ニキビがあるけど脱毛ってしてもいいの?脱毛したらニキビが増える?

顔や背中にできやすいニキビですが、ニキビがある場合は脱毛してもいいのでしょうか?永久脱毛できると話題の医療脱毛は、以前よりお手頃にもなってきて人気の高い脱毛方法です。医療脱毛は直接肌に刺激を与えるものなのでニキビがある場合、医療脱毛をしていいのか不安になりますよね。ニキビがあるだけで脱毛を諦めなければいけないのでしょうか?

この記事では、ニキビがあっても医療脱毛できるのか、脱毛したらニキビができるのか書いています。脱毛してツルツル肌を手に入れたい人はぜひご一読を。

そもそもニキビって何?

若いときは特に顔や背中にできものができやすいですよね。誰でも1度はニキビに悩まされたことがあると思いますが、ニキビとは何なのでしょうか?

ニキビは、おでこ、頬、口の周り、下あごなどにできる発疹のことで、思春期から青年期にできやすいものです。毛穴に皮脂がたまり、出口が炎症を起こして小さく隆起したもの。詰まった皮脂が酸化し、アクネ菌が増殖することで肌の炎症がどんどん悪化していきます。すぐに治る軽いものから、ニキビ痕として跡を残してしまう重症のものもあります。ニキビには以下のような種類があります。

  • 白ニキビ:ニキビの最初の段階
  • 黒ニキビ:白ニキビが進行したもので、毛穴が開き酸化して黒くなったもの
  • 赤ニキビ:黒ニキビがさらに進行、悪化したもので、炎症を起こして赤く腫れあがった状態

脱毛したいけどニキビが!脱毛してもいい?

結論から言うと、ニキビがあっても医療脱毛できるかどうかはニキビの状態によります。顔や背中はニキビができやすいので脱毛してもいいのか気になってしまいますよね。ニキビの症状が軽ければ脱毛することができます。自分のニキビでも脱毛できるかどうかはスタッフの方に確認してみるのが安心です。ニキビの状態別に施術できるかどうか確認していきましょう。

状態が落ち着いていれば施術可能

ニキビのピークを過ぎた治りかけの状態が落ち着いている場合は、患部を避けてレーザーを照射することで、脱毛の施術を受けることが可能です。同様にニキビができて間もない場合状態が落ち着いているため、ニキビのできている範囲が部分的であれば患部を避けて施術することができます。

化膿や炎症など悪化している場合は施術できない

ニキビが広範囲にできている場合は、ニキビが出ている部分全体の脱毛の施術はできません。ニキビが化膿していたり、炎症して赤くなっていたりする場合は、レーザーによる刺激や熱により、ニキビの状態が悪化する可能性があるため患部を避けて施術します。

ニキビができている場合、脱毛による刺激を受けると肌トラブルの原因ともなります。ニキビの状態が悪い場合の脱毛は避けて、状態が落ち着いてきてから施術を受けるようにしましょう。状態が悪いとクリニックでも施術を断る場合があります。

ニキビの跡は脱毛OK!レーザーの種類によっては改善するかも

ニキビの跡自体炎症や化膿しているわけではなく、刺激に弱いものでもないため、通常通り施術可能な場合があります。医療レーザー脱毛は基本的に黒い色素に反応しますが、ニキビ跡は色素沈着の色が薄いためレーザーが反応しない場合があるので施術可能になります。

クリニックによっては、ニキビ跡のケアとして用いられているレーザー機器であるアレキサンドライトレーザーを使用していることがあり、むしろニキビ跡や肌の凹凸が改善される可能性もあります。しかし、脱毛施術の副次的なもので、改善されればラッキーと考えましょう。

どういった状態でも、必ずクリニックの医師や看護師が施術できるかの判断をするので安心して脱毛することができます。

参考 ニキビやニキビ跡があっても脱毛器は使用できる?ニキビと脱毛の関係!datsumo

脱毛をするとニキビがなくなるってホント?

脱毛することでニキビがなくなる人もいるようです。脱毛によってどのような効果があるのでしょうか。

毛穴が引き締まることでニキビができにくくなる

最初にも述べましたが、ニキビは皮脂汚れや毛穴の詰まりによって、毛穴の出口が塞がれたり皮膚にアクネ菌が繁殖したりしてできるものです。医療脱毛により、毛が細くなり次第になくなっていくことで毛穴が小さく引き締まって詰まりにくくなる傾向があります。毛穴が縮んでいくことで、皮脂や汚れなどの詰まるリスクが減り、ニキビができにくい肌になります。

雑菌が繁殖しにくくなる

肌にムダ毛や産毛があると、その部分に汚れや皮脂が溜まりやすくなります。そうすることで雑菌が繁殖しやすくなり、ニキビや肌トラブルのリスクが高くなってしまいます。実は男性でひげ周りのニキビに悩んでいる人が多いのはこのためです。デリケートな顔や目の届かない背中の自己処理は難しいため、脱毛を行うと肌トラブルを回避することができます。ムダ毛がなくなることで、肌を清潔に保ち、雑菌が繁殖するリスクが減少するためおすすめです。

自己処理による肌トラブルがなくなる

ムダ毛の処理方法で一番多いのがカミソリを使用したものになります。カミソリ負けや乾燥により肌トラブルがつきものです。レーザー脱毛をすることで、ムダ毛が減り自己処理の回数も少なくなるため、シェービングによる肌への負担がグッとなくなります。医療脱毛はニキビを防ぐと同時に自己処理による肌の負担を軽減するものになります。

参考 鼻の下ニキビの原因と対処法を解説!顔脱毛で予防もできる?datsumo

脱毛したらニキビが!実は「毛嚢炎」かも?

脱毛したらニキビができたと悩んでいる人がいます。ニキビと思っていたものが実は「毛嚢炎」の可能性があります。ここでは毛嚢炎について確認していきましょう。

毛嚢炎って何?

毛嚢炎とは、毛穴の奥にある毛包に細菌が入り込んで起こる炎症のことです。ブドウ球菌や真菌であるカンジダが感染して起こることがあります。見た目はニキビに似ていますが、全くの別物なので注意しましょう。毛嚢炎の場合、重症化したら切開手術が必要となる場合もあり軽視できません。

基本的に毛穴があるところはどこでもできるリスクがあります。男性の場合はひげ、女性の場合は脇、膝、デリケートゾーンなどにできやすく1個~数十個集まることも。健康な人より、慢性的な皮膚病がある人、人混みなどの空気の汚れた環境で過ごす人は毛嚢炎になりやすい傾向があります。

毛嚢炎の見た目は白ニキビに似ていますが、かゆみや痛みはほとんどありません。ただし、軽度なうちは自然に治りますが、悪化すると赤く膿を持ったできものが複数できてしまうこともあり、熱を持ったり痛んだりすることもあります。

参考 毛嚢炎はつぶすと悪化する?正しい対処法や予防策がご紹介datsumo

ニキビと毛嚢炎の違い

ニキビと毛嚢炎の違いや見分け方はあるのでしょうか。

  • ニキビ:固い芯があり、炎症が悪化したり化膿したり、かゆみがあることも
  • 毛嚢炎:固い芯はなく、症状が一定のものでかゆみや痛みはほとんどない

実際に触ってみると芯のありなしの違いがわかりやすいです。どちらもむやみに触りすぎると悪化する可能性があるので、触る場合は清潔な手で触りましょう。

「毛嚢炎」ができてしまう原因とは

なぜ毛嚢炎ができるのか確認していきましょう。

肌のバリア機能の低下

肌には、肌表面の角質層が潤いを蓄えて、乾燥と外部刺激から肌を守るバリア機能というものがあります。このバリア機能が低下すると毛嚢炎になる可能性が高くなります。肌の健康を保つため肌のバリア機能を維持する必要があり、肌がターンオーバーと呼ばれる新陳代謝を繰り返し、角層細胞を定期的に入れ替えることが重要です。

生活習慣が乱れてしまうことで、ターンオーバーのサイクルも乱れ肌のバリア機能を低下させてしまいます。日頃から睡眠や食生活を整えることで、毛嚢炎のリスクを減らしましょう。

自己処理をすることでダメージを受けてしまう

自己処理を繰り返すと肌がダメージを受けて、毛嚢炎になる原因となる可能性があります。特に男性は、日々ひげのお手入れをしますよね。毎日ひげは伸びるので少しでもダメージを減らすために、カミソリではなく負担の少ない電気シェーバーを使用するなどしてお手入れを工夫してみましょう。可能であれば医療脱毛も検討してみてください。

自己処理の道具が清潔ではなかった

自己処理をする場合は道具を清潔に保つ必要があります。清潔でないと毛嚢炎のリスクも高まってしまいます。長期間使用していない道具や、浴室など菌が繁殖しやすい場所に保管した道具を使用する場合は、菌が大量に繁殖している可能性が高いため、そのまま使用しないでください。定期的に刃を交換したり、消毒したりするなど、清潔な状態を保ちましょう。

「毛嚢炎」ができたときの対処法とは

肌を清潔に保ち保湿する

毛嚢炎になってしまった場合、肌を清潔に保ち、保湿を心がけましょう。毛嚢炎ができたらむやみに触らず、押しつぶしてはいけません。赤みが少なく痛みやかゆみがないなどの症状が軽い状態であれば、自然に治るものなので、清潔や保湿を心がけるといいでしょう。

なかなか治らない場合は医療機関へ

毛嚢炎は上記のような場合、5日程度で改善していきます。もし、痛みが出たり症状が長引く場合には医療機関を受診してください。しっかりとした診断を受けることができ、薬を処方してもらえるので安心です。

もし、市販薬を使用する場合は自己判断でステロイド剤は使用しないでください。ステロイド剤は種類が多く、症状や部位によっても使い分けが必要になります。誤って使用してしまった場合、毛嚢炎を増やしたり悪化させたりする原因になるので注意が必要です。

まとめ

今回はニキビでも脱毛できるか、毛嚢炎との違いについてご紹介しました。

  • ニキビがある場合は症状が落ち着いている場合のみニキビを避けて施術できる
  • 化膿したり赤みがある場合は脱毛できない
  • 脱毛によりニキビ跡が改善する場合がある
  • 脱毛後にできるニキビのようなものは毛嚢炎の可能性がある
  • 自己処理は清潔なものを使うようにする

上記のようなことがわかりました。どのような場合でも、不安があればクリニックのスタッフに相談しましょう。肌に異常がある場合は無理に脱毛するのではなく、肌に負担をかけないように気をつけてください。脱毛はムダ毛がなくなるだけでなく、実は肌の負担も軽くして美容にも効果があるものでもあります。ニキビができない肌作りのために生活習慣に気をつけてツルツル肌を手に入れましょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です