「どうせ脱毛するなら、永久脱毛がいい」
「永久脱毛ってよく聞くけど、本当に二度と生えてこないの?」
こんな疑問を抱いたことはありませんか?まず、永久脱毛の定義は、日本国内ではしっかり定まっていません。そのため、多くの脱毛サロンやクリニックでは海外の定義を取り入れて、永久脱毛と謳っています。
そこで今回は、永久脱毛の種類から効果、特徴について詳しく解説していきます。また、脱毛後に気をつけることなども紹介しました。これから永久脱毛をしようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
永久脱毛の定義とは?
永久脱毛の定義はいくつかあり、アメリカ食品医薬品局(FDA)や米国電気脱毛協会(AEA)によって発表されています。2つの共通点は、「脱毛施術後に、大幅に毛が減少する」ことです。
つまり、永久脱毛とは全く毛が生えなくなることではないということになります。
永久脱毛をすると一定の期間で毛が減少することはありますが、完全に毛が生えなくなるわけではないということを頭に入れておきましょう。
永久脱毛のメリットとデメリット
永久脱毛のメリットどデメリットを紹介します。永久脱毛は「毛が生えてこなくなってメリットしかないのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、費用や痛みなどのデメリットもあります。自分の体に起こることですから、デメリットも理解した上で施術を受けるようにしましょう。
永久脱毛のメリット
永久脱毛のメリットは以下の通りです。
- 自己処理が楽になる
- 化粧ノリが良くなる
- いつでもつるつるな肌になれる
永久脱毛をすることで、毛の本数を減らすことができます。そのため、毎日の毛の処理で肌が傷つくことがなくなり、肌質も良くなるでしょう。
また顔の脱毛をすることで、ファンデーションなどが肌に綺麗にフィットします。
「今日大事な予定があるのに毛の処理を忘れてしまった」なんてことがありません。ムダ毛でチクチクするのを回避してくれるのが嬉しいポイントです。
永久脱毛のデメリット
永久脱毛のデメリットは以下の通りです。
- 費用が高額
- 痛みを伴うことがある
- 思わぬ肌トラブルが起こりやすい
永久脱毛の施術は、医療機関で肌への負担をかけて行います。そのため、高額な出費がかかり、痛みや肌トラブルが起きることがあります。
剛毛な体質な人はより時間がかかり、トラブルも起こりやすいと言われています。なお、痛くない脱毛方法については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
参考 痛くない脱毛方法が知りたい!痛みを和らげる対策もあわせてご紹介セルフ脱毛完全マニュアル
しかし、デメリットを回避する方法はあるので安心してください。費用については、サロンやクリニック選びで抑えることができます。また、痛みや肌トラブルは施術後のケアをすることで起きにくくなります。
この記事を最後まで読んで、クリニック選びや自分に合った脱毛の種類を考えてみましょう。
永久脱毛の種類はいくつある?その効果や特徴について
脱毛方法はいくつか種類があります。医療行為に当たる医療レーザー脱毛・ニードル脱毛。そしてサロンで手軽に受けられるエステ脱毛。これらの効果や特徴について詳しく解説します。
- 医療レーザー脱毛
- ニードル脱毛(針脱毛)
- エステ脱毛(美容脱毛・光脱毛)
医療レーザー脱毛の特徴
医療レーザー脱毛とは、黒や茶のメラニン色素に反応するレーザーを当てて、毛乳頭など毛周りの組織を破壊して脱毛する医療行為をいいます。
毛周期に合わせて毛の周りの組織を熱で破壊することで、毛が作られなくなる仕組みです。医療レーザー脱毛は永久脱毛の定義に当てはまります。
- 実感しやすく、脱毛効果が長持ちする
- 費用が高く施術中の痛みを感じやすい
- 産毛や細い毛には効果が感じにくい
メラニン色素に反応させて行う施術のため、産毛や細い毛には効果を感じにくいことがあります。
また医療レーザー脱毛は全く毛が生えてこなくなるわけではありません。毛が生えてくる時期が遅くなるだけで、何年か経過するとまた毛が生えてくる場合があります。
ニードル(針)脱毛の特徴
ニードル脱毛とは、毛穴に針を刺して直接毛根にダメージを与えて毛が生えてこないようにする脱毛方法です。施術後すぐに毛が抜け落ちるため、効果を実感しやすいのが特徴です。
また医療レーザー脱毛と同じく、ニードル脱毛も永久脱毛が可能です。
- 眼球などに近い部位や白髪の脱毛もできる
- 毛周期に関係なく施術ができる
- 医療レーザー脱毛よりも痛みを感じやすい
- 施術料金に加えて針代や血液検査代もかかることがある
- 一本一本施術するから時間がかかる
ニードル脱毛は、レーザー脱毛・光脱毛とは違い、毛根に直接針を刺して施術を行います。そのため、レーザー照射で脱毛が難しい眼球近くの眉毛や、産毛・白髪の脱毛ができるメリットがあります。
しかし、医療レーザー脱毛よりも痛みを感じやすいというデメリットがあります。また施術料金とは別に、針代や血液検査代もプラスでかかってしまう場合があります。
ニードル脱毛で全身脱毛を行う際には、医療レーザー脱毛を行って抜けきらなかった毛を部分的に施術することをおすすめします。なぜなら、一本一本の毛に施術を行うので、肌への負担が大きく時間がかかりすぎるからです。
エステ(美容・光)脱毛の特徴
エステ脱毛とは、レーザーを照射して毛周りの組織にダメージを与えて毛が生えてくるのを抑える方法です。美容脱毛・光脱毛ともいわれています。
エステ脱毛は永久脱毛ではありません。組織を破壊することはできないため、また毛が生えてきます。エステ脱毛で実感できるのは、毛を薄くしたり、毛が生えてくるのを遅らせることです。
- 比較的費用が安く、痛みが少ない
- 永久脱毛はできない
- だんだんと細い毛に変わり、毛が薄くなる
エステ脱毛のメリットは、施術料金が安くて痛みが少ないという点です。安全性が保証された出力で施術を行うため、効果の実感が得られるには時間がかかります。
サロンに長期間通わなければならないという点がデメリットでしょう。
永久脱毛をする前に抑えておきたいポイント
永久脱毛をする前に知っておきたいポイントを3つ紹介します。永久脱毛は施術方法によって通う回数や料金が異なります。
また、永久脱毛が完了してからも毛が生えてくる場合があるのです。永久脱毛のサロンや病院を選ぶ前に、以下の3つのポイントを抑えておきましょう。
脱毛が完了するまでの回数
「脱毛が完了する」ということは、自己処理が不要になって毛が気にならなくなるということです。脱毛方法によって、回数が変わります。
- 医療レーザー脱毛:約8回(1年~1年半)
- ニードル脱毛:約4回(即時)
- エステ脱毛:約18回(2年半~3年)
医療レーザー脱毛とエステ脱毛は、毛周期に合わせてレーザーや光を当てて行う施術です。そのため、医療レーザー脱毛は、施術回数が少なくても1年~1年半の期間がかかってしまいます。
エステ脱毛はより回数が多くなるので、数年がかかってしまいます。またニードル脱毛は、施術をした部分の毛はその場で抜け落ちて永久に生えてきません。
施術後すぐに効果を実感できますが、一日に脱毛できる本数が限られるので数回は通う必要があります。
永久脱毛完了しても毛が生えてくる理由
永久脱毛が完了しても毛が生えてくるのには、いくつかの理由があります。
- ホルモンバランスの乱れ
- 過度なストレス
- 喫煙
- 加齢による男性ホルモンの増加
永久脱毛が完了しても、上記の理由で毛が生えてくる可能性があります。しかし、施術前の状態に戻ることはめったになく、生えてきても少量です。
毛が生え始めてきたら、部分的に施術ができるニードル脱毛がおすすめです。
生理中はVIOの施術ができない
生理中はVIOの施術ができません。生理中は肌が敏感なことや施術部位に経血が付着してしまうことが理由です。
また、そもそも生理中の肌はかなり敏感になってしまうことから、VIO以外も施術ができないこともあります。お肌のトラブル予防のために、生理中の脱毛施術は避けるようにしましょう。
脱毛施術期間の自己処理方法
毛根から毛を引き抜く毛抜やワックスでの自己処理は避けましょう。レーザー・光脱毛は黒や茶色などのメラニン色素に反応して施術をします。
そのため、自己処理をするときに黒い部分まで抜いてしまうと、脱毛の効果が薄まってしまいます。
また電気シェーバーは負担が少なく優しく処理できるのでおすすめです。脱毛施術後は肌から水分が奪われて敏感になっています。
毛抜やワックスはもちろん、カミソリでの自己処理も肌への負担が大きくなります。肌のトラブルにならないために、電気シェーバーで優しく処理することが大切です。
永久脱毛施術後の肌ケアが大切
永久脱毛の施術後に大切なことはお肌のお手入れです。熱を当てて施術をするため、肌が敏感になっているからです。
思わぬ肌トラブルが起きないためにも、ここからは施術後の敏感な肌をケアするために大切なことを解説します。
- 保湿をする
- 日焼け対策をする
- 入浴・激しい運動は避ける
保湿をする
施術後は、保湿を念入りにしましょう。脱毛の施術は肌に熱を当てているため、水分が奪われて敏感な状態になっています。
ボディクリームや保湿性の高い化粧水などを塗ることが大切です。クリニックでも施術後の保湿は行ってくれますが、ご自身でのケアも怠らないようにしてください。
脱毛で大事な保湿については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
参考 保湿で脱毛効果がアップするってホント?脱毛前に守るべきポイントセルフ脱毛完全マニュアル
日焼け対策をする
日焼け対策をすることで、施術後の肌トラブルが軽減されます。施術後は熱を受けて乾燥している状態です。乾燥している肌に、さらに熱を当ててしまうと炎症などのトラブルに繋がります。
施術をした箇所は衣服でカバーして、日傘や日焼け止めを塗るなどの対策をしましょう。日焼け対策が大切な理由などを以下の記事にまとめたので、こちらも参考にしてみてください。
参考 脱毛中に日焼けをすると効果が下がるって本当?ダメな理由とUV対策セルフ脱毛完全マニュアル
入浴・激しい運動は避ける
施術後の入浴や激しい運動は避けましょう。入浴や激しい運動をすることで、血行が良くなり赤みやかゆみの原因になります。
施術当日は激しい運動はせずに、シャワーを軽く浴びる程度にすると肌トラブルを軽減できます。
また血行が良くなる要因として、飲酒も挙げられます。施術後の飲酒は避けて、早めの睡眠を取るようにしましょう。
セルフ脱毛で永久脱毛できるの?エステ・病院選びのポイント
セルフ脱毛サロンは、毎月通いやすい料金で、毛を目立たせなくできます。高額な医療脱毛を契約するよりもコスパよく脱毛施術が受けられるのが嬉しいポイントです。
セルフ脱毛は永久脱毛できるのでしょうか。結論、セルフ脱毛では医療行為ができないため永久脱毛ができません。永久脱毛が可能なのは、医療脱毛(レーザー脱毛・ニードル脱毛)のみです。
しかし、セルフ脱毛サロンでは脱毛機器の性質によっては永久脱毛に近い状態にすることも可能です。
セルフ脱毛サロンを選ぶときには、脱毛機器の性質を調べて契約するようにしましょう。質の良くない脱毛機器を扱うサロンを契約すると、長期的に通わなければいけないので時間と費用を多く消費することになります。
以下の記事では、セルフ脱毛に通う頻度や回数について、詳しく解説しています。セルフ脱毛サロンに興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
参考 セルフ脱毛サロンに通う頻度や回数は?期間はどれくらい?セルフ脱毛完全マニュアル
まとめ
今回は、永久脱毛について詳しく解説してきました。永久脱毛のメリットとデメリットをふまえて、自分に合った脱毛方法を検討してみてください。
- 永久脱毛は全く毛が生えてこないわけではない
- 医療脱毛(レーザー・ニードル)は永久脱毛が可能
- 脱毛の施術後の肌ケアが大切
- セルフ脱毛サロンはコスパ良く永久脱毛に近い仕上がりになる
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