放置するのが正解!?埋没毛って何?どうすれば治るの?

硬毛化

埋もれ毛と呼ばれている埋没毛、自己処理で取り除くことができないのに黒く透けて見えてしまう厄介な存在。

肌の露出が多い時期だとかなり気になりますよね。

じつはこの埋没毛、放置しておくと自然に改善することがほとんどです

場合によっては治療が必要になることもありますが基本的には日々のスキンケアで予防・改善することができるんです。

本記事はそんな埋没毛の発生原因から対処法まで徹底解説します。4分ほどで読める記事ですのでぜひ目を通してくださいね。

埋没毛の原因とリスクとは

埋没毛とは、皮膚の内部で埋もれてしまった毛のことです。主に誤ったムダ毛のお手入れが原因で起こりやすい肌トラブルです。一般的に体毛は肌にある毛穴から皮膚の表面に向かって生えていますが、乾燥や傷などがが原因で毛穴が塞がれてしまうと、体毛が皮膚の表面以外の部分に向かって生えてきてしまいます。

埋没毛は体毛が肌の内部に向かって生えている状態です。よって、毛が肌から透けて見えているのに皮膚の表面に毛が出ている状態ではないので毛の自己処理をすることができません。

リスク

埋没毛は毛が埋もれている以外は基本的に症状はありません。ただし、悪化すると埋没毛の表面の皮膚がブツブツになってしまったり、色素沈着や炎症が起こる場合もあります。毛穴から細菌が入り込んで毛包炎になることもあるので放置するのは危険です。

もともと体毛は毛穴以外の皮膚の細胞にとっては異物扱いです。よって皮膚の中に体毛がある埋没毛というのは周りの皮膚に炎症が生じやすくなり、悪化すると毛包炎になることがあります。

毛包炎の症状は、炎症による痛みや赤み、毛穴を中心として白い膿が散見されます。

外見はニキビと似ているため見分けが難しいと言われますが、ムダ毛の処理を頻繁に行っているワキや腕、デリケートゾーンなどの炎症ですと毛包炎の可能性が高いです。

毛包炎が長引くと色素沈着が半永久的に残る場合もあるので、医療脱毛クリニックへ相談したり、皮膚科を受診するようにしてください。

症状と埋没毛の発生しやすい部位とは

日常生活の中で、知らないうちに埋没毛ができてしまうこともあります。以下で埋没毛の症状と出来やすい部位を解説します。

症状

  • 皮膚の中に体毛のような黒いものが透けて見えている
  • 皮膚の中に毛のようなものがあるが、毛先が肌の表面から出てきていない

埋没毛は、毛質が固くて太く、皮膚が柔らかいパーツにできやすいです。具体的には

腕・足・ワキ・デリケートゾーンにできやすいと言われています。

原因

埋没毛は毛穴の出口が様々な要因でふさがってしまうことによって発生します。毛穴を塞ぐ原因は主に以下の3つです。

  • 皮膚の乾燥
  • 肌の傷
  • カミソリや毛抜きなど肌に悪影響を与える自己処理

皮膚の乾燥

皮膚が乾燥すると肌の表面に古い角質が溜まり、肌が分厚くなります。角質が毛穴を塞いでしまうので埋没毛になってしまいます。

肌表面の傷

肌の表面に切り傷があると、傷を修復する肌の細胞が毛穴を塞いでしまうことがあります。

カミソリ等の自己処理

カミソリの自己処理は、ムダ毛だけでなく肌の角質まで削ぎ落としてしまうので見えない傷になってしまいます。そこからかさぶたが作られるため毛穴が塞がり埋没毛を引き起こす要因となります。

また、一見肌に影響がなさそうな毛抜きや除毛ワックスを使用した自己処理も、毛を引き抜く際に毛穴の周辺が傷ついています。そこからカミソリ同様かさぶたが形成されるため埋没毛になってしまいます。

勘違いしてるかも。その症状は埋没毛じゃない!?

体毛の自己処理などでできてしまう埋没毛とよく似ている症状の肌トラブルをご紹介します。

粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤とは、毛穴が詰まって肌のターンオーバーで排出されるはずの皮脂汚れなどが毛穴の中に蓄積された状態のこと。粉瘤の症状は毛穴の出口部分に黒い点があり、肌内部に炎症やしこりができやすい症状です。

ニキビ

ニキビは毛穴の皮脂が詰まることで毛穴そのものが炎症を起こして発生するもの。ニキビの種類には症状や進行度合いによって形状も異なっており、白ニキビや赤ニキビ、黒ニキビなど多岐にわたります。

埋没毛と見た目が似ているのが黒ニキビです。黒ニキビは毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒ずんでしまう症状で、鼻や額など顔の中心部分にできやすいのが特徴です。

埋没毛は自己処理NG!

埋没毛は皮膚に埋まっている毛なので自己処理で埋没毛を抜くのは皮膚にダメージを与えるだけでなく、傷が増えてしまったり傷跡が残る原因になりかねないので絶対にNGです。

露出の多い夏などはポツポツした黒い肌が気になるかもしれませんが埋没毛は時間が経てばターンオーバーと同時に毛穴も正常に戻ります。ですので放置しておけばいずれ治ります

よほど悪化している場合でなければ皮膚科等でも治療することはなく炎症を抑えながら経過観察することがほとんどです。

健康的な肌だとターンオーバーの周期はおよそ28日です。そのタイミングまで放置すると体毛の出口である毛穴が開くので毛が皮膚の外に出てきて埋没毛を解消できます。

体内に残っている埋没毛はどうなるの?と心配する人もいるかもしれませんが、体毛は自然に分解されるので永久的に黒く残ることはありませんので安心ですね。

ポイント

埋没毛は目に入るとついつい毛抜きなどで処理したくなってしまいます。

ですが放置しておけば自然と治るので埋没毛を無理やり皮膚の表面に出すのは絶対にNGです。

万が一自己処理をしてしまうと肌に黒い色素沈着が残ってしまったり傷口から雑菌が繁殖して炎症をおこしてしまう恐れがあります。

とはいえ腕やワキなど普段見えやすいところにあるときになっちゃいますよね。

そんなときは肌の露出を抑えるなどして埋没毛が目に入らないような工夫をするのが肌トラブルを回避する一番の方法です。

埋没毛を発症させない予防方法3選

そもそも埋没毛を発症しないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

有効な手段としてスキンケアの徹底と脱毛方法の見直しがあります。

スキンケアの徹底

ボディクリームやローションでいつもより入念な保湿を

体毛が肌の表面にきちんと生えてくるようにするには。普段の化粧水での保湿に加えてボディクリームやローションを駆使して保湿することが大切です。肌が乾燥してしまうと角質が分厚くなり毛が皮膚の内部に埋もれてしまう要因になります。

普段のスキンケアの顔だけでなく埋没毛になりやすい腕や足、ワキやデリケートゾーンはついつい保湿ケアを怠りがち。埋没毛の発症を防ぐためにも乾燥させない予防がとても大切です。

週に一度スクラブやピーリングで肌の角質ケアをおこなう

薬剤を塗布して角質を落とすピーリングや、ツブツブによる摩擦の力で角質を落とすスクラブも埋没毛の予防につながります。

いずれの方法も固くなった古い角質を除去して、肌に埋もれていた毛が皮膚からきちんと出てくる場合があります。

しかし、スクラブもピーリングも無理やり肌から角質を剥がす行為でかなり刺激が強いケアですので1~2週間に1回ぐらいの頻度にとどめましょう。

注意点としてはピーリングやスクラブは強くこすってしまうと肌への負担が増えてしまいます。優しくなでるように行って、使用後はいつもの化粧水に加えてよりテクスチャーのしっかりしたボディクリームやローションでたっぷりと肌にうるおいを与えましょう。

脱毛方法の見直し

自己処理には電気シェーバーを

埋没毛の発生原因一位は体毛の誤った自己処理によるものです。

カミソリや毛抜きを使った自己処理は自宅で費用もお手軽にできますが

その反面、皮膚だけでなく毛穴にも負担がおおきくなり埋没毛のリスクも高くなります。

ですので、ムダ毛の自己処理を行う場合はカミソリや毛抜きではなく電気シェーバーを使用して肌を傷つけないよう処理してください。

脱毛サロンで脱毛してもらう

脱毛に関して初心者の私たちが自己処理するよりも、医療脱毛のクリニックや脱毛サロンにお願いする方がやはり埋没毛の発生確率を下げることができます。

自宅での自己処理は基本的にカミソリか毛抜きになるので肌を傷つけてしまいます。対して脱毛サロンでの光脱毛は毛の組織そのものにアプローチをして再度生えてくる活動を抑える処置をするので、埋没毛を起こしづらくしてくれます。

絶対に埋没毛ができないというわけではありませんが、脱毛のプロであるスタッフの方から埋没毛の対処方法を聞きながら脱毛を続けていくことができますね。

まとめ

  • 埋没毛は毛穴の内部で毛がとどまってしまうこと
  • 原因は毛穴づまりや誤ったムダ毛の自己処理
  • 埋没毛は放置していれば自然治癒する
  • 徹底的なスキンケアが重要
  • 脱毛サロンにケアをお願いするのも有効な手段

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です