医療脱毛の永久の定義は?生えてこない期間とメリットを解説

医療脱毛は永久脱毛と聞いたけれど、永久ということは一生涯毛が生えてこないの?と気になっていませんか。

脱毛をすることで一生涯生えてこないなら、なるべく早い段階で施術を済ませておきたいものです。

しかし、いずれ生えてくる可能性があるなら、医療脱毛を受けるか、コストの安い脱毛サロンを選ぶかで迷ってしまうでしょう。

ここでは、医療脱毛の永久の定義について解説します。

医療脱毛の仕組みや、永久脱毛まつわるQ&Aもご紹介しましょう。

医療脱毛をすると永久に毛が生えてこない?

Thinking asian woman.

医療脱毛を受ける際、一生涯毛が生えてこないのかが最も気になるポイントだと思います。

ここでは、永久脱毛の定義について見ていきましょう。

医療脱毛後長期にわたって毛が生えてこない

医療脱毛を完了させれば、長期にわたって施術部位の毛は生えてきません。

何もせずともツルツルの状態を維持できるため、自己処理の回数も格段に減ります。

肌の露出が増える時期も自己処理をする必要がありませんので、手間を減らせる点は大きなメリットだといえるでしょう。

一生涯毛が生えてこないわけではない

永久脱毛という名前がついているものの、一生涯毛が生えてこないわけではありません。

脱毛完了後、数年から数十年たてば毛が生えてくるケースもあります

すべての毛が元通りに生えてくるわけではないものの、産毛のような細くやわらかい毛が部位別に少し生えてくるでしょう。

医療脱毛の仕組みとは?

医療脱毛はどのようにして進めていくのでしょうか?また、どうやって毛が生えてこないようにするのでしょうか?

ここでは、医療脱毛で採用されているレーザー脱毛とニードル脱毛の仕組みについて解説します。

レーザー脱毛は毛乳頭の破壊

レーザー脱毛は肌にレーザーを照射することで、毛乳頭を破壊していきます。

毛乳頭は毛の根底にあるもので、成長を促進する働きを持ちます。

毛抜きで毛根から毛を引き抜いても再生してくるのは、毛乳頭が存在するからです。

レーザーで毛乳頭を破壊すれば毛の成長を促すものがなくなるため、毛は生えてきません

ニードル脱毛は直接毛乳頭にダメージを与える

ニードル脱毛は毛穴に針を挿し込み、直接毛乳頭にダメージを与えるものです。

針からは電気が流れるため、毛乳頭に直接働きかけることができます。

レーザーよりも高い脱毛効果が得られ、長期にわたって毛が生えてこなくなるでしょう。

レーザーよりも高い効果が望める一方で、痛みがとても強いため、デメリットも大きい施術方法だといえます。

脱毛サロンでの永久脱毛は不可

脱毛サロンで永久脱毛を受けることはできません。

脱毛サロンで主流となっているのはフラッシュ脱毛です。フラッシュ脱毛は種類によって仕組みが異なります。

  • IPL:毛母細胞にアプローチ
  • SHR:バルジ領域にアプローチ
  • SSC:抑毛成分を肌に浸透させる
  • HHR:IPLとSHRのハイブリッド

IPLは毛母細胞にアプローチするため、他の種類に比べて脱毛効果も長く続くとされています。

しかし、SHRやSSCは一時的な抑毛効果に留められるため、いずれは毛がまた生えてきます。

年齢を重ねた後は毛が生えてきても気にならないという方は良いかと思いますが、長期にわたって毛が生えてこないようにしたいという場合は医療脱毛を選びましょう。

医療脱毛を受けられない人とは?

医療脱毛は誰でも問題なく受けられるわけではありません。以下に該当する方は施術NGとなります。

  • 妊娠中
  • 皮膚疾患を持っている
  • 生理中

なぜ該当する場合は施術ができないのか、その理由を見ていきましょう。

妊娠中

妊娠中は脱毛の施術をお断りされるので、予定がある方は早めに済ませる、または産後に施術を受けましょう。

レーザーがおなかの赤ちゃんに影響を与える恐れはありません。そのため、照射したからと言って赤ちゃんに害が生じる心配はないでしょう。

ただし、妊娠中はホルモンバランスの乱れから毛周期が不安定になり、脱毛効果が得られにくくなります

施術時の痛みも感じやすくなるため、精神的なストレスによって赤ちゃんに影響が生じる恐れもあります。

妊娠中は脱毛だけでなく、多くの美容施術が不可となりますので、受けたい施術があれば妊娠前に受けておきましょう。

肌に特殊な病気がある

肌に特殊な病気がある場合は、レーザー照射による影響を考慮して施術NGとなる可能性が高くなります。

レーザーは肌に強い熱を与えるため、熱の影響で疾患が悪化する恐れもあります。

クリニック側もトラブルを避ける必要があるので、リスクを抱える方への施術は不可となるでしょう。

また、日光過敏症の方も施術ができません

日光過敏症とは日光によるアレルギー症状で、日に当たるとかゆみや発疹といったトラブルが起こります。

レーザーによってトラブルが起こる恐れもあるため、こちらも施術NGとなります。

参考:MSDマニュアル 家庭版

生理期間中のVIO施術はNG

生理期間中はVIOへの施術がNGとなります。他の部位は生理中でも受けられるため、契約しているプランに応じて施術を受けるかどうかを決めましょう。

生理中は経血がずっと出ているため、脱毛中にも血が流れてしまいます。

衛生面に不安が生じるので、生理中の施術は脱毛サロン・クリニックどちらであってもNGと判断されます。

他の部位は生理中でも受けられますが、生理中はホルモンバンスが乱れていることから、痛みを感じやすくなるので注意が必要です。

通常よりも痛くなるかもしれませんので、出力レベルを調整してもらったり、麻酔をしてもらったりといった対策をしておきましょう。

永久脱毛にかかる費用と目安回数は?

永久脱毛を受けたいけれど、どれくらい費用がかかるのか、何回ほど受ければいいのかなど気になる点がいくつも出てくるでしょう。

ここでは、永久脱毛を受ける際にかかる費用相場と目安回数について解説します。

全身の場合は30万円~

クリニックで全身脱毛をする場合、プラン内容によって相場が異なります。

  • 全身脱毛(顔・VIO含まない):16~25万円
  • 全身脱毛(顔・VIOを含む)30~35万円

クリニックによって用意するプランが異なり、顔やVIOを含まない場合は脱毛サロンと同じくらいの価格帯で施術を受けられます。

しかし、顔やVIOを含むと費用が跳ね上がるため、予算に合わせて決めることがおすすめです。

顔やVIOは単発プランで受けることも可能なので、どれくらいなら無理なく支払えるかに合わせてプランを選びましょう。

目安回数は5~10回

永久脱毛の目安回数は5~10回となっています。

3回ほどで効果を実感し始め、5回ほど受けると自己処理がほとんど必要なくなります。

10回ほど受ければ自己処理の必要がなくなりますので、理想の仕上がりになるでしょう。

回数は部位によって異なります。部位別に毛周期が変わるため、まずは5回のプランで施術を受けてみるといいでしょう。

コース終了後、追加で受ける場合は単発プランに比べて費用が安くなりますので、お得に施術を受けられます。

永久脱毛でよく寄せられるQ&A

医療脱毛を受ける際に気になることがあるものの、どこで聞けばいいかわからない……とお困りの方も多いでしょう。

ここでは、永久脱毛でよくある質問をQ&A形式でご紹介します。

施術前はどうやって自己処理すればいい?

施術前の自己処理は電気シェーバーで行うことがおすすめです。自己処理方法には以下のようなものがあります。

  • カミソリ
  • 電気シェーバー
  • 毛抜き
  • 除毛クリーム

いずれも毛をなくすことができる方法で、毛抜きや除毛クリームは仕上がりがきれいというメリットを得られます。

カミソリはとても手軽な自己処理方法ですが、電気シェーバー以外の方法は脱毛前の処理アイテムとしては不向きです。

カミソリは肌にダメージを与える恐れがあり、毛抜きは毛穴へのダメージに加えて毛周期が乱れてしまいます。除毛クリームも毛抜きと同様です。

電気シェーバーは肌への負担を抑えて毛を処理できるため、脱毛前の処理に最も適しています。

永久脱毛後、どれくらいで毛が生えてくる?

永久脱毛後に毛が生える可能性は人によって大きく異なるため、一概には言えません。

数年程度で生えてくる人もいれば、数十年ツルツルの状態をキープしたという人もいるからです。

脱毛後に濃く太い毛が生えてきたという場合は、照射漏れの恐れがありますので、クリニックに行って再照射を受けることがおすすめです。

脱毛をした後は何に気を付けるべき?

脱毛の施術を受けた後は、以下の点に注意してください。

  • 激しい運動をしない
  • 飲酒を避ける
  • 日焼けをしないようにする
  • 肌に刺激を与えない
  • 保湿ケアをしっかり行う

激しい運動や飲酒は血行を良くするため、施術を受けた部位に赤みが出る恐れがあります。

トラブルの悪化を避けるためにも、血行を良くする行動は避けておきましょう

施術後は肌がデリケートな状態なので、UV対策を徹底してください。

紫外線は肌にとって大きなダメージとなるため、何らかのトラブルが出るかもしれません。

肌への刺激も同様です。衣類の素材によって刺激が加わるとかゆみや赤みが出る恐れがあるので、優しい肌触りの衣類を着用してください。

脱毛後は肌を健康的に保つためにも、保湿ケアを入念に行うことがおすすめです。

クリニックはどんなところを選べばいい?

クリニックは皮膚科や美容皮膚科であれば特に問題はありません。

保険適用となる治療をメインに行っているクリニックでも脱毛メニューを用意しているので、必ずしも美容皮膚科に行く必要はないでしょう。

肌トラブルに対応できる医師がいれば万が一の際も安心なので、診療科に合わせて決めてみてください。

医療クリニックで永久脱毛を受けてツルスベ肌になろう

  • 医療脱毛を受ければ長期にわたって毛が生えてこない
  • 脱毛の仕組みはレーザーとニードルによって異なる
  • 脱毛サロンでの施術は抑毛効果を得られる
  • 妊娠中や肌に病気がある人は医療脱毛を受けられない
  • 永久脱毛の費用相場は30万円~、目安回数は5~10回

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