広告でよく見かける光脱毛には通ったことがあるけど、効果が高いとよく耳にする医療脱毛に興味がある方は多いのではないでしょうか。
そして、医療脱毛の場合、どれくらいの回数で効果を実感できるのか知りたいと思っていませんか?
そこで今回は、医療脱毛はどれくらいの回数で効果を実感できるのか、回数や頻度、部位ごとの効果をはじめ、毛が生えなくなったと満足するまでの気になる期間について解説していきます。
事前にポイントを知っておくことで、よりスムーズに脱毛を行うことができます。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
医療脱毛は1回の施術で完了しない
医療脱毛に通うのであれば、どのくらいの施術と期間がかかるのか気になるところですが、1回の施術で終わることはありません。
何度か施術回数を重ねる必要があります。
当たり前ですが、人によって肌質や毛質はもちろんのこと、脱毛する部位によっても状態が異なります。
必要な回数は事前に断言できず1回で終わることができないことは覚えておいてください。
医療脱毛の平均回数は?
医療脱毛は抑制を目的とした光脱毛に比べ、毛細組織を破壊して毛が生えてこなくなるほど効果が高く永久脱毛の効果が期待できるといわれています。
効果が高いものの、毛が生えてこないと実感するまで、何回施術を行うべきなのかは人によって異なります。
一般的には、自己処理が楽になるまで最低でも5回〜、自己処理が不要になるまで8〜10回が平均とされています。
実際にクリニックで医療脱毛を行った経験者に、何回で脱毛効果を実感できたのか、アンケートを行い、回数目安をまとめてみました。
回数ごとの脱毛効果 | |
1回の脱毛効果 | 変化を感じるほどの効果は実感できない まだ効果を実感できない |
3回の脱毛効果 | 効果を実感しはじめた 3回の照射でやや毛が減ってきたことを実感できる |
5回の脱毛効果 | だいぶお手入れが楽になった 5回目になるとかなり効果も感じられるようになる |
初回の脱毛後、少し時間が経過すると毛がぽろぽろと抜けます。
これをポップアップ現象といいますが、レーザーを照射した毛が毛穴から抜け落ちます。
一見脱毛が成功し、一回の脱毛で完了したように感じてしまいますが、時間がたつときれいになった肌に、また新しい毛が成長し生えてきます。
表で確認すると脱毛を5回行うことで、効果を実感し満足できて終了している人もいます。
ただし、まだ回数が足りず10回前後通い続け、ようやく満足できたという人の方が多い傾向にあります。
部位ごとに異なる!回数目安は?
部位別の回数目安をまとめたので、確認してみましょう。
脱毛部位 | 自己処理が楽になるまで | 自己処理が不要になるまで |
I・Oライン | 5~8回 | 10回以上 |
Vライン | 5~8回 | 8回以上 |
ワキ | 5~8回 | 8回以上 |
腕や足 | 5~8回 | 8回以上 |
顔まわり | 5~8回 | 10回以上 |
脱毛に通い始めているほとんどの人が、自己処理が不要になることを目指しています。
表を確認すると、どの部位であっても、最低5回以上の施術を受ける必要があることが分かります。
もちろん、部位や人の毛質によって必要な施術回数は異なるため、カウンセリング時に必要回数をしっかり確認してください。
VIOラインの脱毛
今まで脇の医療脱毛が人気でしたが、近年人気が急上昇しているのがVラインです。
VIOラインの毛質は、太くて硬いのが特徴ですが、脱毛することで、衛生的にデリケートな部分を保つことができます。
また、水着を自信を持って着られるなどメリットが多いです。
しかし、黒ずみが多く、敏感な部分のため人によっては痛みを強く感じてしまう可能性があります。
そのため、肌が敏感な方や痛みが心配な方は麻酔を使って施術を行うことも可能です。
事前にクリニックへ相談をしておくと安心して施術をうけることができます。
美容サロンの場合には、7回〜12回程度が目安になりますが、クリニックで施術を受ける場合には、目安として5回〜8回で効果が期待できます。
しかし、全体的に毛をなくすデザインを選択した場合には、10回程度の施術が必要になる場合もあります。
顔まわり脱毛
顔まわりですが、骨に近いため、皮膚が薄く全身の中でも特にデリケートで、太い毛はないものの、薄く産毛が多いのが特徴です。
産毛は色素が薄い毛なので、メラニン色素に反応させるタイプの脱毛機だと効果を実感しにくいため、医療脱毛の方が相性がいいとされています。
産毛もしっかり脱毛したい場合は。他の部位よりも施術回数を重ねていることが多く、10回以上を目安として考えてみてください。
ある程度綺麗にできればいいという場合には、5〜6回程度で満足できているようです。
顔の脱毛できる部位も細かく、10箇所以上のパーツに分けて脱毛することが可能です。
クリニックによって、照射ができる部位や範囲が異なるため、額の生え際や眉毛の周辺など、脱⽑したい部分に照射が可能か事前に確認することが大切です。
ワキの脱毛
ワキの毛は、毛が太くて目立ちやすく、濃く硬い毛が密集して生えているのが特徴です。
脱毛といったらワキを連想させるほど、脱毛できる部位として人気といえます。
医療脱毛は濃い毛と相性がいいとされているため、ワキを脱毛する場合には効果を感じやすく5回程度で満足できています。
特に夏は薄着になり、つり革につかまったときに目立ちやすいです。ムダ毛の処理をしていないと、周りの目が気になる部位なので脱毛をしたい人が多いのも納得できます。
比較的痛みを感じやすい部位ですが、医療脱毛はメラニン色素が濃い毛と相性がいいため、ワキの毛は効果を発揮しやすいと考えられています。
3回ほどの施術でムダ毛が減っていることと感じられ、医療脱毛では5回〜8回で効果を実感できる人が多いです。
注意点として、脱毛までに長期にわたってカミソリによる黒ずみがある場合には、医療脱毛が難しいケースがあります。
事前のカウンセリングで医療脱毛が受けられるのか、しっかり判断してもらうと後で後悔なく最後まで脱毛に通うことができるのでおすすめです。
腕や足の脱毛
腕や足は、毛質が人によって異なり薄毛から剛毛までさまざまです。傾向として、スネは特に硬い毛になることが多いです。
半袖やノースリーブ、短めのスカートなどを着用したときに、ふと目につきやすい部位のため、ワキの次に脱毛をする方が多いです。
他の部位と比べると、比較的痛みは少ないと感じる方が多く、医療脱毛の場合3〜5回程度で効果を感じるようです。
ちなみに、すねなどはレーザーを照射後、毛がスパッと抜けることが多く、脱毛の効果を実感しやすいといわれています。
毛周期と脱毛回数の関係
脱毛回数と深い関係がある毛周期について知っておくと、脱毛の仕組みを理解することができます。
毛周期とは
毛の生え変わりには、成長初期、成長後期、退行期、休止期という4つのサイクルが存在します。
ほぼ一定のリズムで繰り返しており、これを毛周期と呼びます。
この毛周期のサイクルは、乱れることがあり、せっかく脱毛しても効果が得られなくなることがあります。
なぜ乱れてしまうのかも解説します。
乱れる原因①自己処理
毛を自己処理する場合、毛抜きでムダ毛を抜いている方も多いです。
しかし、毛根ごと無理に引き抜いた場合、大きなダメージを与えてしまい毛周期が大きく乱れてしまう原因となります。
場合によっては、脱毛効果が下がってしまうため、自己処理が必要な時はカミソリ以外の道具を使ってみてください。
例えば、電気シェーバーであれば肌への負担も軽減できるため、優しく剃るなどして慎重に対応できます。
乱れる原因②ホルモンバランスが乱れる
女性にはよくありがちですが、ストレスや睡眠不足、暴飲暴食などで生活習慣が乱れてしまうと、当然ですがホルモンバランスも崩れるため毛周期にも影響を与えてしまいます。
せっかく高いお金を払って脱毛に通っていても、毛周期が乱れていると満足する効果が得られないため損をしてしまいます。
また、毛周期に合わせて脱毛に通っていても、毛周期が崩れているためあまり意味がない可能性も考えられます。
ストレスを抱えやすい現代ではありますが、脱毛効果をしっかり実感するためにも、無理はせずストレスを抱え込まないようにしてください。
規則正しい生活習慣は脱毛効果以外にもいい影響を与えるため、この機会に普段の生活を見直すのもおすすめです。
成長期の毛が肝
クリニックで施術を1回受けると、毛周期のうち成長期の毛の全体の20%程度にレーザーを照射することができるといわれています。
施術時に照射する毛がすべて成長期の毛だと仮定します。
その場合、1回の施術で全体の毛の20%に照射できれば、5回施術をすることですべての毛に照射ができることになります。
部位によって差があるものの、全体の毛に照射するためには、最低でも5回の複数回照射を行う必要があります。
脱毛回数は部位によって変わる
毛が生え変わるサイクルは、施術する部位によって異なります。
例えば、腕や足の毛の毛周期は3ヶ月〜4ヶ月の間隔といわれており、顔の毛の毛周期は1ヶ月〜2ヶ月程度の間隔といわれています。
その人の医療脱毛している部位と毛周期のサイクルは、クリニックのカウンセリング時に確認することができます。
医療脱毛の間隔や終わるタイミングに個人差があるのは、このカウンセリングでどのくらいの回数や頻度が必要か個別で判断されるからです。
施術の間隔を意識するのがおすすめ
だいたい、最低2ヶ月〜3ヶ月の間隔を空けて施術を受けることで、効率的に成長期の毛へレーザーを照射することができるといわれています。
よく施術後の仕上がりに個人差が出るのは、照射漏れと耳にします。
例えば何らかの理由で施術の間隔を空けすぎてしまうと、1回の施術できちんと成長期の毛に照射できていない可能性が考えられます。
そのため、最終的に無駄に施術回数を増やしてしまうリスクがあるので注意が必要です。
ただし、脱毛の施術回数を重ねていれば、2ヶ月〜3ヶ月の周期が多少ずれても問題はないとされています。
反対に、クリニックによっては使用する医療レーザーが1ヶ月ごとの施術が向いていると案内されることもあります。
施術が必要となる頻度や感覚については、事前にカウンセリング時に確認すると、後で後悔することをなくせるのでおすすめです。
医療脱毛と美容脱毛を比較
脱毛を行う施設として、病院やクリニック以外にエステサロンがあります。
脱毛効果に関しては、病院やクリニックが行っている医療脱毛と比較すると効果が弱いと考えられています。
エステサロンには医師がいないため、弱いパワーで照射を行う光脱毛機を使用しており、時間が経過するとムダ毛が生えてきてしまいます。
医療脱毛の施術を行えるのは医師のみに限られています。
弱いパワーで照射することが義務付けられているサロン脱毛に比べると、医療脱毛は少ない回数で脱毛効果を実感できます。
医療脱毛の方法
医療脱毛には、熱破壊式と蓄熱式があります。
まず熱破壊式は、毛の黒色のメラニン色素に反応させ毛乳頭を破壊する施術方法です。
そして、蓄熱式は、メラニン色素ではなく、バルジ領域という箇所に反応させて施術を行っていきます。
蓄熱式の場合、毛の黒色のメラニン色素に照射するわけではないため、産毛など色素の薄い毛との相性がいいとされています。
顔や背中などの部位の脱毛を考えている場合には、熱破壊式よりも照射回数を減らして効率よく進めることができます。
医療脱毛の種類
医療脱毛には3種類あり、クリニックによって扱っている脱毛機が異なります。
それぞれ得意とする毛質が異なるため、効率よく脱毛を進めたい方や効果を実感できる脱毛を希望している人は、特徴と相性を知っておくとスムーズに脱毛が進められます。
3つのレーザーがこちらです。
3つの医療レーザー | |
アレキサンドライトレーザー | 熱破壊式 |
アレキサンドライトレーザー | 蓄熱式と熱破壊式 |
ヤグレーザー | 熱破壊式 |
ぜひ受けようと思っているクリニックにどのレーザーを取り扱っているのか、確認してみてください。
レーザーごとの特徴
日本で導入例が多い3つのレーザーの特徴をまとめました。
アレキサンドライトレーザー | 得意な部位 ワキ・VIOなど |
ダイオードレーザー | 顔・背中・白髪のある部位など |
ヤグレーザー | ワキ・VIOなど |
医療脱毛する場合には、効率よく同時に打てる脱毛方法がおすすめです。
ソプラノアイスプラチナムやソプラノチタニウムなどは、すべてのレーザーを同時に照射することができるので、効果的に脱毛できます。
施術を効率よく進め、回数を最小限にするには、脱毛部位にあった医療脱毛機を選ぶことが大切です。
医療脱毛の種類や部位との相性などを参考にして検討してみてください。
事前に知っておきたいポイント
残った回数分は返金制度を利用しよう
万が一脱毛の回数が残った場合には、残った回数分の費用を返金する制度があります。
例えば、10回通うプランで契約していて、8回で効果が実感でき満足できたとします。
この場合には、残り2回残っているため、2回分の返金してもらえることになります。
とはいえ、クリニックによって手数料がかかる場合も多いため、初回カウンセリングの際に契約内容を細かく確認して置く必要があります。
回数が足りない場合は追加プランを利用しよう
医療脱毛で契約しているプランが終了したのに、脱毛の仕上がりに満足できないということもあります。
まだ通いたい場合には、追加で照射プランを利用することも可能です。
追加で通う場合には、通常の1回プランよりも比較的割安で利用することができるクリニックが多いです。
初めは少なめの回数から始めてみるのがおすすめです。
また、カウンセリング時に確認は必要ですが、クリニックによっては追加照射プランがない場合もあるので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか?
- 部位によって回数は変わるが、1回で施術は終わらず、最低でも5回の複数回照射を行う必要がある
- 毛周期を基準に、部位に応じた適切な間隔で施術を行えば、脱毛の効果を高められることが期待できる
- 脱毛の回数を減らしたり増やしたい場合には、クリニックで対応してくれることが多い
効率的に脱毛するために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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