脱毛を受けてみたいけれど、失敗したらどうしよう……と考えて中々踏み出せない方もいるでしょう。
脱毛における失敗と聞くと、やけどなどの肌トラブルをイメージするかと思います。
しかし、トラブルは肌に関するものだけでなく、費用や脱毛効果に関するものもあります。
ここでは、脱毛における失敗例の詳細を解説します。
トラブルなく施術を受けるための対策についてもお教えしましょう。
目次
脱毛で失敗した…どんなケースがある?
脱毛での失敗例には以下のようなものがあります。
- 肌トラブル
- 費用の罠
- 脱毛効果
思いもよらないトラブルが起こる恐れもあるため、これまでに起きた失敗例を知っておくことがおすすめです。
失敗例を知っておけば、ミスに備える対策を実践できるため、トラブルに焦ることなく施術を進められます。
費用や脱毛効果など、契約後に後悔することがないよう、ほかの人の失敗例を参考にしてください。
脱毛で実際に起きたトラブル事例
脱毛の施術を受けて、実際にトラブルが起こった事例は少なくありません。
人によってトラブル内容が変わるため、これまでにどんな事例が起こったかを確認しておきましょう。
ここからは、脱毛で実際に起きたトラブル事例について解説していきます。
肌トラブルに関するケース
脱毛の中でも特に多い失敗例が、肌トラブルに関するものです。
施術後に何らかの異常が出たという人は多く、中には皮膚科を受診して治療を受けなければならなかったというケースもあります。
肌トラブルに関する失敗例は以下です。
- やけど
- かゆみ
- 黒ずみ
- 毛の変化
それでは、どのようなケースがあったかを見ていきましょう。
施術後にやけどができた
強い痛みを感じながらも施術に耐え、終わった後に施術部位を確認するとやけどしていたというケースです。
スタッフは照射時に肌の異常がないかを確認しながら進めていくものの、まれに出力レベルが強すぎることによるトラブルが起こるとされています。
施術後に赤みやかゆみが出た
施術後に何のケアもなく帰宅となり、赤みやかゆみが出たというケースです。
照射ダメージを受けた肌には早めに保湿ケアを行い、バリア機能を回復させることが重要です。
しかし、保湿ケアを行っていないクリニックやサロンだとケアなしで帰宅となるため、帰宅中にトラブルが起こる可能性もあります。
脱毛後に黒ずみができた
施術後は異常がなかったにもかかわらず、帰宅後に確認すると黒ずみができていたというケースです。
照射によるダメージを受けると、肌を守るためにメラニン色素が集まります。
集まったメラニン色素は肌表面から見ると黒くみえるため、シミができたと感じてしまうのです。
脱毛によって毛が変化した
脱毛後、毛が増えたり硬くなったりするケースです。
毛をなくす施術を受けたはずなのに、増えたり、硬くなったりすると心配になるでしょう。
ただし、これは一時的な問題とされていますので、焦って受診する必要はありません。
費用の罠に関するケース
脱毛クリニック・サロンどちらにも、費用に関する罠が潜んでいる以下のようなケースがあります。
- 追加料金の発生
- 無料期間の広告
- 希望部位は別途料金
実際にどのようなトラブルが起こるのかを見てみましょう。
追加料金の発生で総額が高くなった
カウンセリング当時にもらった見積もりから、追加請求によって高額の支払いを求められたケースがあります。
施術内容によっては追加料金が発生する可能性があり、当初の支払い額から大幅に跳ね上がる恐れがあります。
無料と書いてあったけど総額は変わらなかった
クリニックやサロンの中には、最初の〇か月無料といったキャンペーンを開催していることがあります。
無料期間分の費用が浮き、総額が安くなるのであればお得ですが、無料になった分の支払いが後回しにされている可能性があり、その場合は総額が変わりません。
全身脱毛に顔やVIOが含まれていなかった
全身脱毛を契約したものの、顔やVIOが含まれておらず、追加をお願いしたら別料金を請求されたというケースもあります。
全身といわれると顔やVIOを含むのでは?と思われる方も多いでしょう。
しかし、大半のクリニック・サロンでは顔とVIOをオプションのような形で用意していたりするので、全身を受ける場合は施術対象範囲を確認してください。
脱毛効果に関するケース
脱毛効果に関するトラブルとしては、以下のようなケースがあります。
- 永久脱毛の有無
- 照射漏れ
- 効果を実感できない
それぞれのトラブルの詳細を見ていきましょう。
フラッシュ脱毛は永久脱毛ではない
脱毛サロンで受けられるフラッシュ脱毛は永久脱毛ではないため、脱毛完了から数年後に毛が生えてくる恐れがあります。
フラッシュ脱毛は抑毛効果が期待できるものの、レーザーやニードルのように永久とはなりません。
照射漏れを見つけた
施術の際、照射漏れがあればその部分の毛が抜け落ちることがないため、効果を感じられません。
照射漏れは申告すれば再照射に応じてもらえるケースがあるものの、照射漏れを認めてもらえない場合は追加費用を支払って再施術を受けなければなりません。
脱毛機器が毛質に合っていない
脱毛機器が毛に合っておらず、施術効果をまったく感じられないといったトラブルも少なくありません。
3~5回受けても効果が見られない場合は、脱毛機器の選定が誤っている恐れがあるため、スタッフに伝えましょう。
失敗なく脱毛を進めるための対策
脱毛を始めるのなら、失敗への対策をしっかり把握しておくことがおすすめです。対策を知っておけば、万が一トラブルが起こっても焦ることがありません。
ここでは、失敗を予防するためにできる5つの対策について解説します。
脱毛前の自己処理は電気シェーバーを使用
脱毛前に行う自己処理には、電気シェーバーを使ってください。
ムダ毛の自己処理方法には以下のようなものがあります。
- カミソリ
- 毛抜き
- 除毛クリーム
- 電気シェーバー
最もポピュラーなのはカミソリですが、カミソリは処理の際に傷をつける恐れがあり、施術不可となるかもしれません。
また、肌にダメージを与えてバリア機能が低下する恐れもありますので、施術前にカミソリを使うのは避けましょう。
毛抜きは毛根から引き抜くため、毛周期を狂わせてしまいます。痛みも伴うので、施術前の使用は止めておいてください。
除毛クリームは手軽にムダ毛を処理できるものですが、こちら肌トラブルを招く恐れがあります。
肌への刺激を抑えて処理できるのは電気シェーバーとなりますので、自己処理の際はぜひ電気シェーバーを使ってください。
痛みが我慢できない時はスタッフに相談
施術時の痛みを我慢しすぎるとやけどなどのトラブルを招く恐れがありますので、強い痛みを感じる場合はすぐにスタッフに伝えてください。
スタッフに伝えれば出力レベルを下げてくれるので、やけどのリスクを下げられます。
痛みも穏やかになりますので、ストレスなく脱毛を続けられるでしょう。
施術後は入念な保湿ケアを
施術前後はしっかりとした保湿ケアを行い、肌の乾燥と施術時の痛みを防ぎましょう。
施術前に保湿ケアをしておけば、バリア機能がしっかりと働くので施術時の痛みをある程度抑えられます。
施術後の保湿ケアによってダメージを受けた肌にうるおいを与え、健康的な状態をキープできるでしょう。
保湿ケアは脱毛においてとても重要な要素です。
乾燥の度合いがひどくなると施術不可となるケースもありますので、円滑に進めるためにも保湿ケアは必須です。
施術期間中のUV対策も必須
日焼けによる施術不可のケースを避けるには、日頃から対策を万全にしておく必要があります。
日焼け対策におすすめなのが以下のアイテムです。
- 日焼け止め
- 日焼け止めスプレー
- アームカバー
- 日傘
- 帽子
まずは日焼け止めを露出する部分全体になじませましょう。液体タイプに使いづらさを感じる方は、スプレータイプもおすすめです。
スプレータイプは髪にも使用できる種類があるため、そちらを使えば髪のUVケアも同時に行えます。
腕にはアームカバー、髪と顔は帽子をかぶって紫外線を遮りましょう。つばが広いものを選べば、カバーしてくれる範囲が大きくなります。
帽子が苦手な方は日傘を使うことがおすすめです。
打ち漏れがある時は遠慮なく再照射の依頼を
施術後に打ち漏れだと判断できる箇所があれば、遠慮なくクリニック・サロンに申告してください。
多くのクリニックやサロンでは、打ち漏れだと認められる部位への再照射を行っています。
料金もかかりませんので、気になる個所を見つけたら一度見てもらうことがおすすめです。
再照射をしてほしいとは言いづらいという方は、そのまま泣き寝入りとなってしまいます。
一回分を損してしまうので、不満を抱えないためにも、きちんと申告しましょう。
脱毛を成功させるためのクリニック選びのポイント
脱毛を成功させるには、クリニックを慎重に選ぶことが大切です。適当に選ぶと後悔するかもしれないので、いくつかのポイントをチェックしたうえで決めましょう。
見ておきたいポイントは以下です。
- カウンセリング時の対応
- 追加料金の有無
- 施術可能な範囲
ここでは、クリニックを選ぶ際に見ておくべき3つのポイントを解説します。
カウンセリングが丁寧
脱毛前に受けるカウンセリングの際、医師やスタッフの対応をきちんと見ておいてください。
カウンセリングは、希望する脱毛部位や脱毛において気になることなどを聞ける貴重な時間です。
この時間に話し合うことを参考に脱毛プランを決めていくため、カウンセリングが適当ではプランを決められません。
医師やスタッフはプラン内容や脱毛について詳しく話してくれるか、不安なことに対して親身に寄り添ってくれるかを確認しましょう。
追加料金の有無が明確
カウンセリング時、施術完了までに追加料金が発生することはあるのかを聞いておいてください。
追加料金が発生する要素としては以下のようなものがあります。
- 麻酔
- クリームなどの処方
- 再照射
- トラブル時の診察費
契約プランにこれらが含まれていれば、追加料金が発生する心配はありません。
しかし、1つでも含まれていない場合は別途請求される恐れがあるため、契約したプラン費用以外にお金は必要かを聞いておきましょう。
照射可能な範囲の確認
希望する施術部位の照射が可能かを確認することも重要です。特定の部位のみ施術を受けたい場合は、後々トラブルになる恐れはないでしょう。
ただし、全身脱毛を希望する場合は照射範囲を細かくチェックしておいてください。
例えば、全身脱毛は以下の種類に分かれているところが多くなっています。
- 全身脱毛(顔・VIO含まない)
- 全身脱毛(顔のみ含む)
- 全身脱毛(VIOのみ含む)
- 全身脱毛(顔・VIO含む)
同じ全身プランでも4つの種類に分かれるため、希望する部位に合わせて選ぶことが大切です。
後ほど顔やVIOを追加するとなると別途料金が発生するため、総額が高くなってしまうので注意しましょう。
脱毛で失敗しないよう対策を実践しよう
- 脱毛トラブルには肌・費用・脱毛効果などの種類がある
- 施術前は電気シェーバーを使って自己処理を行う
- 脱毛前後の保湿ケアはマスト
- 照射漏れを見つけたらすぐにクリニックやサロンに連絡
- 医師やスタッフが丁寧に対応してくれるクリニックがおすすめ
- 追加料金の有無や照射可能範囲もカウンセリング時に確認
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