おでこのブツブツ、目立つので気になりますよね。
おでこは肌荒れを起こしやすい上に、人目につきやすい場所なので悩んだ経験があるのではないでしょうか。
この記事では原因や対処法、予防の方法を紹介します。
おでこのブツブツに悩んでいる方は、参考にしてみてください。
目次
おでこのブツブツの種類は5つ!あなたのブツブツニキビじゃないかも
おでこにできるブツブツはニキビだけじゃないのを知っていますか?
おでこのブツブツの原因 |
髪の毛の刺激 汗や雑菌 ホルモンバランスの乱れ 乾燥や紫外線 毛穴のつまり |
おでこのブツブツはニキビも合わせて、全部で5種類。
自分のおでこのブツブツがどれなのかわかると、適切な対処ができるようになります。
それぞれの特徴をみていきましょう。
ニキビ
ニキビは「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮ふの病気です。
皮脂が過剰に分泌され毛穴が詰まり、アクネ菌が繁殖しニキビができます。
白ニキビや赤ニキビなどと聞くことがありますね。
ニキビは大きく分けると、炎症のないニキビと炎症を起こしたニキビの2種類にわけられます。
ニキビの種類 | |||||
炎症のないニキビ | 炎症のあるニキビ | ||||
白ニキビ 黒ニキビ | 赤ニキビ 黄ニキビ | ||||
軽度 白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビ→ニキビ痕 重度 |
白ニキビや黒ニキビは炎症がないニキビで、コメドや面ぽうと言われるものです。
コメドが悪化すると炎症を起こし、赤ニキビとなります。
赤ニキビが悪化し、膿が表面に見える状態が黄ニキビです。
さらに重症化するとニキビ痕になってしまうので、注意が必要です。
毛包炎、毛嚢炎(もうほうえん、もうのうえん)
毛包炎は毛穴の奥で毛根を包んでいる毛包に起こる炎症のことです。
見た目は赤ニキビや黄ニキビに似ていて、軽い痛みがあります。
黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌と呼ばれる細菌が原因となって発生。
ステロイド外用薬が原因となることもあります。
毛包炎の別名が毛嚢炎です。
悪化してしまうと、しこりのようになり強い痛みや熱感のある「せつ」になります。
せつが悪化すると、隣り合う毛包に炎症が広がり、せつよりも強い痛みや発熱がある「よう」になってしまいます。
あせも
皮ふが高温多湿の環境で、たくさんの汗をかくとあせもができます。
汗が肌への刺激となりかゆくなってしまう「かぶれ」もあせもとよばれる場合があります。
あせもは、たくさんの汗や細菌によって汗の出口である汗腺が詰まり、皮膚の内側に汗が溜まることによってできるブツブツのことです。
肌同士や肌と衣類がこすれやすい場所、汗が乾きづらい場所にできやすくなります。
おでこの場合には肌と髪との摩擦があるためできやすいといわれます。
あせもの種類は3種類で、汗がつまるところや症状が異なります。
- 水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)
汗が角層でつまり発生。
小さく透明な水ぶくれができますが、かゆみや炎症はありません。
数日で水ぶくれが乾燥し、目立たなくなります。 - 紅色汗疹(こうしょくかんしん)
表皮部分で汗がつまり発生。
炎症が起き、かゆみがある赤いブツブツができます。
細菌が増え膿が発生する場合もあります。 - 深在性汗疹(しんざいせいかんしん)
真皮のなかで汗がつまり発生。皮ふが青白くなってボコボコと盛り上がる状態です。
かゆみや赤いブツブツはできません。
稗粒腫(はいりゅうしゅ)
稗粒腫は、直径1~2mm程度の小さく白い、硬さのあるブツブツです。
毛穴や皮脂腺に老廃物や皮脂、やわらかい毛などが溜まることが原因で発生します。
痛みやかゆみもなく、放置していても問題はありませんが、治したい場合は皮膚科での治療が必要です。
蕁麻疹(じんましん)、湿疹
おでこにできるブツブツは、蕁麻疹や皮膚炎の可能性もあります。
蕁麻疹は食物などのアレルギー反応や圧迫、発汗などの刺激が原因となる蕁麻疹と、原因がわからない蕁麻疹、病気が原因で現れる蕁麻疹があります。
湿疹とは、皮ふの表層に起こる炎症のことで、別名が皮膚炎です。
かゆみ、赤み、細かいブツブツ、小さな水ぶくれなどが混じり合って発生。
湿疹の多くは外からの刺激に反応して起こります。
症状が強い、長引く、何度も繰り返す場合には早めに皮膚科での治療を受けましょう。
おでこのブツブツの原因は5つ!細菌だけが原因じゃありません
おでこにできるブツブツは、ニキビや毛包炎などの細菌にが原因になるものが多いです。
細菌以外にも、原因になってしまうものがあります。
おでこのブツブツの原因 |
髪の毛の刺激 汗や雑菌 ホルモンバランスの乱れ 乾燥や紫外線 毛穴のつまり |
それぞれ詳しくみていきましょう。
髪の毛の刺激
おでこは他の場所と比べると、前髪が触れやすいところです。
髪の毛についたホコリや汚れなどが、おでこにつくことでブツブツが発生してしまいます。
おでこについた汚れは細菌の栄養となり、炎症が悪化することも。
毛先がおでこにつかないようにしてみたり、シャンプーのすすぎ残しなどがないようにしましょう。
普段から髪の毛を清潔にしておくことが大切です。
汗や雑菌
人間はただ寝ているだけでも汗をかくと言われています。
見落としがちなのは、枕やシーツなどの寝具。
寝具の中の汗や皮脂によって雑菌が繁殖し、直接肌をつけてしまうとおでこのブツブツの原因に。
帽子も汗のついた生地におでこにつくので注意が必要です。
シーツや枕カバーなどの直接肌に触れるものは週に1〜2回ほど洗濯して、清潔な状態にしておきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると肌荒れを起こしやすいと言われています。
生理前などは特にお肌が敏感になる方もいるのではないでしょうか。
ホルモンバランスとは、卵巣ホルモンから分泌される女性ホルモンの卵胞ホルモンと黄体ホルモンを指すことが多いです。
生理前に黄体ホルモンが徐々に増加してくることで、皮脂の分泌が活発になると毛穴が詰まりやすくなり、肌荒れの原因に。
ホルモンのバランスは繊細で、ストレスや睡眠不足などで乱れてしまいます。
女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンを含む食品の摂取がおすすめです。
乾燥や紫外線
肌にはバリア機能があり乾燥や紫外線などから肌を守っています。
強い紫外線をたくさん浴びてしまうと、バリア機能が低下し、ブツブツを引きおこす原因に。
紫外線は天気にかかわらず、1年中降り注いでいます。
日焼け止めなどの紫外線対策と保湿をしましょう。
毛穴のつまり
顔を洗っても、石鹸の流し残しがあると毛穴を詰まらせ、肌荒れを引き起こす原因になります。
髪の毛の生え際は、流し残ししやすいので注意が必要です。
整髪料に含まれる成分が毛穴に詰まり肌荒れの原因になることも。
整髪料をおでこにつけないよう心がけ、洗うときにはしっかり洗い流しましょう。
おでこのブツブツの対処法は2つ!病院への受診がよい場合もあり
おでこにブツブツができてしまったら、なるべく早く対処したいですよね。
「肌を清潔に保つ」「保湿をする」の2つの対処法を紹介します。
場合によっては医療機関の受診が必要なこともあります。
おでこのブツブツの様子をよく観察してみてくださいね。
肌を清潔に保つ
メイクや古い角質などが残っていると毛穴が詰まりやすいです。
毛穴が詰まると、おでこのブツブツができることに繋がってしまいます。
丁寧にクレンジングや洗顔をすることが大切。
Tゾーンは、おでこから鼻筋にかけての部分のことで皮脂の分泌が盛んに行われています。
Tゾーンの毛穴には皮脂が溜まりやすいため、特に丁寧に洗うようにしましょう。
ゴシゴシと力を入れて洗うと、肌へダメージを与えてしまいます。
肌をこするのではなく、しっかり泡立ててやさしく包み込むようにして洗いましょう。
保湿をする
乾燥は、ブツブツだけでなくいろいろな肌トラブルを引き起こす原因です。
洗顔をしたら、化粧水・乳液・クリームなどを使い乾燥しないようにしましょう。
保湿して乾燥を防ぐことにより、ターンオーバーという肌の生まれ変わりの周期を整えることにもつながります。
化粧品が合わないことが原因で、ブツブツができてしまうこともあります。
使っているスキンケア用品が自分に適しているかどうかの見極めも必要です。
保湿をしていてもブツブツができてしまう場合は、使用をやめて様子をみてみましょう。
症状がひどい・長引く場合は医療機関へ
対策をしても、おでこのブツブツがなくならない。
痛みやかゆみが強く、長引いているという方はいませんか。
そういうときには、医療機関を受診しましょう。
医療機関で処方された飲み薬や塗り薬を使うことで、治りが早くなることが期待できます。
自己判断で放置してしまうと、痕が残ってしまうなんてことも。
少しでも不安がある場合には、医療機関に相談してみましょう。
おでこのブツブツの予防法は?顔脱毛も予防になる!
肌荒れを改善することも重要ですが、肌荒れを起こさないように予防することも大切です。
おでこのブツブツを予防するポイントを5つ紹介します。
クレンジング・洗顔
クレンジングでメイクを、洗顔で汚れをしっかりと落とすようにしましょう。
肌を清潔にすることで、ブツブツの予防に繋がります。
乾燥しやすい方は、必要な皮脂まで落とさないクリームタイプがおすすめ。
洗顔も洗浄力の強すぎないものを選ぶことで、使用後の乾燥感もおさえられます。
クレンジング・洗顔をする際は肌に刺激を与えないようにしましょう。
強くこすったり、熱いお湯で洗い流したりするのは避けるのがよいです。
泡で優しく包むように洗い、ぬるま湯で流すようにすることで予防に繋がります。
水気もタオルで優しく吸い取りましょう。
スキンケア
肌荒れを改善するのにスキンケア、特に保湿はとても重要です。
スキンケアは、最初に化粧水、次に美容液、最後に乳液の順で使用しましょう。
まずは、化粧水で肌に潤いを与え、次に美容液で肌に美容成分を浸透させます。
最後に美容成分を逃がさないように、乳液で肌に蓋をします。
スキンケアの順番を守ることで、予防の効果が高くなります。
睡眠
人間の体では寝ている間に成長ホルモンが分泌されています。
成長ホルモンは肌荒れを改善するのに必要な物質です。
睡眠時間が不足すると、十分な成長ホルモンが分泌されません。
そのため、肌荒れしやすかったり、改善に時間がかかってしまったりしてしまいます。
睡眠は時間だけでなく質もとても重要です。
睡眠前はスマートフォンやパソコンの使用は避け深い眠りにつくような環境づくりをしましょう。
食生活
肌荒れを改善するには、バランスの良い食事を意識しましょう。
肌の再生に必要な栄養素を、積極的に摂取する必要があります。
肌の再生に必要な栄養素 | ||
栄養素 | 働き | 代表的な食材 |
たんぱく質 | 細胞を作る | 大豆製品、卵類、乳製品、肉類、魚介類 |
必須脂肪酸 | 乾燥を防止する | 植物油 |
食物繊維 | 腸内環境を整える | 野菜、果物、きのこ類、豆類、芋類、穀類 |
ビタミンB群 | 皮脂や粘膜の健康を維持する | 野菜、赤身の肉類、魚介類 |
ビタミンC | コラーゲンを生成する | 野菜、イモ類、果物 |
ビタミンE | 血行を促進する | 緑色野菜、植物油、ナッツ類 |
栄養素の高い食品をバランスよく食生活に取り入れることが予防に繋がります。
顔脱毛
顔のムダ毛をカミソリや毛抜きなどで自己処理を繰り返してしていると、肌トラブルを引き起こしてしまうことも。
顔脱毛をすることで、毛穴が引き締まって皮脂や雑菌などが詰まりにくい状態ができます。
その結果、ニキビなどおでこのブツブツができにくくなり、予防に繋がります。
おでこのブツブツ改善には顔脱毛も効果が期待できる
顔脱毛は、おでこのブツブツの予防だけでなく、改善にも効果を期待することができます。
おでこにブツブツができやすい、顔脱毛に興味があるという方は脱毛をするのがおすすめです。
脱毛することで産毛が薄くなり、肌が明るくなるメリットもあります。
肌に産毛がなくなることで化粧水や乳液も浸透しやすくなり、予防や改善に繋がります。
まとめ
- おでこのブツブツはにきびやあせもなど全部で5種類
- おでこのブツブツの原因は乾燥や雑菌、毛穴のつまりなど5つ
- おでこのブツブツの対処法は肌を清潔にし保湿すること
- おでこのブツブツの予防には睡眠や食生活の見直しも必要
- 顔脱毛をすることでおでこのブツブツの予防に繋がる
スキンケアなど丁寧にしていても、ブツブツがよくならないときには医療機関を受診しましょう。
顔脱毛をすることで、ブツブツの予防に繋がることもあります。
肌トラブルが多い方は、脱毛することも検討してみてください。
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