冬が終わり花粉の時期が始まると日差しも明るく強くなってきますよね。
日差しが強くなってくると気になるのが日焼け！紫外線！
日焼け止めの効果が持続するのは2～3時間と言われますが、塗り方や種類によって効果は違ってきます。
この記事では
- 日焼け止めの効果が続くのは何時間？
- 日焼け止めを塗り直すタイミング
- 日焼け止めの塗りかた
- 日焼け止めの種類とシーン別使い方
についてわかりやすく説明していきます。
目次
日焼け止めの効果が続くのは何時間？
日焼け止めの効果が持続するのは2～3時間と言われています。
日焼け止めの選び方や使い方によって持続時間は異なります。
日焼け止め対策とは紫外線に関係していますので、次の項目で紫外線について説明していきます。
紫外線について
紫外線に波長に長さがありそれに伴う性質によってUVB、UVA、UVCと分けられるのですが、波長の長さが短いほど肌を含む人体や生物に悪影響を及ぼすと言われています。
地上に届く紫外線の種類は次のとおりです。
- UVB
- UVA
UVCはオゾン層に阻まれ地上に届くことはありません。
紫外線についての詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
UVB
UVBとは紫外線B波と呼ばれています。
UVBは波長が短くエネルギーが強い特徴があり肌の浅いところに急激なダメージを与える紫外線です。
日焼けによる炎症サンバーンとメラニン色素の沈着サンタンを引き起こし、メラニン色素の生産を増やすことでシミやそばかす、皮膚がんの原因にもなります。
UVA
UVAとは紫外線A波と呼ばれ紫外線の9割を締めています。
UVAは波長が長く肌に急激な変化を与えませんが、時間をかけて肌に影響を与えてきます。
例えば、皮膚にとって大切なコラーゲンを時間をかけて変性させてじわじわとシワを作ったりします。
波長が長く家の中や車の窓ガラスも透過して肌にも到達するため、生活紫外線とも呼ばれシワやたるみを引き起こす原因になっているのです。
紫外線UVBとUVAについてのイメージ図
紫外線UVAとUVBについてのイメージの参考です。
UVBとUVAについての詳細については以下の記事を参考にしてみてください。
参考：ロート製薬＞こわいのはどっち！？紫外線A波（UVA）と紫外線B波（UVB）
SPFとPAって何？
SPFとPAは日焼け止めの商品に必ずと言っていいほど表記されているもので紫外線と関係があります。
SPFとは
SPFとはSun Protection Factorの略で、紫外線B波：UVBを防ぐ効果の程度を表しています。
日焼けによる炎症であるサンバーンをどの程度防止出来るかという数値で、紫外線からどれだけ肌を守ってくれるかという数値ともいえます。
SPF50などSPFの後に数字表記がありますが数字が大きいほど効果が高まり持続時間も長くなります。
SPF50+が最大でSPF51以上の効果があるとされています。
SPFに関して詳しい記事を参考にしてみてください。
日本化粧品技術者会：SPF［sun protection factor］
PAとは
PAとはProtection Grade of UV-Aの略で、紫外線A波：UVAを防ぐ効果の程度を表しています。
PA+のようにPAの後ろに+が程度の表記になり、PA++++のように4段階に分けられています。
+の数が多いほどUVAを防ぐ効果が高くなっています。
PAとSFPに関して詳しい記事を参考にしてみてください。
効果が強くなればなるほど肌への負担が大きくなるため、乾燥や肌荒れを引き起こします。
日常生活とレジャーに行く日など使い分けることが大切です。
日焼け止めの塗り方
日焼け止めも意識して塗ると効果が違ってきます。
日焼け止めは塗った直後は肌に馴染んでいませんのでお出かけの15～30分前に塗り十分に肌に馴染ませてください。
メイクをする場合は下地を塗る前に日焼け止め塗りましょう。
洗顔後、化粧水や乳液で肌を整えた後に日焼け止めを塗り、メイクをする場合はその後に化粧下地を塗ります。
せっかく日焼け止めを塗るからには最大限に効果を生かした塗り方をしましょう。
日焼け止めを塗る部位別の注意点
日焼け止めを塗る時に注意する点や忘れてしまいがちなことを部位別にまとめました。
- 顔
- 首元
- ボディ
- 頭・髪の毛
顔
ムラなく顔に日焼け止めを塗るために、鼻、両頬、顎、額、両こめかみの7点に日焼け止めを置き顔全体にのばしていきましょう。
数カ所から伸ばしていくことで塗ムラや塗り残しを防ぐことができます。
手のひらではなく指全体を使って顔の中心から外側にむかってすみずみまでのばしていくのがコツです。
顔全体を塗り終わったら、もう一度、鼻、両頬、顎、額、両こめかみの7点に日焼け止めを置き二度塗りしていきます。
重ねて日焼け止めを塗ることで塗りムラや塗り残しを防ぎ日焼け止めの効果を高めます。
鼻、額、顎、両頬は日焼けしやすく汗で日焼け止めが取れやすい部分でもありますので丁寧に塗っていきましょう。
顔全体を塗り終わりましたら、耳や耳の後ろ、小鼻のワキなども忘れがちですので、しっかり日焼け止めを塗っておきます。
首元
顔はしっかり日焼け止めを塗っても首元を塗るのを忘れてしまいがちです。
適量を手に取り、首筋からあごの下にむかって馴染ませます。
首はシワがありますのでシワをのばすように丁寧にしっかり塗っていきます。
デコルテも忘れずに塗りましょう。
ショートカットの人や髪をアップにする人は首の後ろやうなじも必ず日焼け止めを塗りましょう。
首は年齢が出やすい部位で、日焼けは肌の老化を引き起こす原因のひとつでもありますのでしっかり日焼け止めを塗ることをおすすめします。
ボディ
足や腕などボディは日焼け止めを塗る範囲が広い部分が多いです。
範囲が広い部分を塗るときは、日焼け止めを容器から直接塗りたい部分に線状に出して塗ることをおすすめします。
部位の広さに合わせてたっぷりと日焼け止めを出し、ムラや塗りのこしがないように伸ばしていきましょう。
円を描くように丁寧に塗り広げていくことがポイントです。
足の甲やヒザ、モモの裏や側面は塗り忘れることが多い部位ですので忘れずに塗りましょう。
自転車に乗る時は手の甲からヒジにかけて、海やプールに行くときは肩や水着のキワも日焼けしやすい部分ですので日焼け止めの塗り忘れに気をつけてください。
頭・髪の毛
髪の毛、つむじ、髪の毛の生え際や分け目もなども日焼けしますがクリーム状の日焼け止めは塗りにくいためスプレータイプの日焼け止めが効果的です。
つむじや生え際は日焼けをして皮が剥けるとフケのように見えてしまいます。
髪の毛の日焼けは髪を痛め白髪になるのを早めてしまうとも言われています。
真夏や日差しが強い日で帽子をかぶったり日傘をさしたりすることが難しい日は特に注意しましょう。
日焼け止めを塗り直すタイミング
日焼け止めを塗り直すタイミングは2～3時間ごとです。
日焼け止めの持続効果は2～3時間と言われていますので、効果が完全に無くなる前に塗り直すことをおすすめします。
朝塗ったから夜まで安心というわけではないので注意してください。
状況によっては2～3時間効果が保てない場合があります。
運動して汗をかいてタオルで拭くと日焼け止めも一緒に拭き取ってしまいますし、鼻をかんだ時はティッシュで剥がれてしまうこともあります。
日焼け止めが取れたかもと気になった時は塗り直し、汗を拭き取ることが多い時は頻繁に塗り直すことが大切です。
メイクの上からも日焼け止めを塗った方がいい？
メイクをしている時も日焼け止めを塗った方が日焼け防止には効果的です。
2～3時間おきに日焼け止めを塗った方が良いと言われてもメイクをしている上から日焼け止めを塗ることは難しいです。
メイクの上から日焼け止めを塗りたい時はパウダータイプやスプレータイプの日焼け止めを使うことをおすすめします。
メイクをしている時に日焼け止めを塗る前にはタオルやティッシュで皮脂を抑えます。
皮脂を抑えた後にパウダータイプの日焼け止めをパフなどで押さえるように重ねたり、スプレータイプの日焼け止めでシュッと一吹きして日焼け防止しましょう。
メイクの仕上げやメイク直しに使うフェイスパウダーはUVカット効果のあるものもありますのでメイクの上から日焼け対策をすることができます。
スプレータイプのものは顔に使用出来るものか確認してから使用しましょう。
スプレータイプの日焼け止めの詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
参考 日焼け止めスプレーは効果ある？メリット・デメリットや効果的な使い方セルフ脱毛メディアdatsumo
日焼け止めの種類とシーン別使い方
日焼け止めにもいろいろ種類があります。
シーンや部位によって使い分けると効果的です。
日焼け止めの種類は次のとおりです。
- クリームタイプ
- ジェルタイプ
- 乳液タイプ
- スプレータイプ
- パウダータイプ
- シートタイプ
- スティックタイプ
- ウォータープルーフ
クリームタイプ
クリームタイプは肌に密着度が高いため崩れにくく、日焼け止めの効果も高い特徴があります。
保湿力も高くしっとりとした仕上がりになります。
メイクの下地として使えるものもありますので普段遣いにおすすめです。
密着度が高く落としにくいので、落とす時には肌に残らないようしっかり落とすことが大切です。
ジェルタイプ
ジェルタイプはサラッとした仕上がりになるので、日焼け止め特有のベタっとした感触が苦手でさっぱりとした日焼け止めを好む人におすすめです。
伸びがよく保湿力もあるので乾燥肌の人におすすめです。
普段遣いもできますし、白く残らないので外出中の塗り直しにも向いています。
石鹸で落とせるものもあります。
乳液タイプ
乳液タイプは肌に優しいものが多く敏感肌の人にもおすすめです。
みずみずしく伸びやすく落としやすいのも特徴で、メイクの下地として使えるため普段遣いしやすいです。
落ちやすいので頻繁に塗り直す方がいいでしょう。
スプレータイプ
スプレータイプは吹きかけて使用する日焼け止めで、手の届かない背中やうなじ、クリーム上の日焼け止めを塗りにくい髪の毛や頭などに使用できます。
持ち歩きやすく、スプレーするだけで日焼け止めの効果を発揮するので外出中の塗り直しにも使用しやすいです。
さらっとした感触でひんやりと感じるタイプのものもありますので、夏や暑い日にもおすすめです。
パウダータイプ
パウダータイプは肌に優しいものが多く敏感肌の人にもおすすめです。
持ち運びやすくメイク直しにも使えるのでお出かけに持っていくと便利な日焼け止めです。
落ちやすいのでこまめに塗り直す必要があります。
シートタイプ
シートタイプはウエットティッシュのような日焼け止めで、シートで塗るため手が汚れることがありません。
汗拭きシートのように拭くだけで日焼け止めが塗れるタイプです。
ベタつかず体のベタベタは拭き取ってくれるような感触ですので、さっぱりとした仕上がりを好む方におすすめです。
使用後のシートは捨てなければならないことを忘れないようにしましょう。
スティックタイプ
スティックタイプは直接肌に塗るため密着度が高く日焼け止めの効果も高く、手軽に塗ることができるのが特徴です。
手が汚れずに手軽に使えるため人気があり、韓国コスメでも多数取り扱いがあります。
クリームやジェルタイプに比べ固く感じる感触です。
コンパクトなものが多く持ち運びにも適していてメイクの上から使えるものもあり、外出先の塗り直しに適しています。
ウォータープルーフ
ウォータープルーフとは耐水性に優れていて汗や水に強く落ちにくく、日焼け止め効果の高い商品として多く存在します。
ジェルタイプやミルクタイプなどさまざまなタイプがあります。
海やプールなど水に入る時や汗をかくスポーツやレジャーの時に効果を発揮する日焼け止めです。
化粧下地として使えるものもあります。
ウォータープルーフの日焼け止めは密着度も日焼け止め効果が高く耐久性にも優れていますが、石鹸や水性の洗顔フォームでは落としきれない場合があります。
肌に残ったままにすると肌トラブルの原因にもなりますので、専用のクレンジングやクレンジング効果の高いクレンジングオイルなどでしっかり落とすことが大切です。
絶対に日焼けしたくない人についての日焼け対策の詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
参考 日焼けしたくない人は必見！オールシーズン使える紫外線対策セルフ脱毛メディアdatsumo
日焼け止めの間違った塗り方
日焼け止めを塗っているけど効果が出ない人は塗り方が間違っているかもしれません。
日焼け止めの塗り方で間違っているのは次のとおりです。
- 日焼け止めの量が少ない
- 出かける直前に塗っている
- 2～3時間おきに塗り直していない
- 去年の日焼け止めを使っている
日焼け止めの量が少ない
クリームタイプの日焼け止めは顔が真っ白になってしまうので量を少なめに塗ったりしがちです。
塗った後時間感を置くと馴染んできますので、真っ白になってしまっても適量はきちんと塗るようにしましょう。
肌に塗る量が少ないと日焼け止めの効果が発揮できません。
出かける直前に塗っている
日焼け止めが効果を発揮するのは塗ったあと15～30分後の肌に馴染んだ頃です。
出かける直前にしっかり塗っても効果が現れるのは早くても15分後です。
2～3時間おきに塗り直していない
効果の高い日焼け止めを塗っても持続時間は2～3時間です。
2～3時間おきに塗り直すと日焼け止めの効果を実感することができます。
汗をかいて流れてしまったりタオルで拭いてしまったりすると持続時間はさらに短くなりますのでこまめに塗り直すようにしましょう。
去年の日焼け止めを使っている
去年の夏に使って残っている日焼け止めは効果が十分に発揮できません。
化粧品も消費期限があり封をあけて時間の経過とともに効果が落ちていきます。
去年使っていたものや古い日焼け止めは効果が日焼け止めの効果が現れないだけでなく、肌トラブルを引き起こす原因にもなりますので使用しない方がよいでしょう。
日焼け止めの間違った使い方についての詳細は次の記事を参考にしてみてください。
参考 日焼け止めが意味ないのは使い方を間違ってるから！正しい塗り方解説セルフ脱毛メディアdatsumo
まとめ：日焼け止め効果の持続時間を意識して日焼けから肌を守ろう
日焼け止めの効果が続くのは何時間かについて説明してきました。
- 日焼け止め効果の持続時間は2～3時間
- 2～3時間おきに日焼け止めを塗り直すと効果的
- 日焼け止めの効果が現れる時間は、日焼け止めを塗った15～30分後
- クリームやジェルタイプの日焼け止めは普段遣い、スプレータイプは髪の毛や外出時、ウォータープルーフは海やスポーツ時などシーン別に使うと効果的
日焼け止めの効果を発揮する時間や持続時間を意識し、効果的に日焼け止めを使って日焼けから肌を守りましょう。
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