ピンセットで脱毛をすると永久に毛が生えてこなくなる?
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
結論、ピンセットで脱毛をしても永久に脱毛することはできません。
なぜなのか、後ほど詳しく解説いたします。
本記事ではピンセットで脱毛しても永久脱毛できない理由や、ピンセットでの脱毛について詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
ピンセットで脱毛をしても永久に脱毛することはできない
ピンセットで脱毛をしても永久に脱毛をすることはできません。
ピンセットで脱毛をすれば毛根は死ぬ、いつか毛が生えてこなくなるということを聞いたことがある人も多いでしょう。しかし、実際そういった事実はありません。
なぜなら、毛は毛根がなくなっても毛を作り出す細胞がある限り、再発するからです。
つまり、ピンセットで脱毛をしても時間が経つと再び毛が生え始めます。
永久に脱毛をしたいなら脱毛サロンやクリニックに通うことで可能です。
自己処理では永久には脱毛できないことを覚えておきましょう。
ピンセットで脱毛するメリット
手軽に毛を抜くことができるためピンセットで自己処理を行っている人多いですよね。
ピンセットによる自己処理のメリットについて解説します。
- 毛根から抜くことができるため毛穴が目立ちにくい
- カミソリなどより脱毛効果が高い
- お金がかからない
ピンセットによる自己処理のメリットは3つ。
1つずつ解説していきます。
毛根から抜くことができるため毛穴が目立ちにくい
ピンセットを使用して脱毛を行うと毛根から毛を抜くことができます。
そのため脱毛後は毛穴が目立ちにくくきれいに見えます。
カミソリによる自己処理をしている人も多いですが、カミソリは肌表面のみ毛を剃ることができ、毛根から剃ることはできないので毛穴に毛が残って見えることがあります。
しかし、ピンセットでは毛根から抜けることから毛の濃い部分などで使用する人が多いでしょう。
カミソリなどより脱毛効果が高い
先述した通り、ピンセットは毛根から抜くことができます。そのため脱毛効果も高くなります。
カミソリなどの自己処理では次の日には生え始めていることもあるのではないでしょうか。しかし、ピンセットで脱毛をすると一時的に毛が生えてこなくなります。
毎日自己処理を行うのはとても面倒ですよね。そんな時にピンセットが役に立つことも。
お金がかからない
ピンセットは100円ショップでも購入することが可能です。そのため安価で手軽に購入できることから便利性が高いです。
脱毛サロンやクリニックに通うにはお金がかかり、金銭面で余裕がない人はピンセットで満足する人も多いでしょう。
メリットがあり脱毛効果も高くて良い!と思いがちのピンセットでの自己処理ですが、実は危険な方法なのです。
そのためピンセットでの自己処理はおすすめできません。なぜなのでしょうか?
次章で解説いたします。
ピンセットで脱毛はNG!その理由は?
実はピンセットで脱毛はNGなんです。
前章でメリットを紹介し、ピンセットの脱毛には良いこともありますがそれ以上に肌に負担がかかってしまう方法です。
ピンセットで脱毛してはいけない理由は5つ。
- 毛穴や毛根が傷つく
- 色素沈着する可能性
- 毛周期が乱れ脱毛効果が半減
- 埋没毛を引き起こす可能性
- 毛嚢炎を引き起こす可能性
1つずつ解説していきます。
毛穴や毛根が傷つく
ピンセットで毛を抜くと、毛穴や毛根に傷がついてしまいます。
肌に負担がかかり、大きなダメージを与えてしまいます。
また、出血をしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
色素沈着する可能性
ピンセットで毛を抜くと色素沈着が起こる可能性があります。
なぜなら、毛を抜いて肌にダメージを与えると皮膚はメラニン色素を作り出して肌を守ろうとするからです。そのため、メラニン色素が増えることで色素沈着に繋がってしまうのです。
色素沈着を引き起こすと肌がきれいに見えなくなってしまうことがあります。
毛周期が乱れ脱毛効果が半減
ピンセットを使用して毛を抜くと毛周期が乱れてしまいます。
毛周期とは毛のサイクルのことであり、成長期、退行期、休止期に分けられます。
- 成長期…毛が生えそろうために伸びている期間
- 退行期…毛が抜け落ちる期間
- 休止期…毛が生える準備をする期間
脱毛をしている場合、この成長期の期間に照射を行うと効果が高くなると言われています。
逆に退行期や休止期に脱毛を行うと効果が半減してしまいます。
毛周期は人によって異なることがありますが、だいたい平均サイクルは2ヶ月です。
しかし、ピンセットで毛を抜くとこの毛周期が乱れてしまい、本来成長期であるはずの毛が休止期などで脱毛効果が半減する可能性が高いのです。
埋没毛を引き起こす可能性
埋没毛とは毛が皮膚の表面に出てこず、皮膚の下で成長している状態のことを言います。
表面に出てこれないだけでなく、周りが黒ずんでしまったり赤みが出てしまうこともあります。
埋没毛ができる原因としてはピンセットで毛を抜くと無理に毛を引っ張るため同時に皮膚も引き取られてしまうことがあります。そうすると皮膚は肌を守るために角質層を厚くし、埋没毛が起こってしまうのです。
埋没毛ができてしまったら無理に抜いてしまうとさらに肌に負担をかけてしまうので、無理に抜かないようにしましょう。
毛嚢炎を引き起こす可能性
毛嚢炎とはニキビと似たような吹き出物です。
ニキビと似ているためニキビと勘違いしてしまうことが多いですが、原因菌のが異なり全く別の症状です。
ニキビの原因菌はアクネ菌、毛嚢炎の原因菌はブドウ球菌です。
毛嚢炎がはキズから感染してしまうことがあります。
ピンセットでの毛抜きは毛穴を傷つけやすく時に出血を伴うことがあるので、その時に感染してしまう可能性が高いでしょう。
毛嚢炎ができてしまったら、患部を清潔に保つようにしましょう。
薬を塗る時はニキ用の薬は効果がないので塗らないように注意してください。
購入する際は薬剤師の人に相談をしましょう。
脱毛前や脱毛後にピンセットを使用しても問題ない?
脱毛前と脱毛後にピンセットを使用して自己処理をするとどうなるのでしょうか。
脱毛前
まず、脱毛レーザーは毛の黒いメラニン色素に反応して熱を与え、毛根を破壊していきます。
脱毛前にピンセットで毛を抜いてしまうと毛根から抜けてしまうため、黒いメラニン色素がなくなりレーザーが反応しません。つまり、全く効果がなくなってしまうのです。
脱毛前は電気シェーバーで自己処理をすることがおすすめです。
脱毛後
脱毛後もピンセットを使用してはいけません。
なぜなら、脱毛後の肌は大きなダメージを受けているため、ピンセットで毛を抜くとさらにダメージが与えられてしまうからです。
前章で解説したようにピンセットで毛抜きをしてしまうと毛周期が乱れてしまいます。
脱毛中は毛周期が乱れてしまうと脱毛効果が半減してしまうので、次の施術で効果がなくなってしまう可能性があります。
また、毛嚢炎や埋没毛にもなりやすく、このような炎症を起こしてしまうと施術を断られてしまう可能性があるでしょう。
ピンセットは脱毛前や脱毛後はもちろん、普段の自己処理から使用を控えるようにしてください。
脱毛期間中の正しい自己処理方法と注意点
ピンセットはNGと解説いたしまいしたが、では正しい自己処理方法とはどういったものなのか。
注意点とともに解説いたします。
無理に自己処理を行わない
脱毛期間中は無理に自己処理を行わないことが一番です。
自己処理は肌に負担をかけてしまいます。特に脱毛後は肌が敏感なため肌が傷つきやすいです。そのため、自己処理をしてしまうと肌に炎症が起こったりする可能性が高くなります。
なるべく毛が自然に抜け落ちるのを待ち、必要がなとき以外は自己処理を行わないことがおすすめです。
そうすると肌に負担がかからず脱毛効果もより高まるでしょう。
電気シェーバーを利用する
自己処理を行う時は電気シェーバーの使用がおすすめです。
電気シェーバーは刃が肌に当たることがないので肌に優しく、傷つくことがありません。
カミソリを使用して自己処理を行う方も多いですが、カミソリは肌表面の角質まで削ぎ落してしまうので肌に負担がかかります。
そのため、自己処理を行う際は電気シェーバーを利用しましょう。
また、脱毛後に自己処理を行う場合は照射から1週間が経過してから自己処理をしてください。
日焼けに注意する
脱毛期間中は日焼けに注意しましょう。日焼けは肌に大きなダメージです。
脱毛後は肌がレーザーによって熱を帯びている状態なのでさらに日焼けをしてしまうと、火傷のリスクが高まります。逆に脱毛前も日焼けをしてしまうと、脱毛時のレーザーによって火傷をしてしまうリスクが高くなります。
そのため、日焼け対策を必ず行うようにしましょう。
冬でも紫外線はあるので、1年中対策をするようにしてください。
アルコールは控える
アルコールを飲むと体温が上昇します。
体温が上昇すると肌荒れやかゆみの原因に繋がります。脱毛後は体内に熱がこもっているのでさらに体温を上昇させてしまわないように気を付けましょう。
当日はアルコールを控えるようにしてくだい。肌をきれいにしたい場合は数日はアルコールを控えるようにしましょう。
入浴は避ける
アルコールを飲むのと同様入浴も体温が上昇します。
シャワーのみだけにし、湯船には浸からないようにしてください。体内に熱がこもっているのでクールダウンさせてあげましょう。
身体を洗う時はゴシゴシ洗わず手で優しく撫でるように洗いましょう。
念入りに保湿を行う
脱毛後の保湿はとても大切です。
脱毛レーザーによって熱を帯びた肌は乾燥をしています。
乾燥したままでは肌荒れや肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。
また、保湿を行えば脱毛効果も高まり毛が抜け落ちやすくなりますよ。
そのため、念入りに保湿を行うようにしましょう。
毎日朝晩、1日2回保湿をするのがおすすめです。忙しい方はお風呂上りだけでも保湿を行うようにしましょう。
参考 脱毛の方法はなにがある?自宅でできる方法も紹介!datsumo
永久に脱毛するなら脱毛クリニックに通おう
永久に脱毛したいと考えているなら脱毛クリニックがおすすめです。
脱毛サロンとクリニックの違いなどについて説明していきます。
脱毛サロンとクリニックの違い
脱毛サロン
脱毛サロンは光脱毛や美容脱毛と呼ばれている脱毛で、レーザーによって毛根を弱らせます。
効果としては減毛効果が期待できます。
痛みが弱く料金も安いのが人気のポイントです。また、レーザーの種類によって美肌効果があるので女性にとっては嬉しいですね。
施術の回数はツルツルを目指すなら12回~18回と多く、期間も2~3年要します。
光脱毛や美容脱毛では永久脱毛が目指せないので注意が必要です。
しかし、脱毛サロンでは様々なキャンペーンを行っています。
街中や交通機関などで広告を見る方も多いのではないでしょうか。
リーズナブルに通えるので学生さんにもおすすめです。
脱毛クリニック
脱毛クリニックは医療脱毛を行えるクリニックで、医療脱毛は医療機関のみで可能な脱毛です。
医療レーザーは毛根を死滅させることができるため、永久脱毛を目指すことができます。
また、医師が常駐しているため、何か肌トラブルが起きてもすぐに相談が可能です。
回数は6回~10回でツルツルを目指すことができます。期間は1年~1年半と脱毛サロンより短い期間で高い効果を実感できます。
その分痛みも強いので痛みが苦手な人は注意が必要です。
麻酔を使用することも可能なので事前にクリニックで確認をしましょう。
- 光脱毛…レーザーによって毛根を弱らせていく脱毛(永久脱毛不可)
- 医療脱毛…レーザーによって毛根を破壊する脱毛(永久脱毛可)
参考 医療脱毛の施術方法|エステ脱毛との違いもあわせて紹介datsumo
永久脱毛を目指せるのは脱毛クリニック
永久脱毛を目指すなら脱毛クリニックへ行きましょう。
永久脱毛を行えば、自己処理が不要になるので楽になり、さらに自己処理による肌へのダメージがなくなるので肌をきれいにすることができます。
脱毛サロンでは毛根を死滅させることはできないため、永久脱毛を目指すことはできません。
しかし、それぞれ特徴が異なるので自分に合った脱毛方法を選ぶことが大切です。
まとめ
ピンセットを使っての毛抜きで永久脱毛できるか解説いたしました。
- ピンセットで永久脱毛することはできない
- ピンセットで自己処理を行うのはNG
- ピンセットで自己処理をすると毛周期の乱れや炎症を引き起こす
- 永久脱毛したいなら脱毛クリニックがおすすめ
本記事を参考にピンセットでの自己処理は控えましょう。
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