脱毛サロンやクリニックで脱毛を行うと、肌へのダメージが気になり、どのようなケアを行うべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
脱毛後の肌は刺激を与えているため、とてもデリケートで乾燥しやすくなっています。
万が一、適切なケアを行っていなかったり、脱毛後の保湿を怠ってしまうと、予想だにしなかった肌トラブルを招いたり、乾燥肌に悩まされる可能性があります。
そこで今回は、脱毛に通っている人は必ず知っておきたい、正しい脱毛ケアと注意点について解説します。
目次
知っておきたい脱毛後のケア
脱毛サロンやクリニックでは、強い出力を用いて毛根にダメージを与え、毛が生えてこないようにしています。
むだ毛がポロポロと抜け落ちていくため、その威力の強さは実感することができます。
毛に刺激を与えているため、当然脱毛施術をすれば毛が生えている肌へも影響があります。
敏感肌の人や機械の出力の加減によっては、火照りを感じたり、いつも以上に乾燥しやすくなるやけどに近い症状になってしまうこともあります。
いつも以上にデリケートな状態で、肌に負担がかかっていることは覚えておいてください。
日頃から肌のお手入れを入念に行っていたとしても、改めて正しいケアについて知っておくことが大切です。
もちろん、正しく保湿を行っていれば、翌日から健康で綺麗な肌をキープすることができ、気持ちも晴れやかです。
皮膚を柔らかく保つことができれば、毛周期を乱すことがなく、脱毛効果が向上することも期待できるので、ぜひ試してみてください。
部位別の正しい保湿の手順
では実際に、脱毛ケアの正しい保湿手順について紹介します。
脱毛している部位によって、皮膚の厚さや乾燥しやすさが異なるため、それぞれの部位に応じて保湿方法を変えることがおすすめです。
脱毛効果をUPするためにも、効果的なアフターケアにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに保湿には、お手持ちのクリームやローションで問題ないです。
敏感肌の人は、無香料、無着色で、低刺激など敏感肌用のローションや乳液を使うことをおすすめします。
顔の脱毛ケア
顔は柔らかく薄い産毛のような毛が多く、脱毛を行ったあとの顔の肌はとてもデリケートな状態となっています。
他の部位に比べて皮膚が薄く、乾燥しやすいのが特徴です。
表に出る皮膚でもあるため、無駄に力をいれて余計にダメージをかけないように注意してください。
そして、洗顔もなるべく刺激を加えないように意識することが大切です。
力を入れてごしごしこすらず、泡立てネットなどを使用してたっぷりの泡で優しく撫でるように洗うのがおすすめです。
洗顔後は、水分が逃げないようにはやめに保湿をしてください。
保湿ケアは、お手持ちのローションや美容液をたっぷり使用して、温かい手ですりこむように馴染ませることが大切です。
万が一保湿剤が少なすぎると、肌に充分な水分がいきわたらず、摩擦が生じてしまいます。
デリケートな状態の肌には刺激になってしまうため、注意が必要です。
最後には、潤いを逃さないように、乳液やクリームなどで保湿を行えば、よりしっとりとした綺麗な肌に仕上がります。
ボディの脱毛ケア
手や足などのボディは、顔に比べて皮膚は厚いものの、乾燥は避けたいところです。
顔のケア同様、ゴシゴシと強くこすってしまいがちなボディタオルは使わず、ボディソープをしっかりと泡立てて柔らかい泡で、優しく体を洗ってください。
また、熱すぎるシャワーも刺激になってしまうため、ぬるめのお湯を使うのがおすすめです。
肌が清潔な状態になったら、優しく保湿剤を塗ってください。
皮膚が厚いからといって、保湿を怠ったり強くこすらないように、注意しながら保湿ケアを行うことをおすすめします。
腕や脚などは塗りやすいためしっかりと保湿できますが、腰回りやヒップなどは塗り忘れてしまう箇所です。
うっかり保湿ケアを忘れないように注意してください。
また背中も、手が届きにくいので塗り漏れが目立ちます。
鏡を見たり、家族の人に塗ってもらうなど脱毛をした部位はすべて、保湿漏れがないように十分に保湿するようにしてください。
VIOの脱毛ケア
脱毛の中でも痛みを感じやすいVIOですが、蒸れやすかったり、こすれやすかったりする部位のため、脱毛後は特に慎重にケアをしてあげてください。
日頃あまり保湿する習慣がない人も多いですが、脱毛をしている場合には、乾燥したり肌トラブルを起こしやすいため、しっかり保湿するようにしてください。
特にVIOは、使用している保湿剤が合わず、しみたりヒリヒリと感じてしまう可能性があります。
無添加で低刺激な物やアルコールフリーなど、肌にやさしい保湿剤を選ぶことをおすすめします。
また、デリケートゾーンは蒸れやすいのが特徴です。
乳液やクリームもたっぷり塗ってあげたいところですが、油分の少ないローションなどで少なめに保湿するようにしてください。
敏感肌にはローションがおすすめ
部分別に正しい保湿ケアの手順を紹介しましたが、もともと肌が敏感な方は、成分表を確認し刺激が弱い保湿剤を選んでください。
もちろんいつも使っている保湿剤でも問題ないため、負担がかからず自分の肌に合うものを選んで保湿してください。
ちなみに、油分の多い乳液やクリームは、保湿効果が高い印象ですが、油分が酸化して炎症を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
その点、ローションの場合には成分のほとんどが水分です。
保湿成分も十分に含まれているので、保湿剤をこれから購入しようと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
肌ケアをしないリスク
脱毛後の肌ケアを怠ってしまった場合、どのような肌の状態に陥ってしまうのか知っておくことが大切です。
ここでは、肌トラブルについて解説します。
肌の乾燥がシワの原因に
脱毛後は熱や光による刺激によって、水分が失われ肌が乾燥しやすくなっています。
そのため、保湿ケアを行わずに放置してしまうと、肌は乾燥し老化現象とされている、シワ、肌色がくすむ、シミができやすくなる原因になります。
特に肌の乾燥によるちりめんジワは、細くて短い線を散らしたようなシワができやすくなります。
このちりめんジワを発端に、さらに老化が進行すると、より深く目立つシワになっていきます。
顔脱毛をしている場合には、シワができやすいとされる目の周りや口元は乾燥もしやすいエリアのため、しっかりと保湿ケアしてあげることが重要です。
脱毛をすると、肌は日焼けと似た状態とよく言われます。
人間は6〜7割が水分で占めているため、肌の水分が足りていない状態は大きなリスクです。
脱毛の施術をしてホッとしてしまいがちですが、水分が失われている状態の肌をそのまま放置したり、保湿を怠ったりしないように気をつけてください。
ひどい場合には、炎症や化膿など受診が必要になる可能性があるため、肌トラブルを避けるためにも保湿対策を行ってください。
お金と時間をかけてせっかく脱毛に通っていても、乾燥していれは納得のいくきれいな肌に仕上がりません。
肌質が乾燥肌や敏感肌に
水分が失われている状態の肌をそのまま放置したり、保湿を怠ると、肌のバリア機能が弱くなり、悪影響がでるため注意してください。
肌が潤っていることでバリア機能が正常に働き守られています。
それが崩れてしまうと、肌が乾燥してしまいカサカサになり、粉を吹いてしまったり、ひどい場合には、肌がピリピリと痛み続けてしまうこともあります。
肌が乾燥すると少しの刺激にも過剰に反応してしまい炎症を起こしてしまいます。
慢性的に乾いた状態になり、俗にいう敏感肌や乾燥肌になってしまうのは避けたいところです。
一度乾燥状態が慢性化してしまうと、改善するのにも時間がかかります。
また、肌が健康状態でない場合には、脱毛自体を控えなければならない可能性もあります。
乾燥肌にならないためにも、日頃のケア以上に丁寧にケアをしてあげてください。
脱毛前後の注意点
脱毛ケアとして、保湿以外にも気を付けておきたい点が幾つかあります。
事前に知っておくことで、習慣化していることは見直したり、脱毛している期間は控えるなど必要に応じて調整してみてください。
脱毛効果UPにも繋がるため、ぜひ参考にしてみてください。
アルコールの摂取を控える
脱毛後、避けたいこととして血流がよくなることが挙げられます。
理由としては、血流がよくなることでかゆみを感じたり赤みが出てしまうことがあるためです。
アルコールは、血行を促す作用があります。
脱毛前後に飲酒するとかゆみや赤みが現れやすくなります。
さらに脱毛の効果が薄れてしまう場合もあるので、控えることをおすすめします。
なお、少しであれば過剰に反応しないのでは?と疑問に感じる方も多いですが、どの程度のアルコールを摂るとトラブルが起こりやすくなるのかは、人によって異なります。
日によって体質や体調も変わるため、できる限り脱毛を受ける日の飲酒は控えてください。
マッサージやスポーツは控える
血流をよくする行為として、マッサージやスポーツも挙げられます。
体温が上昇すると、体内に熱がこもり、飲酒と同様に赤みやかゆみなど肌トラブルの原因につながります。
肌に負担がかかっていることを忘れず、脱毛をした日は安静に過ごすようにしてください。
仕事柄、どうしても身体を動かすことが多い人は、仕事がお休みの日に脱毛するなど調整することをおすすめします。
入浴は避け、シャワーのみにする
脱毛当日に入浴しても問題ないのか気になっている方は多いですが、シャワーのみをおすすめします。
入浴をしてしまうと、体温が上昇し、血流もよくなります。
肌のほてりや炎症を長引かせる原因になる可能性があるので、ぬるめのシャワーのみで済ませ、湯船には浸からないようにしてください。
また、ボディタオルで肌を強くこするのは、肌トラブルを起こす原因になるので注意が必要です。
身体を洗う際は、泡立てネットでふんわりした泡をつくり、手のひらでやさしく洗ってください。
お風呂上がりもタオルでごしごし拭くのではなく、そっと押し当てて水気を拭きとります。
予防接種は避ける
通っているサロンやクリニックでも事前に説明がありますが、各種ワクチン接種の当日は脱毛は控えてください。
ワクチンを接種後に接種箇所が赤く腫れたり、副反応を起こす可能性があります。
予防接種と同日に脱毛の予約をセットしないように、工夫してください。
日焼け対策をする
脱毛後の肌状態は、肌に負担がかかっている日焼けと似た状態になっています。
日焼け対策をせずに強い紫外線を浴びてしまうと、脱毛部位が日焼けし、予想だにしていない炎症を起こしたり、色素沈着のリスクが高まるので注意してください。
日焼け対策として、日焼け止めクリームがありますが、脱毛当日は施術前に保湿クリームなどを塗るクリニックが多いです。
効果が発揮されなくなる可能性があるため日焼け止めクリームは使用せず、帽子や日傘など物理的な日焼け対策がおすすめです。
万が一日焼けしてしまった場合、黒い肌にレーザーが強く反応してしまい、火傷のリスクが上がるため、脱毛を中断せざるを得ない状況になる可能性があります。
脱毛期間中に外出する場合には、紫外線から肌を守る対策を行ってください。
むだ毛の自己処理
脱毛をしている期間、次の脱毛の施術までにどうしても新しいムダ毛が生えてきてしまいます。
これは、脱毛を効率的に行うために毛周期を意識しているからなのですが、どうしても気になってしまいます。
もちろん新しく生えてきてしまったムダ毛を処理することは問題ないですが、自己処理する方法として、事前に知っておきたいポイントがあります。
まず、毛抜きやワックス、除毛クリームなどは避けた方がいいです。
理由としては、表面のムダ毛だけではなく、次回の脱毛でアプローチするはずの毛穴の中の毛まで処理してしまったり、肌を痛める原因となるためです。
せっかく毛周期を意識したタイミングで脱毛に通っていても、無駄になってしまうため、絶対に行わないでください。
自己処理を必要とした場合には、表面の毛だけを軽く剃る程度にとどめてください。
肌にダメージを与えない観点では、直接刃が触れない電気シェーバーがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- 脱毛は強い出力を用いて毛根にダメージを与えており、いつも以上に乾燥しやすい
- 皮膚の暑さに関係なく、入浴は避けぬるめのシャワーとたっぷりの泡で優しく洗う
- 保湿ケアせず放置してしまうと、肌は乾燥し老化現象が進行してしまう
- 脱毛前後のアルコール摂取やスポーツは血行を良くするため、避ける
ぜひ参考にしてみてください。
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