脱毛で毛が抜けるのはいつ?施術後に気を付けたい注意点も解説

脱毛に通い始めると、いつ毛が抜けて効果が実感できるのか気になっている人は多いのではないでしょうか。

通い始めてから、施術について不安に感じてしまうのは避けたいところです。

事前に脱毛の仕組みや施術後に気を付けておきたい注意点を把握することで、最後まで安心して通うことができます。

そこで今回は、事前に知っておきたい脱毛の基礎知識や毛が抜ける仕組み、脱毛の施術後に気を付けたい注意点について紹介します。

最後までぜひチェックしてみてください。

脱毛の毛が抜ける仕組み

脱毛時に注意点

脱毛に通うと何回で効果が実感できるのか気になるところですが、脱毛は1回では終わらず何回か通うことで、毛が抜けて生えてこなくなります。

そのため、毛が抜けるまでに、何回脱毛をするのか回数や期間について知っておくことが大切です。

ここでは、脱毛後に毛が抜ける仕組みについて詳しくご紹介します。

毛の成長と毛周期

脱毛の施術を受けると、一定期間を設けて、また脱毛を行います。

1週間〜3,4か月程度など、クリニックによって期間は様々です。

期間を開けている理由としては、毛が成長するタイミングに合わせて施術を行っているためです。

毛の生え変わりには、成長期、退行期、休止期という3つのサイクルが存在します。

ほぼ一定のリズムで繰り返しており、これを毛周期と呼びます。

この毛周期のサイクルは、ストレスや体調不良などでホルモンバランスが乱れると、毛周期も乱れ、せっかく脱毛しても効果が得られなくなることがあります。

そのため、毎日の生活習慣を安定させ、できる限りストレスを解消することで毛周期のサイクルの乱れをなくし、すぐに毛が生えてくる状況を予防することができます。

脱毛効果のある成長期

脱毛効果が期待できる毛周期の状態は、成長期です。

脱毛は基本的に成長期の毛にしかアプローチが出来ないため、それ以外の毛にダメージを与えても脱毛効果はありません

脱毛後、退行期から休止期を経て、しばらくすると再び毛が生えてきます。

脱毛後に毛が抜けない場合

脱毛の施術後に、脱毛をしたのに抜けない毛があります。

これはもともと脱毛したタイミングで成長期以外の毛周期だった可能性があります。

それ以外にも考えられる理由をまとめましたので、基礎知識としてチェックしてみてください。

照射漏れ

基本的にレーザーが当たったところに、脱毛効果が期待できます。

そのため、毛周期以外に毛が抜けない理由として照射漏れが考えられます。

照射漏れを防ぎたいところですが、どうしても施術する人の技術力で仕上がりに差が生じてしまいます。

しっかりとした研修を行っている店舗を選んだり、医師が施術してくれるクリニックを選ぶなど、どこで施術を受けるのか慎重に選ぶことをおすすめします。

出力が足りない

脱毛は、レーザーの熱で毛にダメージを与え、発毛組織を破壊する仕組みです。

そのため、基本的に強い出力で施術をしますが、肌の状態によっては出力を調整し弱い力で施術を行う場合があります。

力が弱い分、当たり前ですが脱毛効果も下がります。

また、脱毛器によって出力も異なるため、脱毛効果を十分に得られない可能性があることは押さえておいてください。

十分な出力で施術を行ってもらうための対策としては、肌の調子を整えることです。

水分が足りておらず乾燥している肌や日焼けしている肌の場合、出力を調整する必要があります。

そのため、日焼け対策や施術後のアフターケアを十分に行ってください。

脱毛で毛が抜けるタイミング

では、きちんと脱毛効果が出ているのか判断するタイミングが気になるところです。

ここでは、脱毛後毛がどのような状態になるのかや毛が抜けるタイミングについて詳しく解説します。

①施術後直後

施術後直後の段階では、発毛組織にダメージを与えるだけで、すぐに毛が抜けるわけではありません。

脱毛では、黒色の色素であるメラニン色素に反応するレーザーを照射します。

レーザーが毛根のメラニンに反応すると、熱が発生し、周囲の発毛組織へ熱が広がってダメージを与え、毛の組織を破壊することで脱毛を促しています。

発毛に必要な毛乳頭細胞に熱のダメージを与えられれば、発毛機能が低下し、毛が生えて憎くなることが期待できます。

しかし、光脱毛の場合抑制した光で脱毛を行っているため、毛乳頭細胞を完全には破壊するのに時間がかかるので注意が必要です。

医師が施術を行う医療レーザー脱毛であれば、出力は強い脱毛機を使用するため短期間で破壊が可能なため、効果をすぐに実感したい人にはおすすめです。

②約1~2週間後

施術後、約1〜2週間程度の時間をかけて毛が抜けていきます

毛周期のうち、光を照射することができる成長期の毛は全体の20〜30%程度といわれています。

そのため、1回の脱毛では全身の体毛にダメージを与えることは難しく、しばらくすると毛が生えてきます。

毛周期にあわせて複数回の施術を受けることで、施術範囲の毛をすべて脱毛できます。

例えば、施術時に照射する毛がすべて成長期の毛だと仮定します。

その場合、1回の施術で全体の毛の20%に照射できれば、5回施術をすることでほぼ身体のすべての毛に照射ができることになります。

脱毛後に効果を実感するためのポイント

脱毛後に施術の効果UPさせるためにできる対策がいくつかあります。

日頃から習慣を見直したり、事前に知っておきたいポイントをおさえていれば、効率よく脱毛効果を得ることが可能です。

ここでは、知っておきたい脱毛後に効果を実感するためのポイントについて解説します。

保湿ケアで肌の状態を整える

脱毛後は保湿剤を顔全体にまんべんなく、すりこむようにしっかりと塗ってあげてください。

保湿を行うことで施術による皮膚へのダメージを癒し、回復するまでの時間も短縮することが期待できます。

また、脱毛中は肌トラブルを抱えることが多いとされていますが、しっかりと保湿ケアを行うことで、皮膚を健康に保つことができます。

特にお風呂上がりや洗顔後は水に触れたため、乾燥しがちです。

日頃から保湿を心掛けて、忘れずにしっかり保湿するように心掛けてください、

脱毛後は熱や光による刺激によって、水分が失われ肌が乾燥しやすくなっています。

そのため、保湿ケアを行わずに放置してしまうと、肌は乾燥し老化現象とされている、シワ、肌色がくすむ、シミができやすくなる原因になります。

脱毛の施術をしてホッとしてしまいがちですが、水分が失われている状態の肌をそのまま放置したり、保湿を怠ったりしないように気をつけてください。

一度乾燥状態が慢性化してしまうと、改善するのにも時間がかかります。

肌トラブルが起きている肌には、施術もできないため、日ごろから保湿ケアで肌の状態を整えておくことが大切です。

日焼け対策を行う

脱毛後の肌状態は、肌に負担がかかっている日焼けと似た状態になっています。

日焼け対策をせずに強い紫外線を浴びてしまうと、脱毛部位が日焼けし、予想だにしていない炎症を起こしたり、色素沈着のリスクが高まるので注意してください。

日焼け対策として、日焼け止めクリームがありますが、脱毛当日は施術前に保湿クリームなどを塗るクリニックが多いです。

効果が発揮されなくなる可能性があるため日焼け止めクリームは使用せず、帽子や日傘など物理的な日焼け対策がおすすめです。

万が一日焼けしてしまった場合、黒い肌にレーザーが強く反応してしまい、火傷のリスクが上がるため、脱毛を中断せざるを得ない状況になる可能性があります。

脱毛期間中に外出する場合には、紫外線から肌を守る対策を行ってください。

毛抜きで自己処理しない

脱毛をしている期間、次の脱毛の施術までにどうしても新しいムダ毛が生えてきてしまいます。

これは、脱毛を効率的に行うために毛周期を意識しているからなのですが、どうしても気になってしまいます。

もし自己処理を行うのであれば、毛抜きでの処理は避けてください。

毛を抜いてしまうと、次回施術をしたい毛を毛根ごと抜いてしまいます。

脱毛の施術では、毛にダメージを与える必要があるため、自己処理で毛根を抜いてしまうと例え脱毛を行っても全く効果を得られません

自己処理について、注したい点が幾つかあるため、この後の処理方法をぜひ参考にしてみてください。

脱毛後の正しいむだ毛処理

毛抜きでの自己処理は避けるべきですが、どうしても毛が生えている状況に耐えられない方は多いです。

そんな方に向けて、脱毛後に生えてきたむだ毛の正しい処理方法について解説します。

事前に知っておくことで、脱毛効果UPも期待できます。

ぜひ参考にして、取り入れてみてください。

脱毛の施術後最低3日間は控える

先でも紹介したように、脱毛後すぐにむだ毛がなくなるわけではないです。

脱毛効果を実感するまでには、時間がかかります。

万が一生えている毛が気になっている場合には、脱毛の施術後最低3日間は自己処理は控えることをおすすめします。

理由はいくつかありますが、一番は肌へのダメージです。

脱毛の施術後は、肌がダメージを受けて敏感な状態になっています。

そのため、カミソリや電気シェーバーであってもさらに肌へ負担をかけてしまう可能性があるのです。

また、3日経っていたとしても肌が正常に戻らず、落ち着かない場合は、自己処理は避けて通っているサロンやクリニックに相談してください。

自己処理をしてもいいのか判断してくれるので安心できますし、自己処理のアドバイスももらうことができます。

自己処理する場合には電気シェーバーがおすすめ

脱毛の施術後数日が経ち、肌への違和感を感じず落ち着いている場合には、少しずつ自己処理を行っても大丈夫です。

自己処理する場合には、刺激が強いとされるカミソリや除毛クリーム、ワックスなどは避けてください

肌にダメージを与えない観点では、直接刃が触れず、肌への負担を最小限にできる電気シェーバーが特におすすめです。

この機会に自己処理の方法も見直してみてください。

脱毛後に気を付けたいポイント

脱毛ケアとして、保湿以外にも気を付けておきたい点が幾つかあります。

事前に知っておくことで、習慣化していることは見直したり、脱毛している期間は控えるなど必要に応じて調整してみてください。

脱毛効果UPにも繋がるため、ぜひ参考にしてみてください。

アルコールの摂取を控える

脱毛後、避けたいこととして血流がよくなることが挙げられます。

理由としては、血流がよくなることでかゆみを感じたり赤みが出てしまうことがあるためです。

アルコールは、血行を促す作用があります。

脱毛前後に飲酒するとかゆみや赤みが現れやすくなります。

さらに脱毛の効果が薄れてしまう場合もあるので、控えることをおすすめします。

なお、少しであれば過剰に反応しないのでは?と疑問に感じる方も多いですが、どの程度のアルコールを摂るとトラブルが起こりやすくなるのかは、人によって異なります。

日によって体質や体調も変わるため、できる限り脱毛を受ける日の飲酒は控えてください。

マッサージやスポーツは控える

血流をよくする行為として、マッサージやスポーツも挙げられます。

体温が上昇すると、体内に熱がこもり、飲酒と同様に赤みやかゆみなど肌トラブルの原因につながります。

肌に負担がかかっていることを忘れず、脱毛をした日は安静に過ごすようにしてください。

仕事柄、どうしても身体を動かすことが多い人は、仕事がお休みの日に脱毛するなど調整することをおすすめします。

入浴は避け、シャワーのみにする

脱毛当日に入浴しても問題ないのか気になっている方は多いですが、シャワーのみをおすすめします。

入浴をしてしまうと、体温が上昇し、血流もよくなります。

肌のほてりや炎症を長引かせる原因になる可能性があるので、ぬるめのシャワーのみで済ませ、湯船には浸からないようにしてください

また、ボディタオルで肌を強くこするのは、肌トラブルを起こす原因になるので注意が必要です。

身体を洗う際は、泡立てネットでふんわりした泡をつくり、手のひらでやさしく洗ってください。

お風呂上がりもタオルでごしごし拭くのではなく、そっと押し当てて水気を拭きとります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

  • 施術後、約1〜2週間程度の時間をかけて毛が抜ける
  • 毛が抜けない場合、照射漏れや出力が足りず脱毛効果を得られていない可能性がある
  • 脱毛後に施術の効果UPさせるため、保湿ケアや日焼け対策が重要
  • 脱毛後の自己処理には電気シェーバーがおすすめ

ぜひ参考にしてみてください。

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