脱毛後に毛嚢炎ができた!原因と早く治す方法について解説

脱毛をすると起こる肌トラブルのひとつに毛嚢炎というものがあります。脱毛後にニキビのようなできものができたことがある人もいるのではないでしょうか?

毛嚢炎ができた場合にそのまま放置してもいいのか対処に困ってしまいますよね。そのままにしてしまうと悪化してなかなか治らない可能性もでてきます。

そもそも毛嚢炎とは何なのか、どんな原因でできるのか疑問に思っている人も多いはず。毛嚢炎になってしまった場合はどのように対処すればいいのか紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください!

毛嚢炎って何?

毛嚢炎とは脱毛や自己処理後に毛穴の奥の毛根に細菌が感染して炎症が起きた状態のことです。毛嚢炎はニキビに似ていますが、ニキビとは原因となる菌が違います。

  • 毛嚢炎:黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの常在菌によるもの
  • ニキビ:アクネ菌によるもの

ニキビは毛嚢炎の一種ですが原因菌の違いにより別物とされています。脱毛などで刺激を受けることで小さな傷から細菌が感染して起こります。

症状がないこともありますが、かゆみや痛みを感じることも。マラセチア真菌というカビの一種が感染すると、マラセチア毛包炎となり化膿することもあります。

参考 ニキビと似ている毛嚢炎 その違いとはdatsumo

毛嚢炎になる原因とは

毛嚢炎の原因として考えられるのは以下の4つです。

  • 医療脱毛
  • ムダ毛の自己処理
  • 生活習慣の乱れ
  • 不衛生

脱毛後やムダ毛処理による刺激や乾燥によってダメージを受け、肌バリアの低下により細菌が入り込むことで毛嚢炎になりやすくなります。

また、生活習慣の乱れにより肌のターンオーバーがうまくおこなわれないと肌のバリア機能が低下して毛嚢炎ができる原因に。

ターンオーバーと聞いたことがあると思いますが、肌細胞が最終的に角質層にたどり着いて垢となり剥がれるまでの一連の周期です。生活習慣を整えることで肌のバリア機能を維持することができます。

不衛生な生活も毛嚢炎の原因となりやすいです。普段から清潔を保つことで細菌に感染しにくくなります。こまめにシャワーを浴びたり、寝具を洗ったりするだけでも毛嚢炎を防ぐことができますよ。

参考 ニキビと毛嚢炎の違いってなに?原因や症状を詳しく解説datsumo

毛嚢炎は自然に治る?早く直す方法とは

毛嚢炎ができた場合は以下の2点に気をつけましょう。

  • 刺激を与えず清潔に保つ
  • 改善しない場合は早めにクリニックを受診する

刺激を与えず清潔に保つ

毛嚢炎になってしまった場合は潰すなどの刺激は絶対に与えないでください。悪化したり跡が残ってしまう原因となります。また、細菌感染が原因なのでできるだけ患部を清潔に保ちましょう。

できるだけ刺激は与えない方がいいので、体を洗う場合もゴシゴシしないで石けんで優しく洗いましょう。

通常の毛嚢炎であれば1週間ほどで改善することがほとんどです。

改善しない場合は早めにクリニックを受診する

1週間程度でも改善しなかったり、広範囲に広がっている場合は早めにクリニックを受診しましょう。早く治したい人も早めにクリニックを受診するようにしましょう。

クリニックを受診すると抗菌薬を処方してもらえます。細菌感染のため抗菌薬を塗ることで改善しますよ。

市販薬もありますが、自己判断で市販薬を使用してしまうと正しい治療ができない場合もあります。できるだけ市販薬ではなくクリニックを受診して正しい診察をしてもらいましょう。

何度も毛嚢炎になってしまう場合

人によってはいくら清潔にしていても毛嚢炎を繰り返してしまう人もいます。中には痕が残ってしまう人も。

通常の毛嚢炎であれば清潔にしていれば1週間ほどで自然に良くなるため、繰り返し毛嚢炎になってしまう場合は原因菌が異なる場合もあるので早めに皮膚科を受診しましょう。

膿を持つほど炎症がひどく跡が残りやすいです。早めに受診することで薬で対処できます。薬を使用すれば跡も残りにくいです。症状がひどくなる前に必ずクリニックを受診しましょう。

毛嚢炎ができやすい部位

毛嚢炎は基本的にどこでもできてしまいます。その中でも特にできやすいのは以下の部位です。

  • ひじ、ひざ、首の後ろ:摩擦によって肌がこすれやすい
  • 顔:外部刺激にさらされる
  • お尻、太もも、デリケートゾーン、胸、背中:ムレや皮脂・汗が多い

できやすい原因はそれぞれ違いますが、ほとんどの部位でできることがわかります。

毛嚢炎を予防するための対処法

できるだけ毛嚢炎にはなりたくないですよね。毛嚢炎を予防するための方法を紹介していきます。

  1. お肌のケアをしっかり行う
  2. 脱毛後は肌に負担をかけずに清潔に保つ
  3. 自己処理では電気シェーバーを使う

1.お肌のケアをしっかり行う

毛嚢炎の原因の一つとして、肌バリアの低下があげられます。日頃からお肌のケアを丁寧に行うことで、毛嚢炎のリスクはぐんと減ります。

脱毛中や自己処理のあとは肌が乾燥しやすい状態になります。肌が乾燥すると肌バリアが低下するためとても敏感な状態に。とにかく日々保湿を行いましょう。

肌の刺激になることは避けるようにしてください。紫外線による日焼けも肌トラブルを起こす原因に。UVケアも重要になるので紫外線対策も心がけましょう。

必要以上に保湿はしない

前述したとおりお肌のケアとして保湿は重要ですが、過度に保湿をしないようにしましょう。過度に保湿してしまうと毛嚢炎が悪化してしまう可能性も。

毛嚢炎ができた場合の保湿は、低刺激なものやノンアルコールのものを選ぶようにしましょう。敏感肌用のものだと刺激が少ないためおすすめです。

必要以上に保湿しすぎず、適度に保湿をすることで肌のバリア機能をアップすることができます。

紫外線対策

毛嚢炎の対策としては紫外線対策も重要になってきます。紫外線対策により、皮膚免疫の低下を防ぐことも。

紫外線対策により、皮膚免疫ができ、皮膚の雑菌の繁殖を抑えてくれます。肌トラブルの原因となる細菌の侵入を防ぐ免疫が働くことで毛嚢炎ができにくくなります。

紫外線をたくさん浴びてしまうとリンパ球の働きが一時的に低下してしまいます。そうすると毛穴での雑菌の繁殖をさせることに。

紫外線対策としておすすめなのが、日焼け止めクリームを塗るだけでなく、日傘や帽子などのUVケアのアイテムです。皮膚免疫の低下による毛嚢炎の悪化を防ぐためにも十分なUVケアを行いましょう。

参考 日焼けしたくない人は必見!オールシーズン使える紫外線対策datsumo

2.脱毛後は肌に負担をかけずに清潔に保つ

脱毛後は肌の奥で炎症が起きている状態なので、乾燥しているため肌バリアの機能も低下してしまっています。

肌バリアが通常よりも起こりやすいため、できるだけ刺激を与えないようにしましょう。また、清潔に保つことで細菌の感染を防ぐこともできます。

刺激の強いボディソープやスポンジを使ってゴシゴシ洗うのは避けて、汗や汚れは早めにシャワーで洗い流すようにしましょう。

3.自己処理では電気シェーバーを使う

ムダ毛を自己処理している人は、カミソリや毛抜きを使う人が多いですよね。自己処理は電気シェーバーがおすすめです。

毛抜きは毛根から毛を抜いてしまうため、脱毛期間中に使用すると十分な脱毛効果を得られなくなってしまいます。また、埋没毛になる可能性もあるので毛抜きはおすすめできません。

カミソリも手軽に購入できるため自己処理として使用している人も多いはず。カミソリは皮膚の表面を傷つけてしまい、肌荒れや毛嚢炎の原因となってしまいます。

電気シェーバーの場合は毛の流れに沿って優しく使用すれば、皮膚への負担を最小限に抑えることができます。カミソリなどよりは高価ですが、お肌のことを考えて電気シェーバーを使用しましょう。

お手入れの道具も清潔を保つようにしましょう。細菌感染を避けるためにも、お手入れは清潔な状態で行ってください。

まとめ

この記事では毛嚢炎について紹介してきました。まとめると以下のようになります。

  • 毛嚢炎は脱毛や自己処理の傷に細菌が感染したことでできるもの
  • ニキビとは原因菌が異なる
  • 毛嚢炎の原因は脱毛や自己処理のほかに、生活習慣の乱れや不衛生によるものがある
  • 毛嚢炎になったら清潔に保つことで1週間程度でよくなることが多い
  • 清潔にしてもよくならない場合は早めにクリニックを受診する
  • 毛嚢炎は基本的にどこでもできる
  • 毛嚢炎には保湿と紫外線対策が重要
  • 脱毛後はできるだけ清潔に保つ
  • 自己処理には電気シェーバーを使用できる

毛嚢炎を防ぐにはとにかく清潔を保つことが重要です。お肌を清潔に保つことで毛嚢炎を防いで早めに改善させることもできます。

毛嚢炎になると見た目的にはあまりよくないため、早く治したい場合は早めにクリニックを受診しましょう。くれぐれも自己判断で対処しないようにしてください。

しっかり保湿して身の回りを清潔に保って、毛嚢炎などの肌トラブルにならないように注意しましょう。

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