脱毛は痛い?部位別の痛みや脱毛方法について解説

ネットなどの口コミで「脱毛は痛い」という声も多いため、脱毛するのを尻込みしている方も多いのではないでしょうか。

痛みの感じ方には個人差がありますが、脱毛する部位や方法によって痛みの程度も変わります。

今回は脱毛で痛みを感じやすい部位や、脱毛方法、痛みによる効果について解説します。

脱毛時の痛みを軽減する方法も紹介していますので、気になる方は試してみてくださいね。

脱毛は痛い?どんな痛み?例とあわせて解説

「脱毛は痛い」というイメージが強いですが、全身が痛いというわけではないです。

痛みの感じ方には個人差がありますが、脱毛部位によっても痛みの強さは異なります。

脱毛の痛みってどんな痛み?

脱毛の痛みは「輪ゴムで弾かれたような痛み」に例えられることが多いです。

脱毛機を照射する瞬間に痛みを感じるので、継続的な痛みではありませんが、痛みに弱い方には苦痛に感じるかもしれません。

骨に近い部位では「骨にズンと響くような鈍い痛み」、部位に限らず脱毛した箇所は「熱感やヒリヒリした痛み」を感じます。

脱毛する部位や脱毛方法によって痛みは変わってくるので、自分に合ったクリニックを選びましょう。

痛みを感じる理由は?

脱毛の痛みは、レーザーや光による照射が毛の黒いメラニン色素に反応して生じます。

痛みを感じるのは、しっかりメラニンに反応して毛根にダメージを与えられているということです。

肌の乾燥は痛みを増加させる原因になるため、普段から保湿をして肌のバリア機能が低下するのを防ぐのも大切です。

脱毛で人気の脇・VIOは痛みを感じやすい

脱毛で人気の部位である脇とVIOは、神経や血管が集中していて皮膚が薄いため痛みを感じやすいです。顔は産毛ですが、意外にも痛いという声もあります。

それぞれの脱毛部位が痛みを感じやすい理由について、詳しく解説します。

VIO脱毛

脱毛で一番痛みを感じる部位は「VIO」です。デリケートなゾーンで皮膚も薄く神経が集中しているため、痛みをダイレクトに感じます。

特に粘膜に一番近い「Iライン」が最も痛みを強く感じるという声が多いです。

VIOは濃い毛が密集していてメラニンが反応するのはもちろん、下着による摩擦で色素沈着した肌の色にもライトやレーザーが反応して痛みを生じます。

参考 デリケートゾーン(VIO)ってどこの範囲?みんなどんな形に脱毛しているの?datsumo

脇脱毛

「脇」も濃い毛が密集しているため、痛みを感じやすいです。

自己処理による色素沈着は、ライトやレーザーが反応して痛みを感じる原因になります。

参考 脇毛の自己処理方法は?正しい剃り方と脱毛のメリット&デメリットdatsumo

顔脱毛

顔は産毛ですが、骨に近い部位のため痛みを感じやすいです。

肌が乾燥していると余計に痛みを感じるため、脱毛前後は肌の保湿ケアが重要になります。

脱毛の痛みは施術方法によって違う?

脱毛方法は「ニードル脱毛」「医療脱毛」「光脱毛」の3種類があり、それぞれ痛みが異なります。

なかでも、ニードル脱毛は痛みが強い脱毛方法と言われています。

脱毛の痛みの強い順に、それぞれの脱毛方法やメリット・デメリットを紹介します。

痛みが最も強いニードル脱毛

ニードル脱毛とは、毛穴に針を刺して電気を数秒流す脱毛方法です。

ムダ毛の毛根にダイレクトにアプローチできるので、確実に脱毛できる方法と言われています。

お手入れ前は毛を生やしておく必要があるため事前に処理する必要がなく毛穴の場所さえ分かればお手入れ可能で、肌トラブルがなければ毛周期を気にする必要もありません

肌質や毛質に関係なく効果を発揮するため、肌が黒い方や、他の脱毛方法では脱毛効果を得られない白髪の方にも永久脱毛が期待できるなど、メリットが多いです。

最大のデメリットは、やはり痛みです。

「麻酔なしでは耐えられない」という声もあるほどの痛みを、毛穴一つ一つにアプローチする施術のため、長時間耐えなければなりません

1時間でお手入れできる毛の本数は約600本と言われていますので、両脇約3600本のお手入れで6時間かかることになります。

さらに、ニードル脱毛は費用が一番高い脱毛方法でもあります。

毛の本数やお手入れ時間にも左右されますが、全身脱毛で100万円ほどかかるとも言われているため、脱毛方法の中では一番ハードルの高い施術になっています。

痛みが強い医療脱毛「熱破壊式」

医療脱毛の照射方法の一つである熱破壊式は、発毛組織を破壊する方法でメラニン色素にしっかり反応するので、太く濃い毛に対して短期間で効果を感じられるのがメリットです。

薄い毛への脱毛効果が低いことや、瞬間的ではありますが、痛みを感じやすいのがデメリットと言えます。

痛みが少ない医療脱毛「蓄熱式」

医療脱毛の照射方法2種類目は、蓄熱式です。

蓄熱式の医療脱毛は、毛根より少し上にあるバジル領域(発毛因子)のみを破壊します。

低出力で脱毛するため、同じ医療脱毛である熱破壊式と比べて痛みを感じにくいのがメリットですが、効果をすぐに感じられないのがデメリットと言えます。

肌に優しく痛みも感じにくい光脱毛

光脱毛は、光による照射で脱毛を行います。

照射時の温度は約60〜70℃で、医療レーザーよりも低い出力で照射を行います。

組織に与えるダメージが少なく痛みも感じにくいため、脱毛の痛みを心配している方にはおすすめの脱毛方法です。

肌に優しく痛みが少ないのがメリットですが、医療脱毛より受けられる場所も多く、予約が取りやすいのもメリットと言えます。

せっかく脱毛をするなら、毛周期に合わせた予約で効率良く脱毛をしたいですよね。

1回当たりの料金が医療脱毛よりも安いので、学生でも気軽に受けられるのもメリットです。

デメリットは、効果が緩やかにしか感じられないことです。

最近では脱毛回数無制限のサロンや、価格がリーズナブルで通いやすいセルフ脱毛サロンも人気があります。

毛が気になったらすぐに通えるプランを探すのもおすすめですよ。

参考 【最新版】セルフ脱毛サロンを徹底調査!口コミやメリット・デメリットを紹介datsumo

痛みは脱毛効果の証?

脱毛は、痛い方が効果が出やすいです。

脱毛の痛みはレーザーや熱の照射によって、メラニン色素に反応して生じます。

毛の黒いメラニン色素に反応して痛みを感じるので、痛みを感じるということはムダ毛の毛根にアプローチできていると言い換えることができます。

医療レーザーやニードル脱毛は、毛根への出力が強い脱毛方法となるため、痛みも強くなります。

脱毛は根気よく通うのがポイントです。照射出力を下げて施術を行える脱毛サロンもありますので、痛みに弱い方は相談してみてくださいね。

痛みが少ない光脱毛は効果がない?メリット・デメリット

「脱毛は痛い方が効果が出やすい」と言われることが多いですが、痛みが少ない光脱毛は効果がないのでしょうか。

光脱毛に永久脱毛の効果はありませんが、永久脱毛も「死ぬまで一生生えてこない」とは一概に言い切れません。

ホルモンバランスの崩れや照射漏れで生えてくる可能性は、どちらにせよ十分あり得ます。

光脱毛にも種類があり、脱毛効果の出やすい毛質が異なるため、自分にあったサロンを選ぶことが大切です。

光脱毛には、主に「IPL脱毛」「SHR脱毛」「SSC脱毛」「HHR脱毛」の4種類があります。

それぞれのメリットやデメリットについて、詳しく解説します。

IPL脱毛は人気のVIO・脇をメインに脱毛したい方におすすめ

IPL脱毛はメラニン色素に反応して脱毛を行うため、黒く濃い毛への効果が強いのがメリットです。また、広範囲に照射できるため、施術時間が短く済みます

ただし、黒いメラニン色素に反応するため、肌の黒い方や日焼けをしている方は照射を断られることもあります

また、メラニン色素に反応する施術のため、産毛にはあまり効果が得られないことや、光脱毛の中では比較的痛みが強いのもデメリットと言えます。

SHR脱毛は日焼けをしている人や肌の色が黒い方におすすめ

SHR脱毛は、これまでの脱毛方法に多い毛根のメラニン色素を狙う方式ではないため、日焼けをしている人や肌の黒い人でも施術が受けられ、産毛などの色素の薄い毛にも効果があります

毛周期に関係なくお手入れできるので、最短半年で脱毛を卒業できるのも嬉しいメリットです。冷却ジェルを塗る必要もないので、冬場の寒い時期の脱毛からも解放されます。

ただ、最新方式のため取り扱いのある店舗が少なく、利用しにくいのがデメリットです。

SSC脱毛は脱毛しながら美肌も目指したい方におすすめ

SSC脱毛の最大のメリットは肌への負担が少なく、施術の際にジェルの上から照射するため、光が肌に直接当たらず感じる痛みも少ないです。

また、そのジェルには抑毛効果だけでなく美容効果もあり、毛穴の引き締めや黒ずみの改善にも効果が得られます

しかし、美容効果のためとはいえ冬場のジェルは体が冷えるため、ジェルが苦手な方にはデメリットになります。

また、痛みが少ないため効果が感じにくいことや、採用するサロンが少ないこともデメリットと言えます。

HHR脱毛はIPL脱毛とSHR脱毛の良いとこどり!

HHR脱毛のメリットは、濃い毛にも薄い毛にも対応できることです。全ての肌質に対応でき、痛みが少なく、毛周期に関係なく施術できるのがメリットと言えます。

冷却ジェルではなくホットジェルを使用するので、冷たいジェルが苦手な方にとっても嬉しいポイントです。

しかし、あらゆる毛質に対応し、照射出力も低いため、効果を感じにくいのがデメリットです。また、導入サロンが少なく、料金の相場が分かりにくいのもデメリットと言えます。

痛みを感じやすい人って?

脱毛の痛みは脱毛する部位や脱毛方法によっても異なりますし、感じ方にも個人差があります。

その中でも敏感肌の人・肌の色が黒い人や日焼けをしている人・毛深い人は、痛みを感じやすいです。

敏感肌の人

敏感肌は普通の肌と比べて皮膚のバリア機能が低下し、刺激を受けやすい状態を指します。

脱毛のような強い刺激を受けると、痛みを強く感じやすいです。

また、乾燥や寝不足などの生活習慣の乱れによって起こる肌荒れも、脱毛の痛みを感じる原因になります。

肌の色が黒い人や日焼けをしている人

レーザーや光脱毛はメラニンに反応するため、肌の色が黒い人や日焼けをしている肌にも反応してしまいます。

ライトやレーザーの熱が肌全体に反応してしまうので、火傷のリスクが高いです。

肌の色が黒い方はメラニン色素に反応しない蓄熱式の脱毛方法を選ぶと、痛みが少なく脱毛が受けられます。

脱毛前後の日焼けは、脱毛を受けられない場合があるため注意が必要です。

毛深い人

脱毛の痛みは毛の黒いメラニン色素に反応しているため、毛深い人は強い痛みを感じやすいです。

脱毛回数を増やすほど毛量は減っていくため、徐々に痛みは少なくなっていきます

日頃のケアでも改善可能!脱毛時の痛みを軽減する方法

多くの場合は1回目の施術より、毛量の減った2回目以降の方が強い照射出力で脱毛を行います。

脱毛回数が増えるに従って毛量も減っていくため、基本的に痛みは軽減されますが、それでも痛みに耐えられない場合は以下の方法を試してみてください。

  • 保湿ケアをしっかりと行い、肌を乾燥させない
  • ホルモンバランスが崩れる生理前後を避ける
  • 肌を傷つけないようカミソリは使用せず、電動シェーバーを使う
  • 施術者に照射パワーを調整してもらう
  • 医療脱毛の場合は、麻酔クリーム・笑気麻酔を処方してもらう

乾燥している肌や敏感な肌は痛みを感じやすいので、施術を受ける前は肌のコンディションを整えましょう。

生理前後はホルモンバランスを崩しやすく、肌が荒れてしまう可能性も高いです。

ニキビなどがひどい場合はその箇所を避けて施術する必要もありますので、生理前後の肌荒れしやすい時期は照射を避けるのが無難です。

また、医療脱毛であれば麻酔を処方してもらえます。

耐えられない場合は無理をせず、施術者に麻酔の使用を相談してみましょう。

脱毛後の痛み対策にやっておきたいアフターケア

脱毛前のケアも大切ですが、脱毛後のケアも重要です。

アフターケアを徹底すれば脱毛後の痛み対策はもちろん、脱毛効果が得られやすくなります

  • 徹底的な保湿を心がける
  • 紫外線対策をする
  • 炎症ケアをする
  • 体温を上昇させる運動などを避ける
  • 肌を擦らない
  • 脱毛後に予防接種を受けない

脱毛後に必要なケアは、上記の通りです。

詳しく解説していきますので、アフターケアの参考にしてください。

徹底的な保湿で脱毛効果を高める

脱毛後の肌は、脱毛のダメージを受けて非常に乾燥しやすい状態になっています。

普段のスキンケア以上に、入念な保湿をするよう心がけてください。

保湿をして肌の状態を整えておけば、毛周期のサイクルも整います。

より高い脱毛効果を得るためにも、普段から肌の保湿を心がけましょう。

MEMO
入念な保湿は脱毛後の痛み対策になり、脱毛効果も高める

紫外線対策をする

脱毛後の肌はバリア機能が低下しているため、日焼けの影響を受けやすくなっています

日焼けはシミや色素沈着の原因になり、次回の脱毛でメラニンの反応を受けやすくなるため、痛みに繋がってしまいます。

日焼け止めはもちろん、日傘や帽子などを併用して対策するのがおすすめです。

炎症ケアをする

脱毛後の肌は、赤みや炎症を起こしやすい状態になっています。

赤みや炎症が起こった場合は掻いたりせず、冷たいタオルや化粧水で冷やすようにしてください。

炎症止めの軟膏やクリームを処方してくれるクリニックもあるので、気になる方は相談するのも良いです。

体温の上昇を避ける

脱毛後は肌がほてっているため、赤みやかゆみを感じやすくなっています

対応の上昇する運動や、飲酒は控えるようにしてください。

入浴の際も熱いお湯を避け、湯船に浸かるのは控えましょう。

肌を擦らない

脱毛後の肌は敏感な状態になっているため、肌への摩擦で肌トラブルを起こしやすいです。

タオルで体を拭く際は擦らず優しく押し当てるようにし、締め付けのないゆったり過ごせる服を着ましょう。

脱毛後に予防接種は受けない

脱毛後の肌はバリア機能が低下したデリケートな状態となっているため、肌の赤みや肌トラブルなどの刺激を受けやすいです。

脱毛後の予防接種は控えるように呼びかけているサロンも多くありますので、確認してからスケジュールを組むのがおすすめです。

まとめ

  • 脱毛による痛みの感じ方には個人差がある
  • 脱毛部位や脱毛方法によっても痛みは異なる
  • 痛みを強く感じる部位はVIO・脇・顔
  • 最も効果の得られる脱毛方法はニードル脱毛だが、痛みが強い
  • 光脱毛は痛みを感じにくいため、痛みに弱い方におすすめ
  • 光脱毛にも種類があり、脱毛効果の出やすい毛質が異なる
  • 敏感肌・肌の黒い人・日焼けをしている人・毛深い人は痛みを感じやすい
  • 日頃のケアでも脱毛時の痛みを軽減できる
  • アフターケアは脱毛後の痛みを軽減し、脱毛効果を高める

脱毛は、熱によって毛根にダメージを与えることで脱毛効果を発揮します。

脱毛による痛みはゼロではありませんが、脱毛で「自分の肌に自信が持てるようになった」「肌見せするおしゃれを楽しめるようになった」という声も多くあります。

脱毛時の痛みは、普段のケアでも軽減できます。

痛みを心配して脱毛に尻込みしている方は、今回紹介した脱毛時の痛みを軽減する方法も試してみてください。

痛みの感じにくい脱毛機を選んだり照射出力を調整したりして、脱毛の痛みとうまく付き合っていきましょう。

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