脱毛後に起こる毛嚢炎について徹底解説!対処法や予防法も紹介

肌のかゆみ

脱毛後に毛嚢炎ができてしまった…
毛嚢炎ができてしまったけど、ニキビと勘違いしてしまい放置してしまった…
こんな経験ありませんか?

脱毛後に起こる毛嚢炎は放置してはいけません
適切な処置を行い、早期回復を目指すことが大切です。

毛嚢炎ができてしまうと、次回の施術を断られてしまう可能性も高くなります。

では、どう対処すればいい?予防法はあるの?などの疑問が浮かんでくるかと思います。

そこで本記事では、毛嚢炎ができてしまったときの対処法や注意点、また予防法について紹介いたします。

ぜひ毛嚢炎ができてしまった際の参考にしてみてください。

毛嚢炎とは?

どうしたらよいか悩む女性

毛嚢炎とは毛の毛根を包む部分が炎症を起こしてしまっていることを言います。

顔や背中、デリケートゾーンにできやすいです。

下記で毛嚢炎についてさらに詳しく解説していきます。

毛嚢炎が起きる原因

毛嚢炎ができる原因は刺激や乾燥により肌バリアの機能が低下してしまうことです。

肌バリアが低下することによって細菌が毛穴に入りこみやすくなり、結果炎症を起こしてしまいます。

自己処理をするときカミソリで行っている人も多いのではないでしょうか。カミソリ負けなどをしてしまうと傷から細菌が入り、毛嚢炎になってしまうこともあります。

また、女性の場合は生理のときに蒸れてしまうことから毛嚢炎になりやすいと言われています。生理中も清潔に保つことを心がけるようにしましょう。

毛嚢炎になってしまったときは肌をきれいに保つことが大切です。
後ほど詳しく解説いたします。

毛嚢炎の症状

毛嚢炎が起きた時ときの症状は3つ。

  • 赤みやかゆみが出る
  • 軽い痛みが出る
  • 化膿が出る

このような症状が現れたときは毛嚢炎の可能性が高いです。

また、上記のような症状は軽い毛嚢炎のときですが、悪化をしてしまうと「せつ」と呼ばれ発熱や赤みが出ることがあります。

さらに悪化すると「よう」と呼ばれ、「せつ」よりも強い痛みや体調不良を引き起こします。

軽い症状のときは患部を清潔にしておくことで治ることが多いですが、症状が重い場合は医療機関を受診するようにしてください

参考 脱毛したら毛穴に赤いブツブツが!かゆみもあるけどコレって大丈夫?datsumo

毛嚢炎とニキビは全く別物

毛嚢炎とニキビは見た目が似ていることからニキビと勘違いしてしまう人が多いです。

しかし、毛嚢炎とニキビは全く別物ということを覚えておきましょう。

毛嚢炎とニキビは何が違うの?というと原因菌が異なり、毛嚢炎の原因菌はブドウ球菌、ニキビの原因菌はアクネ菌です。

原因菌が異なるので、症状も異なります。
ニキビと勘違いしてしまい、放置してしまうとよくありません。

また、毛嚢炎にニキビの薬は塗らないようにしましょう。
原因菌が異なるので、ニキビの薬を塗ってもよくなりません。

脱毛後に毛嚢炎になる理由

毛嚢炎とニキビの違い

脱毛後に毛嚢炎が起こる理由は前章でも解説した通り、刺激や乾燥によって肌バリア機能が低下するからです。

脱毛施術はレーザーによって肌に熱を与えるため刺激を受けやすく、脱毛後は肌が乾燥しやすくなります。
普段は常在菌が肌をバリアしてくれますが、脱毛後は熱によって毛根部分がダメージを受けてしまいそこにブドウ球菌が入り込んでしまうのです。

それにより、毛根部分が炎症を起こし、毛嚢炎に繋がります。

脱毛後翌日から3日後の間に発症しやすく、脱毛回数が初回から3回目の間に発症しやすいと言われています。

また、毛嚢炎は誰でもできやすいので、必要以上に心配する必要はありません。次章で紹介する対処法や注意点を参考にすれば完治するので安心してください。

脱毛後に毛嚢炎になったときの対処法

では脱毛後に毛嚢炎になってしまったらどうすれば良いのか解説いたします。

対処法は2つ。

  • 肌を清潔に保つ
  • サロンやクリニックに相談をする

1つずつ解説していきます。

肌を清潔に保つ

毛嚢炎ができてしまった箇所を清潔に保つようにしましょう
患部を清潔にしてくことで1週間程度で治ります。

特に毛が多い部分などは蒸れやすくなり雑菌が繁殖しやすいです。雑菌が繁殖してしまうとさらに毛嚢炎が悪化してしまう恐れがあるので、通気性を良くする必要があります。

また、入浴中も注意が必要です。からだを洗う時は手で優しく撫でるように洗いましょう。ゴシゴシ洗ってしまわないようにし、からだを拭くときも優しく拭いて摩擦を起こさないようにしてください。

そして入浴後は保湿を行い乾燥や外部刺激から肌を守るようにしましょう。

サロンやクリニックに相談をする

毛嚢炎ができてしまって不安な方やなかなか治らない方はサロンやクリニックに相談をしましょう。

クリニックには医師が常駐しているので、診察や薬の処方をしてもらうことができます。サロンには医師がいませんが、サロンによっては医療機関を紹介してもらえることがあるので一度相談をしてみましょう。

1週間程度経過しても治らない場合は医療機関を受診するようにしてください。

毛嚢炎になってしまったときの注意点

毛嚢炎になってしまったときの注意点を解説いたします。

毛嚢炎になってしまったときは以下のことに注意してください。

  • 毛嚢炎を潰すことはNG
  • 市販薬を購入するときは薬剤師に相談をする
  • ステロイドは用法容量を守って使用する

1つずつ解説していきます。

毛嚢炎を潰すことはNG

毛嚢炎を潰すことはNGです。気になってしまうと思いますが、潰してしまうと痕になってしまう可能もあります。

また、触ることもなるべく控えましょう。菌が入り込んでしまったり、よけいに悪化してしまったりする恐れがありますので注意してください。

患部は常に清潔な状態を保っておくことが大切です。そうすることで治りも早くなります。

参考 毛嚢炎をつぶした時の対処法は?その後のケアや注意点もご紹介datsumo

市販薬を購入するときは薬剤師に相談をする

市販薬を購入するときは薬剤師に相談するようにしましょう。症状を話すことで適切な薬を紹介してもらうことができます。

勝手な判断で購入すると効果が感じられなかったり、合わなかったりなど…
目的に合った薬を購入しましょう。

また、ニキビ用の薬は購入しないようにしてください。
前述したようにニキビと毛嚢炎は原因菌が異なるので、薬も毛嚢炎の薬を購入する必要があります。

市販薬は薬の種類がたくさんあるので、薬剤師やドラッグストアでは登録販売者に相談し、自分に合った薬を購入するようにしましょう。

ステロイドは用法容量を守って使用する

毛嚢炎に効果があると言われているものはステロイド外用薬で、処方されることの多い薬です。
ステロイドは皮膚の赤みやかゆみを抑える効果があります。

しかし、ステロイド薬は免疫を抑制する作用もあるので、用法容量を守ることが大切です。免疫を抑制してしまうと菌がさらに増殖してしあう可能性もあります。

そのため、医師から提示された用法容量をしっかり守るようにしましょう。

脱毛後の毛嚢炎を予防する方法

脱毛後に毛嚢炎を起こさないよう予防する方法を解説いたします。

予防するためには以下のことを意識しましょう。

  • 自己処理は肌に負担をかけないようにする
  • 正しい食事と正しい生活習慣
  • 脱毛後は優しく肌を洗う

1つずつ解説していきます。

自己処理は肌に負担をかけないようにする

脱毛前の自己処理や、普段の自己処理では肌に負担をかけないようにしましょう。

自己処理の際、カミソリを使用している人が多いでしょう。カミソリは深くきれいに剃ることができるので使用してしまうことが多いですが、肌表面を傷つけてしまうため、傷ができ毛嚢炎に繋がってしまうことがあります。

おすすめは電気シェーバーを使用することです。電気シェーバーは肌に直接刃が当たることがないので傷つくことがありません。肌に優しい電気シェーバーを利用することで毛嚢炎を予防することができます。

また、カミソリは湿気のたまりやすい風呂場では保管しないようにしましょう。雑菌が繁殖してしまい、そのカミソリを使用してしまうと毛嚢炎になってしまう可能性が高いです。

使用した後は通気性の良い場所で保管するようにしましょう。

自己処理後は保湿を行うことも大切です。肌に優しい電気シェーバーと言っても少しは肌に負担がかかっています。そのため、保湿を行うようにしてください。

正しい食事と正しい生活習慣

正しい食事や生活習慣も毛嚢炎に影響します。
肌にはターンオーバーという肌が生まれ変わるサイクルがあり、ターンオーバーは毛嚢炎にも関係します。

正しい食事や生活習慣を整えていないと、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまいます。
そうすると毛嚢炎にも繋がってしまう可能性があるので日頃から意識して生活しましょう。

脱毛後は優しく肌を洗う

脱毛後は肌を優しく洗うようにしましょう

脱毛後はからだは敏感な状態になります。そのため傷つきやすく、ダメージを受けやすいです。

お風呂に入ってからだを洗う時は手で撫でるように洗うようにし、ゴシゴシしないようにしましょう。シャワーの水圧も弱めにして肌に刺激を与えないようにすると良いでしょう。

タオルで拭く際も優しくポンポンと叩くように拭き、摩擦を与えないようにすると毛嚢炎を防ぐことができます。

毛嚢炎になってしまったら脱毛の継続は可能?

毛嚢炎になってしまったら脱毛を継続できるのか気になりますよね。

毛嚢炎の症状が軽い場合は脱毛の継続が可能です。毛嚢炎の症状が悪化していたり、広範囲に広がていたりすると施術を断られてしまう可能性があります。

しかし、毛嚢炎の部分だけ照射を避けるケースが多く、毛嚢炎ができていない箇所は施術は可能です。そのため、一度サロンやクリニックの人に相談をしてみましょう。

毛嚢炎以外の肌トラブルも同様です。肌トラブルがひどい場合は施術を断られてしまう可能性があるので注意してください。

参考 脱毛後の肌トラブルを予防しよう!肌荒れの原因と対処法を解説datsumo

まとめ

本記事では脱毛後に毛嚢炎になってしまったときの対処法や注意点、予防法について解説いたしました。

毛嚢炎は患部を清潔にしていれば、1週間ほどで良くなるケースが多いので心配は必要ありません。ただ、なかなか治らない場合は医療機関を受診するようにしましょう。

  • 毛嚢炎になってしまったら肌を清潔に保つ
  • ニキビと毛嚢炎は別物
  • 市販薬を購入する際は薬剤師に相談をする
  • 予防するには正しい自己処理と生活習慣を整える

毛嚢炎になってしまったときは焦らず本記事を参考にしてみてください。

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