毎日脱毛するのはNG?脱毛の効果を高める頻度やポイント

脱毛できない期間

セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器を使用したセルフ脱毛は、人の目を気にすることなく自分で手軽にで脱毛できるため人気の脱毛方法です。

しかし脱毛サロンやクリニックとは違い、自分のタイミングで脱毛を進めていくので、「どのくらいの頻度でお手入れすればいいのかわからない」という方も多いようです。

早く脱毛の効果を実感したいからと頻繁にセルフ脱毛サロンに通ったり、家庭用脱毛器を毎日使っていませんか?

脱毛を早く進めるためには、毎日お手入れしたがいいと思う方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。

頻繁にお手入れを行っても脱毛の効果が得られないうえに、肌に負担を与えてしまうため、毎日のお手入れは避けるべきです。

今回は、セルフ脱毛を毎日してはいけない理由や、セルフ脱毛の効果的なお手入れの頻度についてご説明していきます。

「セルフ脱毛サロンで脱毛したい」という方や、「家庭用脱毛器で毎日お手入れしてもいいのかわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

セルフ脱毛器を使った脱毛の正しいやり方!準備や注意点を解説

毎日脱毛しても効果は変わらない

毎日脱毛のお手入れをしたほうが早く効果があらわれる気がしますよね。

しかし脱毛は毎日行っても、効果は特に変わりません。効果的な脱毛を行うためには、毛周期に合わせてお手入れをすることが重要です。

まずは毛周期についてご説明していきます。

毛周期って?

毛周期とは、毛が生えてから抜けるまでのサイクルのことで、毛が伸びていく成長期・成長が止まる退行期・毛が抜け落ちていく休止期の3つの周期を繰り返しています。

成長期

成長期とは、毛がぐんぐん伸びる時期のことです。

成長期の毛は根が深く、毛母細胞が活発に活動するため、毛を色づけるメラニン色素が濃いという特徴があります。

退行期

退行期とは、毛母細胞が分裂する速度が遅くなり、ムダ毛が毛穴から離れて抜け落ちる準備を始める時期のことです。

毛母細胞の活動が弱まると、メラニン色素が徐々に薄くなっていきます。

休止期

休止期とは、毛が完全に抜け落ちて、毛穴に毛がない時期のことです。

次の毛が生えるための準備をしています。

脱毛の効果が得られるのは成長期の毛

脱毛の効果が得られるのは、毛周期のなかの成長期の毛です。

一般的な光脱毛やレーザー脱毛は、毛に含まれるメラニン色素に反応して光やレーザーを照射します。

そのためメラニン色素が薄まっている後退期や、メラニン色素がない休止期のタイミングで脱毛のお手入れをしても、効果が期待できません。

高い脱毛の効果を得るためには毎日お手入れするのではなく、成長期のタイミングでお手入れすることが大切なのです。

毛周期と脱毛の関係!効果的な脱毛の施術間隔と注意点

毛周期は部位によって異なる

脱毛は毛周期に合わせて行うことが大切ですが、毛周期には個人差があり、同じ人でも部位によって異なります。

少し手間かもしれませんが、それぞれに合わせた頻度でお手入れすることで、より高い脱毛の効果を得られるでしょう。

主な部位の毛周期の目安はこちらです。

  • 脇:2~3ヵ月
  • 腕:1~2ヵ月
  • 脚:1.5~2ヵ月
  • 顔:1~2ヵ月
  • VIO:1.5~2ヵ月

脱毛の効果が得られるのは全体の20%程度

成長期の毛は、全体のわずか20%程度だと言われています。

1回のお手入れで効果が期待できるのは20%程度なので、すべてのムダ毛にアプローチするためには、1つの部位で少なくとも5回のお手入れが必要になります。

脱毛は、毛が成長期になるタイミングに合わせて、何回かお手入れを繰り返すことが大切なのです。

脱毛は完了までに期間がかかる

脱毛は1回のお手入れでは完了しません。

完了までの期間は毛の量や質により個人差があり、脱毛箇所や脱毛器の種類によっても異なります。

たとえば毛の量が多い方は、そうでない方よりも長い期間が必要になる傾向があります。しかしどんなに条件的に恵まれている方でも、半年以内で脱毛が完了する方はほとんどいません。

脱毛を完了させるには、年単位の期間が必要になります。

それは毎日お手入れを行っても変わらないので、焦らずに適切な頻度でお手入れを継続していくことが大切です。

毎日脱毛してはいけない理由

毎日脱毛しても効果が低いということはわかりましたが、それだけではなく、毎日脱毛してはいけない理由があります。

推奨されている頻度を守らないでお手入れをしてしまうと、さまざまなムダや問題が生じてしまいます。

ここからは毎日脱毛してはいけない理由をご説明していきます。

脱毛の効果が得られない

時間のムダになる

お金がムダになる

お肌に負担がかかる

面倒で挫折してしまう可能性がある

脱毛の効果が得られない

先ほどご説明しましたが、脱毛は毛周期が成長期のタイミングに合わせてお手入れをすることで効果が得られます。

毎日のようにお手入れしても、大部分はすでに照射し反応した成長期の毛に再照射しているだけになるので、あまり意味がありません。

効率的な脱毛を行うためには、推奨されている頻度を守ってお手入れすることが大切です。

毎日お手入れをしても脱毛の効果が得られないため、毎日お手入れする必要はありません。

光脱毛の仕組みや効果!レーザー脱毛や家庭用の光脱毛器との違いは?

時間のムダになる

脱毛の効果が得られないのに毎日お手入れを行うのは、貴重な時間をムダにすることになるので、おすすめできません。

家庭用脱毛器は自宅でいつでもお手入れできるものの、自分で脱毛器を操作するため、お手入れするにはそれなりの時間や手間がかかります。

毎日のようにセルフ脱毛サロンに通うと、お手入れの時間だけではなく、行き帰りの時間までムダになってしまいます。

毎日脱毛のお手入れしても意味がなく、時間のムダになってしまうので、毎日の脱毛は避けましょう。

お金がムダになる

家庭用脱毛器は、照射できる回数に上限があります。上限回数を超えてしまうと、カートリッジを交換するか、新しい家庭用脱毛器を購入する必要があるのです。

照射できる回数は家庭用脱毛器によって異なりますが、効果が期待できない後退期や休止期のタイミングでお手入れを行い、意味なく照射回数を消費してしまうのは勿体ないですよね。

ムダ打ちを無くして経済的な負担を軽くするためにも、脱毛のお手入れは適切な頻度で行いましょう。

お肌に負担がかかる

毎日脱毛していると、お肌に負担がかかり、肌トラブルを引き起こす原因になります。

一般的に、家庭用脱毛器は誰でも自宅で安全に使用できるように、サロンの脱毛器よりも出力が弱いつくりになっていることがほとんどです。

しかし毛根にダメージを与えて脱毛する仕組みのため、推奨されている頻度を守らないで毎日お手入れするのはおすすめできません。

お肌に負担がかかってしまい、乾燥や火傷、埋没毛などの肌トラブルを起こすリスクが高くなってしまいます。

キレイになるための脱毛なのに、肌トラブルを起こしてしまっては残念ですよね。

お肌への負担を最小限に抑えるためにも、毎日のお手入れは避けて、適切な頻度で使用してください。

面倒で挫折してしまう可能性がある

毎日お手入れをすると、脱毛をするのが面倒になって、途中で挫折してしまう可能性が高くなります。

仮に「お肌が強いから毎日お手入れしても大丈夫」という方でも、毎日となると面倒に感じてしまうでしょう。

根気よく使い続けると徐々にムダ毛が薄くなってくるので、「生えにくくなってきたな」と感じたら使用頻度を少なくしましょう。

脱毛は1回のお手入れで完了するものではありません。長い期間お手入れを続ける必要があるので、自分が無理せずに続けられるペースで行うことが大切です。

部位を変えれば毎日脱毛してもいい

毎日脱毛するのはおすすめできません。しかし、今日は脚、明日は腕というように、脱毛する部位が違う場合は毎日お手入れしても問題ありません。

一気に全身を脱毛するのは時間がかかるため、「まとまった時間がとれない」という方もいるでしょう。

そんな方には部位を変えて、毎日や数日おきに少しづつ脱毛していくという方法がおすすめです。

ただし、同じ部位をお手入れする場合は、少なくとも10日程度は空けるように注意してください。

セルフ脱毛の特徴や手順!脱毛する部位別に照射の手順も解説!

脱毛の間隔を空けすぎてもダメ

毎日の脱毛は、さまざまなムダが生じたり、お肌への負担が大きいことがわかりました。

一方で間隔を空けすぎるのも、脱毛の効果を低くする原因になってしまいます。

間隔を空けすぎるとせっかくケアしたムダ毛がまた生えてきてしまったり、成長期とはずれたタイミングで照射してしまう可能性があるからです。

ムダなく効率的に脱毛するためには、推奨頻度を守ってお手入れすることが重要です。

数回お手入れを行い毛が生えるスピードが遅くなったり、毛が目立たなくなるなどの変化があらわれたら、徐々にお手入れの間隔を空けましょう。

脱毛器でお手入れする頻度

毎日脱毛してはいけないことわかりましたが、セルフ脱毛器はどれくらいの頻度でお手入れするのがよいのでしょうか。

ここからは、セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器の最適なお手入れの頻度をご説明していきます。

家庭用脱毛器を使う頻度

家庭用脱毛器の適切な使用頻度は、使っている脱毛器の種類によって異なるため、使用説明書を確認してください。

一般的には頻度が短いもので2日に1回程度、長いもので2週間に1回程度、毛が薄くなってきたら3~4週間に1回程度のお手入れを推奨している脱毛器が多いようです。

脱毛部位によって毛周期のサイクルが異なるため、部位ごとに使用頻度が定められている場合もあるでしょう。

家庭用脱毛器は出力が抑えられていることがほとんどなので、セルフ脱毛サロン比べると、こまめにお手入れする必要があります。

使用説明書には使用頻度だけではなく、照射時間や出力など、詳しい使用方法も記載されていることがほとんどです。

効率よく安全に脱毛するためにも、説明書に明記されていることを守り、正しく使いましょう。

セルフ脱毛サロンに通う頻度

セルフ脱毛サロンに通う場合も、サロンによって推奨されている頻度は異なります。

セルフ脱毛サロンでは、脱毛サロンと同様の業務用の脱毛器が導入されており、脱毛サロンと同様の脱毛の効果が期待できます。

そのため脱毛サロンと同じように、毛周期に合わせて1~3ヵ月に1回程度のお手入れを推奨している脱毛サロンが多いようです。

いつでもお手入れできる家庭用脱毛器と違い、予約を取ってから来店する必要があるので、予約が取りやすいサロンを選びましょう。

契約前に予約の取りやすさや、予約の方法などを確認しておくことをおすすめします。

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脱毛の効果を高めるポイント

毎日お手入れを行っても、脱毛の効果を高めることはできません。

効果を実感するためには、推奨されている頻度を守って、正しい方法でお手入れすることが重要です。

ここからは効果的な脱毛を行うためのポイントをご説明していきます。

毎日の保湿ケア

脱毛の効果を高めるためには、毎日丁寧に保湿ケアを行うことが大切です。

お肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、外部からのダメージを受けやすくなります。その状態で脱毛を行うと、照射のダメージにより肌トラブルを引き起こしやすくなったり、痛みを感じやすくなる可能性があります。

また乾燥によりお肌が固くなると毛が抜けにくくなってしまったり、代謝が悪く毛穴に角質が詰まった状態だと照射された光やレーザーが必要な箇所に届きにくくなるので、脱毛の効果が下がってしまいます。

毎日保湿ケアを行いお肌のコンディションを整えることで、脱毛の効果を高めましょう。

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日焼け対策を毎日行う

脱毛の効果を高めるためには、日焼け対策を毎日行うことが大切です。

日焼けをして黒くなったお肌に脱毛器を使用すると、毛だけではなくお肌にも反応して照射してしまいます。

脱毛器が過剰に反応することで強い痛みを感じたり、赤みや火傷などの肌トラブルを引き起こす原因になるため注意が必要です。

脱毛サロンやクリニックでは、日焼けした場合脱毛の施術を断られてしまうこともあります。

セルフ脱毛でも日焼けをしたお肌に照射するのは危険なので、脱毛をしている間は日焼け止めを塗ったり日傘をさすなど、季節や天気を問わずできるだけ毎日紫外線対策を行ってください。

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脱毛前にムダ毛を剃る

脱毛の効果を高めるためには、お手入れする前にムダ毛を短く剃っておくことが大切です。

毛が長いままで照射すると光やレーザーが届きづらく、パワーが分散してしまうため、十分な脱毛の効果を得られません。

脱毛前の自己処理には、電気シェーバーがおすすめです。

カミソリはお肌の表面まで一緒に削ってしまうため、お肌にダメージを与えてしまいます。電気シェーバーは直接お肌に刃が当たらないつくりになっているので、比較的お肌に優しく自己処理できます。

普段は毛抜きを使っているという方も多いですが、脱毛している間は毛抜きを使用してはいけません。毛抜きで毛根ごと抜いてしまうと、脱毛の効果が下がってしまいます。

また脱毛前のお肌への負担を減らすために、自己処理はできるだけ前日までに済ませておきましょう。

脱毛後のケアを忘れない

脱毛の効果を高めるために、脱毛後には冷却と保湿のケアを忘れずに行いましょう。

脱毛後のお肌はダメージを受けて熱をもっているため、そのままにしておくと赤みがでたり乾燥しやすくなるなど、肌トラブルを引き起こしやすい状態です。

肌トラブルが起きると次の脱毛時にその部分を避けて照射しなければならないので、スムーズに脱毛を進められなくなります。

まずは冷やしたタオルなどでしっかりとお肌を冷やして熱をとり、そのあと化粧水や乳液、ローションなどで丁寧に保湿してください。

まとめ

  • 脱毛は毎日ではなく、毛周期が成長期のタイミングに合わせてお手入れすることが大切
  • 毎日脱毛しても効果は変わらないので、時間やお金のムダになるうえ、お肌に余計なダメージを与えてしまう
  • 脱毛する部位を変えれば毎日脱毛してもいい
  • 脱毛の効果を高めるには毎日の保湿ケアや紫外線対策を行う

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