脱毛をしよう!と思い、いざ脱毛をしたのはいいけど、肌が赤くなってしまったという経験をしたことはありませんか?
毛を薄くしたり失くしたりするために脱毛しているのに、結果的に肌が赤くなってしまったら、肌魅せへの自信もなくなってしまいますよね。
今回は、脱毛で肌が赤くなる原因や、その対処法についてご紹介します。
目次
脱毛が赤くなる原因は?
脱毛で肌が赤くなる原因は何なのでしょうか?
そもそも、脱毛をした後に肌が赤くなることは、珍しいことではないのです。
日常でも、お風呂やサウナに入った後に肌が赤くなることがあるように、体温が上がると血の巡りも良くなるため、その結果肌が赤くなるのです。
このことから、一時的な肌の赤みは生理現象と言えますが、一方で脱毛した箇所だけが赤くなり、その状態がしばらく続く場合は、注意した方がよいでしょう。
それは、脱毛の機械でよく使用されるレーザーなどの熱によって起こった炎症です。
脱毛サロンで使用されることの多いレーザーは、毛のメラニンに反応して熱が発生する仕組みとなっています。
この時、毛根に熱が蓄えられることで発毛組織を破壊することで脱毛効果を狙っているのですが、この熱が肌にまで広がってしまった結果、炎症が起こるのです。
炎症が起きると、ほかの肌トラブルにもつながる可能性があるため、「放っておけば治る」といったような軽い気持ちではなく、真摯に受け止め自分の肌をしっかりと守りましょう。
脱毛で赤くなったらどうなる?
脱毛後、肌に炎症が起こり赤くなると、ヒリヒリとした痛みを伴う場合もあります。
炎症がおさまれば、徐々に痛みも改善しますが、炎症を起こしている肌はバリア機能が低下している状態でもあります。
そのため、アレルギー反応の一種としてかゆみの原因になることも。
ただ、バリア機能の低下も一時的なもので、時間が経つにつれて改善してきます。
余計にかきむしったり薬を大量に塗ったりせず、肌に優しい化粧水やクリームをなじませるなど、適切なケアを行いましょう。
脱毛後に赤くなる以外で見られる症状は?
脱毛後は肌がデリケートな状態になっているため、様々な肌トラブルの原因となることもあります。
ここでは、脱毛時に起こりやすいトラブルをご紹介します。
毛嚢炎(もうのうえん)
まず一番多い肌トラブルとして知られているのが「毛嚢炎(もうのうえん)」です。
これは、脱毛後に毛穴のバリア機能が低下し、常在菌が「本来は存在する位置ではない内部」へと侵入することで、炎症が起こった状態。
毛嚢炎は、毛穴周りが赤くなったり痛みを感じるといった症状があります。
見た目はニキビのようなので、放っておけば治るだろうと思いがちですが、これは適切なケアをすることで早めにケアできます。
そのため、毛嚢炎を発症してしまった際には、医師やクリニックに迅速に相談しましょう。
色素沈着
脱毛後に赤みが出た後、肌が褐色や黒色になることがあります。
これは色素沈着が起こっている状態で、毛にも含まれるメラニンが肌に沈着したもの。
肌の炎症が起こるとメラニンが生成されるので、通常であればこういった色素沈着は起こりません。
ただ、炎症が長引いてしまうと、大量にメラニンが分泌されている状態となります。
つまり、肌の再生化が追いつかずに、褐色や黒色の肌を排出できず、これが定着してしまうのです。
硬毛化(こうもうか)
硬毛化は、脱毛をすることにより、脱毛前よりも毛が濃くなってしまう症状のことを言います。
脱毛ではレーザーが多く使用されますが、これは毛の存在により効果を発揮します。
そのため、毛に何らかの働きを与えることにより、逆に毛の働きを促進することによって毛が濃くなるという現象が起こっているのです。
脱毛後の赤みがなくならない原因は?
適切なケアをしても、脱毛の度に肌が赤くなってしまう…。
そのような時は、そもそも脱毛時にしっかりと対策ができていないのかもしれません。
ここでは、脱毛後に肌が赤くならないように実践できる方法をご紹介します。
日焼けしている肌で脱毛をする
脱毛サロンで使用されることの多いレーザーは、毛のメラニンに反応し熱を発します。
日焼けは、毛と同じくメラニンの働きによって黒くなった肌の状態を指すため、日焼けした肌にレーザーをあててしまうと、レーザーが「毛」と勘違いして反応。
熱が発生するため、炎症が起こってしまうのです。
脱毛サロンに通っている期間はしっかり日焼け対策を行い、炎症をしっかりと防止しましょう。
炎症が影響している
脱毛後の肌が炎症を起こすと、痛みを伴ってしまいます。
それは、肌のバリア機能が低下しているから。
肌のバリア機能が低下しているということは、アレルゲンが侵入しやすい状態になっているため、アレルギー反応としてかゆみも発生するのです。
脱毛後に肌が赤くなりやすい箇所は?
肌が赤くなった場合、特に人の目に触れる箇所だと恥ずかしかったり不便だったりしますよね。
ここでは、脱毛後に赤くなりやすい身体の部位をご紹介します。
ワキ
まずは、脱毛の定番箇所である「ワキ」です。
ワキは太く濃い毛が密集している箇所のため、赤みが起こりやすくなっています。
ワキは特に脱毛でも人気の箇所なので、比較的安く脱毛ができるという魅力もありますが、その分肌トラブルが起こりやすいので、注意したいですね。
VIO
デリケートゾーンと言われるVIOは、身体の中でも皮膚が薄い箇所として知られています。
脱毛時にも一番痛みが強いので、施術後赤くなっているという自覚が生まれることもあるのではないでしょうか。
濃い毛が密集しているので、その分熱からのダメージを受けやすい箇所となっています。
顔
そして、デリケートゾーンと同じくらい皮膚が薄い箇所の顔も、赤くなりやすくなっています。
男性は特に濃い毛と言われているヒゲ脱毛の際は、赤みが出やすい可能性も。
顔は中々隠せなく、他の人に見られて恥ずかしい部分でもあるため、赤みが出ないように注意したい箇所です。
脱毛後の肌に赤みが出てしまった場合、基本的には3日前後で赤みが引くのがほとんどです。
ただ、こちらは個人差があるため、長い人だと約1〜2週間ほどかかってしまうことも。
脱毛後は大切なイベントや、肌の露出が多い服装などは避けるのがベターですね。
脱毛後に肌の赤みが出てしまった場合は?
では、実際脱毛後に肌の赤みが出てしまった場合はどう対処すればよいのでしょうか?
「すぐに治るでしょう。」と客観視してしまったら、余計に悪化する可能性も。
肌への赤みを感じたら、すぐにケアするようにしましょう。
ここでは、7種類の対処方法をご紹介します。
赤みが出ている部分を冷やす
まずは、冷水や氷をくるんだタオルで患部を冷やすようにしましょう。
炎症が起こっているということは、その部分に熱がこもっているということ。
そのため、十分に冷やすことで炎症を改善できます。
入浴やサウナをしない
身体を温める代表的な行為が入浴です。
眺めの入浴やサウナは、血行の巡りを良くする働きがあるため、余計に肌の赤みを強める可能性が。
そのため、脱毛をした当日は入浴をさけて、ぬるめのシャワーを浴びるなどの工夫が必要です。
また、激しくこすって体を洗うなどの行為はやめましょう。
激しい運動をしない
炎症があるまま激しい運動をしてしまうと、こもった熱が排出されず、さらに血行の巡りがよくなることで身体の温度が上がり、結果的に炎症が強まってしまいます。
脱毛をした日は筋トレやジョギングをさけ、散歩やウォーキングなど軽い運動にとどめましょう。
しっかりと保湿する
肌は再生化をするため、最悪放っておけば改善していきます。
ただ、炎症があるのに新たなダメージを受けてしまうと、肌の赤みが改善せず、むしろ強くなってしまうのです。
レーザー治療は特に熱によって肌のバリア機能が低下している可能性があるので、普段は大丈夫でも小さい刺激が肌に影響を及ぼします。
脱毛後は、いつもより意識して化粧水やクリームをしっかりと塗るようにしましょう。
薬を塗る
脱毛した後に塗る外用薬をくれるクリニックも増えた傾向があります。
これは炎症を抑えるための薬なので、脱毛後に肌の赤みが増し、炎症がひどくなった場合は処方された外用薬を塗るようにしましょう。
ただ、炎症がもっとひどくなり湿疹や水ぶくれに発展した場合は外用薬で対処できないため、早めに病院に行くようにしましょう。
毛抜きではなくシェーバーを使う
セルフ脱毛で定番である毛抜きですが、実は肌へのダメージが強いことを知っていますか?
毛抜きを使って毛を抜くと、毛穴への負担がとても大きいです。
毛抜きでのムダ毛処理は、脱毛サロンでも推奨されていない方法です。
肌への負担が少ない電動シェーバーが推奨されているので、毛を抜くときの快感はあれど、毛抜きでは毛を抜かないようにしましょうね。
飲酒を控える
アルコールは、身体を温める働きがあります。
そのため、脱毛後は飲酒を控えるように助言する脱毛サロンがほとんど。
お酒が強いという人でも、脱毛後は飲酒によって血行のめぐりがよくなり身体が温まってしまうため、さけるようにしましょう。
脱毛時の赤みを解決をしよう
- レーザーなどで毛へ直接アプローチを加える脱毛は、施術後に肌トラブルが起こる可能性がある。
- 肌トラブルが起きた際は、まずは落ち着いて自分の肌の状態を見極めることが大切。
- 肌は箇所によって皮膚の薄さも違い、ダメージの受け方も異なる。
- 脱毛をする前や肌が赤くなった後でも、セルフケアできる方法はたくさんある。
- 脱毛後に肌が赤くなってしまった…と悩んでいる方は、まずはしっかり医師やクリニックに相談する。
- 肌が赤くならない対処法を知ることが重要。
- もし赤くなってしまっても自分で対応できるくらいの知識はしっかりと身に着けておく。
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