最近周りの人も脱毛している人が増えてきています。
自分もせっかくならをしようと考えている人も多いのではないでしょうか。
そもそも医療脱毛ってどのくらい通わないといけないのか、美容脱毛より回数少ないって聞くけど実際どのくらいなのと疑問に思っている人もいますよね。
医療脱毛といっても1回で終わるわけではなく、複数回通う必要がありますし、部位によってもかかる回数や期間も変わってきます。
それぞれの部位ごとの目安も記載しているので、参考にしてみてください。
医療脱毛ってどういうもの?
医療脱毛とは?
そもそも医療脱毛ってよく聞くけどどういうものなのという人もいらっしゃいますよね。
医療脱毛というのは、レーザーを使った脱毛方法で毛を成長させる「毛母細胞」を破壊することで永久に毛を生えてこなくさせる脱毛のことです。
レーザーを使った脱毛行為は専門の医師のいる脱毛クリニックや美容クリニックでしか行えないのです。
レーザ―は肌へのダメージが光脱毛に比べて大きいですが、専門医が在駐しているので何かあっても安心なのが特徴です。
脱毛サロンとはどういう違いがあるの?
脱毛サロンで行われる脱毛は光脱毛と呼ばれ、医療脱毛と比べて肌のトラブルが起きにくいことが特徴です。
医療脱毛と脱毛サロンの大きな違いは何かというとそれはずばり期間と回数です。
医療脱毛の方が痛みが強く肌への刺激が大きい分、脱毛の効果が出るのも早いので脱毛サロンに比べて通う回数や期間が短くなります。
誰だって通う回数や期間が短い方がいいと思うと思いますが、脱毛が何回くらいが目安かをご紹介します。
医療脱毛と毛周期の関係とは
通う回数や期間が短いと言われる医療脱毛ですが、毛の濃さや量にもよりますが、通う目安は何と関係しているのでしょうか。
医療脱毛は1回で完了できないのか
脱毛しようと考えたときによく医療脱毛は痛いって聞いたことありませんか。
刺激の感じ方には個人の差がありますが、医療脱毛は照射の出力が強い分、施術中に強い刺激を感じることが多いそうです。
痛みがあるなら1回では終わってくれないかなと思いますよね。
結論から言うと、どんなに優秀で最新鋭の脱毛でも1回では終わらすことはできません。
その理由には、脱毛回数と毛の周期との関係があるのです。
脱毛回数は毛周期と関係あり!
毛には成長期・退行期、休止期という3つのサイクルがあります。
この3つのサイクルを一定期間繰り返すことで毛が生え変わります。
生え変わりのサイクルのことを「毛周期」と呼びます。
脱毛では毛の黒部分に反応してレーザーを照射します。
この黒い部分というのが、髪の毛を黒くしてくれている黒い色素であるメラニンです。
メラニンが多く含まれているのが成長期の毛になります。
成長期というのは、毛を作るために細胞と毛が密着している状態であり、レーザーは成長期の毛根に作用します。
つまり、レーザー脱毛(医療脱毛)というのはメラニンに反応してレーザーを照射することで細胞を破壊することで毛が生えなくなる仕組みなのです。
成長期の毛というのは全体の20%しかなく、人間の体毛は500万本あると言われており、10~12ヶ月かけて入れ替わり立ち替わり生え変わっています。
1回の施術で成長期の毛に照射することができるのは多くとも全体の20%となります。
全部の毛に照射すると考えると単純に計算したとしても20%×5回=100%となるので、最低5回の施術が必要になってきます。
さらに、毛周期やサイクルは部位によって違い、顔の毛周期は1~2ヶ月、腕の毛周期は3~4ヶ月の間隔と一般的には言われます。
よって、最低2~3ヶ月の間隔を空けて定期的に施術を受けることで効果的に成長期の毛へレーザーを照射することができます。
また、それぞれの部位の毛周期の違いから、1回の施術で成長期の毛にどれだけ照射できるのかが異なるため、仕上がりに部位ごとで差がでてきてしまうのです。
部位ごとで毛周期が違うので通う回数の目安も変わってくるので、続いては医療脱毛のだいたいの目安と部位ごとの目安をご紹介します。
医療脱毛の目安はどのくらい?
皆さん、脱毛の目標ってありますか。
自己処理が楽になるまででしょうか、それとも自己処理不要なツルツル肌でしょうか。
せっかく高いお金を払って脱毛をするなら、憧れの自己処理が必要ないツルツルな肌がいいですよね。
一般的に医療脱毛は始めてから自己処理が楽になるまで5回以上、自己処理が不要になるまでが8〜10回以上が目安と言われています。
これはあくまで目安なので、部位によって違いますし、実際は毛量や毛質によっても通う期間や回数は変わってきます。
周りでも医療脱毛を受けた人たちは10回くらいと答える人も多いので、平均するとこのくらいの回数になるのだと思います。
それぞれの部位ごとでかかる目安がどのくらいなのか見てみましょう。
部位ごとの目安と特徴
部位ごとで帰還や回数が変わってくるのは分かったけど、実際の目安がどのくらいか知りたいですよね。
ここでは部位ごとの目安と理由もあわせてご紹介します。
顔やうなじ
顔やうなじは8回以上で自己処理が不要になり、10回以上でツルツルになります。
顔やうなじは平均より少しかかるのが特徴です。
なぜなら顔やうなじの毛は色が薄く細い産毛がほとんどだからです。
メラニンが少ないことでレーザーの反応が薄くなってしまうため、脱毛の効果を実感するまでには施術回数が必要になります。
色素に反応するわけではない脱毛方法である蓄熱式の脱毛機だと、毛の色素の薄い顔やうなじでも効果を実感しやすいと言われています。
顔やうなじは色素が薄い産毛なため通う回数が多くなるのがポイントです。
脚や腕
脚や腕は半袖やスカート、短パンを入ったとき目に入りやすく、ムダ毛も多い部位になります。
ムダ毛が多い分、程よい太さと濃さなのでレーザーに反応しやすく脱毛の効果を実感しやすいのも脚や腕の特徴です。
痛みもあまり強くないので照射レベルを下げずに強い照射レベルでもスムーズに施術を進めることができます。
腕や脚の通う目安は5回程度で十分に自己処理が楽になり、8回程度で自己処理は不要になりツルツルになるでしょう。
目に見えて気になるところだからこそ照射レベルを下げなくてもよく、回数もそこまで重ねなくてもサクッと脱毛を終えられるのは良いですね。
背中やお腹
背中やお腹の毛は色素はあまり濃くはありませんが、顔ほどは薄くはないので、腕やワキと同じくらいの5〜8回程で完了することが多いです。
ただし、ファッションで肌を露出する人や水着を着るためにきちんと脱毛したい人は8回以上通うことをおおすすめします。
ワキ
ノースリーブを着たり、半袖を着て腕を上げると気になるのがワキですよね。
ワキの毛は比較的太くて濃い毛が密集しており医療脱毛の効果を感じやすいです。
5回でも自己処理がかなり楽になり、ツルツルを目指したい人は8回以上がおすすめの目安となります。
また、長期によるカミソリでの自己処理で黒ずみがあると、医療脱毛が難しい場合もあるのでしっかりカウンセリングをしましょう。
ワキはレーザーがよく反応する反面、痛みを感じやすい部位でもあるため、照射レベルを下げないといけなくなり通う回数も伸びてしまう可能性もあります。
痛みが心配という人は、麻酔を使用して施術してくれるクリニックもあるので、事前に調べておくといいかもしれません。
Vライン
最近人気があり増加傾向のあるVラインですが、毛が太く色素が濃いので医療脱毛の効果を実感しやすいと部位の一つです。
毛の密度や濃さ、色などは個人差も大きいですが、平均8〜10回程度で完了しているようです。
Vラインは希望の形をヒアリングしての脱毛となるので、形によっては回数が前後します。
ナチュラルな逆三角形に整える程度であれば、5階程度で終わることも多いですが、無毛のハイジニーナであれば8〜10回以上が目安となります。
Vラインを脱毛する前は、形もある程度考えて行くと良いかもしれませんね。
I・Oライン
I・Oラインは、比較的太くて濃い毛が生えやすいですが、毛周期が長いためすべての毛にレーザーを当てるには時間がかかってしまう可能性があります。
必要な回数としては、自己処理が不要となるのが8〜10回程度で、ツルツルを目指すのであれば10回以上となります。
今までご紹介した中で1番回数が多い部位ですね。
また、I・Oラインはデリケートな部分な上、黒ずみやすいので痛みを感じやすい人が多いと言われます。
麻酔を使ったり、照射レベルを下げたりして痛みを抑えながら施術することもあるので、I・Oラインを施術する場合は医師としっかり相談しながら進めましょう。
脱毛の効果を高める方法
それぞれの部位で通わないといけない回数の目安は分かったと思います。
脱毛効果を上げて目安通りに脱毛を終えるために気をつけて欲しいポイント4つご紹介します。
脱毛を効率よくすすめるために、以下のポイントを踏まえて脱毛しましょう。
ポイント① 毛周期に合わせて通院できるスケジュールを確保
まず、大事なのが毛周期に合わせて脱毛をすることです。
脱毛レーザーと毛周期の関係はご説明しましたが、脱毛の効果を期待できるのは成長期の毛のみです。
退行期や休止期の毛はメラニンの色素が薄く、毛の黒い色に反応するレーザーにとってはあまり効果が得られないのです。
毛周期は体質等の個人の差や部位によっても変わってきますが、平均すると2〜3ヶ月くらいのサイクルで生え変わっていると言われます。
間隔が短すぎても長すぎても毛周期のタイミングがずれてしまい効果が得られなくなってしまいます。
なので、毛周期にあわせて大体2〜3ヶ月に1回計画的にクリニックに通うようにスケジュールをあけましょう。
スケジュールに遅れが出ないように予約の取りやすいクリニック選んだり、脱毛する人が多く予約が取りづらくなると言われる夏を避けるといった工夫をすると良いかもしれません。
ポイント②肌荒れや日焼け対策はしっかりと
日焼けは肌が火傷してしまっている状態ですし、肌荒れは肌が敏感になっている状態です。
肌のコンディションが悪い状態だと、リスクを回避するためにレーザーの出力を下げて照射しなければなりません。
レーザーの出力を下げるということはその分脱毛効果の低下にも繋がってしまいますし、程度にもよりますがあまりにも酷いと施術すら受けられない可能性も出てきます。
施術が中断してしまうとその分遅れも出てきて、毛周期のタイミングで通っていてもタイミングが狂ってしまいます。
施術後は肌が敏感になっているので、しっかり保湿を中心としたスキンケアをすることで肌荒れを防止することにも繋がります。
外出時は日焼けしないように日焼け止めや日傘やアームカバーといった日焼け対策をしっかり行ったり、肌荒れしないようにスキンケアの徹底を行うといいでしょう。
脱毛当日や脱毛後の日焼け止めには少し注意も必要なので事前に確認しておくといいかもしれません。
ポイント③脱毛前のシェービングは安全なものを
クリニックやサロンで脱毛を受ける場合は、前日に生えている毛を自己処理して施術を迎える必要があります。
クリニックやサロンでも説明があるかもしれませんが、自己処理する場合は肌に優しい電気シェーバーを使うといいです。
電気シェーバーは刃先が直接肌に触れにくいので、カミソリで自己処理するよりカミソリ負けを防ぐことができます。
自己処理だと、除毛クリームや毛抜き、ワックスも考えられると思いますが脱毛前はこれらは不向きと言えます。
除毛クリームは肌への刺激が強く負担が大きくなるので、肌荒れの原因になってしまいポイント②で説明したように効果が思ったように出ない可能性が出てきます。
毛抜きやワックスはレーザーが反応するメラニン色素を根こそぎとってしまうので、脱毛の効果が得られなくなってしまいます。
また、脱毛前日の自己処理だけではなく脱毛中の毛抜きの処理は、出血や毛嚢炎などの、肌のトラブルを招き毛周期の乱れにつながってしまったりするので気をつけましょう。
ポイント④ レーザーの種類と相性はカウンセリングで確認する
レーザには様々な種類があります。
種類によって剛毛に効果があるものや産毛に効果がある等の向き不向きの特徴があります。
毛質や部位に合うレーザーを選択することで、効果的に脱毛を進めることができます。
脱毛機には、レーザーの種類以外にも、熱破壊式と蓄熱式の2つの照射方法があります。
- 破壊式とは:出力の高いレーザーを照射することができるので剛毛に効果的。
- 蓄熱式とは:出力が低いレーザーを連続照射することができ、産毛等の色素の薄い部位でも高い効果を発揮する。
これらの種類や照射方法を自分の肌質や毛質、部位ごとに選ぶことで脱毛の効果をしっかり得ることができます。
クリニックによっては、一人ひとりの状態にあわせて、複数のレーザーや脱毛機を使い分けるというところもあるみたいです。
肌が弱い方や心配な人はそういったクリニックを選ぶと良いかもしれませんね。
医療脱毛の目安には毛周期をしっかり守ることが大切
医療脱毛とはどういうものかという話から始まり、それぞれの目安や効果をきちんと得るためにはどうしたらいいのかということをご紹介しました。
医療脱毛の目安のポイントは以下です。
- 毛周期の「成長期」の毛にレーザーは反応する
- 毛周期である2〜3ヶ月ごとに通う必要がある
- 医療脱毛の目安は自己処理が楽になるのが5〜8回以上、ツルツルで自己処理が不要になるのが8〜10回以上
- 部位によって期間は変わる
- 脱毛の効果をしっかり得るためには、毛周期に合わせる、自己処理の方法は気をつける、肌荒れ日焼け対策をする、種類や照射方法を確認する
医療脱毛の目安とそれぞれ脱毛する部位の特徴が分かった上で、計画的に脱毛を進めましょう。
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