ニューハーフの方のうち「体は男性・心は女性」という方が大半を占めます。ニューハーフの多くの方が女性になりたい、キレイになりたいという気持ちで、日々努力されています。
そんなニューハーフの方のお悩みで多いのがムダ毛についてです。とくに、ヒゲやVIOラインの毛について、どう処理したら良いのかわからないという方が多くいます。
また自己処理が大変で脱毛したいと思った場合でも、男性専門と女性専門どちらのサロンに通えば良いのかで悩んでしまうニューハーフの方も多いそうです。
そこでこのページではヒゲやVIOラインなどの毛の処理方法について、またニューハーフの方が脱毛したい場合どんな脱毛サロンを選べばよいのかなどを詳しく解説していきます。
目次
ニューハーフの方のヒゲ
ニューハーフの方の中には、自身のヒゲについて悩みを抱えている方が多くいます。女性らしい姿になれるように毎日ヒゲの処理を行っているニューハーフの方も多いですが、ヒゲにはどのような処理方法があるのでしょうか。
ニューハーフの方が行っているヒゲの処理方法は3つあります。
①毛抜きで抜く
②カミソリや電気シェーバーで剃る
③脱毛する
毛抜きで抜く
ヒゲを自己処理しているニューハーフの方たちの約8割が毛抜きで1本ずつ抜いて自己処理されているそうです。毛抜きで毛根からヒゲを抜くことにより青みが残りにくく、ツルツルした仕上がりにすることができるからです。
しかし毛抜きによる処理は1本1本丁寧に毛を抜いていく必要があるので、とにかく時間と手間がかかり、抜くたびに痛みが伴うので大変な作業です。
カミソリや電気シェーバーで剃る
ヒゲを自己処理している残りの約2割のニューハーフの方は、カミソリや電気シェーバーを使用しヒゲを剃って自己処理されています。カミソリや電気シェーバーでの処理は短時間で終わり楽ですが、剃るだけではヒゲの毛根が残るため、どうしても青みが目立ってしまいます。
そのため処理後はメイクをして青みや毛穴をカバーするという方が多いです。もちろんヒゲが濃ければ濃いほど、それを隠すためのメイクも濃くなっていきます。しかしヒゲの青みや毛穴などはメイクでは隠し切れないケースがほとんどです。ヒゲを剃っても少しでもヒゲの青っぽさが残っていると、残念ながら女性らしさは半減してしまいます。
脱毛する
ヒゲは、脱毛サロンやクリニックで脱毛してもらうことができます。脱毛サロンやクリニックでは様々な部位を脱毛することができますが、ヒゲの脱毛は、ニューハーフの方に特に人気です。
ヒゲの脱毛には脱毛サロンで行う光脱毛や、クリニックで行うレーザー脱毛などあります。いずれの脱毛も1度の施術では終わらず何度か通う必要がありますが、剃ったり抜いたりする処理方法とは違い、ヒゲの本数自体を減らすことができます。そのため施術を繰り返すことで徐々にヒゲが薄くなっていき、青みも目立たなくすることが可能です。
また、面倒な自己処理の回数を減らすことができるというメリットもあります。
ニューハーフの方のVIOライン
VIOラインの毛の処理に関しては、ほかの方がどうしているのか気になってもなかなか相談しづらい場所です。どう処理すればいいのか悩んでいるという方は多いのではないでしょうか?
ここからはニューハーフの方のVIOラインの処理ついてご紹介していきます。
VIOラインの処理しているの?
VIOラインは普段人に見られることがあまりない部分ですが、まったく処理をしていない状態だと下着から毛がはみ出してしまったり、なんとなくだらしないイメージを与えてしまう部分でもあります。
ニューハーフの方たちは、ほとんどの人がVIOラインを処理しており、すべての毛を処理しツルツルの状態にしているという方が大半だそうです。VIOラインを処理すると清潔な状態を保ちやすくなりますし、すべての毛を処理しているということは、それだけ美意識が高いと言えます。
VIOラインの処理方法
ニューハーフの方のほとんどの方がVIOラインを処理しています。
毎日しっかりお風呂で洗っているつもりでも、陰毛に付いた汚れがなかなか落ちません。特に肛門周りの毛が濃い人だと、汚物が付いてしまうこともあります。また夏場など汗をかく季節になると、蒸れて匂いがこもってしまいます。ジメジメした陰毛は雑菌が繁殖しやすく、清潔な状態を保つことが難しくなります。
VIOラインの毛を処理することで、蒸れから解放され臭いも減少します。汚れが付着することもなくなり、清潔な状態を保つことが可能になるのでおすすめです。
VIOラインの毛の処理方法は3つあります。
①カミソリや電気シェーバーで剃る
②毛抜きで抜く
③脱毛する
ここからはニューハーフの方たちがどのような方法でVIOラインの毛の処理を行っているのかご紹介します。
カミソリや電気シェーバーで剃る
カミソリや電気シェーバーで剃る方法は簡単にできるうえに費用もあまりかからず、誰でもすぐに挑戦しやすい自己処理方法です。
全ての毛を剃る人もいれば、カミソリや電気シェーバーで剃って形をつくり、そのあとハサミで長さをカットし整えるという人もいます。
しかしVIOラインは「デリケートゾーン」とも呼ばれており、文字通りとてもデリケートな部分です。カミソリや電気シェーバーで繰り返し剃り肌に強い刺激を与えることで、デリケートゾーンが黒ずんでしまう原因になります。またVIOラインは自分で直接見ることが難しく自己処理しづらい部分なので、剃り残してしまったり、誤って怪我をしてしまうリスクがあります。
毛抜きで抜く
毛抜きで毛を抜くという自己処理方法もあります。カミソリで表面の毛を剃るのとは違い毛根から毛を抜くことができるので、青みが残りにくくツルツルに仕上がるのがメリットです。毛が濃く青みが残ってしまいやすい方におすすめの方法です。
しかし1本1本抜く必要があるのでかなり時間がかかり、毛を抜くたびに痛みを伴うというデメリットがあります。また毛抜きでの自己処理は肌に強い刺激を与えるので、毛が皮膚に埋まってしまう埋没毛や炎症を引き起こすなど肌トラブルの原因になる可能性があります。
脱毛する
VIOラインの毛を自己処理しているという方もいますが、脱毛サロンやクリニックに通い脱毛しているという方も多くいます。VIOラインは見えづらく自己処理が難しい部分ですが、脱毛サロンやクリニックで施術してもらうことで剃り残しや怪我の心配がなく、安心してムダ毛の処理を行えるからです。
また脱毛に通い何度か施術することで徐々に毛が少なくなり、最終的には自己処理が不要な状態にすることも可能なので、面倒な自己処理から解放されるという大きなメリットがあります。
ただ人によっては脱毛サロンやクリニックでVIOラインを施術してもらう際、恥ずかしく感じる場合があるというのがデメリットです。
デリケートゾーン(VIO)ってどこの範囲?みんなどんな形に脱毛しているの?
ニューハーフの方の脚や脇
ニューハーフの方が気になっているムダ毛といえば、ヒゲやVIOラインの他にも脚に生えているすね毛や脇の毛があります。
脚の毛の処理
脚に生えているすね毛は、ニューハーフの方のなかでもツルツルにする派とナチュラルに残す派に分かれる部位です。
ツルツルにする場合は、カミソリや電気シェーバーなどで自己処理を行うか、脱毛サロンやクリニックに通い脱毛する方法があります。ナチュラルに残したい場合は、バリカンやハサミで毛をカットし、好みの長さのに整える方法で処理します。
脇の毛の処理
ニューハーフの方は、脇の毛の処理を行っている方がほとんどです。脇の毛の処理方法はカミソリなどでキレイにお手入れしたり、脱毛サロンやクリニックに通い脱毛しています。
脇の毛は見た目の問題だけではなく、夏場など暑い時期にはニオイが発生しやすいという問題もあります。しかし脇の毛を処理することで、蒸れにくくなり汗やニオイの発生を抑えてくれるというメリットもあります。
ムダ毛で悩んでいる方には脱毛がおすすめ
生きている限り毛は生えてきます。自己処理をし続けることも可能ですが、お肌へのダメージが気になるうえ、手間や時間がかかり大変だと感じる方も多いのではないでしょうか?
そんな方には、脱毛をおすすめします。
いくらカミソリや電気シェーバーで剃っても、毛抜きで抜いても、また数日経てば毛は生えてきてしまいます。しかし脱毛に通い何度か施術することで、徐々に毛が薄くなっていき、最終的にはほとんど自己処理がいらない状態にすることができます。さらにムダ毛がなくなるだけではなく、脱毛することにより毛穴も目立ちにくくなりお肌もキレイになるというメリットもあります。
そこでここからは現在自分の毛について悩みを抱えている方の参考になるように、ニューハーフの方の脱毛サロンの選び方について詳しく解説していきますので、是非参考にしてみてください。
ニューハーフは男性専門・女性専門どちらの脱毛サロンへ行けばいい?
公共のトイレやお風呂。LGBTの方たち、特にニューハーフの方にとっては大問題で、男性用と女性用どちらを選べばいいのか悩む経験をした方も多いのではないでしょうか?脱毛サロンも同じように、男性専門サロンと女性専門サロンでわかれている店舗がほとんどです。
ニューハーフの方のうち「体は男性・心は女性」という方が大半を占めます。そのため脱毛サロンに通おうと思っても、男性専門の脱毛サロンに行けばいいのか女性専門の脱毛サロンに行けばいいのか悩んでしまう方が多いです。また、そのことでストレスを感じたり窮屈に感じる方がたくさんいるのが現状です。
でも安心してください。「体は男性・心は女性」のニューハーフの方は、基本的にどのサロンでも脱毛の施術をしてもらうことができます。
- 男性専用サロン:見た目が女性でも、戸籍が男性であれば脱毛可能。
- 女性専用サロン:見た目が女性であれば、戸籍が男性でも脱毛可能。
- 男女兼用サロン:見た目・戸籍に関係なく脱毛可能。
ただ脱毛サロンによりますので、事前に問い合わせや連絡をしておくことをおすすめします。
脱毛サロン選びのポイント
基本的にどの脱毛サロンでも脱毛可能だということがわかりましたが、ニューハーフの方はホルモン治療の有無や脱毛したい部分によって、適切な脱毛サロンを選ぶためのポイントが4つあります。
ここからはより脱毛の効果を実感するための、適切な脱毛サロンを選ぶポイントをご紹介していきます。
- 女性ホルモン治療をしている方
- 女性ホルモン治療をしていない方
- 女装化の方
- ヒゲや顔を脱毛したい方
女性ホルモン治療をしている方
より自分らしく生きるために、女性ホルモンの投与による治療を受けられている方も多いかと思います。女性ホルモン治療を受けているニューハーフの方には、女性専用の脱毛サロンがおすすめです。
女性ホルモン治療を受けると体毛やヒゲが減少し、体が女性に近づきます。そのため毛質なども女性に近づいていると言えるため、女性専門の脱毛サロンを選ぶのがおすすめです。
女性ホルモン治療をしていない方
女性ホルモン治療を行っていないニューハーフの方には、男性専門の脱毛サロンがおすすめです。
心は女性ですが、体は男性です。したがって生えている毛も男性のものなので、男性専門の脱毛サロンを選んだ方が脱毛の効果がより実感できると考えられます。
女装家の方
女装家とは、男性の身体と心を持ったまま女装を行う男性の事を言います。女装家の方の場合、理論上どちらの脱毛サロンでも利用可能です。しかし体は男性のため、男性専門のサロンのほうが脱毛の効果を実感できるのでおすすめです。
ブラジャーを着用しての来店も問題ないですが、施術時に使用するジェルや施術後の保湿ローションなどで下着が汚れてしまう可能性があるため、お気に入りの下着の着用はできるだけ避けたほうが良いかもしれません。
ヒゲや顔を脱毛したい方
顔やヒゲの脱毛を希望しているニューハーフの方は、男性専門のサロンに通うことをおすすめします。
特にヒゲが濃かったりヒゲが青っぽい方の場合は、女性用の脱毛機では照射のパワーが弱く、脱毛の効果を実感しづらいことが多いです。男性専用サロンであれば男性特有の濃いヒゲにも対応できるため、おすすめです。
まとめ
- ヒゲの処理に悩むニューハーフの方が多い
- ①毛抜きで抜く
- ②カミソリや電気シェーバーで剃る
- ③脱毛する
- VIOラインはほとんどのニューハーフの方処理をしている
- ①カミソリや電気シェーバーで剃る
- ②毛抜きで抜く
- ③脱毛する
- 脚はツルツル派とナチュラル派に分かれる
- 脇はほとんどのニューハーフの方が処理している
- ニューハーフの方はどの脱毛サロンでも脱毛可能
- 女性ホルモン治療あり→女性専門サロン、ホルモン治療なし→男性専門サロンがおすすめ
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