脱毛を検討している人で、産毛が気になっている人は多いのではないでしょうか。
腕や脇の濃いムダ毛に比べると、産毛は目立たないものの顔に生える産毛は化粧をするたびに気になってしまうものです。
そこで今回は、顔脱毛をすることで、顔の産毛までしっかり脱毛することが可能なのか解説します。
気になる顔脱毛の効果や適切な処理を行えるクリニックの選び方など、詳しく紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
目次
顔の産毛は脱毛できる?
濃いムダ毛とされる脇や腕、足のムダ毛などは脱毛の効果がわかりやすいとよく耳にしますが、産毛は脱毛効果が期待できないと不安に感じている人は多いのではないでしょうか。
綺麗にムダ毛をなくしたいと考えている人こそ、産毛の脱毛が可能なのかしっかり把握したいものです。
ここでは、産毛と脱毛の効果について紹介します。
時間はかかるものの産毛も脱毛できる
顔の脱毛をすることで、産毛を脱毛することは可能です。
ただし、メラニン色素の濃いムダ毛に比べると、産毛の脱毛の効果を感じるのには時間がかかる傾向にあります。
焦らず、脱毛の回数を重ねてレーザーを照射し続ければ、しっかり産毛が生えてこなくなることが期待できます。
顔の産毛が脱毛しにくい理由
濃いムダ毛に比べ、顔などの産毛の脱毛が難しく、効果を感じるまでに時間がかかると言われている理由は、産毛の性質と関係があります。
一般的にサロンやクリニックで使用されている脱毛機は、強い光をムダ毛にあて、ムダ毛の黒いメラニン色素に反応させて脱毛を行っています。
濃いムダ毛であれば、レーザーの光がメラニン色素に反応がしやすく、毛や毛根にしっかりとアプローチをしダメージを与えることができます。
しかし、産毛の場合には、メラニン色素が弱くレーザーが反応しにくい傾向にあります。
人によっては、黒ではなく茶色っぽい産毛が生えてくることもあり、産毛の脱毛は難しく効果が出にくいとされていました。
最近では、メラニン色素が薄い毛や産毛にも対応した最新のレーザー脱毛器も登場したこともあり、一昔前に比べ産毛もしっかり脱毛できるクリニックが増えています。
産毛にも対応したクリニックを選ぼう
せっかく顔脱毛を行うのであれば、しっかりと産毛も処理できるクリニックを選ぶ必要があります。
通い始めてから後悔しないためにも、産毛にも対応したクリニック選びのポイントや、メラニン色素が薄い毛や産毛にも対応した最新脱毛器について、紹介します。
クリニックで脱毛器に注目
一般的に毛が生えてくる毛周期に合わせて、脱毛の頻度をコントロールします。
しかし、脱毛を行っていても産毛だけは満足な仕上がりにならず、残ってしまう傾向にあります。
そのため、産毛もないつるつるの肌を目指したい方は、産毛と相性のいい脱毛器を扱うクリニックかどうか、確認することをおすすめします。
産毛と相性のいい脱毛機
現在日本で扱われている脱毛機には、4つの種類があります。
まずはどんな種類があるのか、基礎知識として紹介します。
アレキサンドライトレーザー
アレキサンドライトレーザーとは、アレキサンドライトといわれる希少な宝石を光源として使用しており、光エネルギーを熱へと変換します。
そして、毛の根本である毛包や毛乳頭などの毛の黒色の色素であるメラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛の組織を破壊することで脱毛を促しています。
ルビーレーザー
ルビーレーザーとは、ルビー宝石を光源として使用しており、アレキサンドライトレーザーに比べると肌の表面にしかアプローチしません。
皮膚へのダメージをより少なく抑えることができるのが特徴です。
ダイオードレーザー
ダイオードレーザーとは、半導体を用いた脱毛機で、熱破壊式、蓄熱式の2種類があります。
強い光を照射し、熱を生じさせて毛根を破壊することができるため、脱毛効果を実感しやすく濃い毛だけでなく、産毛や色素の薄い毛に対しても脱毛が可能とされています。
Nd-YAGレーザー
Nd-YAGレーザーとは、日本で使用されている脱毛器の中でも最も強い威力をもっています。
女性の脱毛はもちろん、シミ、アザ、黒ずみ、ホクロなどの除去や男性のヒゲ脱毛にも利用されています。
産毛脱毛にはダイオードレーザー
産毛の脱毛を希望する場合には、濃い毛だけでなく、産毛や色素の薄い毛に対しても脱毛の効果が期待できるダイオードレーザーを扱うクリニックを選んでください。
最近では効果が高いダイオードレーザーを扱っているクリニックが増えていますが、事前に確認しておくことをおすすめします。
先でも紹介したように、ダイオードレーザーは大きく分けて2種類あります。
産毛の脱毛の場合には特に、バルジ領域をターゲットにするSHR式となる蓄熱式が相性がいいので参考にしてみてください。
顔脱毛できる範囲にも注目
顔脱毛ができるクリニックであっても、クリニックによって脱毛できる範囲が多少異なるので注意してください。
特に顔の産毛を脱毛したい場合には、均一に脱毛するのがポイントです。
見栄えをより美しくするために、脱毛範囲が広くしっかりと脱毛施術を行ってくれるクリニックを選ぶのがおすすめです。
事前に確認しておきたい脱毛箇所は、眉間です。
眉上や眉下といった眉の周りに関しては、脱毛してくれるエリアに含まれていないクリニックが多い傾向にあります。
眉周りも含めて全体のバランスを整えたい場合には、眉間の脱毛を対応してくれるのかしっかりを確認することが大切です。
産毛の脱毛メリット
目立ってしまう濃いムダ毛だけ脱毛できればいいと考えている人が多いですが、実は産毛を脱毛することでメリットが得られます。
具体的に解説していきます。
自己処理がなくなり、肌へのダメージを減らせる
脱毛している人にありがちですが、少しの産毛が生えてくるだけで敏感になってしまいます。
せっかく脱毛に通っているのに、毛が生えてきてしまったと落胆してしまい、産毛を早く処理してしまいたい衝動にかられます。
人によっては非常に濃い産毛が生えてしまうこともあり、顔用カミソリや電気シェーバーを使用して、自己処理してしまうケースが多いです。
しかし、産毛といっても自己処理を行えば刃が肌に触れているため、肌に刺激を与えており、肌荒れの原因になりかねません。
そのため、産毛もしっかり脱毛すれば、自己処理のように肌を傷つけることなく、ムダ毛がないきれいな肌に満足することができます。
肌の調子が整い、化粧ノリが良くなる
顔の産毛がなくなることで、化粧水やクリームなどの成分がより肌に浸透しやすくなります。
産毛が邪魔でなかなか浸透しなかったエリアにも成分がいきわたるため、化粧ノリが良くなる傾向にあります。
今までしっかりと化粧をしないと外出できなかった人も、ナチュラルメイクでも自信を持てるかもしれません。
化粧ノリが良くなるだけでなく、時間が経過してもメイク崩れが起こりにくくなるのも嬉しいポイントといえます。
肌のくすみがなくなる
産毛といっても、顔に毛があるだけでくすみの原因になります。
顔の脱毛をすることで産毛がなくなれば、肌のトーンが上がりやすくなります。
肌のくすみが気になっている方や産毛が気になっている人は、ぜひ違いを実感してみてください。
顔の産毛を脱毛する場合の回数や期間は?
顔の産毛を脱毛するメリットが理解できたので、実際にどれくらいの回数脱毛に通うべきなのか気になるところです。
トータルどれくらいの期間がかかるのかも含めて解説します。
目安は8回以上
医療脱毛の場合、他の部位同様産毛の処理も5〜10回ほど施術を行う必要があります。
どうしても産毛は濃い毛に比べて、効果を実感できるのに時間がかかる傾向にあります。
しかし、しっかりと、毛が生えてくる毛周期に合わせて脱毛を行い続ければ、産毛も生えてこないつるつる肌を手に入れることが可能です。
気を付けたい点としては、クリニックによって施術を必要とする回数が異なっていたり、必要な施術回数は、個人差があります。
個人差に応じて、間隔を調整したり、状態によっては5回以上の施術が必要と判断されます。
産毛が全くないつるつるな肌を目指したい場合には、8回以上を目安に施術を続けてみてください。
毛質によって最終的に必要な施術回数が決定するため、気になる方は初回カウンセリングで詳しく確認してみてください。
顔の産毛の毛周期
毛周期は部位によって異なるため、適切なタイミングで脱毛することが大切です。
顔の産毛の毛周期は、だいたい1〜2か月程度とされています。
そのため、最低5回施術を行ったとしても、トータル期間として最短でも半年弱かかると考えておいた方がいいです。
いつまでに産毛の脱毛を完了しておきたいのかゴールを決めて、それまでに終えられるように逆算をしておくことをおすすめします。
余裕を持ったスケジュールを組むことで、納得のいく顔脱毛の効果を期待することができます。
産毛脱毛をすると硬毛化や増毛するって本当?
産毛を脱毛したら毛が太く感じたり、濃くなったという体験談を耳にします。
これは硬毛化や増毛化の可能性があるため、注意すべき点として覚えておいてください。
硬毛化
硬毛化とは、脱毛施術を何回か受けたことで、脱毛前よりもムダ毛が太く濃く活性化されてしまい毛穴から今までなかったような太くて硬い毛が生えてくる現象のことをいいます。
発祥しやすい部位はフェイスラインや首、背中などの産毛部分で、他のレーザーに比べるとアレキサンドライトレーザーは硬毛化しやすいといわれています。
とはいえ、硬毛化はすべての医療レーザー脱毛で起こりえるため、肌トラブルとして覚えておいてください。
増毛化
増毛化とは、脱毛施術を繰り返し受けたことで、脱毛をしているはずなのに脱毛前よりムダ毛が多く生えてくるように感じる現象のことをいいます。
しかし、これは脱毛に通っていることで目が敏感になってしまっているだけの可能性があります。
というのも、髪の毛や産毛は毛穴から生えており、脱毛をすることでこの毛穴の数が増えることは考えにくいです。
そのため、脱毛後は特に効果が気になっている状態のため、毛が生えてきただけでショックを受けてしまい、以前よりもムダ毛が増えて増毛したと感じてしまっているのです。
つまり、増毛化ということは考えにくく、毛周期に合わせてしっかり脱毛を重ねていけば、きちんとムダ毛は減り、効果を実感できるので、安心して脱毛に通い続けてください。
産毛の正しい自己処理方法
どうしても産毛が気になってしまう場合には、お家で肌に負担をかけずに正しく自己処理をしてください。
- まずしっかりと洗顔を行い、蒸しタオルやスチーマーで肌をやわらかく整える
- 顔全体にまんべんなく、ローションや乳液を塗る
- 毛流れを意識し、電気シェーバーで上から下、内から外へと剃る
- 化粧水→乳液→保湿クリームの順番でしっかりと保湿ケアを行う
特に、顔の皮膚はとても薄くデリケートです。
間違った自己処理を行ってしまうと、肌を傷つけてしまい肌トラブルの原因となってしまうため注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- 黒のメラニン色素が薄いため、産毛の脱毛の効果を感じるのには時間がかかる
- 顔の産毛を脱毛することで、化粧ノリがよくなり肌のトーンアップが期待できる
- バルジ領域をターゲットにする蓄熱式のダイオードレーザーが産毛と相性がいい
- 顔の産毛の毛周期に合わせて、8回以上を目安に施術を続ける必要がある
ぜひ参考にしてみてください。
コメントを残す