肌をきれいに見せるために行う脱毛。
脱毛を行うことで自己処理などで皮膚に刺激を与えることもないため、健康な肌を保ちやすくなります。
しかし「脱毛後に肌が荒れてしまう…」「脱毛後の肌荒れは普通なの?」と脱毛後に肌トラブルに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、脱毛後におこる肌トラブルの理由と対処法について詳しく解説していきます!
脱毛後の肌トラブルを防ぎたい、これから脱毛をしたいと考えてる人はぜひ参考にしてみてください。
目次
脱毛後におこる肌トラブルについて
脱毛後の肌トラブルには人それぞれ、症状が違います。
ほかの人に症状がでたからとって、自分も同じような症状があらわれるとは限りません。
体調や肌のコンディションなどで違いがでることも。
ここでは、脱毛後におこることが多い肌トラブル3つを紹介していきます。
毛嚢炎
毛嚢炎は、ニキビのようなぶつぶつが肌にできてしまう皮膚炎です。
脱毛後の肌はデリケートになっており、少しの刺激や雑菌でも炎症をおこしてしまいます。
毛嚢炎は「黄色ブドウ菌」と「表皮ブドウ菌」が主な原因となって発症することが多いです。
ニキビのような見た目のため、あまり毛嚢炎と気付きにくいこともありますが、痛みを伴うことも少なくありません。
赤み
脱毛後におこりやすい肌トラブルのひとつです。
脱毛は肌へ光やレーザーを当てて行います。そのため、肌は軽いやけど、ケガをしている状態になります。
そのため、肌に赤みがでてしまうのです。
脱毛後の赤みはでやすいですが、基本的にはすぐにひくことがほとんど。
脱毛後は肌への刺激を極力減らすことが大切です。
かゆみ
かゆみも脱毛後によく起こる症状のひとつ。
脱毛後は肌がダメージをうけているため、乾燥しやすい状態になります。
肌は乾燥してしまうとバリア機能が低下してしまうので、少しの刺激でもかゆみの原因となってしまうのです。
脱毛後は肌への刺激を減らすことと、アフターケアをしっかりと行う必要があります。
脱毛を行っている期間は、乾燥していない肌作りが脱毛効果にも関わってきてしまうので普段からのスキンケアもしっかりと行うようにしましょう。
毛嚢炎とニキビの違い!治し方は
脱毛後におこりやすい肌トラブルについて解説してきました。
なかでも毛嚢炎は脱毛や毛の処理を行ったあとにおこる可能性が高くなります。
見た目もニキビと変化があまりないので、放置してしまう人も多いです。
しかし、毛嚢炎とニキビは似ているようで全くちがう皮膚炎。
ここでは、にきびとの違いや毛嚢炎を防ぐ対処法について紹介していきます!
毛嚢炎とニキビの違い
毛嚢炎とニキビの大きな違いは、原因と原因となる菌が違います。
ニキビは毛穴に皮脂が溜まり、菌が繁殖することで発症します。原因菌はアクネ菌です。
毛嚢炎は傷ついた毛穴から原因となる菌が侵入して炎症がおこることで発症します。原因菌は黄色ブドウ菌や表皮ブドウ菌です
このため、それぞれにあった対処法が必要になります。
毛嚢炎の治し方
毛嚢炎は痛みを伴うこともありますが、基本的に肌を清潔に保つことで約1週間ほどで症状が落ち着くことが多いです。
早く治したいときや気になるときは、薬を塗って治す方法があります。
市販薬では「ステロイド軟こう」や「オロナイン」などを塗るのが効果的。
ただ、時間が経っても良くならない・悪化してしまうという症状がある場合は皮膚科へ受診するようにしましょう。
ステロイド軟こうについて
ステロイドときくと怖くて使用できない人も多いかもしれません。
ステロイド軟こうは、他の薬と比べると即効性があり、用法容量をしっかりと守ることで危険性は低くなるのです。
長期的な使用や間違った使用方法で副作用のリスクがあるため、注意する必要はあります。
注意点として、ステロイドは定められた部位にしか使用できません。
理由としてはステロイドは部位によって吸収率に違いがあります。
顔やデリケートゾーンなどの皮膚が薄い部分と腕や脚では吸収率に違いがあり、薬に濃度が変わるからです。
ステロイドを使用するときは、使用方法をしっかりと把握した上で使用するようにしてくださいね。
脱毛後の肌は炎症をおこしやすい!?対処法は
脱毛後の肌は毛嚢炎以外にも、炎症をおこしやすい状態になっています。
では、脱毛後に炎症をおこさないようにするためにはどのような方法があるのでしょうか?
肌が炎症を起こしてしまう理由と対処法について詳しく解説していきます!
肌に赤みがでる理由
脱毛後、肌に赤みがでる理由は脱毛器が発する熱で皮膚に影響がでてしまうからです。
それが原因で肌が火照り、肌の表面に赤みとしてあらわれることがあります。
脱毛後の肌の赤みは毛根を無くすために避けても避けきれない症状であり、脱毛後に赤みがでるのは普通なことでもあるのです。
脱毛した箇所でも赤みがでやすい部位もあり、肌の状態でも赤みのでやすさに違いがあります。
赤みが出やすい部位
赤みがでやすい部位は個人差はありますが、毛が濃い部分・血管が集まっている部分・毛が太い部分などといった特徴があります。
VIOといったデリケートゾーンや脇は毛が濃い部分でもあり、皮膚も薄いため、赤みがでやすい部位です。
皮膚が薄い部位は炎症をおこしやすい部位でもあります。
顔やうなじなどは血管が多く集まっている部位で、脱毛後には血流は良くなることで赤みがでてしまうことも。
肌状態でも赤みのでやすさに違いはありますが、敏感肌やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患があると脱毛の刺激で肌に赤みがでてしまう可能性が高くなってしまいます。
皮膚疾患があるときは、脱毛で症状が悪化してしまうこともありますので脱毛前にしっかり確認するようにしましょう。
赤みがでたときの対処法
脱毛後に赤みがでるのは知っているけど「赤みがでたら、そのままでも大丈夫なの?」と思う人もいると思います。
基本的に皮膚に刺激を与えないことが大切ですが、症状はすぐに抑えたいですよね。
ここでは、赤みがでてしまったときの対処法について紹介します!
冷やす
肌の赤みや腫れがあるときは肌が熱をもってるため、冷やすようにしましょう。
肌の火照りを冷ますことが大切です。
保冷剤をタオルやガーゼの包んだり、水で濡らしたタオルをあてるだけでも効果があります。
赤み以外にもかゆみがあるときは、かかないように注意しましょう。
かいてしまうと傷になってしまう他に、炎症が悪化・色素沈着の恐れがあります。
冷やすことでかゆみも抑えることができるので、まずは冷やすことが重要です!
保湿
脱毛後は肌のバリア機能が低下することで、乾燥しやすい状態になっています。
そのため、しっかりと保湿を行いましょう!
肌が乾燥していると外部からの刺激に弱く、炎症のリスクも高くなってしまいます。
脱毛でダメージをうけた肌は修復することで炎症を抑えていきます。
炎症を抑えるためには肌の修復力が大切になりますが、乾燥は修復力も下げる原因になります。
脱毛後だけではなく、日常的に保湿を行うようにしましょうね。
肌の赤みを予防する方法
光やレーザーの刺激でおこってしまう肌の赤みなどの炎症は、普段の生活から予防することもできます。
赤みが絶対におこらないわけではありませんが、赤みがでてもすぐに収まったりと症状が軽くなることも。
ここからは、赤みを予防する方法について解説していきます!
血行を良くする行為は避ける
脱毛前後には、
- お風呂に浸かる
- 飲酒
- 激しい運動
など血行がよくなる行為は避けるようにしましょう。
肌の赤みは肌のダメージだけではなく、脱毛時の熱が肌にこもっている状態です。
熱を外に出さなければ赤みは引きません。
血行を良くしてしまうと体温が上がることで、赤みが引きにくい状態になってしまうのです。
赤みが悪化してしまう原因になるので、注意しましょう。
紫外線対策
紫外線は日焼けなど肌へ大きなダメージを与えるため、紫外線対策はしっかりと行うようにしましょう。
日焼けは赤みなどの炎症の原因になる以外にも、脱毛を行うことができない原因になることも。
脱毛期間には紫外線対策をしっかりと行うようにしましょう。
日焼け止め以外にも、日傘やUVカット衣類などの紫外線対策があります。
体調管理
肌を健康な状態にするためには、日々の体調管理も大切です。
生活リズムが崩れてしまうと肌も敏感になり、肌トラブルに繋がってしまいます。
体調を崩すことで肌のターンオーバーが行いにくい状態になってしまうこともあり、炎症が長引いてしまう可能性も。
毎日の規則正しい生活で肌の健康を整えることで、炎症を防ぐことができるのです。
自己処理は皮膚の負担を最小限に
自己処理を行うときには、なるべく肌への負担が少ない方法を選びましょう。
おすすめなのは電気シェーバーです。
かみそりでは肌の角層部分も傷つけてしまい、炎症をおこしてしまう原因になることも。
毛抜きなどでの処理は、毛穴が開いてしまい、菌が侵入しやすくなってしまいます。
また、毛根ごと毛を抜いてしまうと脱毛効果が薄れてしまうことも。
自己処理を行うときは、なるべく肌を傷つけないように気をつけて行うことが大切です!
対処法を知って、脱毛後の肌トラブルを予防しよう!
今回の記事では、
- 脱毛後は毛嚢炎・赤み・かゆみなどの炎症がおこりやすい
- 毛嚢炎はニキビに似ているが、原因が異なる
- 治すにはステロイドを使用すると即効性あり
- 脱毛後は肌の赤みがでやすいため、冷やす・保湿が大切
- 日常的に肌の健康を維持することが重要
ということを解説してきました!
脱毛後は肌が炎症しやすく、トラブルに悩むことも多くなります。
正確な対処法を知り、肌トラブルを予防していきましょう。
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