医療脱毛してもまた生えてくる?永久脱毛の定義や方法を詳しく紹介!

「ムダ毛の処理にもう悩みたくない!」という思いで医療脱毛をしたのに、毛がまだ生えてくることに悩んでいるあなたへ。

医療脱毛は、施術を受けた部分は今後ムダ毛が生えてこない「永久脱毛」としても人気が高まってきています。

この記事では、永久脱毛の定義や医療脱毛をすることで得られる効果、毛が生えてこなくなるまでに必要な期間や値段について紹介していきます。

「どうせ脱毛するなら、もうムダ毛に悩まなくて済む医療脱毛を!」と思っているあなたに読んでいただきたい内容です。

この記事を読むことで、「医療脱毛」「永久脱毛」についての理解を深め、ムダ毛が生えにくくなるコツも知ることで、ムダ毛について悩みの無い日々を手に入れていきましょう!

「永久脱毛」の定義とは?どのくらい持続する?

「医療脱毛=永久脱毛」と考えている方も多いかもしれませんが、医療脱毛の効果は、実は完全なる「永久」ではありません。

医療脱毛の施術で脱毛が完了してツルツルの肌を手に入れても、数年後に毛が生えてくる可能性もあります。

「じゃあ永久脱毛ってできないの?」と疑問を持つあなたのために、「永久脱毛」の定義と、実際にはどのくらい効果の持続が期待できるかを紹介していきます。

「永久脱毛」とは

「永久脱毛」とは、「ほとんど毛の生えてこない状態が長期間に渡って続く」状態を指します。

カミソリや毛抜きなどでムダ毛を自己処理した場合は、数日のうちに次のムダ毛が生えてきてしまいます。

永久脱毛の場合は、機械によって毛乳頭に働きかけることで、半永久的にムダ毛を生えてこなくなるようにすることが可能です。

実は日本では「永久脱毛」の定義が定められておらず、AEA(米国電気脱毛協会)やFDA(米国食品医薬品局)で定められた定義によって現状は判断されています。

  • AEAの「永久脱毛」定義:最終脱毛から1カ月後の毛の再生率が20%以下
  • FDAの「永久脱毛」定義:一定の脱毛施術を行った後に、再発毛する本数が長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること、脱毛施術3回を行った6カ月後に67%(2/3)以上の毛が減っていること

つまり、「永久脱毛」といっても施術の後には全く毛が生えてこないというわけではありません。

「半永久的」にムダ毛が生えてこなくなる、と言う方が正しい理解になります。

永久脱毛の持続期間は10年以上!

永久脱毛の持続期間は、正しく施術すれば10年以上になると言われています。

医療脱毛で100%無毛の期間が永久的に続くわけではありませんが、特に毛が太い部位ではその効果を十分に実感することができるでしょう。

毛質や肌質に加え、毛の生まれ変わるサイクル(毛周期)には個人差があるため、脱毛効果が頭打ちになってしまう場合もありますが、お手入れの手間は格段に省けるようになります。

医療脱毛で正しい施術を行えば、発毛細胞が破壊されることで脱毛されます。

いちど発毛細胞が破壊されると再び復活することはないため、その毛穴からはムダ毛が生えてこなくなります。

特にムダ毛が気になる脇やVIO、ひざ下などの毛が太い部位は脱毛しやすいため、医療脱毛・永久脱毛の効果が実感しやすくなります。

濃いムダ毛に悩んできた方や、エステ脱毛では満足できなかった方には、医療機関での永久脱毛がおすすめです。

医療脱毛をしても毛が生えてきてしまう理由3つ

医療脱毛では長期間ムダ毛が生えてこなくなる効果が期待できますが、脱毛が完了しても数年後にムダ毛が生えてきてしまう場合もあります。

再びムダ毛が生えてきてしまう理由は主に3つあります。

医療脱毛の後にムダ毛がまた生えてきてしまう理由3つ

  • 毛周期が乱れており、脱毛施術中に長期間休んでいた毛がある
  • 妊娠や出産、加齢などでホルモンバランスが変化した
  • 施術の時の照射出力が適切ではなかった

ムダ毛の自己処理のときに毛抜きを使用していたり、生活習慣が乱れていたりすると、毛周期が乱れてしまうことがあります。

休止期(毛の成長が止まっている期間)の場合は発毛組織が破壊されないため、その後成長期になれば再びムダ毛が生えてきてしまうことになります。

また、妊娠や出産、加齢などでホルモンバランスが大きく変化する場合にも、薄くなっていたムダ毛が再び濃くなってしまうことがあります。

その他、医療脱毛が完了してからすぐに毛が生えてきてしまった場合は、施術の時の照射出力が適切でなかった可能性も考えられます。

肌質に応じて照射出力はコントロールする場合があるので、不安がないように、施術前にしっかりカウンセリングをしておくことが大切です。

永久脱毛をしたいなら医療脱毛がおすすめ!効果と理由

永久脱毛がしたいのならば、美容脱毛・エステサロンなどではなく医療脱毛がおすすめです。

医療脱毛により得られる効果と、美容脱毛・エステサロンをおすすめしない理由についてご紹介します。

医療脱毛で得られる効果

医療脱毛では、医療レーザーによって熱で発毛組織を破壊することで、毛が再び生えないようにすることが可能です。

そのため、長期間ムダ毛が生えてこない「永久脱毛」の効果が期待できます。

正しく施術できれば、太い毛が生えている部分を中心に永久脱毛の効果をしっかり実感できるでしょう。

お手入れの手間が省ける、自己処理を繰り返すことによる肌荒れを防ぐなどの効果が期待できます。

「ムダ毛の処理をもうしたくない」「脱毛は少ない回数で効果を実感したい」という方は、医療機関で実施できる医療脱毛を選択するのがおすすめです。

エステサロンでは永久脱毛ができない!

エステサロンでは、減毛や抑毛、制毛を目的とした光脱毛(美容脱毛)のみ実施が可能です。

永久脱毛は、「毛を生成する組織を破壊する」という行為のため、医師や看護師しか施術できないことになっています。

医療機関で使用する脱毛器よりも弱いパワーの機械しか扱えないため、通うのをやめてしまうと数年後に再び毛が生えてくることになります。

医療機関なのか、エステサロンなのか分かりづらくなっている広告や公式サイトもあるため、しっかりチェックすることが大切です。

医療機関の場合は必ず医師が常駐しているため、迷った時は医師が在籍しているか確認しましょう。

医療脱毛で永久脱毛をする時の方法2つ

医療機関では、「レーザー脱毛」か「ニードル脱毛」で永久脱毛をすることになります。

レーザー脱毛とニードル脱毛では、それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合う方法を見極めて選択することが大切です。

レーザー脱毛の方法とメリット・デメリット

医療レーザー脱毛器を使用し、発毛に関わる組織を熱破壊するのがレーザー脱毛です。

黒いものに反応するレーザーを照射することで、ムダ毛や毛乳頭に熱をかけ破壊することができます。

レーザー脱毛のメリット

  • 毛乳頭がしっかり破壊されれば、その部分からムダ毛が生えてくることは無い
  • 肌トラブル(毛穴、黒ずみ、埋没毛など)を防ぐことができる

レーザー脱毛のデメリット

  • ほくろの部分や日焼けした肌には施術できない
  • 熱による影響で痛みや熱さを感じる場合がある

自己処理に比べてキレイな状態を保つことが可能なので、医療脱毛を検討している方にまずおすすめしたい方法です。

痛みが苦手な方には、痛みを感じにくい機械なども出始めているので、通う医療機関でしっかりカウンセリングして施術するようにしましょう。

レーザー脱毛についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

参考 レーザー脱毛で失敗してしまうことも!事例と後悔しないための対処法datsumo

ニードル脱毛の方法とメリット・デメリット

ニードル脱毛では、絶縁針脱毛機を使用して、ニードル(細い針)を毛穴に刺し、電流による熱をかけて一つ一つの毛穴に対して脱毛をする方法です。

レーザー脱毛が広まる以前に主流だった永久脱毛の方法で、レーザー脱毛に比べてより直接的なダメージを与えることができます。

ニードル脱毛のメリット

  • 肌に触れる部分の針は電流が流れないため、肌を傷つけずに施術が可能
  • 白髪などでも脱毛が可能

ニードル脱毛のデメリット

  • 痛みが強い
  • 施術時間が長く、費用が高額になりがち
  • 施術に技術力が必要

効果は期待できますが、毛穴一つ一つへのアプローチになるため手間が非常にかかり、痛みも強い傾向にあります。

永久脱毛を検討している場合は、まずレーザー脱毛で施術を行い、もし数本残ってしまった場合などにニードル脱毛を併用するのがおすすめです。

永久脱毛のために必要な通院回数・期間はどのくらい?

永久脱毛では一般的に、通院は少なくとも5〜8回、期間にすると1年半〜2年はかかると言われています。

医療脱毛では、黒いものに反応する性質を生かしてメラニン色素にレーザーを当てることで脱毛効果を得ています。

そのため、成長期の毛にしか反応せず、毛周期にあわせて最低でも5〜8回程度の通院が必要となります。

毛周期とは、毛が成長するサイクルのことで、成長期・退行期・休止期があり、成長期の毛は全体の20%程度です。

そのため、連続して通うなどは効果がなく、毛周期に合わせて1〜4ヶ月毎に脱毛に通うことが必要です。

通院回数や期間は、脱毛したい場所や、照射の出力によって変わりますので、カウンセリングで事前に相談しておきましょう。

「どうしても早く脱毛を完了させたい!」というあなたには、こちらの記事もおすすめです。

参考 脱毛の完了までが早いサロンの特徴と選び方を解説datsumo

永久脱毛にかかる費用はどのくらい?

医療脱毛やエステ脱毛に比べて高額なイメージがあるかもしれませんが、最近では医療脱毛の価格も下がり、ほぼ同等の費用で施術が受けられるようになってきています。

エステ脱毛よりも通院回数が少なく済むため、場合によっては医療脱毛のほうが安く済む場合もあります。

医療脱毛5回コースの場合、全身脱毛ならば20〜25万円程度が相場となっています。

それにVIO脱毛や顔脱毛を加えると、それぞれ5〜10万程度プラスされるのが一般的です。

5回コースだけでなく都度払いのクリニックや、ムダ毛が数年後に生えてきてしまった時に安心な通い放題のプランなどもあります。

自分の予算や、希望する施術内容にあわせてクリニックを選び、相談して納得のいく医療脱毛をすることが大切です。

医療機関で永久脱毛を受ける時の注意点3つ

「医療機関で永久脱毛をしよう!」と思っても、生理中は施術ができないなど、知っておきたい注意点が3つあります。

永久脱毛を受ける時に知っておきたい3つの注意点

  • 生理中はVIO脱毛の施術ができない
  • 永久脱毛期間中は毛抜きでの処理をしてはいけない
  • 永久脱毛期間中は日焼けや乾燥に注意が必要

契約する前に知っておくことで、脱毛の予定を立てやすくなり、施術の効果も最大化させることができますよ!

生理中はVIO脱毛の施術ができない

生理中は、体が刺激に対して敏感になっていることもあり、施術不可となっている場合が多くあります。

特にVIO脱毛の場合は、経血による汚れの影響などもあり、ほとんどのクリニックで施術が不可となっています。

VIOに限らず、肌トラブルを防ぎたい場合は生理中の施術は控えておくと安心です。

永久脱毛期間中は毛抜きでの処理をしてはいけない

毛抜きを使って処理をしてしまうと、毛周期がずれたり、毛穴や肌にダメージを与えたりしてしまうため控えるようにしましょう。

永久脱毛の施術を行うと、しばらくして施術した部分のムダ毛が抜け始め、その後は次のムダ毛が成長期に入って生えてくることになります。

この時に毛抜きで自己処理をしてしまうと、毛周期を乱すことになり、永久脱毛の効果が得にくくなることにつながります。

また、毛抜きでの処理は肌トラブルにもつながりやすいため、自己処理をする場合は電気シェーバーなど肌への負担が軽いもので対応するようにしましょう。

永久脱毛期間中は日焼けや乾燥に注意が必要

永久脱毛はメラニン色素に反応して施術を行う方法なので、日焼けしているとムダ毛以外の肌にも反応してしまうため、施術ができなくなる場合があります。

また、永久脱毛では熱によるダメージが少なからずあり、肌は敏感な状態になっています。

日焼けや乾燥は肌へのダメージを強めてしまうため、十分な注意が必要です。

永久脱毛の期間中は、刺激の少ない保湿剤などで肌のうるおいをキープすることを意識していきましょう。

脱毛後の肌ケアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

参考 脱毛後ボディクリームの使用はだめ?正しいアフターケアと注意点datsumo

まとめ

本記事では、永久脱毛の定義や医療脱毛をすることで得られる効果、毛が生えてこなくなるまでに必要な期間や値段と、永久脱毛を受ける際の注意点を中心に紹介しました。

  • 「医療脱毛=永久脱毛」と考えている方も多いかもしれないが、医療脱毛の効果は、実は完全なる「永久」ではない
  • 医療脱毛では長期間ムダ毛が生えてこなくなる効果が期待できるが、毛周期の乱れなど3つの理由で数年後にムダ毛が生えてきてしまう場合もある
  • 永久脱毛がしたいのならば、美容脱毛・エステサロンなどではなく医療脱毛がおすすめ
  • 「医療機関で永久脱毛をしよう!」と思っても、生理中は施術ができないなど、知っておきたい注意点が3つ

自己処理の手間が減り、肌もキレイな状態に保てる医療脱毛・永久脱毛ですが、知っておかないと「こんなはずじゃなかった!」となってしまうポイントがいくつかあります。

永久脱毛の定義や、また毛が生えてきてしまう理由、医療脱毛の方法や期間、注意点などを知っておくことで、自分にあったプランで医療脱毛することができるようになりますよ!

ムダ毛の処理に悩み、「永久脱毛がしたい!」と思った場合には、まずは医療脱毛ができる機関でカウンセリングをしてみるのがおすすめです!

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