのか」ということがわかるのです。

たとえば同じ青でも、明度や彩度によりさまざまな種類の青があり、それぞれのタイプごとに似合いやすい青は違います。選ぶ服の色によっては、お肌がくすんで見えてしまうことも少なくありません。

しかしパーソナルカラーを知ることで、自分に似合うコスメや洋服を選びやすくなります。自分の魅力を最大限に引き出せるので、肌が明るくみえて顔写りがよくなったり、色の統一感が出ることで垢抜けた印象になるでしょう。

パーソナルカラーの種類

パーソナルカラーは大きく「イエローベース」と「ブルーベース」にわかれていて、それぞれ「イエベ」「ブルべ」と呼ばれています。

イエベは黄みがかった色が似合うグループで、肌が黄みがかっているという特徴があります。一方で、ブルべは青みがかった色が似合うグループで、肌に青みや赤みを感じやすいです。

イエベとブルべでは髪や瞳の色の特徴も異なります。

イエベの方は髪や瞳の色素が薄くて茶色っぽい方が多く、ブルべの方は色素が濃く髪や瞳の色が落ち着いている方が多い傾向にあります。

さらに明るさや鮮やかさ、質感などのポイントから春・夏・秋・冬の4シーズンに分類され、「イエベ春」「ブルべ夏」「イエベ秋」「ブルべ冬」と呼ばれています。

「春」と「秋」はベースがイエローのため「イエベ春」「イエベ秋」、「夏」と「冬」はベースがブルーのため「ブルベ夏」「ブルべ冬」に分類されるのです。

パーソナルカラーの見分け方

つづいては自分のパーソナルカラーを見分ける方法をご紹介します。

ただし、人によっては明確に4つに分かれず、複数のタイプの特徴を持っている場合もあります。どうしても正しいパーソナルカラーを知りたいという方は、プロによる診断を受ける方法も検討してみてください。

イエベ・ブルべの見分け方

まず自分のお肌をみて「イエローベース(イエベ)」なのか「ブルーベース(ブルべ)」なのかをチェックしてみましょう。

一般的に肌が黄みを含んだような色で温かみがあると感じる方はイエベ、青みを含んだような色でクールな感じの方はブルベの可能性が高くなります。ブルーベスの方の肌は、ピンクがかっている方が多いのも特徴です。

わかりづらい場合は、アクセサリーを使って判別する方法もあります。ゴールド系のアクセサリーを付けたときに肌なじみがいい方はイエベ、シルバーのアクセサリーのほうが肌なじみがいい方はブルべに当てはまります。

手首の内側の血管の色でも判断できます。血管が緑色に見える方はイエベ、青色に見える方はブルベの可能性が高いです。どちらに当てはまるのかわかりづらい場合は、周りの方の血管の色と比べてみましょう。

イエベ春・ブルべ夏・イエベ秋・ブルべ冬の見分け方

さらに肌・髪・目・頬・唇の色や質感などから「イエベ春」「ブルべ夏」「イエベ秋」「ブルべ冬」の4タイプに分類します。

イエベ春

肌:黄みがかっている、肌が薄く血色が出やすい

髪:明るいブラウン、細くて柔らかい

目:明るいブラウン、白目が黄みがかっている

頬:ピーチピンク

唇:サーモンピンク

ブルべ夏

肌:ピンクがかっている、日焼けで赤くなりやすい

髪:黒髪~明るいブラウン、柔らかい髪質

目:明るいブラウン~濃いブラウン

頬:ピーチピンク

唇:サーモンピンク

イエベ秋

肌:質感がマット、日焼けが残りやすい

髪:ダークブラウン、量が多め

目:ブラウン系、白目が黄みがかっている

頬:オレンジピンク系

唇:オレンジ系

ブルべ冬

肌:褐色系

髪:黒髪、ハリのある髪質

目:黒、黒目と白目の境目がはっきりしている

頬:青みピンク、血色が少ない

唇:ローズ系

パーソナルカラーの特徴や似合うコスメ

自分のパーソナルカラーに合ったコスメや洋服を知ることで、自分の魅力をより引き出すことができます。

ここからはパーソナルカラー別にそれぞれの特徴や、おすすめのコスメのカラーなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

イエベ春

イエベ春の方は、明るくさわやか、若々しくてかわいらしい印象です。

肌は明るくてツヤや透明感があり、血色がよく、色白な方が多いという特徴があります。

イエベ春の方にはオレンジ・イエロー・ピンクなど、明るく鮮やかで、華やかな色が似合います。

ベースカラーではベージュやキャメルなど明るめのブラウンや、アイボリーのような黄色がかった色が肌に馴染みます。

ツヤ感があるナチュラルでかわいい雰囲気のメイクがよく似合うため、コーラルピンク・オレンジ・イエロー・グリーンなど、はっきりしたカラーのコスメがおすすめです。

ブラウン系では明るいブラウンを選びましょう。

反対に、青みの強い色や淡い色、暗くて重めの色は寂しくみえてしまうことが多いので気をつけてください。

ブルべ夏

ブルべ夏の方は、上品でやさしく、知的でエレガントな印象です。

肌は赤みを帯びたりピンクがかっていて、きめ細かいという特徴があります。日焼けしづらく、赤くなってもすぐに落ちつくことがほとんどです。

ブルべ夏の方はラベンダー・水色・ミントグリーンなどの淡いパステルカラーや、グレイッシュブルー・スモーキーピンクなどの明るいくすみを感じる色がおすすめです。

ベースカラーはミルキーホワイト・ライトグレー・ネイビーなどの寒色系を取り入れるとお肌の白さや透明感が引き立ちます。

少し甘さのある涼しげな雰囲気のメイクがよく似合うので、ライトブルー・ライトグレーなど淡いブルーが入った明るいカラーや、グレイッシュなカラーのコスメがおすすめです。

ブラウン系ではあまり暗くなく、赤みのあるブラウンを選びましょう。

反対に、黄みの強い色や濃く暗い色のコスメは、くすんだり疲れた印象に見えてしまうことが多いので気をつけてください。鮮やかすぎる色も、浮いて見えてしまう可能性があります。

イエベ秋

イエベ秋の方は、落ち着いていて大人っぽい、シックでナチュラルな印象です。

肌は黄みが強くマットな方や、ゴールドがかったような深い色の方が多いです。キレイに日焼けしやすいという特徴があります。

イエベ秋の方はマスタード・レンガ色・テラコッタなどの温かみのあるディープな暖色系のカラーが似合います。

ベースカラーは落ち着いたベージュ・ブラウン・カーキなどのアースカラーを選ぶと良いでしょう。

大人っぽい雰囲気のメイクがよく似合うので、ブラウン系・ゴールド・サーモンピンク・モスグリーンなどの落ち着いたカラーのコスメを使用し、統一感のある配色を意識しましょう。

反対に、鮮やかで明るすぎるカラーは色がぼやけて見えたり、青みが強すぎる色は顔色が悪くみえてしまいがちなので気をつけてください。

ブルべ冬

ブルべ冬の方は、クールでシャープ、個性的で洗練された印象です。

肌は色白もしくは色黒の方が多く、凛とした美しさが特徴です。

ブルべ冬の方は、無彩色なモノトーンや、ワインレッド・ロイヤルブルー・レモンイエローなどの原色系のクリアなカラーが似合います。

ベースカラーはミッドナイトネイビー・スノーホワイト・ブラック・チャコールグレーなどのはっきりとしたカラーを選びましょう。

メリハリのあるモードなメイクがよく似合うので、ブラック・グレー・レッド・シルバーなどのインパクトがある色のコスメを使用すると個性が引き立ちます。

ブラウン系はブラックに近い濃いブラウンを選びましょう。

反対に、黄みが強い色はくすんでみえてしまったり、明るく淡い色はぼやけた印象になりやすいので気をつけてください。

似合いづらい色のコスメを取り入れる裏技

パーソナルカラーで似合うとされているカラーのコスメを使うのがベストですが、似合いづらいとされているカラーがトレンドになっている場合もありますよね。

もちろん自分のタイプに合った色しか使ってはいけないというわけではないので、他のカラーのコスメにも挑戦してみることで、メイクの幅が広がるかもしれません。

ここからは、パーソナルカラーで苦手とされている色のコスメをうまく取り入れる方法をご紹介します。

ポイントメイクとして使用する

パーソナルカラーを塗り重ねる

コスメのトーンに気をつける

ポイントメイクとして使用する

パーソナルカラーで苦手とされている色のコスメを使用する際には、ポイントメイクとして使用してみましょう。

せっかくメイクをしても、使う色のせいで印象が悪くなってしまうかもしれません。パーソナルカラーで苦手とされている色のコスメを使用する際には肌がくすんで見えたり、顔色が悪くならないように注意する必要があります。

使用する範囲をできるだけ少なくすることで、肌がくすんで見えたり、顔色が悪くなることを防ぎましょう。また自分に似合う色や似合う使い方も同時に取り入れてみることで、苦手な色でもバランスよく取り入れやすくなります。

パーソナルカラーを塗り重ねる

パーソナルカラーで苦手とされている色のコスメを使用する際には、自分に似合うカラーのコスメを塗り重ねてみてください。

自分のパーソナルカラーに合ったカラーをベースとして使用したり、薄く塗り重ねることで、中和して肌に馴染みやすくなります。

たとえばイエベの方が青みリップを使いたいという場合には、青みピンクのリップを塗った上から、イエロー系のグロスを塗り重ねて使ってみましょう。

チークは色を混ぜて使用したり、アイシャドウの場合は先に自分に合ったカラーのアイシャドウベースを塗っておくと合わせやすくなります。イエベの方はベージュやブラウン系、ブルべの方は青みがかったベースがおすすめです。

コスメのトーンに気をつける

パーソナルカラーで苦手とされているカラーのコスメを使用する際には、トーンに気をつけましょう。

たとえば、穏やかなトーンが得意とされるブルべ夏の方がイエローベースのカラーに挑戦したい場合、穏やかなトーンの色を選ぶことで失敗しづらくなります。

具体的には、鮮やかな黄色やオレンジを選ぶのではなく、落ち着いたオレンジや明るいブラウンを選んでみてください。

自分に似合う色のトーンに合わせることで、苦手とされる色でも違和感を軽減できるでしょう。

苦手とされているカラーをあえて使うことで、華やかな雰囲気にみえたり、肌の透明感が増す場合もあります。パーソナルカラーを理解したうえで、自分の好きなカラーのコスメを取り入れてみましょう。

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まとめ

  • 自分が生まれもった色素や顔立ちに調和する色のことをパーソナルカラーという
  • パーソナルカラーを知ることで、自分に似合うコスメや洋服を選びやすくなる
  • パーソナルカラーは肌・髪・目・頬・唇の色や質感などによって「イエベ春」「ブルべ夏」「イエベ秋」「ブルべ冬」の4タイプに分類される
  • 似合いづらいとされるカラーでも、使い方を工夫することでバランスよく取り入れることができる

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