医療レーザー脱毛はやけどの可能性も?覚えておきたい脱毛リスク

医療レーザー脱毛はメラニン色素に反応して熱により脱毛するのでまれにですがやけどしてしまう可能性もあります。機械的な直接的な原因もあれば、間接的な原因でやけどしてしまうことも。

やけどしてしまうと聞くと脱毛するのが怖いと感じてしまう人もいると思いますが、やけどはほとんどおこらないし、ご自身で気をつけることで防げるものです。

この記事を読んで、医療レーザー脱毛でやけどをしないように注意して脱毛に臨みましょう。

医療レーザー脱毛の仕組みを知ろう

脱毛

まず医療レーザー脱毛の仕組みを知るとなぜやけどする可能性があるのかがわかります。

医療レーザー脱毛は名前の通り、レーザーを照射して毛のメラニン色素が反応することで脱毛します。レーザーを照射したときに発生する熱が毛母細胞や毛乳頭を破壊し、半永久的に毛を生えなくさせる仕組みとなっています。

施術後は毛根周辺の皮膚に熱がこもりやすくなります。そのため皮膚に赤み・炎症を起こしやすい状態に。これらの症状はほとんどの場合2~3日で治まることが多いですが、痛みが続く場合はやけどの可能性も。

レーザーの照射レベルを下げることでその分やけどしにくくなります。そうすると発毛組織に十分な熱が届かなくなるため脱毛効果が得られなくなることも。

レベルを下げると本来5回で十分なところ、それ以上の回数を要する場合も出てきてしまいます。脱毛をするためにはある程度のパワーが必要だということを覚えておきましょう。

参考 医療脱毛のメリットとは?確実にツルツル肌を手に入れるポイントdatsumo

医療レーザー脱毛でやけどするとどうなる?

肌のかゆみ

脱毛後の数時間から翌日にかけて肌に赤みやかゆみ、炎症が起こる場合があります。医療脱毛はどうしてもこれらの副作用を伴います。ほとんどの場合は軽度で、基本的には時間とともに自然に引いていきます。

以下の症状が見られる場合は注意してください。

  • 水ぶくれ
  • ミミズ腫れ
  • 黒ずみのような色素沈着
  • 痛みを伴う赤みが3日以上続いている

これらの症状が出た場合はすぐにクリニックに連絡して対処してもらいましょう。医療脱毛の場合は必ず医師がいるのでいつもと違う症状が出た場合は相談できるので安心です。

上記のような症状がある場合は自己判断で対処せず、専門家の判断を仰いでください。

医療レーザー脱毛でやけどする原因

レーザー脱毛でやけどしてしまう原因として、クリニック側のものと患者側のものに分かれます。それぞれ確認していきましょう。

クリニック側の原因

クリニック側でのやけどの原因として考えられるのが、脱毛器自体の問題と施術者の問題の2つがあげられます。

脱毛器自体の問題

医療脱毛の機械は年々進化しています。最近のものは、低温照射や冷却機能がついたものなど、肌への負担に配慮されたものが増えています。脱毛器自体のやけどのリスクは限りなく低く抑えられています。

そのため、旧式の脱毛器や中古品を使い続けているクリニックは、やけどのリスクが高くなってしまいます。新型に比べると旧式の方が性能が劣るのは当然のこと。

はじめにクリニックを選ぶときは、できるだけ新しい脱毛器を導入しているクリニックを選ぶと安心でしょう。

施術者の問題

医療脱毛は医師や看護師が施術してくれるため脱毛サロンよりは安心ですが、脱毛の経験が少ない人が施術するとその分やけどのリスクが高くなってしまいます。

医療脱毛は、ただ肌にレーザーを当てればいいというわけではありません。施術者はひとりひとりの肌の状態を確認しながら、体質や毛質に合う施術を行っていきます。

その人に合った脱毛器やレーザーを選んだり、照射レベルの調整をしたりと細かい調整が必要となります。そのため適切ではない施術が原因でやけどをおってしまう可能性も。

脱毛前にはテスト照射を行いますが、肌の刺激を確認するだけでなく、施術者のレベルを確認するようにしましょう。

患者側の原因

脱毛 汗対策

やけどを負ってしまう原因としてクリニック側だけでなく患者側に原因がある場合も。患者側の原因として、日焼けしていることと乾燥していることの2つがあげられます。

日焼けしてしまっている

前述していますが、レーザー脱毛は肌のメラニン色素に反応して脱毛します。日焼けした肌はメラニン色素が増えている状態のため、本来照射すべき部分以外にも負担をかけてしまうことに。

日焼けして色黒になってしまうほどやけどを負うリスクが高くなってしまいます。日焼けの程度によっては脱毛を断られてしまう場合もあるため、脱毛期間中は日頃から日焼け対策を十分にしましょう。

乾燥してしまっている

肌が乾燥していると肌のバリア機能が低下するため、とても敏感な状態になるためやけどのリスクが高まってしまいます。また、レーザー照射の痛みも感じやすくなってしまいます。

もともと敏感肌や乾燥肌の人はもちろんですが、そうでない人も日頃から保湿を心がけましょう。そうでなくても脱毛をすると肌は乾燥しやすくなります。

保湿は普段から行うことが大事ですが、施術3日前位からしっかり保湿しましょう。保湿する際は敏感肌用のものを使うことで、過敏な状態でも安心して保湿することができます。

やけどしてしまった場合はどうすればいい?

もしやけどしてしまったら、場所によっては痕が残らないか心配になりますよね。早く適切に対処すれば痕も残りにくくなるため対処法を確認しておきましょう。

やけどしてしまったら以下の3点に気をつけましょう。

  • とにかく冷やす
  • 水ぶくれができた場合は潰さないように
  • 改善しなければ医師の診察が必要

それぞれ確認していきましょう。

とにかく冷やす

熱や赤みが出てきたら患部を冷やすようにしましょう。冷やす場合は流水で、患部に直接かけるのではなく周囲に優しくかけていきます。だいたい10℃くらいの水温で5~30分程度かけるといいでしょう。

流水が難しければ、水を溜めたもので幹部を冷やしてください。間違っても、直接氷や保冷剤で冷やすのはやめましょう。どうしても使用する場合はタオルやガーゼに包んで使用するようにしましょう。

軽いやけどの場合は冷やすだけでも改善することがあります。

水ぶくれができた場合は潰さないように

中等度のやけどの場合は水ぶくれができることも。もし水ぶくれができてしまっても絶対に潰さないようにしましょう。潰すことで雑菌が入って感染を起こす場合があります。

また、自己判断で薬を使用しないようにしましょう。謝った薬を塗るとやけどが悪化してしまう可能性も。謝った対処をしてしまうと痕が残る場合があります。

水ぶくれは、肌の表面だけでなく奥にある真皮までやけどが広がっている状態のため、できるだけ早く医療機関や脱毛したクリニックを受診してください。

改善しなければ医師の診察が必要

冷やしても改善しない場合はすぐに医師に診察してもらいましょう。脱毛のやけどはそこまで重症と感じにくいため悪化していることに気づきにくいことも。

適切に対処せず放置してしまうと、痕が残ったり色素沈着したりするため異変を感じたら診察してもらうことをおすすめします。

やけどしてしまった場合、医療脱毛ができるのはやけどの治療が終わってからになります。色素沈着してしまった場合は、薬を飲んだり塗ったりして改善してから施術を受けるようになります。

参考 日常生活でやけどしたときの最適な治療法とは?跡を残さないための応急処置も解説!datsumo

やけどを防ぐ方法

保湿

脱毛する場合はそもそもやけどしないように注意する必要があります。対策としては保湿したり、紫外線対策をしたりと普段から取り入れやすいものになります。

保湿をしっかり

脱毛をする場合保湿は一番大事なものになります。保湿しておくことでやけどだけでなく、他の様々なリスクを回避できます。

また、脱毛後は肌の水分が少なくなるため乾燥しやすい状態に。肌バリアがなくなってしまうので、しっかり保湿して肌を守りましょう。

脱毛後は肌がデリケートな状態になるため、敏感肌用の化粧水やクリームがおすすめです。自分に合った化粧水を選んでしっかり保湿しましょう。

紫外線対策に気をつける

医療レーザー脱毛は、黒いメラニン色素に反応するため日焼けしてしまうとやけどのリスクが高くなります。また、施術後に日焼けしてしまうと赤くなりやけどの原因になることも。

脱毛前後は特に日焼けに注意しましょう。日頃から日焼け止めを塗り、UV対策できる服を着用したり、日傘や帽子を使用するなどして紫外線対策してください。

脱毛するときは日焼け止めを塗るのはNGなので気をつけましょう。

体質に問題ないか確認しておく

体質として、「光過敏症」や「日光アレルギー」などがある人は注意してください。日光を浴びると赤くなったりじんましんが出るひとはその可能性も。

このような体質の人は、医療レーザー脱毛をすると同じように肌トラブルが起きやすいため、やけどのリスクも高くなります。

テスト照射のときにアレルギー反応が出るか確認してみてください。不安な人は事前にカウンセリングがあるので相談してみましょう。

医療脱毛の場合は、医師が在籍しているため診断してもらったり、判断してもらうことができるので安心して、万が一の時は安心ですね。

やけどした場合の保証のあるクリニックを選ぶ

やけどした場合のクリニックの対応は様々です。そのため、今からクリニックを選ぶという人はやけどした場合の保証のあるクリニックを選ぶようにしましょう。

良心的なクリニックの場合は、施術者のミスによるやけどに対しては脱毛料金も治療費も負担するところもあります。責任を持ってアフターケアをしてくれるようなクリニックがおすすめです。

契約書に何も明記されていないクリニックの場合は、患部の写真を撮影しておき、医師の診断書を書いてもらった上で、通院にかかった領収書なども提示してみましょう。

何も対応してもらえない場合は弁護士に相談することもできますが、このようなトラブルを防ぐためにも契約の段階でしっかり対応してくれるクリニックを選びましょう。

また、万が一肌トラブルが起きてしまった場合のために返金保証や解約方法も把握しておくといいでしょう。おすすめは、未消化分の返金制度がありコースの途中でも解約できるものです。

やけどしないためにはクリニック選びが大切

ご自身でもやけどのリスクを減らすことは可能ですが、クリニック選びが一番大事です。いくら脱毛技術が進化していても、やけどのリスクが完全になくなることはありません。

クリニックを選ぶ際は信頼できるクリニックを探しましょう。最初にカウンセリングがあるのであらかじめ雰囲気を知ることができます。

また、クリニックの契約や保証内容を把握しておくことで安心して施術を受けることができます。トラブルが起きてしまっても保証の対象になっていることも。

脱毛する場合は医療脱毛の仕組みを理解し、自分の肌の状態を知った上で脱毛してもらうことで肌トラブルのリスクを減らすことができます。もしやけどをしてしまっても適切な対処法を知っていればすぐに対応できます。

前述していますが、クリニックで導入している機械はどんなものがあるかも事前に確認しておきましょう。年々機械は進化しているため、その分やけどのリスクを減らすことも。

また、低温照射や冷却機能など肌へのダメージを最小限にしてくれる機械もあるので、そういった脱毛器があるクリニックだと安心ですね。

参考 医療脱毛で痛くないのはコレ!クリニックの選び方とおすすめ機器datsumo

まとめ

この記事では医療レーザー脱毛のやけどのリスクについて紹介してきました。まとめると以下のようになります。

  • 医療レーザー脱毛は熱により脱毛する仕組みなのでやけどするリスクがある
  • 脱毛によりやけどしたとしても多くの場合は症状が軽い
  • 水ぶくれやミミズ腫れなどひどくなってしまった場合は医師に相談する
  • やけどの原因はクリニック側と患者側の2種類ある
  • クリニック側の原因は、脱毛器のもの、施術者によるものがある
  • 患者側の原因は、日焼けや乾燥によるものがある
  • やけどした場合は流水で5~30分程度冷やすことが大事
  • 冷やしても改善しない、水ぶくれができた場合はクリニックを受診する
  • やけどの予防方法として保湿、紫外線対策、体質を確認しておく
  • クリニック選びが大事。保証が充実しているクリニックを選ぶ

医療レーザー脱毛でやけどを負ってしまうのは自分の原因だけではないですが、対策をしておくことおでリスクを下げることができます。クリニック選びを気をつけることもやけどのリスクを軽減できます。

自分の体は自分で守って、安心して脱毛に臨みましょう。

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