脱毛中の肌はとても敏感になっているため、いつも以上に肌をいたわなければいけません。特に「日焼けをしないこと」はとても大切。脱毛中の日焼けは、肌トラブルの要因になるだけでなく、脱毛自体の効果を下げてしまう可能性もあります。
この記事では、脱毛中に日焼けをしてはいけない理由について詳しく解説します。また、日頃からできる日焼け対策や、うっかり日焼けをしてしまった場合の対処法も。ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
脱毛中の日焼けがダメといわれる4つの理由
脱毛中の日焼けはなぜダメなのでしょうか?脱毛により肌は敏感になっているため、刺激を受けやすい状態になっています。そのため、日頃から刺激を与えないよう気をつけなければいけません。なかでも日焼けによるダメージは大きく、特に注意が必要です。
脱毛中の日焼けがダメといわれる理由はいくつかありますが、主な理由はこちら。
- 肌トラブルを引き起こす
- 施術時の痛みを感じやすくなる
- 脱毛の効果が下がる
- そもそも施術を受けられない場合も
脱毛中に日焼けをしてしまうと肌や施術にどのような影響をもたらすのかを、ひとつずつご説明します。
肌トラブルを引き起こしてしまう恐れがある
普段は肌トラブルのない方でも、脱毛中に日焼けをしてしまうと肌トラブルを引き起こす恐れがあります。なぜなら、脱毛によってダメージを受けた肌は敏感な状態になっており、刺激に反応しやすいからです。
下記は、脱毛中の日焼けが引き起こす肌トラブルの一例。
- 赤みが出て荒れる
- かゆみが出る
- シミができる
きれいな状態を目指して脱毛をしているのに、肌トラブルを引き起こしてしまっては本末転倒。脱毛をきれいに終えるためにも、日焼けによる刺激から肌を守ることが大切です。
施術時の痛みを感じやすくなる
日焼けをした状態で脱毛の照射を受けると、痛みを強く感じてしまう場合も。その理由は、メラニン色素に反応するという脱毛器機の仕組みが関係しています。
日焼けをすると肌にはメラニンが生成されます。つまり、肌のメラニンにも照射が反応してしまうのです。すると照射のダメージを広範囲に受けることとなり、痛みを強く感じてしまうというわけです。
脱毛の効果が下がってしまう可能性がある
脱毛中に日焼けをすると、脱毛の効果が下がってしまう可能性があります。これは痛みが増してしまう理由と同じですが、日焼けによって肌にメラニンが生成されることで、脱毛の照射が広範囲に反応することになります。
照射は黒い毛にダイレクトに届く方が効果が高いため、広範囲に分散されてしまうことで効果が下がってしまうのです。少ない回数でしっかりと脱毛効果を得るためにも、日焼けをしないように気をつけましょう。
日焼けの程度によっては施術を受けない方がいい場合も
日焼けをした肌では、そもそも施術自体を受けられないということも。日焼けはいわゆる「やけど状態」。そのうえ、水分が不足してとても敏感になっています。そのような状態の肌に、刺激の強い脱毛の照射を当てるのは大変危険です。
日焼けの程度にもよりますが、一度日焼けをした肌は落ち着くまでに時間がかかります。2、3ヶ月に一度の脱毛スケジュールが延びてしまい、完了する時期も遠のくことに。スムーズに脱毛を終えるためにも、日頃から日焼け対策しておくことをおすすめします。
脱毛に影響を与えてしまう日焼けの程度とは?
脱毛中は日焼けをしないように注意が必要ですが、「日にまったく当たってはいけない」というわけではありません。結論からいうと、脱毛に影響のない程度の日焼けなら問題はないです。どの程度の日焼けなら脱毛に影響がないのかを把握して、目安にしておきましょう。
日焼けしていない部位と色の差があるかどうか
サロンで脱毛を受ける場合、日焼けの程度は目視によってチェックが行われます。つまり見た目で判断できるということですが、その基準は肌の色に変化があるかどうかです。明らかに赤くなっていたり黒くなっているような日焼けは、肌がやけど状態になり、メラニンが多く生成されてしまっているといえます。
つまり、見た目に変化がない程度の日焼けなら、脱毛を受けても大きな影響はないのです。日焼けをしていない部位との色の違いを確認し、差がなければ問題ないと判断していいでしょう。
脱毛をしない部位の日焼けなら問題なし
肝心なのは、照射を当てる部位の日焼けです。それ以外の部位の日焼けなら、脱毛に関しては全く問題がありません。
たとえば脇の脱毛の場合は、脇が日焼けしないよう対策できていればOK。海などのレジャーは気をつけなければいけませんが、日常生活での対策はほとんど不要でしょう。一方、腕や足などの焼けやすい部位を脱毛する際は、しっかりと対策する必要があります。
日焼け後どの程度で脱毛を再開できる?
脱毛に影響を及ぼすほどの日焼けをしてしまった場合は、2週間〜1ヶ月を目安に肌を休ませましょう。日焼けした直後の肌で脱毛を受けると、肌トラブルを引き起こす可能性が高まります。
また、脱毛直後に日焼けをしてしまうのも同様のリスクがあります。脱毛前後は、日焼けしないように十分気を付けましょう。日焼けした肌を休めている間は、保湿ケア・美白ケアをしてできるだけ回復を早める努力をしましょう。
脱毛中に行うべき6つの日焼け対策
脱毛中は、できるだけ日焼け対策することをおすすめします。脱毛の照射はメラニン色素に反応するため、肌のメラニンが少ない方がより高い脱毛効果を得られるのです。
では、具体的にはどのように対策をすればいいのでしょうか。日焼け対策として代表的な6つの方法をご紹介します。
- 日焼け止めを正しく塗る
- 紫外線に当たる時間を減らす
- 日傘や帽子などの日焼け対策グッズを身につける
- 飲むタイプの日焼け止めを取り入れる
- 屋外で長時間過ごすレジャーは避ける
- 脱毛の前後2週間は日焼けしないよう気をつける
ひとつずつ詳しくご説明していきます。ご自身のライフスタイルに合わせて、対策できる方法から取り入れていきましょう。
日焼け止めを正しく塗る
日焼け止めを塗ることは、最も基本的な日焼け対策です。ドラッグストアでも気軽に購入することができますが、効果の高いものがいいというわけではありません。効果が高いほど肌負担も大きくなってしまうため、目的にあったものを選ぶことが大切。
塗布量や持続時間などを把握して正しく使用しましょう。日焼け止めを選ぶ際は、こちらを目安にしてください。
- 通勤や1時間程度の外出:SPF10~30/PA+++
- 海やキャンプなどのレジャー:PF30~50/PA++++
また、日焼け止めにはクリームやジェル、スプレーなどさまざまなタイプがあります。肌質や用途に合わせて使い分けましょう。2~3時間おきに塗り直し、紫外線が当たりやすい箇所は重ね塗りをすることがポイント。日焼け止めはシーンに合わせて選び、正しく塗ることで効果が発揮されます。
紫外線に当たる時間を減らす
当然ですが、紫外線に当たらなければ日焼けをすることはありません。まったく当たらないのも健康的によくはありませんが、紫外線が強い時間帯の外出を控えるだけでも日焼けのリスクを減らすことが可能です。
一日の中で、10〜14時頃が最も紫外線が強い時間帯といわれています。
気象庁のデータによると、3月頃から急激に強くなりはじめ、5~7月にかけてピークを迎えています。1日の中では、10時頃から14時頃までが最も強いとされています。また、日本では南へいくほど紫外線は強くなりますので、充分な対策を心がけましょう。
やむを得ない場合を除き、日中の外出を控えたり、できるだけ日陰を通るなどの工夫が日焼け対策につながります。
日傘や帽子などの日焼け対策グッズを身につける
外出する際は日傘や帽子などを使用して、紫外線が肌に直接当たらないようガードしましょう。
アームカバーやカーディガン、ストールを合わせて、肌の露出を減らすことも日焼け対策として効果的。紫外線の強い夏場は日焼け止めと組み合わせると、よりしっかりと日焼け対策することができます。UVカット効果のあるアイテムもたくさんあるため、取り入れやすいアイテムから始めてみてください。
飲むタイプの日焼け止めを取り入れる
日焼け止めは塗るタイプが主流ですが、飲むタイプの日焼け止めもあります。肌が紫外線を浴びた際に生じる活性酸素の発生を抑える効果があり、日焼けによる肌ダメージの軽減が期待できます。
また、塗るタイプは2〜3時間ごとに塗り直しが必要ですが、飲むタイプなら24時間作用が持続します。つい塗り忘れてしまったり広範囲に塗るのが手間に感じる方には、飲むタイプがおすすめです。
一方、塗るタイプと比べると即効性はなく、外出の数時間前には服用する必要があるため、服用方法を確認して使用してください。
屋外で長時間過ごすレジャーは避ける
脱毛中は、レジャーなど屋外で長時間過ごす機会を減らすことも、日焼け対策になります。どうしても行かなければならない場合は、日焼け止めを塗ったりUVカットアイテムを身につけたり、他の対策をしたうえで過ごすようにしましょう。短時間にするなどの心がけでも効果はあります。
ただ、夏のレジャーで肌をカバーしていると熱がこもってしまう危険性も。熱中症にならないためにこまめに水分補給をして、なるべく日陰で過ごすなど気をつけて過ごしてくださいね。
脱毛の前後2週間は日焼けしないよう気をつける
脱毛が完了するまで日焼け対策を続けるのが理想ですが、施術の前後2週間は特に注意が必要です。日焼けをしてすぐの肌はとても敏感になっておりダメージを受けやすいため、照射によって影響を受けやすくなってしまいます。
また、照射直後の肌もとても敏感です。前後2週間の日焼け対策は、特に意識して丁寧におこなってください。
脱毛中にうっかり日焼けしてしまった場合の対処法は?
脱毛中はダメージを受けやすい状態となっているため、日焼け対策を欠かさないことが大切。でもうっかり日焼け止めを塗り忘れたり、日傘を置いてきてしまったりなんてこともあるかもしれません。そんなときは、日焼け後のケアがとても重要です。
日焼け後の基本的な対処法はこちら。
- できるだけ早いうちに冷やす
- 低刺激アイテムでしっかり保湿する
- 美白ケアをしてメラニンの生成を抑える
- ビタミンCを積極的に摂取する
受けたダメージをなかったことにはできませんが、肌の回復を早められるかもしれません。それぞれ詳しく解説していきます。対処法を知っておくといざというときにも役立つため、ぜひチェックしておきましょう。
日焼け部分はできるだけ早いうちに冷やす
日焼けをしてしまったときは、できるだけ早いうちに冷水などで冷やしましょう。日焼けをした肌は、軽いやけどと同じ状態になっています。そのため、冷やすことで炎症やほてりを抑える効果があるのです。
冷やし方のコツは、周りからゆっくりとかけ流すこと。冷水を含ませて絞ったタオルを、優しく当てて冷やすのもおすすめです。ただし、氷など冷たすぎるもので急激に冷やさないでください。逆に肌を傷めてしまう可能性があります。刺激を与えないよう注意しながら、早いうちに冷やして炎症を抑えることで回復を早めることができます。
参考 日常生活でやけどしたときの最適な治療法とは?跡を残さないための応急処置も解説!セルフ脱毛完全マニュアル
低刺激アイテムでしっかり保湿する
日焼け後は、しっかり保湿することがポイント。摩擦を与えないよう注意しながら、手で優しく包み込むように保湿してください。
日焼け後の肌はとても乾燥した状態なため、保湿力の高いものがおすすめ。また、保湿アイテムは刺激の少ないものを選びましょう。何度か重ね塗りすると、より保湿効果が高まります。水分をたっぷりと入れて、肌の状態を整えてくださいね。
赤みが引いたら美白ケアでメラニンの生成を抑える
日焼け後の肌の赤みが引いたら、美白ケアをしてメラニンの生成を抑えましょう。メラニンは脱毛に影響を与えてしまうため、丁寧にケアしておくことが大切です。
ただ、美白化粧品は肌へ刺激となってしまうものもあります。肌の赤みが引いて、ある程度落ち着いてから取り入れてください。美白サプリで内側からケアするとさらに効果的。メラニンの生成を抑えるためにも、脱毛中は日頃から美白ケアしておくといいでしょう。
ビタミンCを積極的に摂取して内側からケアする
日焼け後のメラニンの生成を抑えるために、ビタミンCを積極的に摂取してください。ビタミンCには抗酸化作用があり、メラニンの生成を抑制する働きがあります。すでに出来てしまったメラニンに対しても効果が期待できます。
また、ビタミンCの抗酸化作用により、さまざまな肌トラブルを整えてくれるのです。ビタミンCはさまざまな食品に含まれているため、日頃から意識して摂取するといいでしょう。
ビタミンC配合のサプリメントやドリンクなら手軽です。化粧品で取り入れることも可能なため、さまざまなアイテムを組み合わせるとより効果的。積極的にビタミンCを摂取しておきましょう。
脱毛は日焼けしにくい秋からスタートするのがおすすめ
脱毛中は、日焼けに対してかなり気を使わなければならないため、少なからず負担に感じてしまう方もいると思います。少しでも負担を軽減させるためにも、脱毛は秋から始めるのがおすすめ。秋は紫外線量が落ち着き、日焼けのリスクが少なくなるため、肌が安定した状態で施術を受けられるのです。
また、脱毛サロンは夏が最も混み合うため、秋に入ると少し空いているというメリットも。予約も取りやすく、脱毛するにあたって理想的な周期で通うことができます。
さらに、秋から始めると翌年の夏にはすでに効果があらわれているでしょう。元々の毛量が薄い部位なら、きれいに完了していることもありえます。可能な場合は秋からスタートして、肌負担のリスクを減らしましょう。
セルフ脱毛サロンなら、万が一日焼けしてしまっても調整可能
日焼けしてしまってスケジュールを見直したくても、脱毛サロンでコースを組んでいると変更が効かない場合もあります。1回分を無駄にしてしまうのはもったいないですよね。
セルフ脱毛サロンなら、ご自身の予定に合わせて通うことができるため、日焼けしてしまった場合でも安心。日焼けしてしまった部位だけお休みして、別の部位を進めることも可能です。スケジュールの調整がしやすいのは大きなメリットです。
参考 手軽に通える!低価格セルフ脱毛サロンセルフ脱毛革命隊-CIRCUS-
使用している脱毛器機も、大手脱毛サロンが使用しているものと同等の効果が得られます。ご自身で肌の状態をしっかりと見極めて、安全に脱毛を進めてくださいね。
参考 【最新版】セルフ脱毛サロンを徹底調査!口コミやメリット・デメリットを紹介セルフ脱毛完全マニュアル
まとめ|脱毛をスムーズに進めるためにも日焼け対策はしっかりしよう
脱毛中の日焼けがダメな理由と日焼け対策、日焼けしてしまった場合の対処法について解説しました。
- 脱毛中の日焼けはさまざまなリスクがあるためNG
- 日頃からしっかりと日焼け対策することが重要
- 日焼けしてしまった場合は、2週間〜1ヶ月休ませる必要がある
- ライフスタイルに合わせて日焼け対策グッズを取り入れる
- 日焼け後の対処法は、冷やす・保湿・美白ケア・ビタミンCの摂取
- 脱毛は紫外線量の少ない秋からスタートするのが理想
脱毛中の日焼け対策の重要性がおわかりいただけたかと思います。
脱毛効果を高めるためにも、肌を健康な状態に整えておくことがとても大切です。日頃からのケアを心がけて、脱毛後はつるんとしたきれいな肌を手に入れましょう。
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