脱毛したら毛穴に赤いブツブツが!かゆみもあるけどコレって大丈夫?

肌のかゆみ

脱毛をして肌をキレイにしたいというのが本来の目的ですよね。しかし、実際は赤くなってしまったり、ブツブツができてしまったりとトラブルはつきもの。

ブツブツができると、「跡が残るのでは?」と心配になってしまいます。一時的なものかもしれませんが変化が起こると不安になりますが心配はいりません。

多くの場合はすぐに対処すれば改善するので、慌てないで対処しましょう。この記事では脱毛後に赤いブツブツができてしまった場合の原因や対処法について紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください!

赤いブツブツは毛嚢炎?

脱毛後に赤くなったり、ブツブツになったり、赤いブツブツになったりと様々な症状が現れることがあります。状態によって症状も異なってくるのでそれぞれ確認していきましょう。

赤い点のブツブツ

医療脱毛でレーザー脱毛は毛根に直接ダメージを与えることで脱毛します。脱毛時に熱を発生させるため、毛穴の部分がブツブツと点状に赤く腫れてしまうことも。

脱毛サロンで行われる光脱毛の場合はそれほど出力は高くありません。医療脱毛より肌に影響はないですが、多少の熱が発生してしまうため赤いブツブツができる場合もあります。

対処法

痛みがある場合は患部を冷やしましょう。冷やしたタオルやタオルを巻いた保冷剤などで冷やしてください。冷やした後は化粧水や乳液でしっかり保湿しましょう。

放置せずに処置すれば痛みは2~3日程度で、ブツブツは1週間程度で改善します。もし1週間経っても解消ない場合はクリニックを受診して適切な治療を受けましょう。

ニキビのようなブツブツ

ニキビのようなブツブツは毛嚢炎です。脱毛後は肌が一時的にバリア機能が弱まり、皮膚に雑菌が入ることも。ダメージを与えられた毛根に汗が付着することで、脱毛した部分にブドウ球菌が入り毛嚢炎となります。

医療レーザー脱毛は熱により毛穴に刺激を与えて脱毛します。場合によってはかゆくなることも。そのため毛嚢炎になるリスクをなくすことはできませんが、対処方法に気をつければ改善します。

対処法

そもそも毛嚢炎を予防するには身の回りのものを清潔に保つ必要があります。肌を清潔に保ち、寝具やタオルなど清潔にして雑菌の少ない状態にしましょう。それ以外にも化粧水を殺菌効果のあるものにするのもおすすめ。

毛嚢炎になった場合、軟膏などを処方してもらう必要があります。決して自己判断で対応しないようにしましょう。抗炎症効果のある軟膏や抗生物質を処方してもらうことで改善されるのでしっかりクリニックを受診してください。

クリニックを受診した場合は必ずレーザー脱毛を受けた後だということを医師に伝えましょう。

参考 ニキビと似ている毛嚢炎 その違いとはdatsumo

肌の赤み

肌が赤くなるのは医療レーザー脱毛を受けた人ほとんど起こる現象です。そこまでひどい状態にはなりませんが、もともと敏感肌の人は医師に相談しておくといいでしょう。

通常は2、3日程度で改善しますが、肌自体が赤くなってしまっている場合は1週間~10日くらいしないと改善しません。

対処法

脱毛後は化粧水や乳液などで保湿しましょう。赤みがなかなかよくならない場合は患部を冷やしたタオルやタオルで巻いた保冷剤などで冷やしてください。

肌が赤い状態は肌が炎症を起こしていることになります。そのような状態で紫外線を浴びてしまうと悪化したりシミになったりしてしまうことも。脱毛後は日焼け対策を十分に行いましょう。

上記の対処を行えば、数日で改善します。もし、赤みがひどくなったり痛みが続く場合は施術したクリニックに連絡して適切な対処を受けましょう。

やけど

クリニックやサロンのスタッフは専門的な知識をもって施術してくれますが、やけどのリスクもゼロではありません。肌質や肌の状態によってやけどしてしまうことも。

最近では脱毛と同時に冷却するタイプのものもあり、その場合は冷却不足によりやけどします。また、ジェルを塗るタイプの脱毛器の場合はジェルの塗布にムラがあったり、出力が強すぎるとやけどの原因に。

対処法

やけどした場合は、一般的なやけどと同じように冷やすことが一番です。できるなら流水で冷やすのがおすすめですが、難しい場合は冷やしたタオルや、タオルを巻いた保冷剤で冷やしましょう。

十分に冷やした上で、クリニックに相談して対処してもらいましょう。

内出血

医療レーザー脱毛で麻酔の注射を行った場合やニードル脱毛を行った場合に内出血になることも。針が血管を刺したことで内出血を起こすことがありますが、ほとんどの場合はすぐに改善します

乾燥

脱毛後は肌が乾燥しやすくなるので気をつけましょう。

医療レーザー脱毛や光脱毛、ニードル脱毛では肌に直接ダメージをあたえることはありません。しかし、毛根へのダメージは大きいので毛穴が塞がることに。

対処法

脱毛後は化粧水や乳液でしっかり保湿しましょう。特に脱毛後は肌が敏感な状態なので敏感肌用がおすすめです。

脱毛後は紫外線を浴びてしまうと、肌の炎症がひどくなったり、シミができたりします。外出するときは日焼け止めなどの紫外線対策をしっかり行いましょう。

参考 脱毛後の肌トラブルを予防しよう!肌荒れの原因と対処法を解説datsumo

医療脱毛は毛嚢炎になりやすい

脱毛

医療レーザー脱毛よって傷ついた毛穴に雑菌が入ってしまうことで毛嚢炎が起こりやすくなります。原因菌は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などといわれています。

脱毛後は雑菌が入らないように、身の回りを清潔に保ちましょう。脱毛により毛根はダメージをうけてとてもデリケートな状態となっています。

毛嚢炎はニキビとは違う

見た目は毛嚢炎とニキビは似ていますが違うものです。

  • 毛嚢炎:傷ついた毛穴から原因菌となるブドウ球菌が侵入して炎症したもの
  • ニキビ:皮脂がたまることで原因菌となるアクネ菌が繁殖したもの

毛嚢炎の原因となるブドウ球菌は人の常在菌です。

毛嚢炎とニキビはとても似ているので判断に迷う場合は自己判断せずに、クリニックを受診して診察を受けるようにしましょう。

脱毛後肌トラブルを起こしやすい部位

同じように脱毛をしても肌トラブルを起こしやすい部位とそうでもない部位があります。肌トラブルを起こしやすい部位は以下になります。

  1. VIO
  2. ワキ

それぞれ確認していきましょう。

VIO

VIOは脱毛しておくことで綺麗な見た目で清潔を保つことができます。毛が生えて密集しているとどうしても生理の時などに蒸れてしまいますよね。

毛が密集しているとその分強いパワーでレーザーを当てる必要があります。そのレーザーが皮膚の奥の毛根に届くと熱が内側にこもりやすくなり赤みが出やすくなることに。

デリケートな部位なのでなかなか人に相談するのは恥ずかしいかもしれません。赤みなどのトラブルを放置してしまうと悪化してしまう可能性もあるのでそのときはすぐに医師に相談しましょう。

顔は特に男性がひげ脱毛を行いますよね。ひげも太くて濃い毛根が密集しやすい場所で、特に顔は欠陥が多く通っている場所です。

血管が多く通っているということは、脱毛による熱によって血が温められて肌も赤くなりやすくなります。顔は紫外線を浴びやすいので、脱毛後は紫外線対策を十分に行い肌トラブルを防ぎましょう。

また、長いマスク生活で顔の毛嚢炎になりやすい人が増えています。マスク生活は解除されつつありますが、マスク生活に慣れてしまい外せない人や仕事上つける必要がある人もいますよね。

マスクをつけるとどうしても蒸れやすくなるため、雑菌が繁殖しやすくなります。定期的に拭き取ったり清潔を保つようにしたりして毛嚢炎にならないように気をつけましょう。

ワキ

ワキも太くて濃い毛根が密集していて、近くにはリンパもあり太い血管が通っています。ワキ脱毛はリーズナブルで手軽に行える場所なので脱毛する人も多いですよね。

血管が多い部位なので脱毛器の熱によって赤みが出やすい部分になるので気をつけましょう。

肌トラブルに市販薬は塗っていい?

肌トラブルになった時は自己判断せずにクリニックを受診するのが一番ですが、なかなか難しい人もいますよね。市販薬で対処できる場合もあるので紹介します。

  • ステロイド軟膏:抗炎症作用、かゆみの抑制等の効果が期待できる
  • オロナイン軟膏:あかぎれ、しもやけ、にきび等の効果が期待できる

ステロイド軟膏はクリニックでも処方されますが、市販薬としても購入可能です。上記のような効果がありますが、副作用として皮膚の萎縮、患部の紅潮、ニキビ、かぶれ等になることも。

オロナイン軟膏は副作用もないのでとりあえず塗ってみてもいいかもしれません。

ステロイド軟膏

肌トラブルを起こして皮膚科などのクリニックを受診すると処方されることが多いのがステロイド軟膏です。ステロイドとは副腎皮質ホルモンの1つで様々な効果が期待できます。

市販薬でも購入できますが、クリニックなどで処方される軟膏よりも成分が薄いことが多いです。

ステロイド軟膏の作用は以下の4種類となります。

  • 抗炎症
  • 免疫抑制
  • 血管収縮
  • 細胞増殖抑制

ステロイド軟膏を他の部位に使用しない

ステロイド軟膏の吸収率は塗る部位によって変わってきます。デリケートゾーンや顔などの皮膚が薄い部分は吸収率が高く、足や腕の吸収率は低いです。

例えば、腕の赤みに対して処方されたステロイド軟膏を顔やデリケートゾーンに使用してしまうと効果が強く、副作用が出てしまう可能性も。

保湿剤と併用しない

ステロイド軟膏と保湿剤を併用することで吸収率がアップすることも。化粧水やクリームなどと同時にステロイド軟膏を使用するのは避けましょう。

ステロイド軟膏の副作用には主に以下のものがあります。

  • 多毛
  • ニキビ
  • かぶれ
  • 皮膚の萎縮
  • 皮膚の感染症の悪化
  • 毛細血管拡張による紅潮(顔に起こりやすい)

用法用量を守る

ステロイドを使用する場合は用法用量を守って使用しましょう。いろんなところに効くからと、闇雲に塗ってしまうと副作用に悩まされてしまう可能性も。

また、ステロイドは怖いものと思っている人もいるかもしれませんが、しっかり用法用量を守れば怖いものではありません。

市販薬でも手に入りますが、心配な人やクリニックに行ける人はしっかり医師に診察してもらって、ステロイド軟膏を処方してもらうといいでしょう。

オロナイン軟膏

1度使用したことがある人も多いのではないでしょうか。肌トラブルを起こした場合に万能に使用できる薬です。

軽いやけどに効果があるので、脱毛後の肌トラブルにも効果が期待できます。また、消毒作用もあるので、毛嚢炎になった場合患部に使用することもできます。

脱毛後の肌トラブルを防ぐには

毛嚢炎とニキビの違い

脱毛後にある程度対策をとることで肌トラブルを防ぐことができます。少しでもリスクを減らすために試してみましょう。

保湿

脱毛後はしっかり保湿しましょう。デリケートな状態になるので、可能であれば敏感肌用のものを使用すると肌に優しく保湿できます。

紫外線対策

脱毛後は特にデリケートになっているため、脱毛した肌に日焼けしてしまうと肌トラブルがひどくなってしまいます。また、脱毛中は日焼けしてしまうと脱毛できない場合もあるので十分に日焼け対策をしましょう。

湯船につからない

脱毛当日は体を温めてはいけないため、シャワーだけにとどめて湯船にはつからないようにしましましょう。脱毛後はやけどに近いような状態になるので、体を温めると肌トラブルを招くこともあります。

刺激を与えない

脱毛した肌にはできるだけ刺激を与えないようにしましょう。ちょっとひっかいてしまっただけでも、普段とは違いダメージを受けやすいため肌トラブルになることもあります。

体調管理に気をつける

いくらいろいろな対策をしても、普段の体調管理を怠ってしまうと肌トラブルを招いてしまうことも。栄養管理をしたり、睡眠を十分にとることで多少の肌トラブルならすぐに解消できるかもしれません。

参考 脱毛後におこる肌トラブル 炎症をおこす理由と対処法datsumo

まとめ

脱毛後の赤いブツブツについて紹介してきました。まとめると以下のようになります。

  • 脱毛後に起こる肌トラブルは毛嚢炎ややけど、乾燥などさまざまある
  • 肌トラブルは保湿や冷却でふせぐことができる
  • 医療脱毛は毛根のダメージが強いため毛嚢炎になりやすい
  • 肌トラブルをおこしやすいのは、VIO・顔・ワキの部分
  • 肌トラブルには市販薬のステロイド軟膏やオロナイン軟膏を使用できる
  • 肌トラブルは紫外線対策や湯船につからない、刺激を与えないことで防ぐことができる

せっかく脱毛してきれいな肌を目指していても、赤いブツブツができたりやけどしてしまうと残念ですよね。その上、色素沈着などの痕が残ってしまったらずっと気になってしまいます。

対策をとることで肌トラブルを防ぐことができるし、もしトラブルが起きても対応すればすぐ改善できることも。

肌トラブルになっても慌てず適切に対処することで、きれいな肌を手に入れましょう。

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