肌がザラザラする原因は?正しいクレンジングや洗顔で改善!

急にお肌がザラザラしてしまった経験はありませんか?

ザラザラを改善したくて角質ケアを繰り返したり、ゴシゴシ洗ったりすると、状態が悪化してしまう原因になります。

実はお肌のザラザラは、正しいクレンジングで対策できるかもしれません。

今回はお肌のザラザラの原因や対策、正しいクレンジングの選び方や洗顔の手順をご紹介します。

「顔のザラザラが気になる」という方や、「正しいクレンジングの方法を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

肌がザラザラする原因

鏡を見て肌荒れに悩む女性

お肌のザラザラの原因は、毛穴に詰まった角栓です

角栓とは皮脂と角質が混ざり合ったもので、皮脂でべたつきやすい鼻の頭や小鼻、顎などにできやすいという特徴があります。

そのため皮脂のかたまりだと思われがちですが、実は角栓の約70%は古くなった角質です。

ザラザラの角栓ができる理由

お肌のザラザラのもとである角栓は、なぜできるのでしょうか。

角栓ができてしまう主な理由は、次の4つです。

ターンオーバーの乱れ

皮脂の過剰な分泌

クレンジングが正しく行われていない

摩擦などの刺激

ターンオーバーの乱れ

角栓ができてしまう大きな理由は、お肌の新陳代謝であるターンオーバーが乱れてしまうことです。

ターンオーバーが規則正しく行われることで、角質が正常に生まれ変わり、角栓が目立たないツルすべなお肌になります。

ターンオーバーが乱れると、生み出される角質の形が不揃いになったり、機能も未熟になります。うまく剥がれ落ちることができずに毛穴に残り続けた古い角質が、皮脂などの汚れと混ざり合い角栓となってしまうのです。

またターンオーバーが正常に行われていないとお肌が硬くなるので、ごわついたりザラザラになってしまいます。

皮脂の過剰な分泌

角栓ができる理由として、皮脂の過剰な分泌が挙げられます。

睡眠不足やストレスによるホルモンバランスの乱れや、偏った食生活によって、皮脂が過剰に分泌される可能性があります。

過剰に分泌さた皮脂が毛穴につまることで、角栓になってしまいます。

また毛穴からうまく排出されなかった皮脂が毛穴を押し上げて、お肌をザラザラにしてしまうのです。

クレンジングが正しく行われていない

正しいクレンジングが行われておらず、メイクの落とし残しがあることも角栓をつくってしまう理由です。

ファンデーションや化粧下地などのメイク用品には油性成分が含まれているものが多いです。その日のうちにきちんと落とさないと、古い角質や皮脂と混ざって毛穴に入り込み、角栓となってしまいます。

メイクを落とさずに寝るのはもちろん避けるべきです。

しかしクレンジングでしっかり落としているつもりでも、実は落としきれていないというケースもあるので注意してください。

お肌のザラザラをつくらないためには、正しいクレンジング方法で、しっかりメイクを落とすことが大切です。

摩擦などの刺激

摩擦などによるお肌への刺激も、角栓ができる理由です。

メイクや毛穴の汚れをしっかり取ろうとして、顔をゴシゴシ洗ってはいけません。

強い摩擦はお肌の表面にある角質を剥がしてしまい、乾燥や炎症などの肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。

また毛穴の角栓が気になるからといって、押し出したり、引き抜いたりするのも避けてください。

無理やり角栓を取ろうとする行為は、毛穴やお肌に刺激を与えてしまいます。

刺激を受けたお肌は角質が厚くなり、角栓ができやすくなってしまったり、炎症を起こす可能性もあります。

ザラザラを予防する方法

お肌のザラザラを予防するためには、角栓をつくらないことが重要です。

ここからはお肌のザラザラを予防する方法をご紹介します。

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保湿を行う

ザラザラを予防するためには、丁寧な保湿ケアを行いましょう。

お肌が乾燥していると、ターンオーバーが乱れやすくなったり、皮脂の分泌が過剰になる可能性が高くなるため注意が必要です。

乾燥してかゆみを伴う場合、お肌に刺激を与えてしまうことにもなるうえ、乾燥してお肌が硬くなることで角栓がつまりやすい状態になります。

お風呂上がりや洗顔の後はお肌が乾燥しやすいので、保湿成分が含まれた化粧水や乳液などでしっかりと保湿しましょう。

お肌の状態に合わせて、美容液やパックを使用するのもよいでしょう。

口元や目元はとくに乾燥しやすい部分なので、専用の保湿アイテムでケアするのもおすすめです。

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紫外線対策を行う

ザラザラを予防するためには、紫外線対策を徹底しましょう。

寒い冬や曇りの日には日焼け止めを塗らないという方も多いですが、実は紫外線は毎日降り注いでいます。

外出の際は日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶる、日傘をさすなどの紫外線対策を行ってください。

お肌のザラザラが気になる場合は、伸びがよくて塗りやすい日焼け止めを選ぶと良いでしょう。

石鹸やお湯で落とせるタイプはお肌にやさしいタイプが多いので、おすすめです。

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生活習慣を見直す

お肌のザラザラを予防するためには、生活習慣を見直すことも大切です。

甘いものや脂っこいものを多く摂取する食生活は、皮脂の過剰な分泌に繋がります。

糖分や油分の過剰摂取を控え、バランスの取れた食事を心がけましょう。

ザラザラを予防するためには、質の良い睡眠も欠かせません。

お肌のダメージを修復してくれる成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されるといわれています。

最低でも6時間は睡眠時間を確保し、寝る前にはスマホやパソコンの使用を控えるなど、質の良い睡眠をとれる工夫を行いましょう。

クレンジングを見直す

お肌のザラザラを予防するためには、クレンジングや洗顔を見直すことも重要です。

毛穴の奥に溜まったメイク用品が角栓に繋がることも少なくありません。

白くザラザラしたものやニキビができる場合は、毛穴に汚れが詰まっている可能性が高いです。

しかし毛穴の詰まりを取りたいからといって頻繁にクレンジングや洗顔、ピーリングを行ったり、洗浄力の強すぎるクレンジング剤や洗顔料を使用するのは避けてください。

刺激によりお肌のバリア機能が低下し、乾燥や肌トラブルを引き起こす原因になります。必要以上に角質を取り除くことで、ターンオーバーが乱れてしまう恐れもあります。

クレンジングや洗顔の回数を増やすのではなく、正しい方法で汚れを落としましょう。

ザラザラを改善するクレンジング剤の選び方

肌質に合ったクレンジング剤を選ぶ

クレンジング剤にはジェルやオイル、クリームなどたくさんの種類があり、タイプによって洗浄力が異なります。

洗浄力が強いタイプはメイクの汚れをスピーディーに落としてくれますが、お肌に必要な皮脂まで取り除いてしまうことがあります。

乾燥や肌トラブルを招く可能性があるので、自分のお肌に合ったクレンジング剤を選ぶことが大切です。

たとえばオイリー肌や毛穴のザラザラが気になる方は、洗浄力の強いオイルタイプやジェルタイプが合っています。

一方で乾燥肌や敏感肌の方には、お肌にやさしい低刺激性のミルクタイプがおすすめです。

クレンジングオイルは保湿成分で選ぶ

クレンジングオイルは洗浄力が強いため、乾燥を招きがちです。

お肌が乾燥するとターンオーバーが乱れたり、お肌がザラザラする原因になってしまいます。

しかしクレンジングオイルはメイク馴染みがよくクレンジングの時間が短く済むため、実は使い方次第で乾燥を防げる場合もあります。

最近では保湿成分が配合されたクレンジングオイルも数多く販売されているので、しっとりとした洗い上がりのクレンジングオイルを選ぶのがおすすめです。

酵素配合のクレンジング剤を選ぶ

お肌のザラザラのもとである角栓は、皮脂と角質でできています。

皮脂は洗顔で落とすことができますが、タンパク質でできている角質は石鹼では溶かすことができないため、通常のクレンジング剤や洗顔料では落としきれずに角栓が残ってしまうことが多いです。

クレンジングや洗顔で角栓を取り除きたい場合は、酵素が配合されたものを選びましょう。

酵素には角質を分解する働きがあるので、黒ずんだ角栓を予防してくれます。

お肌をやわらかくする効果も期待できるので、ザラザラに悩んでいるという方におすすめのクレンジング剤です。

ザラザラを改善するクレンジング方法

正しいクレンジングを行い、お肌のターンオーバーを整えることで、ザラザラを改善する効果が期待できます。

毛穴に詰まった汚れや角栓をおとすために、時間をかけて丁寧にクレンジングをしているという方も多いかもしれません。

しかし長時間のクレンジングは、必要な皮脂や角質を落としてしまう可能性があります。

オイルタイプのクレンジングは約1分、ミルクタイプやクリームタイプのクレンジングであれば約5分以内で終わらせるようにしましょう。

とくに落としにくい目元や口元のポイントメイクは、専用のリムーバーで先に落としておくとお肌へのダメージを軽減できます。

またクレンジングの前にホットタオルなどで毛穴を緩めておくことで、より効果を高められるでしょう。

クレンジングの手順

ここからはクレンジングの正しい手順をご紹介します。

  • STEP.1
    手を清潔にする

    まずはクレンジング前に、手についている汚れを石けんやハンドソープで落とし清潔にしておきましょう。

    ウォータープルーフなどの落ちにくいポイントメイクをしている場合は、専用のリムーバーで落としてください。

  • STEP.2
    適量のクレンジング剤をとる

    クレンジング剤に記載されている通りの量を手に取ってください。

    使用量が少なすぎると摩擦が大きくなり、お肌にダメージを与えてしまうことがあるので注意が必要です。

    オイルタイプを使用する場合は、手の水分を拭いてからクレンジングオイルをとってください。乾いた手の方がスピーディーにメイクを落とせます。

  • STEP.3
    Tゾーンにクレンジング剤をのせる

    まずは額から鼻にかけてのTゾーンからメイクや汚れを落としていきます。

    Tゾーンは顔のなかでも比較的皮膚が厚く、皮脂も多い部分です。

    額の中心から外側に向かってクルクルとらせんを描くようにして、メイクと馴染ませていきます。

    ザラザラが気になるからといって、ゴシゴシとこすってはいけません。

    親指以外の4本の指の腹を使い、滑らせるようにやさしく行うのがポイントです。

    鼻は指を上下にスライドさせるように動かし、小鼻のわきは、指先で丁寧に馴染ませましょう。

  • STEP.4
    顔全体に馴染ませる

    Tゾーンが終わったら、頬などのUゾーンにのばしていきましょう。

    あごは片手でクルクルとらせんを描くようにしながら、丸みに沿ってしっかりと馴染ませてください。

    鼻の下(唇の上)は指を上下にスライドさせ、なでるようなイメージで馴染ませましょう。

    目元や口元などの細かい部分も忘れずにクレンジングをのばしましょう。皮膚が薄いので、お肌に負担をかけないように、やさしくスピーディーに馴染ませてください。

  • STEP.5
    洗い流す

    顔全体に馴染ませたら、ぬるま湯で洗い流します。

    冷たい水は汚れが落ちにくく、熱すぎるお湯はお肌が乾燥しやすくなります。

    ぬるま湯を使用し、手早く洗い流しましょう。

    オイルタイプの場合、多少のべたつきが残ってしまうかと思いますが、クレンジング後の洗顔でしっかりと落とせば大丈夫です。

    クレンジングと洗顔の後は、保湿も忘れずに行いましょう。

ザラザラを改善する洗顔料の選び方

肌質に合った洗顔料を選ぶ

洗顔料は大きく分けて、クリーム状のものと、固形状の洗顔石鹸の2つのタイプがあります。

顔はデリケートなので、できるだけ天然由来の成分でつくられたものを選ぶのがおすすめです。

毎日使うものなので、自分のお肌に合った洗顔料を選びましょう。

酵素配合の洗顔料を選ぶ

パイン酵素やパパイヤ酵素が配合された洗顔料は、ザラザラの原因となる古い角質や角栓を分解する働きがあるといわれています。

ターンオーバーを正常にしてくれるので、潤いのあるツルすべなお肌を目指す方におすすめの洗顔料です。

ただし週1回程度の使用におさえ、敏感肌や乾燥肌の方はお肌の様子をみながら使用してください。

クレイ洗顔料を選ぶ

クレイ洗顔料は、天然の粘土を使用した洗顔料です。

成分が細かいので、毛穴に詰まった汚れを吸着し、すっきりと洗い上げてくれます。

ただし毎日の使用は避け、週1回程度の使用におさえてください。

洗顔の手順

ここからは洗顔の正しい手順をご紹介します。

  • STEP.1
    手を清潔にする

    まず洗顔前に石けんやハンドソープで手をよく洗い、清潔な状態にしておきましょう。

    顔を濡らし、水洗いだけで落とせるホコリや汚れを洗い流しておいてください。

  • STEP.2
    洗顔を泡立てる

    洗顔料に記載されている適量をとり、泡立てネットを使って泡立てましょう。

    きめ細やかな泡で洗顔することで、お肌への摩擦を軽減できます。

  • STEP.3
    Tゾーンから洗い始める

    まずは皮脂が多いTゾーンから洗います。泡をのせ、手のひらや指でなでるようにして洗ってください。

  • STEP.4
    顔全体を洗う

    Tゾーンを洗い終わったら、頬・顎・目元・口元の順に優しく洗っていきましょう。

    くぼんだ部分は指の腹で細かくらせんを描くようにして洗うのがポイントです。

    フェースラインは洗い残しによるザラザラが出やすい部分です。

    人差し指と中指であごの骨をはさむようにして、顎の裏まで泡を伸ばしましょう。

  • STEP.5
    洗い流す

    ぬるま湯で洗い流します。

    必要な油分まで洗い流さないために、20回程度、約1分を目安に行いましょう。

    ゴシゴシこすらず、顔にぬるま湯を掛けるイメージでやさしく洗い流してください。

まとめ

  • お肌がザラザラする原因は角栓
  • 角栓はターンオーバーの乱れや皮脂の過剰な分泌、クレンジングが正しく行われていないなどの理由できる
  • ザラザラを予防するには保湿や紫外線対策、生活習慣やクレンジングの見直しが効果的
  • クレンジングや洗顔を正しく行うことでザラザラを改善する効果が期待できる

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