脱毛をした後ケアをしたら痛い…
赤くなっている・腫れている…
このように痛みや赤みがある場合、放っておいてはいけません。
脱毛後のケア中に痛みを感じた場合、やけどや毛嚢炎の可能性が高いです。
ひどい場合には病院へ診察に行く必要があります。
本記事ではやけどや毛嚢炎について詳しく解説しています。
また、処置の仕方、正しい脱毛後のケア方法についても解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
目次
脱毛後にケアをしていたら痛いと感じる原因
脱毛後のケア中に痛いと感じた場合、以下の原因が考えられます。
- やけどによる痛み
- 毛嚢炎による痛み
- 乾燥による痛み
3つについて詳しく解説していきます。
やけどによる痛み
脱毛では毛の根元に熱を与えていきます。
そのため、脱毛機の出力レベルが高い状態で照射した場合やけどをしてしまうリスクがあります。
しかし、脱毛で生じたやけどの場合やけどとは気付きにくいのが特徴です。
なぜなら、一般的なやけどの場合皮膚に水ぶくれできますが、
脱毛の場合のやけどは水ぶくれではなく、赤みが出て火照ったような状態になるからです。
そのため、やけどとは気付かずに放置してしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、やけどを長時間放置することは良くありません。
適切な治療を行い肌を元の状態に戻してあげることが大切です。
毛嚢炎による痛み
毛嚢炎(もうのうえん)とはニキビのような炎症で、毛穴の奥から赤く腫れ上がる特徴があります。
ニキビと似たような見た目で痛みを感じることも。
ニキビと似ていることから毛嚢炎と気付かないことが多いです。
しかし、毛嚢炎も同じように放置せずに適切な処置が必要です。
後ほど詳しく解説します!
乾燥による痛み
脱毛後は肌がダメージを受け、乾燥している状態になります。
肌のバリア機能が低下し、乾燥肌の人は特に痛いと感じることが多いです。
乾燥によって感じる痛みはいつも以上に念入りに保湿ケアを行い、痛みを感じる部分を冷やしてあげましょう。
また、正しい保湿ケアを行うことが大切です。
正しい保湿ケアについて後半部分で解説しているのでぜひ参考にしてください。
やけどで痛みを感じている場合
- 脱毛でやけどをしてしまう原因
- やけどをしてしまった場合の処置方法
- やけどの防ぎ方
について1つずつ解説していきます。
やけどは放置してはいけません。
本記事を参考に適切な処置を行ってください。
脱毛で火傷をしてしまう原因
脱毛でやけどをしてしまう原因には以下のようなことが挙げられます。
- 脱毛機の出力レベルが高すぎる
- 事前処理が不十分
- 脱毛後に入浴や飲酒をしてしまった
- 脱毛前後で日焼けをしてしまった
脱毛機の出力レベルが高すぎる
脱毛機の出力レベルが高い場合、やけどをしてしまう可能性があります。
出力レベルが高い方が脱毛効果は期待できますが、痛みを我慢すると肌がダメージを受けてしまうのでよくありません。
やけどを負ってしまった場合、脱毛を続けられなくなる可能性も。
痛みが強いと感じた場合は我慢をせずにスタッフに伝え出力レベルを調整してもらうようにしましょう。
事前の自己処理が不十分
脱毛前は必ず事前に自己処理をするよう伝えられると思いますが、自己処理が不十分であった場合、脱毛機が残ったムダ毛に反応してやけどをしてしまう可能性があります。
照射前にスタッフが確認をし、処理をしてくれるクリニックもありますが、なるべく自己処理は丁寧に剃り残しがないようにしましょう。
クリニックによっては剃り残しがあると剃り残し部分の照射を断られたり、追加料金が発生したりする場合があるので合わせて注意してください。
脱毛後に飲酒や入浴をしてしまった
飲酒や入浴は身体の体温が上がってしまいます。
脱毛後の肌の内側は施術により温度が上がっている状態なので、そこにさらに体温を上げてしまう行為をするとやけどのリスクに繋がります。
日常的にに飲酒や入浴を行うことに問題はないですが、脱毛後は避けましょう。
脱毛前後で日焼けをしてしまった
日焼をしてしまうとやけどのリスクが高くなってしまいます。
脱毛前に日焼けをしてはいけないことはよく聞きますが、脱毛後も日焼けに注意が必要です。
脱毛をしている期間中は日焼け止めや日傘などでしっかり日焼け対策を行うようにしてください。
やけどをしてしまった場合の処置方法
やけどをしてしまった場合の処置方法について解説していきます。
かゆみがある場合
かゆみがある場合はまずは念入りな保湿を行いましょう。
脱毛は肌に熱を与えるため、水分が蒸発し、乾燥に繋がります。
かゆいからと搔きすぎるのは肌に傷を付けてしまうのでなるべく避けてください。
保湿を行い数日でかゆみが治まる場合には問題はありません。
しかし、数日経ってもまだかゆみがある場合はやけどに進行している可能性があります。
保湿を行っても症状が治らない場合は病院で診察を受けることをおすすめします。
病院で診察をすると、薬を処方してもらえるので医師に言われた通り正しい処方を行ってください。
痛みがある場合
施術直後に痛みを感じることはありますが、時間が経っても痛みが治まらない場合は何か肌トラブルが起きてる可能性があります。
時間が経っても痛みを感じる場合はまず痛みを感じる部分を冷水や冷やしたタオルで冷やしてください。
冷やしても痛みが治まらない場合、脱毛を受けたクリニックやサロンに連絡をし、その後病院で診察を受けてください。
診察後は軟膏を処方されることが多いので、処方されたものを塗布するようにしましょう。
しっかり塗布していれば徐々に良くなっていきます。
やけどを防ぐには?
やけどを防ぐには以下のポイントが大切です。
- 事前処理をしっかり行う
- 施術中に痛みを我慢しない
- 脱毛後に日焼けをしない
- 脱毛後に入浴や飲酒をしない
事前処理をしっかり行う
脱毛当日の朝や前日に事前処理をしっかり行いましょう。
剃り残しがあり、レーザーが毛に反応してしまうとやけどのリスクが高まります。
背中やVIOなど見えにくい部分は鏡を見て処理をし、剃り残しがないよう丁寧に処理をすることが大切です。
また、剃り残しがある場合は剃り残し部分が照射できなかったり、追加料金が発生してしまうので注意してください。
参考 脱毛前の自己処理ってどうやるべき?部位ごとの注意点も解説セルフ脱毛メディアdatsumo
施術中に痛みを我慢しない
出力レベルが高いほど脱毛効果は高くなります。
しかし、痛みが強くなり、痛みを我慢してしまうとやけどに繋がります。
やけどをしてしまったら脱毛を中止しなければなりません。
痛みが強いと感じた場合は出力レベルを下げてもらうようにしてください。
脱毛前後に日焼けをしない
日焼けはやけどをしているのと同じです。
そのため日焼けをしている肌に脱毛をすることはできません。
施術を断られる場合もあります。
日焼けは肌がやけどを負ってしまうのに加え、シミや色素沈着の肌トラブルにも繋がりかねません。
脱毛前に日焼けをしないことはもちろんですが、脱毛後も日焼け対策を必ず行いましょう。
脱毛後に入浴や飲酒をしない
入浴や飲酒は体温が上がりやすいです。
脱毛は肌に熱を与えているので余計に熱を与え、やけどのリスクに繋がります。
脱毛当日は入浴や飲酒を控えましょう。
毛嚢炎で痛みを感じている場合
毛嚢炎で痛みを感じている場合について解説していきます。
毛嚢炎とニキビの違い
毛嚢炎とニキビは似ているので毛嚢炎を馴染みのあるニキビと勘違いしてしまうことがあります。
毛嚢炎の原因:小さなキズから菌が入り炎症が起こる
ニキビの原因:皮脂がたまり菌が増殖する
毛嚢炎の原因菌:表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌
ニキビの原因菌:アクネ菌
毛嚢炎とニキビは似ていても発症する原因や原因菌は異なります。
毛嚢炎の処置方法
毛嚢炎はわざわざ病院に行くことはしなくても大丈夫です。
毛嚢炎ができてしまった部分を清潔に保つことを心がけましょう。
そうすることで1週間ほどで良くなっていきます。
薬はステロイド軟膏やオロナインを塗布すると良いでしょう。
痛みが良くならず悪化していく場合は原因に合った薬の処方が必要です。
その場合は早めに病院で診察をしてもらってください。
参考 脱毛の副作用、毛嚢炎とは?なぜ発症する?セルフ脱毛メディアdatsumo
脱毛後のケア中に痛いと感じたら…
脱毛後ケアをしていて痛いと感じたら、まず先程説明した処置を行いましょう。
自分の処置だけでは良くならない場合は以下の2つを行ってください。
- 脱毛したクリニックやサロンに連絡をする
- 病院へ診察に行き処方された薬を塗布する
脱毛したクリニックやサロンに連絡をする
脱毛したクリニックに連絡をしてみましょう。
医療脱毛クリニックの場合、医師が常駐しています。
そのため、何か異変があったら医師に相談することができます。
サロンの場合も、一度サロンへ相談してみましょう!
病院へ診察に行き処方された薬を塗布する
薬を処方された場合は容量用法を守り、正しく服用しましょう。
薬を服用してしばらく様子を見てみてください。
脱毛後の正しいケア方法
正しい脱毛後のケア方法について解説します。
脱毛後のケア方法によって脱毛で得られる効果が変わります。
- 【保湿をするメリット】
- 保湿
- 日焼け対策
- クールダウン
上記3つがとても大切です。
脱毛効果を高めるために正しいケアを行いましょう。
保湿
脱毛後の肌はダメージを受け、また熱によって水分が奪われ乾燥しています。
脱毛した直後だけでなく毎日保湿をすることが大切です。
保湿力の高いボディクリームやローションを使い脱毛した部位を丁寧に保湿しましょう!
保湿をするメリット
- 脱毛時に痛みを感じにくくなる
- 肌が柔らかくなり埋没毛を防げる
- 脱毛効果が期待できる
日焼け対策
脱毛後の肌はバリア機能が低下してしまうため日焼けをしやすいです。
また、シミや色素沈着などの肌トラブルに繋がります。
肌が黒くなってしまうと脱毛機のレーザーは黒いものに反応するため、日焼けに反応し痛みが増す可能性があります。
また、日焼けをしてしまうとやけどの恐れから施術を断られる場合も。
脱毛前はもちろん脱毛後も日焼け対策を意識するようにしましょう。
クールダウン
赤みや肌がヒリヒリしてしまっている場合は肌が炎症してしまっているので、冷たいタオルや保冷剤で肌を冷やしましょう。
また、クリニックで処方された炎症を抑えるクリームを1日に1~2回塗布するようにしてください。
基本は2~3日で治まることが多いですが、何日も続く場合はやけどの恐れなどがあるのでその場合はクリニックやサロンに連絡をしましょう。
脱毛後にやってはいけないこと
脱毛後は以下のことは行わないようにしましょう。
- 入浴や飲酒をする
- 運動やマッサージをする
- 毛抜きを使って毛を抜く
- 脱毛後3日以内に自己処理を行う
- 摩擦で肌を刺激する
- 予防接種を受ける
入浴や飲酒をする
これまで解説してきたように入浴や飲酒をしないようにしてください。
やけどのリスクを防ぎましょう。
運動やマッサージをする
運動やマッサージも入浴や飲酒と同じように体温が上がる行為です。
脱毛当日は激しい運動やマッサージなどを行わないように注意しましょう。
毛抜きを使って毛を抜く
毛抜きを使って毛を抜くことは毛根から毛を抜くため、毛周期が乱れてしまいます。
毛周期が乱れてしまうと次回脱毛を行っても効果を得られにくくなる可能性が高まります。
また、ターンオーバーの原因にもなり、埋没毛が引き起こることもあります。
そのため毛抜きを使っての処理は行わないようにしてください。
ターンオーバー…肌が一定の周期で生まれ変わること
埋没毛…肌の表面に埋もれてしまった毛
参考 毛周期と脱毛の関係!効果的な脱毛の施術間隔と注意点セルフ脱毛メディアdatsumo
脱毛後3日以内に自己処理を行う
脱毛後は肌が敏感な状態になっているので3日以内の自己処理は控えましょう。
自己処理をする場合はカミソリではなく、電気シェーバーで行うことがおすすめです。
カミソリは肌の表面がカミソリの刃によって傷つけられてしまう他、角質層まで削いでしまいます。
そうすると肌が乾燥しやすくなり脱毛効果が下がってしまいます。
そのため、電気シェーバーで自己処理を行うようにしましょう。
摩擦で肌を刺激する
脱毛後は肌が敏感な状態なので刺激を与えることは良くありません。
炎症が起こってしまう可能性があります。
シャワーを浴びた後にタオルで強くこすってしまったり、締め付けの強い服を着てしまうと肌に負担がかかってしまいます。
身体を洗う際も手で優しく洗うようにし、刺激を与えないようにしてください。
予防接種を受ける
脱毛前後の一週間以内の予防接種は控えましょう。
肌トラブルに繋がったり、体調が悪くなってしまったりする可能性があります。
クリニックやサロンによって新型コロナウイルスワクチンの場合は、施術前後2週間以内は施術できない場所もあるので事前に確認をしておきましょう。
まとめ
脱毛後ケアをしている時に痛みを感じた場合、やけどや毛嚢炎、乾燥の可能性があります。
時間が経過し治まる場合は何も問題はありませんが、時間が経っても赤みなどが消えない時は病院へ行く必要があります。
その時は放置せず早めに医療機関を受診しましょう。
肌トラブルを防ぐには
- 事前処理をしっかり行う
- 施術中に痛みを我慢しない
- 脱毛後に日焼けをしない
- 脱毛後に入浴や飲酒をしない
上記4つを意識するようにしてください。
また、脱毛後は正しいケアを心がけ、脱毛効果を高めましょう。
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