ニキビができそうで肌がムズムズするけれど、これってどうすればいいの?とお悩みではありませんか。ムズムズ肌をそのままにしておくと、ニキビがたくさんできてしまうかもしれません。ニキビができるかも?と思ったら、早めにケアを開始することがおすすめです。
ここでは、ニキビができそうな時の対処法からできてしまったニキビをケアする方法まで解説します。ニキビができる原因もお教えしますので、肌荒れに悩まされている方はぜひ参考にしてください。
ニキビができそうだけどどうすればいい?原因~ケア方法Q&A
ニキビはいくつかの原因によって発生し、時間とともにどんどん悪化していきます。できてしまっても適切なケアを行えば跡を残さずに治せるものの、間違いケアをするといつまでもニキビが治りません。
ここでは、ニキビができる原因からできそうな時におすすめのケア方法までを解説します。ニキビに悩まされている方は、ここを参考に悩みを解消してください。
Q1.ニキビはどうしてできるの?
ニキビができる原因には、以下のようなものがあります。
- 皮脂が大量に出ている
- 毛穴が詰まっている
- アクネ菌が大量に繁殖している
皮脂は肌を保護する役割があるため、一定量は必要です。しかし、ホルモンバランスの関係などによって過剰に分泌されると、皮脂をエサにアクネ菌が繁殖してしまいます。繁殖したアクネ菌は毛穴の中で炎症を起こすため、赤みや痛みのあるニキビへと悪化してしまうのです。
また、過剰な皮脂やファンデーションなどが毛穴に溜まると、汚れが固まって毛穴詰まりが発生します。毛穴の中でアクネ菌が大量に増え、いつの間にかニキビができていたなんてこともあるので、毛穴の汚れは毎日しっかり落とすことが大切です。
この他にも、肌の乾燥や食生活の乱れによってニキビができやすくなります。日頃からニキビに悩まされている方は、スキンケアや食生活を見直してみましょう。
Q2.ニキビの種類は?
ニキビにはいくつかの種類があり、種類別にケア方法を変えなければなりません。まずは、どんな種類があるのかをチェックしてみましょう。
- 微小面皰
- 白ニキビ
- 黒ニキビ
- 赤ニキビ
微小面皰(びしょうめんぽう)とは、ニキビの初期段階です。毛穴の中で汚れや皮脂が塊となり、毛穴を詰まらせている状態です。この段階で塊を取り除けば、アクネ菌の繁殖を抑えられます。
白ニキビはちょっとした盛り上がりのある白いものです。内部には汚れが溜まっているものの、まだ炎症を起こしていません。黒ニキビも炎症を起こしていない状態ですが、こちらは黒く見えるため、白ニキビとは見た目が大きく異なります。黒く見えるのは、毛穴に詰まっている汚れが毛穴から飛び出し、空気によって酸化しているからです。
赤ニキビはアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしている状態です。白ニキビや黒ニキビに比べて大きく、赤みも目立つためできていればすぐに気付くでしょう。痛みやかゆみが生じるだけでなく、見栄えも気になるかと思いますので、早めにケアすることが大切です。
Q3.ニキビができる前兆ってどんなもの?
ニキビは前兆があるため、早めに気付けばすぐにケアできます。前兆としては以下のようなものがあります。
- 毛穴周りの肌が硬くなる
- 生理前や妊娠中
- 肌の乾燥
微小面皰は毛穴に角栓が詰まっている状態なので、自身の肌をよく見てみないとわかりません。しかし、毛穴周りの肌が硬くなっているとニキビにつながる恐れがあるので、毛穴詰まりを起こしている部分の柔らかさを確認してみましょう。
生理前や妊娠中など、ホルモンバランスが乱れやすい時期はニキビができやすいといえます。そのため、どちらかに該当する場合はいつニキビができてもおかしくないと思っておきましょう。毎日のニキビ予防ケアが必須です。
肌が乾燥すると、ダメージから保護するために角質を厚くします。角質が厚くなると毛穴の汚れが取りにくくなるため、どんどん溜まってしまいます。その結果、アクネ菌が繁殖して炎症を起こしますので、肌のうるおいを保つことも重要です。
Q4.ニキビができそうな時に薬を使ってもいい?
ニキビができそうな段階で薬を使っても意味がないため、まずは毛穴内部の汚れを取り切るケアを行いましょう。ニキビ用の薬には抗炎症や抗生物質などがあります。赤みのあるニキビに効果的ですが、初期段階のニキビに使っても状態は良くなりません。
まずは毎日のクレンジングでしっかりとメイクを落とし、洗顔で毛穴をきれいにしましょう。汚れがなくなればアクネ菌のエサがなくなりますので、ニキビの悪化を防げます。
Q5.ニキビができそうな時は化粧水だけで済ませてもいい?
化粧水だけでケアを済ませるとうるおいが逃げてしまうため、さっぱりとした使用感の乳液をプラスしましょう。化粧水でも肌に充分なうるおいを与えられるものの、油分のない肌だとうるおいが外に逃げ出してしまいます。そのため、化粧水+乳液、または化粧水+クリームでケアをしてください。
クリームは乳液よりも油分が多いため、乾燥肌の方におすすめです。夏に使う、または普通肌・オイリー肌の方は乳液を使いましょう。
Q6.ニキビができてしまった!どうやって治せばいい?
赤ニキビができてしまったときは、抗炎症効果のある薬や、抗生物質を使用して早めに治しましょう。抗炎症薬は赤みや痛みを和らげる効果が期待できます。膿の量が多い場合は抗生物質を使ってください。炎症を起こしているアクネ菌にアプローチしてくれるため、赤みや痛みが和らぐでしょう。
Q7.しこりのような盛り上がりのあるニキビはどう治す?
大きな盛り上がりのあるしこりニキビはホームケアが難しいため、皮膚科を受診することがおすすめです。しこりニキビには2つの種類があります。
- 微小面皰~赤ニキビまで悪化した後、しこりになるもの
- 厚くなった角質内に皮脂などが溜まり、芯のないニキビになるもの
初期段階から赤みや痛みのある赤ニキビにまで悪化し、その後膿や血の溜まったしこりニキビになります。とても大きいため、どこの部位にできても非常に目立つでしょう。強い痛みを感じ、ニキビ跡として残る可能性が高いので早めに医師に診てもらってください。
ホルモンバランスや生活習慣の乱れなどによって皮脂が大量に発生し、それらが角質内で溜まることによって芯のないしこりニキビになります。一般的なニキビとの違いは、芯がないのでケアが難しい点です。潰すこともできず、ただ赤みや痛みに耐えなければなりません。こちらもホームケアが難しいので、医師に治療をお願いしましょう。
Q8.乾燥肌だからニキビケア化粧水は使えない…しっとりタイプを使っても大丈夫?
乾燥肌の人は無理をしてニキビケア用のさっぱりタイプを使わず、しっとりタイプでケアをしましょう。ニキビケア用の化粧水は過剰な皮脂分泌を防ぐために、さっぱりタイプのものになっています。肌が乾燥している方はさっぱりタイプだとカサカサになってしまうので、保湿成分がたっぷり含まれる化粧水を使ってください。
Q9.ニキビ予防に良い食事ってどんなもの?
ニキビ予防をしたいなら、以下の栄養素を積極的に摂取しましょう。
栄養素 | 期待できる効果 | 含まれる食材 |
ビタミンA | ターンオーバーの促進と皮脂の分泌量を調整 | レバー・ニンジン・ほうれん草など |
ビタミンB群 | 皮脂量のコントロールと肌を健康に保つ | レバー・豚肉・貝類など |
ビタミンC | 肌荒れを起きにくくする | 赤ピーマン・黄ピーマン・キウイフルーツなど |
食事からニキビ予防に必要な栄養素を摂取するなら、ビタミン類が多く含まれる食材を使ってください。ビタミンは野菜や肉、魚などメインとして使える食材に多く含まれています。キウイやいちごにはビタミンCが入っているので、デザートとして食べることがおすすめです。
ビタミンが含まれる食品のほとんどが苦手だという方は、サプリメントから摂取してみてはいかがでしょうか。ビタミンA・B群・Cはそれぞれサプリメントが展開されているので、手軽に栄養を摂取したい方にぴったりです。
Q10.ニキビに甘いものはNG?
甘いものを食べると皮脂の分泌量が増えるため、ニキビ肌にはあまり良くありません。スナック菓子には脂肪分や糖分が含まれており、それらは皮脂の栄養素となります。皮脂が大量に分泌されるとニキビができやすくなるため、甘いものはできるだけ避けましょう。
しかし、突然甘いものを断つとストレスが溜まってしまいます。そのため、食べる量を調整して、ストレスのないようニキビ予防をしていきましょう。
Q11.ニキビ予防のためにおすすめの生活習慣は?
ニキビに悩まない美肌を作るには、以下のポイントに気をつけてください。
- 睡眠不足
- ストレス
- 紫外線
- 肌に触らない
睡眠不足は美肌の大敵ともいわれている通り、ニキビ肌にも良い影響がありません。睡眠中に分泌される成長ホルモンには、日中肌が受けたダメージを和らげる効果があると言われています。睡眠不足の状態では成長ホルモンがあまり分泌されないため、肌ダメージが和らぐことなく、蓄積したままです。
次に、ストレスは自律神経を乱れさせると言われています。自律神経の乱れは様々な症状を引き起こし、その中の1つに血行不良があります。血流が悪くなると肌に必要な栄養素が届きにくくなるため、ニキビができやすくなります。
次に、紫外線は肌にダメージを与えて角質を厚くするとされています。角質が厚くなると毛穴の汚れが落ちにくくなるため、毛穴詰まりが起こりやすくなるのです。また、シミができる恐れもありますので、ニキビとは別の問題に悩まされるかもしれません。
最後に、日常生活の中で肌に触れたり、髪の毛が肌に当たったりしないように気を付けてください。人は生活の中で様々な場所に触れるため、指にはある程度の菌が付着しています。菌が付いた状態で肌に触ると、菌が付着して肌荒れを起こす恐れがあります。髪の毛も同様です。髪によって肌に刺激が加わると、初期段階のニキビが悪化する可能性があるので、肌に触れないようにすることが大切です。
まとめ
- ニキビができる原因は皮脂の過剰分泌や毛穴詰まりなど
- 種類には微小面皰から白ニキビ、赤ニキビまで様々なものがある
- 初期段階でケアしておけば悪化を防げる
- 悪化してしまった場合は薬を使ったケアがおすすめ
- ニキビの前兆を感じたら早めのケアを
- ニキビ予防には日頃のスキンケアに加えて、ビタミン類の摂取が最適
- 生活習慣の見直しでさらに肌荒れの起きにくい肌に
ニキビの前兆が現れたら、赤ニキビになる前にケアを始めましょう。気付かない間に赤ニキビまで悪化してしまった場合は薬を使ってください。
日頃から積極的に栄養素を摂取し、規則正しい生活習慣を送るようにすれば肌荒れの起きにくい肌へと生まれ変わっていきます。ここで紹介した生活習慣を参考に、悩みのない美しい肌を手に入れてください。
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