高校生になると、ホルモンバランスの変化で身体にさまざまな変化が訪れます。
多くの人が陰毛やワキ毛などのムダ毛が気になり悩みやすくなるのも、代表的な変化の1つ。
そこで本記事では、なかなか人に聞きづらいアンダーヘアのお手入れ方法について解説し、脱毛のメリットとデメリットを解説していきます。
修学旅行など、友達とお風呂に入るときも自信を持って過ごせるように、お手入れ方法をマスターしていきましょう。
陰毛が生えてくるタイミング
「高校生になる前からボーボーだけど、これっておかしいのかな?」「みんなより毛量多いかも…。」と悩んでいる人は決して少なくありません。
そもそもアンダーヘアがいつから、どのくらい生えてくるのかについてお伝えしていきますね。
大体11歳くらいから生えはじめる
アンダーヘアが生えはじめる時期は、11歳くらいが平均といわれています。
思春期になれば胸のふくらみや、陰毛やワキ毛が生えはじめるなど身体に変化が現れるでしょう。
思春期のはじまりは、女の子であれば8〜10歳といわれており、男の子より1年早い傾向があります。
思春期や身体の変化が起きるタイミングは個人差があり人と違って当然で、アンダーヘアが早く生えはじめたとしてもおかしくはありません。
約2〜3年で生えそろう
生えはじめてから約2〜3年の月日をかけて、アンダーヘアは生えそろうでしょう。
一般的に生えはじめの頃は、細くてやわらかい毛がまだらに生えてきます。
月日が経過していくと、だんだんと毛量が増えていき、毛も濃く縮れるようになっていくでしょう。
生えはじめる時期と同じように、遺伝やホルモンバランスなどさまざまな原因によって毛量や毛の濃さ、生え方も個人差が生じてきます。
毛量が多くて気になっている人は、お手入れでキレイに整えることができるので、自分にとってちょうどいいアンダーヘアに処理していくことがおすすめですよ。
陰毛の適切な自己処理方法
成長期は肌が敏感になりやすく、お手入れ方法によっては肌がひどく荒れ、赤みなどの炎症が発生してしまうので肌に優しく正しいやり方で処理することが大切です。
お手入れ前後に気をつけておきたいこと、そして自己処理方法の中でも、比較的安く入手できて扱いやすいアイテムについて解説していきますね。
自己処理前にやっておくこと
まずアンダーヘアの自己処理を始める前に、肌に優しくスムーズな処理をするためにやっておきたいポイントが以下の通りです。
毛の長さを整えておく
もしアンダーヘアが長い場合は、ハサミなどで長さを整えておくといいでしょう。
適度な長さではない場合、処理方法によってはムダ毛が残ってしまう可能性があるからです。
処理アイテムにより適切な長さは異なりますが、2cm以内の長さまで短くしておくことをおすすめします。
肌を温めて毛をやわらかくしておく
肌が乾燥している状態だと肌の負担が大きくなり、毛も引っかかりやすくなります。
蒸しタオルなどで温めて毛をやわらかくするか、シャワーを浴びた後に肌が少し冷えて落ち着いたときに処理するといいでしょう。
自己処理アイテム別のやり方と注意点
アンダーヘアの自己処理アイテムごとの正しい使用方法と、気をつけておきたいポイントが以下の通りです。
カミソリ
アンダーヘアなど、ムダ毛のお手入れ方法で1番使用されているカミソリ。安いもので300円ほど、高くても2000円前後で購入できます。
使用方法としては、毛の流れにそって肌の上を滑らせるようにカミソリを動かし、IとO部分は粘膜を傷つけないように内から外にそっていきます。
粘膜近くは見えづらいので、明るいところで鏡を使用しながら処理していくといいですよ。
デリケートゾーンは毛細血管が集中し、皮膚が薄く敏感な部分なので誤って肌を傷つけないように注意してくださいね。
電気シェーバー
肌に優しめの処理方法である電気シェーバー。価格としては2000〜4000円くらいが相場でしょう。
毛をそる役割の内刃の上にカバーがついているため、刃が直接肌に触れず安全です。
電気シェーバーを肌と垂直になるようにあて、毛流れと同じ方向に動かしていきます。
アンダーヘアをそると切断面がするどくなりチクチクしやすいので、毛を整えるトリマー付きシェーバーまたは熱で毛を切るヒートカッターを使うといいでしょう。
脱毛テープ(脱毛ワックスシート)
脱毛テープは脱毛ワックスシートともいわれており、ドラッグストアやネットで手軽に購入することができます。
脱毛テープは手のひらサイズ14枚入りで1000円以内ほどなので、安く感じる人もいるのではないでしょうか。
肌に貼って引きはがすだけで脱毛できて簡単ですが、引きはがす行為はかなり痛みやすく、肌に負担をかけやすいのでVIO用のものか肌に優しい敏感肌用などを使ってみるといいでしょう。
ブラジリアンワックスより粘着力が弱いものが多いですが、ワックスを温めるなど手間がかからず、価格も安いのでおすすめですよ。
脱毛テープを使ってみたい人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
参考 脱毛テープって痛い?肌への負担が気になる人におすすめの脱毛方法セルフ脱毛メディアdatsumo
除毛クリーム
毛のタンパク質を溶かす成分が入ったクリームを肌に塗って除毛する方法です。
入浴中に塗って、そのままシャワーで流せるためお手入れにも取り入れやすいアイテム。
基本的に除毛クリームは肌の表面に出ている毛を溶かします。根こそぎ処理したいかもしれませんが、肌に塗りこむのは肌トラブルのもとになるのでやめておきましょう。
自己処理の後にすること
自己処理後のケアも肌のために重要なので、以下を意識しておこなってくださいね。
丁寧な保湿をする
自己処理後の肌は基本的にダメージを受けており、乾燥しやすい状態です。
自分の肌に合った化粧水や保湿クリームを使い、優しく丁寧に保湿していきましょう。
日中は肌の刺激になりやすい紫外線対策として、日焼け止めクリームなど使用し肌を守るように心がけることが大切です。
肌トラブルが起きひどい場合は皮膚科に相談する
思春期から青年期にかけてはホルモンバランスの変化によって、すでに肌荒れしやすい状態です。
そこでより肌の負担になりやすい自己処理を頻繁にしてしまうと、誤ってできた傷から菌が入ったり、赤みなどの炎症が出てしまったりする恐れがあります。
肌トラブルが起きた場合は、皮膚科で適切な薬を処方してもらえるので相談してみるのもいいかもしれません。
高校生が脱毛するメリット
自己処理は頻繁におこなう分、肌トラブルになるリスクが高いため、ムダ毛や肌トラブルに悩まずキレイな肌にしたいと脱毛をする高校生も少なくありません。
とはいえ「脱毛は高そう…。」「部活や課題で忙しいし、脱毛って時間がかかるイメージ。」と考える人は多いでしょう。
こうしたお悩みを解決するような脱毛のメリットをお伝えしていきますね。
学割で安く脱毛できる場合がある
高校生の場合、多くのサロンで学割を利用することができます。脱毛部位によりますが、基本的に数万円から数十万円かかることが多いでしょう。
学割を利用することで10%〜30%程度の割引が適用される傾向があるため、社会人になってから通い出すよりもお得に脱毛することができます。
脱毛の種類としてサロン脱毛と医療脱毛がありますが、安く脱毛したい人にはサロン脱毛が適しているでしょう。
学割は学生のうちしか使えないので、利用し早めに脱毛しておくのもいいかもしれません。
予約とスケジュールを合わせやすい
脱毛は数回通うことで、効果を実感しやすくなります。最初に契約した後は脱毛した日に次回の予約をとるか、自分で後日ネットや電話で予約をとるスタイル。
脱毛サロンでは営業時間が21時までやっているところや、24時間好きなときに好きなだけセルフで脱毛できるところもあります。
授業が早く終わったときや部活が休みのときに、予約を取っておいて効率よくムダ毛をキレイにしていくことができますよ。
参考 セルフ脱毛の特徴や手順!脱毛する部位別に照射の手順も解説!セルフ脱毛メディアdatsumo
将来的にもムダ毛を気にせずキレイな肌になる
脱毛すると自己処理の回数が減り、肌ダメージが軽減されキレイな肌になりやすいです。
高校生など早いうちから始めておくことで、自己処理によるダメージが蓄積せずに将来的にも肌がつるつるな状態を維持できますよ。
肌に優しく自己処理を楽にしたいならサロン脱毛、費用が高くても早く脱毛完了させてつるつるにしたい人には、医療脱毛がおすすめです。
高校生が脱毛するデメリット
高校生の脱毛はメリットとともに、やはり以下のようなデメリットも生じてきます。
脱毛の契約には保護者の同意が必要
未成年の人が脱毛を契約するには、親権者の同意が必要になります。基本的に同意書をサロンやクリニックに提出すれば脱毛が可能です。
もし親などの保護者から同意を得られなければ、サロンやクリニックでの脱毛ができません。
サロンやクリニックの中には親権者の同席や、同席できない場合は確認の電話などの手続きをとるところもあるでしょう。
脱毛による肌トラブルリスクがある
頻繁な自己処理より発生する確率は少ないですが、脱毛にも肌トラブルのリスクはあります。
脱毛のとき痛みが出やすく、特にワキやVIOは毛が濃く皮膚が薄い部分なので痛みが強いことが多いです。
さらに脱毛後は肌に熱を持った状態で乾燥しているので、紫外線や摩擦などもダメージになり炎症を起こしやすいでしょう。
肌の状態には個人差がありますが、高校生の時期は肌荒れしやすいので、さらにひどくなるリスクも考えられます。
刺激が少ないスキンケアで肌のお手入れをこまめにおこなうことが重要です。
日焼けしていると基本的に脱毛ができない
多くのサロンやクリニックでは、毛の黒いメラニン色素に反応するライトやレーザーを照射して脱毛しています。
日焼けして黒くなった肌にも反応してしまうため、基本的に通学や部活などで長時間外にいて黒く日焼けをしてしまったら脱毛はできません。
しかし、サロンのSHR脱毛方式やクリニックのニードル脱毛ならメラニン色素に反応しないため、日焼け肌でも脱毛ができるところもあります。
ただし日焼けしてすぐの赤みを帯びてヒリヒリしている状態であれば、肌の負担が重くなるので脱毛は避け治ってから脱毛をしましょう。
参考 うっかり日焼けした後のヒリヒリ感・皮むけを早く治す方法と予防!セルフ脱毛メディアdatsumo
高校生でもできれば陰毛も脱毛がおすすめ
親の同意が得られないなどいろいろな事情で脱毛ができない人もいるでしょう。
高校生の間、アンダーヘアは自己処理だけで頑張るという場合は、ハサミとトリマー付き電気シェーバーで整えていくことがおすすめですよ。
気になりやすいアンダーヘアは可能であれば、脱毛するのがおすすめな理由は以下の通りです。
肌に刺激が強い自己処理を繰り返すと黒ずみにつながる
肌ダメージを与えやすいカミソリや脱毛テープなど自己処理を繰り返していると、黒ずみなどの色素沈着を起こしやすいです。
デリケートゾーンが黒くなってから、肌を元の状態へ戻そうとすることにも手間をとってしまう可能性も。
また、カミソリなどの自己処理だとカミソリ負けや深ぞり、チクチクするなど肌トラブルが起こりやすく、すぐ生えてくるムダ毛に悩まされる期間が長く続きます。
脱毛することで、リスクが大きい自己処理から解放され快適に過ごすことができるでしょう。
キレイに整えることができるため清潔で自信が持てる
脱毛で自己処理よりも毛量が少なく、毛質も細くやわらかい状態になるなどキレイに整いやすくなり、清潔な状態を保つことができます。
アンダーヘアは長いままだと、雑菌が繁殖しやすくなるのでこまめなお手入れが必要ですが、脱毛によりキレイな状態を長く維持できるでしょう。
さらに、生え始めた陰毛も、学校行事や友達とプールに遊びに行くときなどに下着や水着からはみ出してないか気になってしまった経験があるという人は多いです。
そんなときにも自信を持っていられるため、悩んでいる場合はできるだけ早いうちに脱毛するのをおすすめします。
まとめ
- 陰毛は11歳くらいから生え始めて2〜3年で生えそろう
- 生えはじめるタイミングや毛量・毛質は個人差がある
- 自己処理では肌の負担が少ない電気シェーバーがおすすめ
- 脱毛のとき学割が適用される場合がある
- 高校生のときに脱毛しておくと早い段階でムダ毛の処理が楽になる
- 脱毛には保護者の同意が必要
- 学校行事や部活で日焼けしたら基本的に脱毛できない
- 高校生のうちに脱毛しておくこともおすすめ
高校生の陰毛などのムダ毛処理は、さらに肌ダメージを与えないようなできるだけ肌に優しい方法を選ぶようにしましょう。可能であれば脱毛を検討して、ふとしたときにムダ毛で焦ることがない学生生活を送ってくださいね。
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