脱毛に興味があるものの、家庭用脱毛器の光脱毛や永久脱毛のレーザー脱毛って体に悪いんじゃないかという心配があり、脱毛に踏み出せないという方もいるのではないでしょうか。
皮膚ガンなどの副作用や内臓へ悪い影響があるのか?光の安全性はどうなのか?など、体への影響があるのなら施術前に知っておきたいかと思います。
家庭用脱毛器を購入し脱毛を始める前に、家庭用脱毛器について正しい情報を知っておくことで、安心して脱毛を進めていくことができます。
そこで今回は、家庭脱毛器を使用すると体に悪いのか、副作用や癌などのリスクはあるのか。また使用する際の注意点や、安全な家庭用脱毛器の選び方についてご説明します。
家庭用脱毛器が体に悪いのか知りたいという方や、安全な家庭用脱毛器の選び方が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
家庭用脱毛器は体に悪い?
家庭用脱毛器が体に悪いのではないかという心配はいりません。
家庭用脱毛器から照射される光による癌作用や副作用は特にないと言われおり、間違った使い方をしなければ特に体に悪い影響はないとわかっています。安心してムダ毛のお手入れを行ってください。
ではなぜ体に悪いと言われているのでしょうか。
その理由は、医療レーザー脱毛や脱毛サロンにおいて、実際にトラブルが起きているからです。トラブルの中には、皮膚科を受診する必要があるほど体に悪い影響が出たという事例もありました。
家庭用脱毛器の多くは脱毛サロンと同じ光脱毛という方法で脱毛を行います。脱毛サロンでの光脱毛で、痛みや火傷など体に悪い影響を及ぼしたという報告があるので、家庭用脱毛器も同じように体に悪いと思われているのようです。
ここからは体に悪いといわれている理由について、詳しく説明していきます。
皮膚がんの危険?
家庭用脱毛器を使用することによる体への悪い影響で、1番心配されているのは皮膚がんではないでしょうか。家庭用脱毛器は照射される光やレーザーを直接皮膚に当てるので、将来的に皮膚がんになってしまうのではないか?と思う方が多いようです。
でもご安心ください。家庭用脱毛器から照射される光やレーザーにより皮膚がんになる危険性はありません。
光脱毛やレーザーで皮膚がんになるかどうかは、すでに研究で明らかになっています。光脱毛やレーザーの照射だけでなく、たとえば脱毛中にやけどをしてしまったとしても、そこから皮膚がんになるということもありません。
また皮膚がんだけではなく、そもそも光脱毛の光に発がん性がないということが研究で明らかになっています。
光脱毛の光が体に悪い影響を与えることはないので、安心して脱毛を行ってください。
家庭用脱毛器でほくろが癌になる?
「ほくろが、がんになる」という話を聞いたことがありませんか?
家庭用脱毛器から照射される光は、ほくろには当ててはいけません。しかしそれは光を照射することにより、がんになるからではありません。
家庭用脱毛器は、毛に含まれるメラニン色素という黒い物質に対して反応し、照射します。そのため黒いほくろがあると過剰に反応してしまい、強い痛みを感じたり、肌トラブルの原因になる可能性があるのです。
ほくろへの照射は避けるべきですが、もし誤って照射してしまってもがんになる心配はありません。
副作用で汗の量が増える?
家庭用脱毛器で脇の脱毛を進めていくと、汗の量が増えたように感じることがあります。
体に悪い副作用なのでは?と心配になるかもしれませんが、それは脱毛による副作用ではなく、脇がツルツルになったためそう感じるだけです。脱毛したからと言って汗の量が増えることはありません。
家庭用脱毛器を使用している最中に汗の量が多く感じる場合は、家庭用脱毛器から照射される強い光を浴びて体温が上昇したことが理由です。
家庭用脱毛器を使用した後に汗の量が多く感じる場合は、脇のムダ毛がなくなったことにより、毛穴から汗が流れ落ちやすくなったことが理由です。
脇のムダ毛を脱毛することにより、雑菌の繁殖を防ぎニオイを軽減したり、常に毛穴を清潔に保てるようになります。家庭用脱毛器の脱毛により体に悪い副作用はなく、メリットが多いです。
内臓に悪い影響?
家庭用脱毛器を使用することにより、炎症が起きたり火傷をして体に悪い影響を与える可能性はありますが、内臓に悪い影響を与える可能性は全くありません。
家庭用脱毛器から照射される光は内臓にまで届くほど強いものではないので、皮膚の表面にしか影響を与えないからです。
内臓に悪い影響を与えることはないので、安心して脱毛を行いましょう。
体に悪い影響が出てしまう理由
正しい使い方をすればほとんど体に悪い影響を与えない家庭用脱毛器ですが、間違った使い方をすると、体に悪い影響を与えてしまう可能性があります。
もちろん正しく使用しているにも関わらず、肌が弱いため体に悪い影響が出てしまう方もいます。しかし家庭用脱毛器で体に悪い影響が出てしまった方のほとんどが脱毛するのが面倒だったり、早く脱毛を終わらせたいという気持ちから、間違った使い方をしてしまう場合が多いようです。
家庭用脱毛器は誰でも安全に脱毛できるように、医療レーザーや脱毛サロンの脱毛器に比べると、照射出力が弱く設定されています。正しい使用方法を守れば、体に悪い影響を与えることなく安全に脱毛を完了できます。
家庭用脱毛器を使用して体に悪い影響が出た場合は、体質を除くと次の理由が考えられます。
- 妊娠中・授乳中・生理中
- 照射レベルを強く設定しすぎた
- 日焼けした肌に使用した
- 決められた使用頻度を守らなかった
- アフターケアを怠った
- VIOラインの施術方法を誤った
ここからは家庭用脱毛器を使用する際の注意点を説明します。
妊娠中・授乳中・生理中
家庭用脱毛器は体に悪いということはありませんが、妊娠中や授乳中、生理中の方は家庭用脱毛器の使用を避けましょう。
使用する家庭用脱毛器の機種によって異なりますが、「妊娠中や授乳中、生理中は使用を避けるように」と注意書きされている機種がほとんどです。妊娠中や授乳中、生理中の期間は、ホルモンバランスが乱れやすくなっているためです。
ホルモンバランスが乱れていると、普段より肌がデリケートな状態になります。そのときに家庭用脱毛器で脱毛を行うと、普段より強い痛みを感じたり、肌トラブルが起こりやすくなります。
ホルモンバランスが乱れやすい妊娠中や授乳中、生理中の方は、家庭用脱毛器の使用は避けるようにしましょう。
照射レベルを強く設定しすぎた
家庭用脱毛器が体に悪いということはありませんが、照射時に発生する痛みはあります。照射レベルは自分で設定する必要があり、照射レベルを強くしすぎると強い痛みを感じたり、火傷などの肌トラブルを起こす可能性があります。
脱毛は、ムダ毛が太く濃い部位ほど強い痛みを感じやすいです。人によって毛の濃さや痛みの感じ方には差がありますが、特にヒゲ・脇・VIOラインなどは太い毛が多く密度も高い部分なので、痛みを強く感じやすい傾向があります。
照射レベルを上げると脱毛の効果も高くなるからと、いきなり強いレベルで照射するのは危険です。脱毛の効果が高くなると同時に、火傷のリスクも高くなってしまうからです。はじめて脱毛する部位は弱いレベルに設定して照射し、痛みの感じ方や肌の様子を観察しながら徐々に照射レベルを上げていきましょう。
また家庭用脱毛器の種類によっても脱毛時に感じる痛みは異なり、一般的にレーザー式の方が強い痛みを感じやすく、フラッシュ式の方が痛みは少ないです。ご自身に合った家庭用脱毛器を選びましょう。
日焼けした肌に使用した
日焼けした肌に照射した場合も、火傷してしまうリスクが高くなります。家庭用脱毛器の照射は黒いものに反応するため、日焼けした肌に照射すると過剰に反応してしまうからです。
安全に脱毛するために、脱毛を行っている期間中はなるべく日焼けしないように心掛け、日焼け止めなどで紫外線対策をしましょう。
決められた使用頻度を守らなかった
家庭用脱毛器は体に悪いということはありませんが、、家庭用脱毛器の強い光を何度も同じ部位に当ててしまうと、かゆみやかぶれなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
家庭用脱毛器の光には毛を薄くする効果がありますが、同時に肌にダメージも与えてしまうからです。
家庭用脱毛器は、毛周期に合わせてお手入れをすることで効果的に脱毛できるので、毎日照射をしてもあまり効果はありません。肌に余計なダメージを与えてしまうだけなので、家庭用脱毛の機種ごとに定められた適切な頻度でお手入れを行いましょう。
アフターケアを怠った
家庭用脱毛器でお手入れしたあとは、冷やしたり保湿するなど、アフターケアを必ず行ってください。脱毛後のお肌は熱をもっており、そのままにしておくと乾燥したり、赤みやかゆみが出るなどの肌トラブルの原因になります。
特に最近では冷却機能が付いている家庭用脱毛器もあり、冷やさなくてもいいと記載されているので冷やさないケースがあります。熱さや痛みを感じた場合は、照射した部分を冷やすようにしてください。
また体に悪い影響を与えないためには、冷やした後に保湿を行うことも大切です。保湿クリームやローションなどで優しく保湿しましょう。
VIOラインの脱毛は注意が必要
家庭用脱毛器の中には、VIOラインや顔の脱毛には使用できない機種が多くあります。購入前によく確認しましょう。
家庭用脱毛器でもクリニックでも、VIOラインの脱毛では特に粘膜に気を付けて施術を行いましょう。Vラインは粘膜が無いので大丈夫ですが、IラインとOラインには粘膜があります。
誤って粘膜に脱毛器の光やレーザーを当ててしまうと、強い痛みを感じてしまうだけでなく、火傷をしやすいです。粘膜が火傷をしてしまうと治りが遅く、皮膚科を受診する必要があります。
ただVIOラインの脱毛は、粘膜さえ気を付けていれば、体にとって悪いということはありません。ムダ毛を処理することで下着や水着選びに困らなくなったり、黒ずみが改善されたり、かゆみやニオイを軽減してくれるなどのメリットがあります。
VIOラインの脱毛は、体に悪いのではなく、むしろ衛生的にも体に良いといえるのでおすすめです。
VIOラインの脱毛は体に悪い影響がないことが分かりましたが、なかなかVIOラインの脱毛に踏み出せないという女性は多いです。VIOラインの脱毛にはメリットとデメリットがあるので、よく知ったうえで脱毛するかどうか考えてみてください。
VIOラインにセルフ脱毛器を使用するポイント!メリット・デメリット
家庭用脱毛器選びのポイント
家庭用脱毛器はさまざまなメーカーからたくさんの機種が販売されています。高いものから安いもの、日本製のもの海外製のものなど、どの家庭用脱毛器を選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
決して安い買い物ではないので、購入してから後悔しないように、事前に家庭用脱毛器を選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。
照射回数(コストパフォーマンス)を確認する
家庭用脱毛器には、それぞれの機種に応じた最大照射回数が設定されています。機種によりますが、だいたい10万~30万回以上の照射が可能になっている家庭用脱毛器がほとんどです。
家庭用脱毛器の1ショットにかかる値段を計算すると、平均して0.5円ほどのわずかな差しかありません。しかし何度も繰り返し使用するので、小さな金額でも最終的には大きな金額の差になります。
家庭用脱毛器を購入する際には照射回数を確認することで、コストパフォーマンスの良い商品を選ぶことができます。
照射口の大きさ
家庭用脱毛器の照射口が小さい場合、照射に時間がかかる上に照射漏れが起きやすく、脱毛の効果を実感するまでに時間もかかります。また照射口が小さいと1度に照射できる面積が狭くなり、同じ範囲の脱毛でも射回数が増えてしまうので、コストパフォーマンスも悪くなります。
照射口が大きい方が照射範囲が広くなり、お手入れにかかる時間を短縮できます。脱毛の負担が少なくて済むので、照射口がなるべく大きいものを選びましょう。
VIOラインや顔にも使用可能か
家庭用脱毛器にはさまざまな種類があるので、機種によっては全身に使えるものもあれば、使用可能な部分が限られている家庭用脱毛器もあります。自分がお手入れしたい部分に使用できるのか、購入前のチェックを忘れずに行ってください。
特にデリケートな部分であるIラインやOライン、顔の上部は、全身の中でも肌トラブルが起こりやすい部分です。そのため、IラインやOラインや顔には使用できないという脱毛器が多いので、家庭用脱毛器でVIOライン全体や顔の脱毛をしたいと考えている方は注意が必要です。
自分がお手入れしたい部分に使用できるのか、購入前のチェックを忘れずに行ってください。
まとめ
- 家庭用脱毛器は正しく使用すれば体に悪い影響を与えることはない
- 間違った使い方をすると火傷や肌トラブルなど体に悪い影響を与える可能性がある
- 購入時には照射回数・照射口の大きさ・使用可能な部位を確認する
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