暑い夏になると紫外線が気になりますよね。
日焼けはシミなどの肌トラブルの原因になってしまう可能性があるため、日焼け止め対策を行っているという人がほとんどかと思います。
でも日焼け止めを塗っているのになぜか日焼けをしてしまい、「日焼け止めを塗っても意味ない」と感じたことはありませんか?
そんな方は、日焼け止めを正しく使えていない可能性があります。
このページでは日焼け止めを「意味ない」と感じてしまう理由や注意点、日焼け止めを塗る際のポイントをご紹介します。
「きちんと日焼けを防止したい」という方や、「日焼け止めを塗っても意味ない」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
日焼け止めを塗っても「意味ない」と感じてしまう理由
日焼け止めを塗ったにもかかわらず日焼けをしてしまうと、「意味ない」と感じてしまいますよね。
でも、もしかしたら日焼け止めを正しく使えていないだけなのかもしれません。
まずは日焼け止めを塗っても意味ないと感じてしまう、間違った使い方をご紹介します。
日焼け止め選びを間違えている
使用量を間違えている
塗り直しをしていない
晴天時や夏しか日焼け止めを塗っていない
乳液の代わりに日焼け止めを塗っている
日焼け止め選びを間違えている
日焼け止めを塗っても意味ないと感じてしまう方は、シーンに合わせた日焼け止め選びをできていないのかもしれません。
ドラッグストアなどではたくさんの種類の日焼け止めが販売されており、商品によって効果が異なります。
紫外線カットの効果は「SPF」と「PA」の数値で表示されていて、数値が大きいほど高い効果を発揮します。
たとえば「SPF10」の日焼け止めは、日常生活に適しているものです。長時間の外出や海などのレジャーに使用した場合、紫外線量に対して紫外線カットの効果が弱すぎるため、日焼けをする確率が高くなります。
日焼け止めを意味ないと感じたことがある方は、日焼け止めの選び方に気をつけてみてください。
使用量を間違えている
日焼け止めを塗っても意味ないと感じてしまう方は、日焼け止めの使用量を間違えているかもしれません。
いくら紫外線カットの効果が高いといわれる日焼け止めを塗ったとしても、使用する量が少なければ日焼けしてしまいます。使用説明書を確認して、正しい量の日焼け止めを使うことが大切です。
一般的に、紫外線カットの効果をあらわす「SPF」や「PA」といった数値は、肌1㎠あたり0.2gの日焼け止めを塗ることを前提に設定されています。
数値どおりの日焼け止めの効果を得るためには、正しい量を塗る必要があるのです。
使用説明書に使用量の記載がない場合は、この1㎠nあたり0.2gを参考にして使用してください。
たとえば顔に換算すると、約1gの日焼け止めを塗る必要があります。思っていたよりも量が多く、驚く方が多いでしょう。
日焼け止めを塗っても意味ないと感じたことがある方は、正しい量を使うことで本来の日焼け止めの効果を実感できるかもしれません。
塗り直しをしていない
日焼け止めを塗っても意味ないと感じてしまう方は、塗り直しをしていないのかもしれません。
日焼け止めの効果は1日中続くものではありません。
朝どんなに入念に日焼け止めを塗っても、手や服に触れたり、汗をかいたりタオルなどで拭き取ることによって落ちてしまいます。
どんな日焼け止めでも、しっかりとした日焼け止めの効果を期待できるのは、塗ってから3~4時間程度です。
日焼け止めの効果を得るためには、落ちた時にすぐに塗り直すか、2~3時間に1回程度のペースで塗り直すようにしましょう。
顔はメイクをしていると塗り直しが難しい部位ですが、とくに日焼けやシミが気になる部位でもあります。
日焼け止めを意味ないと感じたことがある方は、こまめに塗り直してみてください。
晴天時や夏しか日焼け止めを塗っていない
晴れの日や夏の暑い日だけ日焼け止めを塗っているという方は、日焼け止めを塗っても意味ないと感じやすいでしょう。
紫外線は1年を通してずっと降り注いでいて、4月~5月でも7月~9月とほぼ同じ量、12月~1月でも約5分の1もの紫外線量があると言われています。
曇りの日や涼しい日には日焼け止めを塗らないという方も少なくありませんが、日差しが気にならないからと日焼け止めを塗らないでいると、うっかり日焼けをしてしまう可能性があります。
いくら晴れた日に丁寧に日焼け止めを塗っていても、曇りの日に日焼けをすることで、日焼け止めを意味ないと感じてしまうのです。
日焼け止めを塗っても意味ないと感じたことがある方は、塗る日と塗らない日をつくらず、毎日日焼け止めを塗ってみてください。
乳液の代わりに日焼け止めを塗っている
乳液やクリームの代わりに日焼け止めを使っているという方は、日焼け止めを塗っても意味ないと感じやすいでしょう。
日焼け止めには保湿力がほとんどないため、日焼け止めを乳液やクリームの代わりに使用すると、肌が乾燥します。
さらに日焼け止めには「紫外線吸収剤」や「紫外線散乱剤」が含まれていることが多いため、肌の乾燥を促進させてしまうリスクがあります。
紫外線吸収剤は紫外線を吸収して、熱などに放出することで日焼け止めの効果を発揮します。化学変化を起こすため熱っぽくなり、肌を乾燥させることがあります。
紫外線散乱剤には粉状の成分が多く含まれているため、水分を吸収しやすい性質があり、肌を乾燥させてしまうことがあります。
乾燥すると肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなります。紫外線を浸透させやすい状態になってしまうので、乾燥した肌は日焼けをしやすい肌ともいえるのです。
日焼けしづらい肌をつくるためには、肌の潤いを保つことが大切です。保湿された肌は日焼け止めが馴染みやすく、塗りムラが減るため、日焼け止めの効果をより高めてくれるでしょう。
日焼け止めを塗っても意味ないと感じたことがある方は、日焼け止めを塗る前に化粧水や乳液、ローションやクリームなどで保湿をしてみてください。
【タイプ別】日焼け止めの注意点
日焼け止めにはクリームやジェルなど、さまざまな形状のものがあり、それぞれ特徴が違います。
それぞれの良さを生かすことで、日焼け止めの効果を十分に実感できるでしょう。
ここからは日焼け止めの形状ごとに、使用する際の注意点をご紹介していきます。
クリームタイプ
クリームタイプは販売されている数が多く、もっとも一般的な日焼け止めです。
テクスチャーが重めで、肌への密着度が高いという特徴があります。
ベタつきが苦手な方は使用量が少なくなる傾向があり、とくに汗をかく夏は自然と使用量が少なくなってしまうことが多いため、注意が必要です。
また密着度が高いため、塗り広げにくく、塗りムラができやすいというデメリットもあります。
日焼け止めの使用量が足りていなかったり塗りムラがあると、紫外線カットの効果が発揮されず、日焼け止めを塗っても意味ないと感じてしまいます。
クリームタイプの日焼け止めを使用する際は、適した量を使えているか、全体にムラなく塗れているかという点に注意しましょう。
ジェルタイプ・ミルクタイプ
ジェルタイプやミルクタイプの日焼け止めは、ベタつかず白浮きしない、軽いつけ心地が特徴です。
少量でもよく伸びるため、しっかりと塗ったつもりでも使用量が少なくなりやすいというデメリットがあります。
使用量が少ないと、日焼け止めを塗っているのに日焼けをしてしまう可能性があります。
ジェルタイプやミルクタイプの日焼け止めを使用する際は、適した使用量を使えているか、伸ばしすぎていないかという点に注意してください。
スプレータイプ
スプレータイプはシュッと吹きかけるだけで手軽に使用できるという特徴があります。
しかし吹きかけた量が見た目ではわかりづらいため、使用量が足りていなかったり、塗りムラができやすいところがデメリットです。
スプレータイプだけの使用では日焼けしてしまう可能性が高いので、メインの日焼け止めの補助的な役割としての使用をおすすめします。
他の日焼け止めを塗った後に吹きかけることで、塗りムラを予防に効果的です。また塗り直しの際は手が汚れず、メイクの上からでも使用できるものが多いので、便利です。
ただしスプレーなので周りに飛び散りやすく、使用方法を誤ると吸引してしまう危険性があります。
使用する際には十分注意してください。
日焼け止めスプレーは効果ある?メリット・デメリットや効果的な使い方
パウダータイプ
パウダータイプの日焼け止めは、手軽に塗れるという特徴があります。
しかし汗や皮脂、水に弱く、落ちやすいというデメリットがあります。
汗をかく夏には、パウダータイプの日焼け止めだけでは塗っても意味ないと感じてしまう可能性が高いでしょう。
スプレータイプ同様、塗りムラを塗り直し用の日焼け止めとして使用することがおすすめです。
日焼け止めを塗るポイント
日焼け止めを塗っても意味ないと感じている方は、正しく塗れていないのかもしれません。
いくら日焼け止めを塗っても、間違った塗り方では紫外線カットの効果を感じられないでしょう。
ここからは日焼け止めを塗る際のポイントをご紹介していきます。
規定量を把握する
日焼け止めは手の甲に出す
2~3回に分けて手で塗る
ベースメイク前に日焼け止めを塗る
規定量を把握する
日焼け止めの効果を実感するためには、正しい量を使用することが重要です。
クリームタイプやジェルタイプなど、日焼け止めにはさまざまな種類があり、推奨されている使用量は異なります。
使用量が足りていないと日焼け止めの効果が落ちてしまうため、使用説明書をよく確認し、適切な量を塗りましょう。
日焼け止めは手の甲に出す
日焼け止めを塗る際は、手のひらではなく手の甲に出してから塗りましょう。
手のひらにはシワやみぞなどの凹凸が多いため、日焼け止めが窪みに入り込んでしまい、無駄になってしまいます。
出した量をきちんと無駄なく使用するためには、比較的フラットな手の甲に出す方法がおすすめです。
2~3回に分けて手で塗る
日焼け止めは規定量を2~3回に分けて塗りましょう。
紫外線を浴びやすい鼻筋や頬骨などには重ね塗りしておくと効果的です。
筆やスポンジで塗ると日焼け止めが残ってしまいやすいので、手で塗るのがおすすめです。
ベースメイク前に日焼け止めを塗る
顔の日焼け止めは、スキンケアの後、ベースメイクの前のタイミングで塗りましょう。
下地の効果でファンデーションがしっかり密着するためメイクが崩れにくくなると同時に、日焼け止めの効果も長続きしやすくなります。
日焼け止めを塗って数分~10分程度おき、肌に馴染ませてからベースメイクをしましょう。
まとめ
- 間違った使い方をしていると、日焼け止めを塗っても意味ないと感じてしまう
- 日焼け止めの種類や使用量に気をつける
- 1年中日焼け止めを使用し、こまめに塗り直す
- 日焼け止めにはクリームタイプ・ジェルタイプ・ミルクタイプ・スプレータイプ・パウダータイプがある
- 日焼け止めは手の甲に出し、2~3回に分けて塗る
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